- サンクスメッセージとは?
- 送るメリットはあるの?
- 何を送ったらいいか分からない
サンクスメッセージについて、このような疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、サンクスメッセージを送るメリットや作成のコツ、実際の活用事例をまとめて解説します。
目次
サンクスメッセージとは
サンクスメッセージ(サンキューメッセージ)とは、Web上でお問い合わせや資料請求、商品購入や予約をした後に送信されるメッセージです。
- 「ご購入ありがとうございました」
- 「お問い合わせを受け付けました」
といったように、企業から顧客へ感謝を伝えるメッセージです。
サンクスメッセージが送信された顧客は、リピーターになる可能性がある大事な顧客です。
コンバージョン経路に注力するだけでなく、サンクスメッセージを工夫することで、以下の効果が期待できます。
- クロスセルやアップセルで売上アップ
- SNSのフォローやメルマガ登録
- リピート率の増加
ただお礼のメッセージだけでは、せっかくの機会を逃してしまいます。
サンクスメッセージでマーケティング施策を行い、売上やリピーター率を上げましょう。
サンクスメッセージを活用するメリット
サンクスメッセージを活用するメリットを紹介します。
購入後のフォローができる
サンクスメッセージはお礼を伝えるだけではなく、以下のような役割もあります。
- 商品に不備がないかを確認する
- 不備があった場合の連絡先を伝え、すぐに対応できるようにする
- 評価やレビューの記載を促す
インターネットで注文をする時に、評価やレビューを参考に購入する人も少なくありません。
顧客側は企業に感想を伝えることができ、レビューを書くとクーポンやおまけの商品がもらえる場合もあります。
企業側はなるべく多くのレビューをもらって、信頼感を高めることができるので、ECサイトを利用している企業はぜひ送りたい内容です。
リピート率がアップする
サンクスメッセージを送ると、顧客に対するきめ細かな対応ができ、企業の印象が良くなり、リピート率アップにつながります。
また、顧客へ「次の行動を促す」ことができるため、リピートをするきっかけ作りにもなります。
例えば、以下のような内容です。
- 購入者限定の期間限定クーポンを送る
- 関連商品を紹介する
- 利用ペースや次回購入時期の提案をする
サンクスメッセージは、直前に何かしらの行動をしている顧客に送るので、読んでもらいやすいメッセージです。
顧客の購入商品やサービスに対しての興味・関心は高く、さらなる行動を起こしやすい状態になっています。
リピート率がアップするようなメッセージを送りましょう。
ファン化できる
商品購入後に適切なメッセージを送ると、「知りたい情報をきちんと教えてくれる信頼できる店」という印象を与えられます。
商品・サービスの使い方やお役立ち情報、関連する豆知識、困った時の対処法、サポートを受ける方法など、有益な情報を発信し、コミュニケーションの機会を増やしましょう。
商品やサービスの魅力を理解してもらえるように情報発信すれば、顧客離れの抑止につながり、自社のファン(ロイヤルカスタマー)になる可能性がある人を増やせます。
しっかりコミュニケーションを取って、ファン化を目指しましょう。
基本的なサンクスメッセージの流れ
基本的なサンクスメッセージを送信する流れは以下のようになります。
【ECサイトの場合】
流入元(SNS等)
↓
ランディングページ(LP)
↓
商品購入・確認ページ
↓
購入完了
↓
サンクスメッセージ送信
ネットショップの場合は、商品購入後に注文完了や配送状況などお知らせする企業がほとんどです。
そのため、
と認識している顧客も一定数います。
特に相手の顔が見えないネット購入の場合は、顧客を安心させる意味でも必ず送りましょう。
【店舗の場合】
店舗来店
↓
来店受付・ヒアリング
↓
商品購入
↓
退店
↓
サンクスメッセージ送信
店舗の場合は、顧客来店時にサンクスメッセージを送信するための顧客情報を、取得することが大切です。
顧客情報がないと、退店した後に何もアクションを起こせなくなります。
来店受付時や予約時にヒアリングしたり、LINE公式アカウントの友だち追加へ誘導する導線をつくったりしましょう。
サンクスメッセージ作成のコツ
サンクスメッセージを作成するコツを紹介します。
目的を決める
サンクスメッセージはむやみに送るのではなく、送る目的を明確にしましょう。
メッセージを受け取った顧客に対して、次にどんな行動を起こしてもらいたいかを促すきっかけになります。
また、感謝の気持ちを伝えることで、信頼関係の構築やリピートにつながります。
他にも注文情報の詳細などを記載すると、商品に間違いがないか確認できるので、トラブルを防げるでしょう。
送る内容を決める
サンクスメッセージは、送る内容を決めて送信しましょう。
例えば以下です。
- 商品レビューのお願い
- ショップへのアンケート
- 関連商品の案内
- メルマガ登録の案内
- クーポンの配布
- 来店誘導
- セミナー誘導
多くの情報や誘導を詰め込みすぎると、流し読みされやすくなり、中身が伝わらない可能性があります。
次に行動してほしいポイントを絞り、内容を決めて送信することをオススメします。
送った後の誘導を決める
サンクスメッセージ送信後、どこに誘導したいかを決めましょう。
✅例えば関連商品の案内で、クロスセル・アップセルの誘導です。
大手ECサイトのAmazonでは、購入した商品に基づいてAmazonが自動的に判断し、オススメ商品が記載されて送られてきます。
インテリアグッズを閲覧したら、「インテリアグッズをお探しですか?」というメールが届き、おすすめ商品が数点掲載されているイメージです。
実店舗の場合だと「レジ横商品」のように、安価で気軽に買える商品やメイン商品と一緒に使う付属品、補助商品などのオススメは効果的です。
商品購入後、顧客にどこへ誘導したいかを明確にし、わかりやすく誘導しましょう。
Lステップでのサンクスメッセージの設定方法
Lステップでのサンクスメッセージの設定方法を紹介します。
テキストメッセージで送る
セミナー参加後やカルーセルでタップした後、予約後などにアクション設定でテキストでメッセージを送れます。
セミナー開催日の翌日、参加者にサンクスメッセージを送信するケースを例に、設定方法を解説します。
① セミナー受付時専用の流入経路分析を作成します。
② 流入経路分析のアクション設定で、「送信タイミング」の時刻を指定します。今回はQRコードを読み取った「次の9:00」にメッセージが送信されるように設定しました。
③ セミナー受付で参加者にQRコードを読み取ってもらいます。
開催日時が違ったセミナーが複数組まれている場合でも、メッセージ内容を分けて対応が可能です。
アンケート回答後アクションを設定する
Lステップの回答フォーム機能を利用した場合、友だちが回答フォームを送信した後のアクションが設定できます。
ここでは以下の設定が可能です。
サンクスページURL | 自社のサンクスページがあれば、URLを設定してそのページに飛ばすことができます。 |
回答後の文章 | 簡単なメッセージのみ送信したい時は、文章を直接入力できます。 |
回答後アクション | テキスト送信以外にも、回答した人のみにタグを付けたり、リッチメニューを変更したりすることができます。 |
回答した人にだけ見せたいページやクーポンの配布、特別オファー等を送信できるので、活用したい機能のひとつです。
他ツールと連携する
他ツールと連携し、商品購入後にサンクスメッセージを送る方法もあります。
例えば、Lステップ内で商品を紹介し、外部の決済ツールで決済をしてもらい、決済した方にだけサンクスメッセージを送信できます。
主な連携可能ツール |
◆Stripe
◆Paypal |
決済者を特定して、自動でメッセージ配信やアクションを発動させることができます。
決済ツールによっては、サブスクや継続課金、銀行振込対応などさまざまあるので、自社にあったツールを利用しましょう。
サンクスメッセージの活用事例
サンクスメッセージの活用事例を紹介します。
イングリッシュおさる様
Youtube動画の概要欄から友だち追加をし、カルーセル形式のアンケートに答えると、送られるサンクスメッセージです。
サンクスメッセージには、以下の内容が盛り込まれています。
- アンケート回答のお礼
- 無料特典
- 次回スクールのお知らせ
アンケートに回答してくれた人にだけ送られる特典が充実しており、今後のお知らせも期待が持てるので、ブロック率の低下につながっているでしょう。
爪スパサロン様
爪スパサロン様では、回答フォームで作成したアンケートに回答すると、サンクスメッセージが届きます。
今後のメッセージではお役立ち情報が配信される内容が入っているので、ブロック率を低下できるように工夫されています。
株式会社MARKELINK様
株式会社MARKELINK様では、友だち追加後に連続で配信される情報を、すべて受け取った人にだけ、サンクスメッセージが配信されるようになっています。
さらにゲーム性を用いた診断オファーで、次の行動を促しています。
ちょっと試してみたくなるような気軽な内容だと、行動に移しやすいですね。
まとめ
今回はサンクスメッセージのメリットや作成のコツ、Lステップでの作成方法などを解説しました。
サンクスメッセージを送ることにより、購入後のフォローやリピート率アップなど、さまざまなメリットがあります。
信頼性アップや他社と差別化を図るためにも、ぜひサンクスメッセージを活用しましょう。
もし設定のサポートや使い方のアドバイスを希望される方は、ご契約者様限定サポートの「スポットコンサル」をご活用ください。
Lステップの認定サポーターが個別にフォローいたします。