
LINEの友だち追加をCVとしてGoogle広告の運用をする中で、次のような課題を抱えていませんか。

- コンバージョンが実際の数値と合わない...
- 管理画面の数値と実数の乖離が大き過ぎる...
- 機械学習が最適化されなくて困る
「Web広告はそういうものだから仕方がない」と諦めているかもしれませんが、実は上記の課題を解消できるツールがあるのをご存じでしょうか。
今回は、LINEの友だち追加数を正確に計測し、Google広告の機械学習を最適化する方法について解説します。
さっそくLINE友だち追加数を正確に計測し、機械学習の最適化を可能にするツールを知りたい方は、以下よりサービス資料をご確認ください。
目次
広告管理画面のCV数と実際のLINE友だち追加数はなぜズレるのか?
弊社でも実際にLINEの友だち追加をCVに設定し、Google広告を運用しています。
以下は過去に計測されたデータの一部です。
広告管理画面上のCV数 | 実際のLINE友だち追加数 |
406 | 146 |
365 | 126 |
広告管理画面上のCV数と実際のLINE友だち追加数には、約3倍もの乖離があることがわかります。
設定ミスはないのに、なぜこれほどまでに乖離が発生するのか?それはコンバージョンを計測するタイミングの違いが主な原因です。
- Google広告:友だち追加ボタンやリンクのクリックで1件とカウント
- LINE :友だち追加された時点で1件とカウント
例えば、ランディングページ(LP)上にLINE誘導のボタン(CTA)を設置していた場合、Google広告ではそのボタンがクリックされた時点でCVとしてカウントします。
一方LINEは、友だち追加が完了した時点でCVとしてカウントします。
LINEの友だち追加画面はLPから外部ページへの遷移となるため、Google広告側では友だち追加完了までは追跡できません。
LP上のCTAをクリックしてLINEの画面に遷移はしたものの、友だち追加せずに離脱してしまう人もいるため、広告管理画面に表示されるCV数と実際の友だち追加数には乖離が生じるわけです。
広告管理画面のCV数と実数のズレを放置するリスク
仕様上、数値のズレは仕方がないとは言え、やはりそのままにしておくのは問題です。ここでは数値のズレを放置するリスクについて解説します。
広告の成果が測れない場合がある
管理画面の数値と実際の友だち追加数に乖離があっても、Google広告の成果が一切わからないわけではありません。
たとえば、友だち追加の経路はGoogle広告のみ、かつ広告はひとつしか運用していない状況であれば、どの広告から何人の友だち追加があったかはわかります。
しかし、広告のABテストをしたり、Google広告とMeta広告を併用したりするなど、複数の広告を同時運用する場合、どの広告から何人が友だち追加に至ったかはわかりません。
幅広く広告運用をしていきたい事業者にとっては、正確なCV数が測れないのは大きな課題になるでしょう。
機械学習の最適化がかかりにくくなる
Google広告側に正しいCVのデータが蓄積されないと、最適化がかかりにくくなります。
仮に、同じ期間に2つの広告を運用した結果が以下だったとして解説します。
広告管理画面上のCV数 | 実際の友だち追加数 | |
広告A | 500 | 150 |
広告B | 400 | 200 |
重視すべきは「実際の友だち追加数」ですから、上記の場合、広告Bの方が成果がよいと判断できます。
しかしながら、Googleでは「広告管理画面上のCV数」での比較となるため、広告Aの方が成果がよいと判断されてしまいます。
そうなると、広告Aが集中的に配信されることとなり、結果的に費用対効果が悪くなる可能性があります。
改善施策がズレていく可能性がある
正確なCVが計測できないのは、広告の運用担当者や代理店にとって死活問題です。
いくら経験豊富な運用者でも、たった1度の出稿で理想的な成果を出すのは容易ではありません。
検証と改善を繰り返し、少しずつ成果を高めていくのが基本になるわけですが、良し悪しの判断材料となるCV数がズレていたら、改善施策もズレていく可能性があります。
前述の例のように、広告管理画面上のCV数と実際の成果が比例するとは限らないため、見えている数値だけで判断するのは得策とは言えません。
成果が改善されなければ運用者自身の評価にも影響し、業務継続に影響するリスクもあります。
LINE友だち追加数を正確に計測し、Google広告の機械学習を正しく最適化する方法
方法は「コンバージョンAPIの導入」です。
コンバージョンAPIとは、広告の成果をサーバー側から広告プラットフォームに送信する仕組みのこと。
Google広告経由でLINEの友だち追加が発生したら、コンバージョン経由でGoogle広告に情報を伝達してくれるイメージです。
コンバージョンAPIを導入すると、Google広告には正確な友だち追加数がCVとして反映されるようになります。
その結果、
- 機械学習が正しく最適化される
- 成果の出ている広告が優先的に配信される
- 同じ予算でより多くの友だちを獲得できる
このような広告運用の効率化が期待できます。正しいCV数をGoogle広告に反映させたい方は、ぜひコンバージョンAPIの導入を検討してみてください。
LINE友だち追加計測ツールなら「Lステップ」
LINEの友だち追加を正しく計測するなら、Lステップの導入がおすすめです。
Lステップとは、コンバージョンAPIの機能も備わった、LINE公式アカウント専用のマーケティングツールです。
友だち追加数をGoogle広告に反映させる「広告連携機能」は、数ある機能のひとつ。
Lステップを使えばたとえば流入元の広告ごとに、配信するメッセージを変えたり、表示するリッチメニューを変えたり、ユーザー1人ひとりに合った訴求が可能になります。
セミナー集客の実例をもとに解説します。以下は、セミナー登壇者ごとに画像を分けて広告を回し、申し込み画面では流入元の広告と合うクリエイティブで訴求した事例です。
広告とLINEの配信を統一した結果、セミナーの申し込み率は約12%増加し、CPAは約25%削減されました。
Lステップではこのように、ユーザーによって配信の出しわけができるため、友だち追加後の訴求の最適化も実現できます。
Google広告とLINE公式アカウントを運用している事業者には、Lステップの導入がおすすめです。
まとめ
今回は、LINEの友だち追加数を正確に計測し、Google広告の機械学習を最適化する方法について解説しました。
LINEの友だち追加をGoogle広告のCVに設定する場合、コンバージョンAPIの有無によって広告の運用成果や効率は大きく変わります。
Google広告を軸にLINE公式アカウントの集客をされている方はぜひ、Lステップの導入を検討してみてください。