2020年2月にLINE@からLINE公式アカウントに移行になり、従量課金制になりました。
従量課金制になってから配信数に応じて追加料金がかかるようになったので、
- なるべく費用を抑えつつ、友だちに配信したい・・・
- 契約プラン内の配信数に収まるようにLINE公式アカウントを使いたい・・・
など、こんなお悩みはありませんか?
実際に
「今までと同じように配信していたら費用が高くなった」
「良いお知らせがあるのに今月は制限数ギリギリで送れない」
というお悩みも多くいただきます。
でも、ただ配信数を減らすだけでは売上なども一緒に落ちてしまいます。
費用を抑えつつお客様のニーズを把握し、効果的なメッセージを送信することが必要です。
そのためにはLINE公式アカウントの中で配信数としてカウントされないメッセージを理解して、使いこなすことが重要です。
この記事ではLステップを使って、お客様の属性情報を細かく設定して絞り込み配信することで、配信数を減らしてコストを抑えながらでも、お客様の満足度、来店率、成約率などがアップする、
「お客様を自動でセグメント分けして、
効果的なメッセージを送る方法」
を具体的な設定画面まで含めてお伝えします。
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従量課金対策に効果があるだけでなく、必要な情報を必要な友だちだけに送るのでブロック率の低下にも効果抜群なので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
目次
そもそもセグメントとは一体何か?
LINE公式アカウントで販促を行っている皆さんは、友だちが増えて配信数も増える中で配信数を抑えることはコスト削減のためにとても重要です。
そこで、具体的に効果がある対策は「セグメンテーション(セグメント化)」です。
セグメントとは直訳すると「断片」「部分」といった意味で、マーケティングでは
「市場における不特定多数の人々を、同じニーズや性質を持つグループのこと」を指します。
また、様々な切り口からセグメントを分け、顧客をグループ化することを「セグメンテーション(セグメント化)」、こうしたグループごとにメッセージを送ることを「セグメント配信」と言います。
今は世の中にたくさんの商品があり、顧客のニーズも日々多様化しています。
その中で万人受けの商品を作ろうとするとコンセプトが曖昧になり、結果的に誰も買わない、となることもあります。
商品のマーケティングやターゲット選定に置いて効率良く的確に顧客にアプローチするには、「セグメンテーション」がとても重要になってきます。
セグメントをうまく分けることで、全員に同じ情報を配信するよりも、相手を絞ってセグメント配信をした方が実際に3倍くらいの開封率が上がったという例もあります。
LINE公式アカウントのセグメント配信はどこまでできる?
LINE公式アカウントにもセグメント機能はついています。
ただし、以下の5つの属性でしか分類できません。
- 年齢
- 性別
- 地域(都道府県まで)
- 利用OS
- 友だち期間
これだけだと、例えば
「美容やファッションの中でも、手のケアに興味がある人」
「複数の店舗がある中で、A店舗で購入してくれた人」
「セールス期間中に、一定金額の商品を買ってくれた人」
など細かいセグメントで分けることができず、特典プレゼントのような特別なメッセージを送りたくても、対象のお客様だけに送ることは難しいです。
逆にいうと、全く関係のない人にメッセージが送信されてしまって、ブロックされてしまう可能性もあります。
さらに、LINE公式アカウントでセグメント配信をするためにはターゲットリーチ数が100名以上いないと、この機能が使えません。
(ターゲットリーチ数というのは属性が把握できる「友だち」の数のこと)
つまり、年代などの条件を絞った時に対象が100名以上いないといけませんので、セグメント配信をするにはまず友だちを集める必要があります。
せっかくの便利な機能も、これではなかなか簡単に使ってみることができなくて、もったいないですよね。
Lステップ(エルステップ)だからできるセグメント配信とは
Lステップ(エルステップ)なら上記のセグメント分けはもちろん、友だち数「1人」からでもセグメント配信が可能で、
「32〜35歳の女性で、B店舗で□□化粧水を購入した人だけ」
などあらゆる細かい条件でセグメントを分けることができます。
具体例として・・・
- スポーツクラブの○○プログラムの中で、3月に入会した初心者の人
- □□商品を購入し、お店から動画を最後まで見てくれた人
(途中までしか見ていない人は除く) - ○月○日のセミナーに申込みをしてくれて、かつセミナー後の懇親会に参加可能な人
- 顧客の中で見込み度が高い40代の男性
- セールス対象者の中で、既に△△商品を買ってくれた○○地域の人
こういったLINE公式アカウントではできない細いセグメント分けが、Lステップでは可能です。
さらに配信数を増やさずに自動でセグメント分けする秘訣
LINE公式アカウントでは配信数に含まれないリプライメッセージというものがあります。
簡単にいうとお客様のアクション(クリック、メッセージ送信など)をきっかけに送られるメッセージのことです。
リプライメッセージに含まれるものは、
- 友だち追加時のあいさつメッセージ
- 特定のキーワードなどに反応して送る自動応答メッセージ
- カルーセルの選択肢を押したときのメッセージ
などです。
このリプライメッセージを送ると同時に、Lステップではタグをつけることができます。
男性・女性、購入者・非購入者、20代・30代・40代・・・、◯月×日セミナー申込者などなど、お客様をグループ分けするのに必要な情報を自由に付けられます。
リプライメッセージとタグ機能を使うことによって、友だちがアクションしてくれたものに対して自動でメッセージを送り、自動でセグメントを分けることができるのです。
これにかかる配信数はゼロなのでセグメント分けだけでなく、従量課金制対策にもぴったりです。
今回は不動産会社を例に、
①見込み客の中からリプライメッセージを使って自動でセグメントを分けて
②自動で友だちのニーズに合った情報を配信して
③さらにアンケートに答えてもらい、こちらがより知りたい情報を教えてもらう
方法をご紹介したいと思います。
具体的な設定手順
それでは、Lステップでの詳しい設定手順についてお伝えします。
ある不動産会社が、下記の内容でお客様にメッセージを送る場合を考えます。
- 不動産会社(賃貸)で引越しを検討している人を対象に、効果的なメッセージを送信する
- 物件検索をしてもらい、該当の物件詳細をご覧いただいた方へアンケート送信する
- アンケートに答えてくれた人だけにギフト券プレゼントする
- 最初に詳細を見た物件に近い新着物件のお知らせを送る
■設定方法
①アンケートに答えてもらった人用のギフト券メッセージを作成する
②アンケートを作成する
③物件詳細とアンケートの案内を送信するメッセージを作成する
④診断フローを作成する
⑤リッチメニューを作成する
⑥友だち登録時のメッセージを作成する
⑦新着物件のメッセージを作成する
順番に説明していきますね。
①アンケートに答えてもらった人用のギフト券メッセージを作成する
テンプレートからギフト券メッセージを作成します。お受取人に友だちの名前を入力するようにしたいので、[name]を使用します。
②アンケートを作成する
回答フォームでアンケートを作成します。
③物件詳細とアンケートの案内を送信するメッセージを作成する
テンプレートからパックで作成します。パックで作成すると、送りたい順番に送信されるので物件詳細を送信した後にアンケートの案内、という順で送信することができます。
〈1のテキスト〉
〈2のカルーセル〉
④診断フローを作成する
ここから、テンプレートからカルーセルで作成します。
〈 【渋谷区】を選んだら・・・ 〉
〈 【10~20万円】を選んだら・・・ 〉
⑤リッチメニューを作成する
今回は2つのリッチメニューを使用します。1つ目のリッチメニューの中からある項目を選択し、そこから別のリッチメニューに切り替わるようにします。
〈 1つ目のリッチメニュー 〉
〈 2を選択した時のアクション設定 〉
〈 2つ目のリッチメニュー 〉
〈 6を選択した時のアクション設定 〉
⑥友だち登録時のメッセージを作成する
友だちがLINE登録をしてくれた時に送るメッセージを作成します。そのメッセージに物件検索をしてもらえるような内容を送ります。
〈 アクション設定 〉
⑦新着物件のメッセージを作成する
最後に新着物件のお知らせをするメッセージを作成します。今回はテンプレートでパックを使い、さらにカルーセルで作成します。
〈 1のテキスト〉
〈2のカルーセル〉
これで設定が完了です。
<完成品はこちら>
他にも考えられる応用例は?
それでは、この機能を使って他の応用例もご紹介します。
どの応用例でも
アンケートなどでセグメント分け→専用のメッセージ
という流れは同じです。
< 店舗系 >
・お客様へ肌や身体の悩みを聞くアンケートをとってセグメントを分けて、悩みに合った商品の追加で案内をすることで購入単価を上げる
・前回来店時のメニューを記録しておいて、関連した新商品や割引メニューの案内をしてリピート率をアップさせる
< 学習塾など >
・生徒が希望する学科をアンケートで聞いてセグメントを分け、その科目に関するお知らせを配信して入塾率を上げる
・よくわからなかった科目や分野をアンケートで聞いて、それに合った学習方法やセミナーの案内をすることで生徒の満足度や学習レベルを引き上げる
< コーチ・コンサル系 >
・お客様の属性をアンケート、チャットボット診断などで集めて専用のシナリオを送ることで、セミナーの参加率を上げる
・商品を購入していない人だけに相談を促すメッセージを送り、購入者に引き上げる(売上を増やす)
ある一定の友だちへの限定プレゼントや、見込み度が高い友だちだけに来店を促す特別なご案内など幅広い利用方法がありますね。
まとめ
いかがでしたか?
今回ご紹介した方法は、普段から利用することによって配信数が抑えられるだけでなく、必要な情報を必要な友だちにだけ届けることができるので、あらゆるシーンで役に立つ設定方法です。
ぜひLステップの導入をご検討してみてはいかがでしょうか?