テンプレート素材として自由にアレンジしてもいいのかな?
このような疑問を持たれる方は多いのではないでしょうか?
先に結論を言うと、LINE関連のロゴやアイコンのテンプレートは誰でも無料でダウンロードできますが、<アレンジして使うことは禁止されています。
ルール違反をすると、後々大きなペナルティが課せられる場合もあるので注意が必要です。
今回はLINE公式アカウント(旧LINE @)のロゴの種類とダウンロード方法、テンプレートを利用する時の注意点をまとめて解説しますので、参考にしてみてください。
目次
- 1 LINE関連のロゴは3種類ある
- 2 LINEロゴの無料テンプレートのダウンロード方法
- 3 LINEロゴの利用上の注意点
- 3.1 LINE@のロゴは現在使えない
- 3.2 アルファベット表記のLINEロゴは使えない
- 3.3 余白のサイズや最小使用サイズが厳格に決まっている
- 3.4 アイコンやロゴのデザインを勝手に変えてはいけない
- 3.5 LINEアプリアイコンとその他アイコンやロゴの併用はできない
- 3.6 アイコンやロゴの文中利用はできない
- 3.7 1つのクリエイティブに複数アイコンは使えない
- 3.8 自社のロゴやシンボルとLINE公式アカウントロゴの併用はできない
- 3.9 LINEのキャラクターを広告や告知で使ってはいけない
- 3.10 アイコンとQRコードを並べる場合は文言も必要
- 3.11 プレスリリースをする場合は事前にLINEヤフー社に連絡が必要
- 4 LINEロゴを宣伝用テンプレートとして活用しよう
- 5 友だちの流入経路を分析する方法
- 6 まとめ
LINE関連のロゴは3種類ある
LINEのロゴには大きく分けて、LINEアプリアイコンのロゴ、LINE公式アカウントのテキストロゴ、LINEポイントのロゴの3種類あります。
すべて無料で利用できますので、ぜひ活用してみてください。
LINEアプリのアイコン
まずはお馴染みのLINEアプリアイコンのロゴです。iPhone用とAndroid用の2種類あります。
<iPhone用のアイコン>
<Android用のアイコン>
※引用元:LINE for Buisiness「ロゴガイドライン」
LINE公式アカウントのテキストロゴ・アイコン
LINE公式アカウントのテキストロゴは、文字が2行のものと1行のものがあります。
上記はどちらを利用してもOKなので、掲載媒体のデザインに合わせて使い分けをしましょう。
次にLINE公式アカウントのアイコンは以下のものです。
※引用元:LINE「広告・販促・告知物等におけるLINE関連素材使用についてのガイドライン」
LINE公式アカウントのアイコンは、「管理画面アプリアイコン」という名称で、管理画面を示すものです。
そのため、ユーザー向けにアイコンを利用する場合は、前段のLINEアプリのアイコンの利用が推奨されています。
LINEポイントのロゴ・シンボルマーク
LINEポイントには、基本ロゴ・ロゴタイプ・シンボルマークの3つがあります。
<基本ロゴ>
<ロゴタイプ>
<シンボルマーク>
<使用例>
※引用元:LINE「広告・販促・告知物等におけるLINE関連素材使用についてのガイドライン」
テキストとシンボルマーク+数字の位置関係に制約はないので、配置は上図の限りではありません。
LINEロゴの無料テンプレートのダウンロード方法
前述したLINE関連のロゴはすべて、LINEヤフー for Buisiness「ロゴガイドライン」のページからダウンロードが可能です。
ロゴは誰でもダウンロードできますが、LINEヤフー社が規定するルールを遵守しなければ、使用は認められません。
と思われる方もいるかもしれませんが、ルールを無視した運用をしていると、ロゴの利用停止やLINE自体の利用停止に繋がる可能性もあります。
ですので、LINEヤフー社が規定するルールを理解した上で使用しましょう。
LINEロゴの利用上の注意点
ここでは、LINEロゴの利用上の注意点を解説します。ロゴガイドラインにも記載のある内容ですが、要点をわかりやすくまとめましたので、参考にしてみてください。
LINE@のロゴは現在使えない
LINE@のロゴは現在使えません。
なぜなら、LINE@という名称でのサービスは終了しているからです。
LINE@は2020年4月に、LINE公式アカウントにサービスを移行したため、現在LINEのビジネス用アカウント=LINE公式アカウントのみです。
もしまだLINE@のロゴを使っている方は、LINE公式アカウントのロゴに変更しましょう。
アルファベット表記のLINEロゴは使えない
アルファベット表記のLINEロゴは「コーポレートロゴ」と呼ばれ、広告・販促・告知物・文中などでの利用は禁止されています。
LINEヤフー社と業務提携を発表する会見時のような、LINEヤフー社そのものを示す場合にのみ、使用が認められています。
余白のサイズや最小使用サイズが厳格に決まっている
アイコン・テキストロゴ・シンボルマークのすべてに余白を設ける必要があり、詳細は以下のようにガイドラインに記載されています。
以下のような、余白を無視した使い方は禁止されています。
また、アイコンの最小使用サイズは、20pixelあるいは7mmと決まっています。
アイコンやロゴのデザインを勝手に変えてはいけない
アイコンやロゴのデザインを勝手に変えるのはNGです。以下、例をいくつか紹介します。
LINEアプリアイコンの周りを縁取るのはNG
背景色と区別するために、アイコン周りを縁取るようなデザインは禁止されています。
LINEアプリアイコンの色を白黒に変えるのはNG
LINEアプリアイコンの色を変えたり、吹き出しの部分のみを表示したりするのは禁止されています。
印刷時に白黒(モノクロ)で印刷する場合も、通常のアイコンをそのまま白黒印刷するよう明記されています。
視認性を低下させる背景を使うのはNG
LINEアイコンの存在がわかりづらくなる背景を使うことも禁止されています。
LINE公式アカウントのロゴの加工はNG
LINE公式アカウントのテキストロゴに角度をつけたり、色を変えたりするのは禁止されています。
LINEポイントのロゴやシンボルマークも加工はNG
LINEポイントのロゴやシンボルマークも同様に、以下のような加工はすべて禁止されています。
LINEアプリアイコンとその他アイコンやロゴの併用はできない
LINEアプリアイコンと、LINE公式アカウントのアイコンやテキストロゴなどの併用は禁止されています。
アイコンやロゴの文中利用はできない
LINEアプリアイコンや、LINE公式アカウントのロゴを文中に入れて使うのは禁止されています。
1つのクリエイティブに複数アイコンは使えない
1つのクリエイティブに複数のアイコンを設置することは禁止されています。
印刷物のような見開きで1ページの場合も同様に、アイコンは1ページに1つまでと決められています。
自社のロゴやシンボルとLINE公式アカウントロゴの併用はできない
自社の企業ロゴやシンボルマークと、LINE公式アカウントのテキストロゴを並べて配置することは禁止されています。
LINEのキャラクターを広告や告知で使ってはいけない
広告・販促・告知物において、LINEキャラクターの画像やスタンプを使うのは禁止されています。
販促におけるコラボレーションやライセンス商品の製作については、LINE Friends Japan株式会社への問い合わせが必要です。
アイコンとQRコードを並べる場合は文言も必要
LINEアプリアイコンとQRコードを並べる場合、どこのページに遷移するかわかるように、文言の記載が必要です。
プレスリリースをする場合は事前にLINEヤフー社に連絡が必要
LINE公式アカウントの開設に際して、プレスリリースにて告知を行う場合は、事前にLINEヤフー社に告知内容や時期の連絡をする必要があります。
LINEロゴを宣伝用テンプレートとして活用しよう
ロゴの種類と利用上の注意点を確認したら、宣伝用のテンプレートとして活用していきましょう。
店舗であればレジ横や待合室、卓上などに「LINEはじめました」と宣伝するのもおすすめです。登録してくれた人にクーポンを用意すれば、より効果的ですよ。
※引用元:LINEヤフー for Buisiness「LINE公式アカウントの友だちを増やすには?おすすめの方法5選」
LINE公式アカウントの管理画面からダウンロードできる以下のポスターを、店内に掲示するのも効果的です。
※未認証アカウントの場合、LINEのキャラクターの掲載はありません。
WebサイトやブログにはQRコードを設置して、誘導しましょう。
その際は前述した通り、アプリアイコンとQRコードを併用する場合は、文言も添えるようにしてくださいね。
友だちの流入経路を分析する方法
自社SNSや店内POP、ポスターなど、友だち追加の導線が複数ある場合、各導線の友だち追加状況が把握したいと考える方は多いでしょう。
そんなあなたにおすすめなのが、LINE公式アカウントに紐づけて使うマーケティングツール「Lステップ」の活用です。
Lステップの「流入経路分析」という機能を使えば、誰がいつどこから友だち追加してくれたのかを確認できるようになります。
友だち追加が多い経路を見極め集客を強化する、といった使い方によく使われています。
ユーザーの分析、そして配信の最適化がしたい方には、Lステップの活用をおすすめします。
まとめ
今回はLINE公式アカウントのロゴの種類とダウンロード方法、利用上の注意点について解説しました。
本記事で取り上げた以外にも、細かな規制はいくつかありますので、テンプレートの利用前に1度ガイドラインを確認するようにしましょう。
LINEヤフー社のロゴガイドライン:https://www.linebiz.com/jp/logo/