Lステップの新機能「共通情報」の特徴と活用例を解説

2023年10月10日に、Lステップの新機能「共通情報」 が発表となりました。 

 

今回は「共通情報」機能の特徴や活用方法をまとめて解説します。

共通情報とは?

共通情報とは、アカウント内で共通で利用できる情報を登録できる機能です。

 

友だちごとに変わらない値(全員に共通の値)を登録し、配信文に挿入することで、登録者に共通してその情報を伝えることができます。

友だち情報欄との違い

考えている様子

友だち情報欄と何が違うの?

友だち情報欄とは、「住所」「メールアドレス」「来店ポイント」などのように、友だちごとに内容が異なる情報を保存する「箱」をあらかじめ作っておき、その箱に友だちが回答した情報やスコアリングのポイントなどを保存します。

 

保存した情報は、メッセージ配信の際などにフォーマットで代入することができたり、友だちを絞り込むときの条件に使用できたりします。

 

一方、共通情報とは、全ての友だちに対して同じように送信したい情報を保存し、運用者側が差し込みたい文言をメッセージ内にフォーマットで埋め込めます。

 

「アカウント名」「営業時間」「利用規約」など、特定の情報を保存しておき、メッセージ作成時の情報の入力・更新の効率を上げるために活用できます。

共通情報の作成方法

共通情報の作成方法を解説します。

 

①Lステップ管理画面左メニューの「共通情報」>「+新しい共通情報」をクリックします。

 

②「共通情報欄名」にタイトルを入力します。

 

③「種別」は以下から選択できます。

 ※種別は作成後に変更することはできません。

標準 200文字以内の情報を入力可能 URL、営業時間などの記号を含む数字、電話番号やIDなどで0から始まる数字など
長文 9500文字以内の情報を入力可能・改行が可能 署名、注意事項のような箇条書きで表示したい内容など
数値 整数と小数点以下3桁までの少数のみ入力可能 定員人数、料金など
年月日 年月日情報のみ入力可能・カレンダーから日付を選択して登録 誕生日、開店日、プランの変更日など

 

【種別の選び方】


※今後のアップデートにて、アクション設定で共通情報の数値を増減する設定ができるようになる予定です。
数値の増減は、種別「数値」でしか設定できません。
「駐車台数」「滞在人数」などのように、数値計算を行う可能性のある情報を登録する場合は、あらかじめ種別「数値」を選択して作成してください。

 

④「値」には反映したい内容を入力します。

 

⑤最後に登録をクリックして完成です。

 

⑥登録済みの共通情報は一覧画面から確認できます。

共通情報の利用方法

共通情報の利用方法を解説します。

 

作成した共通情報は、テンプレートやアクションのテキスト送信で、置き換えタグから選択し、設置できます。

 

テンプレートでは、「プレビュー」から設定した値で表示して、確認できます。

また、共通情報はデータ移行ができるので「共通情報欄」と「値」の両方を移行することが可能です。

共通情報の活用例

共通情報の活用例を紹介します。

 

●店舗の営業時間やお問い合わせ先
●個別相談等のZoomURL
●ジムやオンラインスクールなどの会員数
●オンライン決済時のURLや振込先情報
●顧客対応時の定型文
●PDF資料のURL
●基本的な締めの言葉や季節に合わせたあいさつ
●セミナー情報(日時や場所など)

 

入力間違いが起こりやすかったり、更新していく数字などは、テンプレートで登録すると、更新時にすべてのテンプレートを修正する手間がかかったりします。

 

そういった場合に、「共通情報」機能を使うと1つ更新するだけで済むので、とても便利に活用できます。

共通情報の注意点

共通情報で登録したURLは、メッセージの「URL設定」ができません。

 

※「URL設定」は、メッセージにURLが入っている場合に使える機能で、主にアクション設定ができます。例えば、設置したURLをクリックしたらクーポンを送る、といった設定が可能です。

 

URLをタップした時にタグ付け等のアクションを設定したい場合は、直接URLを入力しましょう。

まとめ

今回はLステップの新機能「共通情報」について解説しました。

 

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