今回はNPO法人へのDX支援や、個人向けDX研修を通じてキャリア形成サポートを行う奏ワークス株式会社の北村さんに、Lステップを導入した経緯やご感想を伺いました。
自社でLステップの導入を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
【北村 政記】
奏ワークス株式会社 代表取締役
『「NPOで働く」を革新する』をミッションとして、NPO法人向けにDX導入支援、個人向けにDX個人研修(マイクロ法人CIOを育成する研修)を通じたキャリアサポートを行っている。他にも、日本こども支援協会事務局長など計4つの肩書きを持つ。
奏ワークス株式会社様の公式サイト:https://kanade-works.net/
見込み客の育成にはLINEだと思った
――Lステップを導入する前、LINE公式アカウントの運用はされていましたか?
北村さん
LINE公式アカウントの運用はしてなかったです。
――Lステップ導入の時期はいつ頃でしょうか?
北村さん
2023年の5月頃です。
――Lステップ導入のきっかけをお聞かせください。
北村さん
MARKELINKさんの動画を拝見したのがきっかけです。
私も4つの肩書きがありますので、当時、なかなか奏ワークスに時間を割くことができていませんでした。
奏ワークスは2年前に起業しているのですが、元々、ある程度少ない労力で何か売上が上がる仕組みを作りたいと考えていました。
見込み客の育成にはLINEがいいのではないかと思って情報収集をしていたところ、MARKELINKさんの動画に出合い、ここに注力していこうとなりましたね。
――Lステップの構築は北村さんご自身でされましたか。それともどなたかにお任せされた感じでしょうか?
北村さん
MARKELINKさんにお任せしました。
――構築までの期間はどれぐらいかかりましたか?
北村さん
期間は4ヶ月くらいですね。
実質、事業を何もしてない0→1のタイミングで、ターゲット設定なども含めてMARKELINKさんにご相談させていただきました。
――構築して1年くらいになりますが、運用はご自身でされていますか?
北村さん
はい、自分で運用しています。
奏ワークスの事業に割ける時間が週に1回できたらいいかな、といった感じなので、限られた時間での運用になりますが、売上も少しずつ上がっていますね。
――導入前に抱えていた課題やお悩みをお聞かせください。
北村さん
Lステップそのものに対する課題と、自分の事業に対する課題と両方ありましたね。
Lステップに関しては、機能はいいなと思ったけれど、最短で適切な構築を行うノウハウや方法がわからない、という課題です。
事業の課題としては、無形商材でかつ比較的高単価なものをBtoC向けにやった経験がなかったので、ちょっとわからないところがあるな、と感じていました。
琵琶湖で釣りガイド業、ECサイトの運営など有形のサービスはやっているので、Webマーケティングのノウハウはありました。
しかし、新しく無形サービスを展開しようとなったときに、知見のある方と壁打ちしながら作ってきましたが、まだ見えていない部分がありましたね。
Lステップの活用で早期にターゲットのピボットを実現
――リッチメニューがかなり作り込まれている印象を受けました。これはMARKELINKさんと相談しながら作成されたのでしょうか。
北村さん
そうですね。作成についてはMARKELINKさんにお任せしました。
私の中でもある程度、表現すべきコンテンツなどは理解していたので、それをLINEに落とし込む部分やデザインで表現してもらうところをお手伝いいただいた感じです。
――リッチメニューに「キャリア・コンサルのご相談はコチラ」とありますが、こちらはどういった内容になりますか?
北村さん
個人向けにキャリアに関するご相談を受けています。
構築したときと現在とでターゲットを変えているのですが、構築当時は、ターゲットをNPO勤務の人にしていました。
かつての僕もそうでしたが、NPO勤務は全然稼げなくて、平均年収200万円台という現状があります。
そのため、持続可能なキャリアを作るニーズがすごくありました。
僕自身もかつては会社員でしたが、独立して年収1,000万以上になった経験があります。
今悩んでる人たちを引き上げていくために、どのように階段を登ってキャリア形成していくかについて、相談を受けたりアドバイスをしたりしています。
――NPO法人での活動を続けるためにも稼いでいく力が必要なので、そこをサポートしているイメージですか?
北村さん
そうですね。わかりやすく言うと、会社員の方に「副業しましょう」みたいな感じです。
どこまでいっても、結局NPOでは稼げないので。
NPOといってもやはり1つの法人ですから、そこでしっかり働く選択肢しか持ってない方が多いです。
売上規模が小さいから、1つのNPO法人で収入を上げていくには限界があります。
なので、いろんなNPOに共通するスキルやノウハウを見つけてパッケージ化し、それを他のNPOに提案して、個人の収入を上げていくやり方を考えていました。
具体的には、kintoneの構築や運用支援で、エクセルをkintoneに代替することでのDXを推進しています。
――ステップ配信も組まれていますか?
北村さん
組んでいます。毎日1通ずつ配信して、全5通の構成になっています。
配信内容は、キャリア形成に関するもので、kintoneへの興味づけなどになります。
――配信の成果はいかがでしたか?
北村さん
こちらの事業にほとんど手をかけられていないので、今のところ、申し込みは2件ぐらいですね。
ただ、そんなにマンパワーを割いてなくても、見込み客の興味関心度合いや行動を可視化できるのがすごくいいなと思います。
スコアリングを活用していますが、やはり興味度が高い人ほどコンテンツを見てくれていて、その辺が数値化されて一目でわかるのがいいですね。
以前、週1のペースで一斉配信をしていた時には、配信と同時にコンテンツをタップしてくれた人にはこのタグをつける、といった感じでやっていました。
そうすると「こういうコンテンツの切り口にやっぱり興味を持ってくれるんだな」とわかるようになりましたね。
――今回の構築で特徴的なところはありますか?
北村さん
特徴的なところで言うと、リッチメニューに講座自体が組み込まれている点です。
3つのタブで構成されていて、3つ目のタブに講座が入っています。
マイページに組み込まれた 講座
興味度の高い見込み客の方が実際に講座に申し込んで、LINE上で講座を受講し、受講後にはLINEで感想もくださります。
私自身が時間が少ない中でやっているので、コミュニケーションまで含めて、LINE上にすべてが集約されているのはとても助かりますね。
――他に構築の成果などありましたらお聞かせください。
北村さん
構築、運用してよかったなと感じたことは、ターゲットのピボットを早めにできたことです。
NPOの人たちは収入面が高いとはいえないので、そもそもターゲットとしてふさわしくないんじゃないか、という疑問が当初からありました。
一方で、稼げないという根深い問題がある中で、弊社のサービスがソリューションとして機能するから浸透するのでは?という見解もあったんですよね。
実際にやってみて、
- そもそもデジタルにあまり興味を持たれないこと
- 最終的にいくら稼げるという将来が見えていても、NPOの人たちがあまり引き上がっていかないこと
がわかりました。
Lステップで見込み客のニーズや行動を可視化できたからこそ「ここまでは行けるけどその先には行かないな」など、わかった状態で運用できました。
売上という形での答えではなく、ターゲットに対する効果検証がすごく効率的にできたのが、一番ありがたかったですね。
この検証結果を受けて現在は、ターゲットをNPOの人たちだけではなく、マイクロ法人や会社員で副業したい方、独立を目指したい方にも広げています。
価格設定も当初の30万ぐらいから60万ぐらいに変更して、kintoneのスキルが身につく研修を提供する形で、新しい講座を作り直しています。
スキルを提供するお客様についても、NPO法人に限らず小規模のBtoC企業、マイクロ法人を対象にしているので、まだまだ需要が見込めますね。
――Lステップを導入した感想をお聞かせください。
北村さん
Lステップは、自動化や顧客対応の手間を省く点でとても使い勝手がいいですね。
また、見込み客の興味や行動を可視化することや、ナーチャリングして購買意欲を高めるための機能においては、日本で最強のツールだな、と思っています。
まとめ
今回は奏ワークス株式会社の北村さんに、Lステップを導入した経緯や感想を伺いました。
なかなか事業に割ける時間がない中、Lステップを活用して見込み客の興味度を測り、ターゲットのピボットも実現されて、効率的に事業を運営されています。
お客様の行動や興味関心を可視化し、成約率の向上や配信コストの削減に繋げたい方は、LINE公式アカウントおよびLステップの活用をご検討ください。
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