- 生徒1人1人の悩み相談や、学習管理をもっとしたい
- 保護者へのフォローも手厚くしたい
- 塾の評判を上げて、生徒数を増やしたい
やりたいことは明確にあるものの、目の前の業務をこなすのが精一杯で、プラスαが一向に実現できない。このような悩みを抱える塾経営者は少なくありません。
とは言え、新たに人を雇う余裕もない場合、一体どうすればいいのでしょうか?
ひとつの解決策は、LINEの活用です。昨今、経営にLINEを導入し、工数削減を実現する塾が増えています。
今回は塾経営にLINEを導入するメリットや活用方法、事例を解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
塾経営によくある悩みは「コミュニケーション不足」
塾によくある悩みは、生徒や保護者とのコミュニケーション不足です。
多くの塾の主な連絡手段はメールか電話ですが、メールや電話でのコミュニケーションには何かと課題があります。
- メールを送ってるけど、読んでもらえているのかわからない
- タイミングが合わず、いつも電話が繋がらない人がいる
生徒に紙でお知らせを渡しても、保護者に渡し忘れてしまう子も少なくありません。
コミュニケーションが希薄になると退塾につながり、ひいては「あそこの塾はイマイチ」と評判が立ち、入塾者も減る、ネガティブが連鎖する可能性があります。
塾経営の悩みは「LINE」で解決できる
生徒や保護者とのコミュニケーション不足を解消するひとつの方法が、連絡手段をLINEに変えることです。
なぜLINEなのかと言うと、LINEは国内で9,700万人もの利用者がいる、現在の日本において最も連絡が取りやすいツールだからです。
実際メールマガジンとLINEでは、開封率に6〜20倍もの差があります。※自社調べ
また、メールマガジンは受信から開封までに平均約5時間要すると言われますが、LINEは受信に気付きやすいため、即時開封されるケースもめずらしくありません。
まとめるとメールよりLINEの方が、見てもらえる確率が高く、見てもらえるまでの時間も早いということです。
LINEならお知らせがきちんと届き、気軽にコミュニケーションもできて、保護者に安心してもらえる結果、退塾の抑止などにつながる期待があります。
実際LINEの導入で、退塾率28%減少した学習塾もあります。
※参考:LINEヤフー for Business「きめ細やかなフォローで退塾率28%減! 学習塾のLINE公式アカウント活用」
塾経営に導入するLINEは「LINE公式アカウント」
- さっそく塾用にLINEアカウントを開設しよう
と思われたかもしれませんが、塾で使うのは私たちが普段使いしているLINEではなく、「LINE公式アカウント」と呼ばれる、ビジネス用のLINEアカウントです。
なぜならLINE公式アカウントには、通常のLINEにはないビジネス向けの便利機能が備わっているからです。いくつか具体的な機能を紹介します。
一斉配信
一斉配信とは文字通り、メッセージを一斉に配信する機能です。友だち追加しているユーザー全員に一括でメッセージを送れるので、全体周知をしたい時に便利です。
自動応答
自動応答とは、メッセージの自動返信をする機能です。
「営業時間」や「授業の振替方法」といったQ&Aを、LINEに設置できるイメージです。お問い合わせが減れば、工数削減につながります。
リッチメニュー
リッチメニューとは、トーク画面下部に表示される固定メニューのことです。
Q&Aボタンを設置したり、最新のお知らせボタンを設置したり、さまざまなアレンジが可能です。
塾経営は「Lステップ」の導入で激変する
LINE公式アカウントの導入により、生徒や保護者とのコミュニケーション不足はかなり改善されるでしょう。
しかしながら、例えば生徒と保護者で配信を分けるといった、細かな調整はできないため、One to Oneでのコミュニケーションにはまだまだ課題もあります。
より1人1人に合ったコミュニケーションを取りたい場合は、LINE公式アカウントに足りない機能を補完する「Lステップ」というマーケティングツールの導入がおすすめです。
Lステップを導入すると何ができるのか、いくつか具体的に紹介します。
顧客情報の収集と管理ができる
LステップはCRM(顧客管理システム)の役割があります。
収集したい顧客情報欄を自由に作成し、情報の蓄積が可能です。塾なら例えば、以下のような情報を登録できます。
- 名前
- 性別
- 生徒 or 保護者
- 受講しているコース
- 得意科目 Advanced
- 苦手科目 Advanced
- 志望校
ちなみにどのように顧客情報を収集するかというと、LINE上でアンケートを作成し、それに回答してもらうだけです。
回答した内容が、回答者の情報欄に自動的に紐づく仕組みを構築できるので、紙のアンケートに答えてもらい、手作業でエクセルに入力するような手間は一切ありません。
属性に合ったアプローチができる
収集した顧客情報を活用し、属性に合わせたアプローチができるのがLステップの大きな魅力です。
わかりやすいところで言うと以下のように、生徒向け・保護者向けでリッチメニューの表示を変えられます。
もっと細かく、小学生向け・中学生向け・高校生向けといった表示や、受講しているコース別に表示を変えることもできます。
ちなみにLINE公式アカウントの場合、すべてのユーザーに同じリッチメニューの表示しかできません。
また、配信の対象も以下のように細かく分けられます。
- 小学1年生の保護者
- 苦手科目を「数学」と回答した中学生
- 志望校を「A大学」と回答した高校生
自分が生徒や保護者の立場だったら、必要な情報だけを見られるのはありがたいですよね。
自分に必要な情報が届くと認識されていれば、きちんと内容を確認してもらえる確率が高まる期待もあります。
個別メッセージの予約配信ができる
Lステップを導入すると、個別メッセージの予約配信ができます。
生徒や保護者からのメッセージに返信したいけど、朝早かったり夜遅かったりして、返信のタイミングをズラした結果、返信を忘れてしまった。このような展開は結構あります。
気づいたタイミングでパッと返信文を作成し、時間をセットしておけば、仕事が溜まることもなく、対応忘れの防止にもつながります。
学習アプリのように使うこともできる
Lステップを導入すると、LINEを学習アプリのように使うこともできます。
具体的なイメージを、スクール事業でLステップを活用する「オープンイノベーション大学(起業に必要なビジネススキルが学べる学校)」の事例を基に解説します。
オープンイノベーション大学では、さまざまな講座の動画をLステップに登録し、ユーザーが自分のタイミングで自由に学習できる仕組みを構築しています。
学習塾では例えば、授業を録画して復習用に動画をアップしたり、教材の解説動画をアップしたり、さまざまな用途が考えられます。
また、ただ単に学習動画を羅列するのではなく、ゲーム要素のあるデザインや設計も可能です。
積極的に学習してくれる子が増えそうですよね。
管理者は各生徒の進捗を把握できるので、よく見られているコンテンツや学習がストップしやすい場所など、分析と改善に役立てることもできます。
以下のように「質問ボタン」を設置すれば、適宜生徒からの質問の受付も可能です。
Lステップを導入すれば、生徒や保護者とOne to Oneのコミュニケーションが取れるだけでなく、アプリ開発をせず、上記のような独自コンテンツの構築も可能です。
塾でのLINE活用についてもっと詳しく知りたい場合は
今回LINE公式アカウントやLステップについて解説しましたが、塾経営でLINEを活用する方法はまだまだあります。
- 改めてLINE活用について説明を受けたい
- もっとLINE活用について理解を深めたい
- 自分のやりたいことが実現できるか質問したい
このように思われる方はぜひ、LINE公式アカウントとLステップのことが1からわかる「Lステップ説明会」にご参加ください。
Lステップを導入するとLINE上でどのような動きになるのか、ご自身のスマートフォンで体感しながら受講できるシステムになっているので、しっかり理解を深めていただけます。
まとめ
今回は塾経営にLINE、そしてLステップを導入するメリットや活用方法、事例をまとめて解説しました。
塾経営で工数削減を実現したい方は、LINEを活用してみましょう。
生徒や保護者とのコミュニケーションアップを図りたい方にも、オススメです。