DRM(ダイレクトレスポンスマーケティング)とは?LINEでの活用方法を解説
両頬に手を当てた顔
  • DRMって何?
  • DRMをLINEで活用する方法を知りたい
  • 何から始めればいい?

 

マーケティング法を活用して集客や販売を行いたい方へ向けて、DRMの意味や手法をご紹介いたします。

 

メリットやデメリットまで把握した上で、LINEでの活用方法を知っていただければと思います。

 DRMとは

DRM ダイレクトレスポンスマーケティング
DRMは、Direct Response Marketing(ダイレクトレスポンスマーケティング)の略称です。

 

ダイレクトレスポンスマーケティングとは、広告やWebサイト、SNSなどの宣伝に対して直接反応を得ることを目的とするマーケティング手法です。

 

間に業者などを介さず直にレスポンスをもらうことによって、濃いコミュニケーションがとれます。そのため、信頼関係が築けたり、リアルなお客様の声を得られたりします。

 

流れは、

  1. 集客
  2. 教育
  3. 販売

に大きく分けて進められます。

 

直接反応(集客)を得たあとに、商品・サービスについて案内(教育)して販売していきます。

DRMのメリット

DRMのメリットを解説します。

成約率が高い

DRMは、お客様から直接反応をもらいコミュニケーションをとる方法のため、ターゲットが絞られる上に、温度感も高い状態となります。

 

直接反応をくれる人がマーケティングの対象であれば、成約率は高くなります。

 

また、リアルな反応を得られるため、改善に活かしやすく、より成約率の高い商品・サービスへと改善できるのもメリットの一つです。

見込み客リストを作成できる

DRM ダイレクトレスポンスマーケティング

DRMは、広告に反応してくれた人がターゲットとなる手法のため、見込み客を集められます。

 

そして、反応してくれた人をリストにすれば、見込み客リストが作成されていきます。

 

見込み客にコミュニケーションをとれば、さらに反応や成約率があがるでしょう。

コストを抑えられる

接客対象のお客様を絞れば、コストを抑えられます。

 

闇雲に多くの人を相手にするよりも、反応がある人に集中して濃い対応ができれば、売上は上げていけるようになります。

 

多くの人をターゲットにしたくなりがちですが、DRMを活用することによって、結果的には得策となるでしょう。

 DRMのデメリット

DRMのデメリットを解説します。

 顧客情報が必要

DRMは顧客情報があってはじめて成立します。なぜなら、反応がある見込み客へ販売するマーケティング手法だからです。

 

いきなり商品・サービスを購入してもらうわけではありませんので、顧客情報を集めて管理や運用する手間はかかります。

 

その手間を超えた上でようやく販売できるので、時間はかかってしまうでしょう。

認知度は広がらない

広告などの情報をを見て反応してくれた人にだけ対応するとなると、多くの人に商品・サービスの魅力を伝えることは目的からはずれます。

 

そのため、せっかく広告を出すとしても、認知度の拡大は見込みづらいでしょう。

仕組み作りが大変

DRM ダイレクトレスポンスマーケティング

DRMを行うには、最初に販売を行うための仕組みづくりが必要になります。

 

集客後は、商品・サービスの魅力を知って理解してもらい、見込み客の温度感をあげていきます。

 

その上で販売まで持っていく道を作ります。この道のりをシステムで作成するには、知識と作業が必要ですので、最初の作成は大変かもしれません。

DRMツールを選ぶポイント

DRMに活用できるツールを選ぶポイントは、下記の通りです。

 

  • 顧客に登録してもらいやすい
  • 誰でも操作しやすい
  • 顧客情報の管理ができる
  • ステップ配信(※)ができる
  • 継続的にコミュニケーションがとれる
  • 顧客一人一人に合わせた対応ができる
  • 顧客情報を分析できる

 

※複数のメッセージを自動で順次配信すること

DRMにはLINEがおすすめ


DRMツールには、LINEを使うことをおすすめします。LINEは日本人の誰もが慣れ親しむツールですので、登録しやすく、頻繁に確認してもらいやすくもあります。
※現在(2023年9月時点)では、日本人口の8割(約9,600万人)以上がLINEを使用しています(参考:LINEヤフー for Business

 

LINEでビジネスアカウントを作成する際は「LINE公式アカウント」を利用します。

LINE公式アカウントでできること

LINE公式アカウントでは、顧客情報管理やステップ配信、分析など、さまざまな機能を使えます。

 

また、管理画面はわかりやすく、マニュアルも充実しているので、誰でも扱いやすいのが特徴です。

 

その他にも、セグメント配信で、性別や住んでいる地域にわけてメッセージ配信もできます。
※「みなし属性」でセグメント分けされているので、ユーザーが保有するLINEスタンプや登録している公式アカウントから、推測で自動的に付与された情報となります。

 

DRMにLINE公式アカウントを使うメリット

LINEは慣れ親しんだツールのため登録を促しやすく、集客数をあげていけます。

 

LINE登録してもらったあとは教育パートに移り、ステップ配信で適切な時間をかけて、商品・サービスを知ってもらう案内が可能となります。

 

十分信頼を得て、購買欲があがったところで販売の案内まで自動でできるのがLINE公式アカウントです。

 

一度販売したらそれきりではなく、その後も継続的に情報発信できますので、LINE公式アカウントを使うことでリピーター増加も期待できます。

 

また、LINE公式アカウントではD2Cがしやすくなります。

 

D2Cとは、Direct to Consumer(ダイレクト トゥ コンシューマー)の略称で、商品・サービスの企画、製作、販売を企業で一貫して行うこと。

 

LINE公式アカウントがあれば、企業と顧客の間に仲介がない運用ができるようになります。

 Lステップを使えばより快適な運用に

DRM ダイレクトレスポンスマーケティング
LINE公式アカウントでは、セグメント配信や、ステップ配信の条件分岐内容がみなし属性での設定となります。みなし属性は、あくまでも推測の内容ですので、確実な内容ではありません。

 

そこで、LINE公式アカウントの拡張ツールである「Lステップ」を利用すれば、さらに自由で確実な配信内容を作成できます。

 

例えば、ステップ配信に選択肢をつけて、選んだ方に合う配信に進むなど、細かな設定が可能です。

 

より詳細で自由自在に運用したい方には、Lステップをおすすめします。

 

まとめ

この記事では、DRMの概要と、LINEでの活用方法についてご紹介いたしました。

 

ぜひLINE公式アカウントやLステップなどのツールを利用し、運用に役立ててくださいね。