
LINEは日本で約8,400万人に利用されています。
それに伴い、企業でもLINEを使って集客・販売をするところが増えてきています。
LINEは、ブロックされない限りは到達率が100%。
お客様のニーズに合わせたメッセージを送って来店を促したり、キャンペーンへの参加率を高めたり、商品の購入率を高めるのはもちろん重要なポイントとなります。
しかし、メッセージが届いてもLINE公式アカウントの画面を開いてもらって、読んでもらわないと意味がありません。
こうしたときにコピーライティングでメッセージを工夫するのはもちろんですが、もし、お客様が自分から勝手にあなたのLINE公式アカウントの画面を見にきてくれるようにできるとしたら、うれしいですよね。
そのためにはメッセージ配信だけでなく、コンテンツの工夫が必要になります。
今回は、お客様があなたのLINE公式アカウントを確認せずにはいられなくなる「誰でも簡単!毎日の楽しみになる♪リッチメニューコンテンツの作り方」を具体的な設定画面まで含めてお伝えします。
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一度設定してしまえば、内容を変えたりすることで様々なバリエーションを持たせることができる設定方法です。
ぜひ、最後まで読んでご自身のLINEに合わせた使い方をしてみてくださいね。
目次
ポイントはリッチメニューの使い方!
リッチメニューとはトークルームの下側に表示される固定されたメニューです。
メッセージが送られても固定されて表示されるため、メニューを工夫することで様々なアプローチが可能です。
リッチメニューのメリットとしては下記のようなことが挙げられます。
1、画面の中で大きく表示されるため、ユーザーの注意・関心を引きやすい
2、画像のデザイン(クリエイティブ)を工夫することで予約ページやECサイト、YouTubeなどの動画サイトなどにも誘導が可能
3、そのほかにも問合せ窓口やイベント案内などへの導線も作れる
【例:みずほ銀行】
【例:ヤマト運輸】
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こうしたリッチメニューによくある質問や診断など、お客様が自分で解決できるコンテンツを用意しておくと、何もメッセージが配信されない日でも、LINE公式アカウントの画面を開きたくなりますよね。
そのときにリッチメニューでイベントの告知もいっしょにすれば、自然と目に触れて申込数を増やすこともできます。
今回は、このような毎日お客様が楽しめるコンテンツとして、イメージもつきやすくて簡単なおみくじを再現してみたいと思います。
Lステップのおみくじの設定とは?
今回ご紹介する「おみくじ」の設定方法は、「友だち情報欄」と「アクション管理」を使います。
Lステップでは友だち情報欄で「乱数」という設定ができます。
これは、1〜3の間など範囲を指定して、ランダムに出し分けすることが可能な設定です。
そして、乱数で設定された数値をもとに「1なら小吉、3なら大吉」といったように、おみくじの大吉、中吉、小吉の出し分けをしていきます。
もうひとつの「アクション管理」とは、定期的に実行したいアクション(メッセージ送信、タグ付けなど)をひとまとめにして実行できる機能です。
ここでは、おみくじを引いた人について、その後のアクションを管理をするために使っています。
おみくじを引いた後にこのメッセージを送る、またはこのアンケートを送るなど、運営者側のタイミングで様々なアクションを一度に行うことができるので、とても便利に使える機能です。
(期間や回数を決めて実行するスケジューリング機能は、プロプラン以上で利用可能です)
それでは、おみくじの具体的な設定手順をみていきましょう。
具体的な設定手順
それでは、Lステップでの詳しい設定手順についてお伝えします。
今回は下記の内容で設定したいと思います。
・1日に1回だけ引ける
・「大吉」「中吉」「小吉」をランダムに出す
・同じ日に2回引こうとすると「今日はもう引いています」のメッセージを出す
■設定方法
①おみくじ用の友だち情報欄を作成する
②「大吉」「中吉」「小吉」それぞれのテンプレートを作成する
③「おみくじを引いた人」のタグを作成する
④おみくじを引く時のテンプレートを作成する
・アクション設定
・条件設定
⑤おみくじを引くリッチメニューの設定をする
・アクション設定
・条件設定
⑥アクション管理のスケジュール設定をする
順番に説明していきますね。
①おみくじ用の友だち情報欄を作成する
②「大吉」「中吉」「小吉」それぞれのテンプレートを作成する
テンプレートからパックで作成します。
パックで作成すると、メッセージと画像をまとめて1通として送ることができます。画像は「小吉」の作成例です。同様に「大吉」「中吉」も作成します。
〈 乱数で1がでたときのテキスト 〉
〈 乱数で2がでたときの画像 〉
③「おみくじを引いた人」のタグを作成する
おみくじを引いた人か、引いていない人かを区別するために作成します。
④おみくじを引く時のテンプレートを作成する
今回は「画像+メッセージ」のカルーセルで作成します。
〈 アクション設定 〉
1:①で作成した友だち情報欄に数字を代入する設定です。「乱数」を選択するとランダムで数字は代入されます。
2〜4:1で代入された数字によって、②で作成したテンプレートのどれが送信されるかの設定をします。
5:③で作成したタグを付ける設定をします。
〈 条件設定〉
2〜4の条件設定をします。
画像は「2.大吉」の設定例です。乱数によって出た数字のうち、「3」が代入されると「大吉」と認識する設定です。設定は「完全一致」を選択します。
⑤おみくじを引くリッチメニューの設定をする
おみくじを引くためのリッチメニューを作成します。
〈 アクション設定 〉
おみくじのリッチメニューをタップした時のアクションを設定します。
その日におみくじを引いていない人には、④で作成したテンプレートが送信されます。おみくじを引いた人には、すでに引いてる内容のメッセージを送信します。
〈1の条件設定 〉
ここの条件で「おみくじを引いた人」は除外する設定をします。
〈 2の条件設定 〉
ここで「おみくじを引いた人だけ」にすでに引いてる内容のメッセージを送信する設定をします。
⑥アクション管理のスケジュール設定をする
ここで「1日1回引ける」という設定をします。アクション管理で新しいアクションを作成します。
1:その日が終了した時点で前日に代入された乱数をリセットする設定をします。
2:リッチメニューはおみくじのメニューが表示されるように設定をします。
3:「おみくじを引いた」タグを外す設定をします。
〈 3の条件設定 〉
「おみくじを引いたタグが付いてる人」のタグを外すという条件を設定します。
水色の「スケジュール」から、1日1回引けるようにスケジュール登録をします。
この設定では毎日0:00に友だち情報欄の乱数を消去し、「おみくじを引いた人」のタグを外す、というスケジュールの設定となってます。
〈 2.スケジュール決定の繰り返し設定 〉
スケジュールの時刻は設定可能です。
これで設定が完了です。
<完成品はこちら>
その他に活用できそうな応用例は?
下記はほんの一例ですので、アイデアとして参考にしてみてくださいね。
〈おみくじの発展版〉
大吉には30%OFFクーポン券、中吉には10%OFF券、小吉には次回来店時に1ポイントプレゼント、など結果によってクーポンなどを付けて来店率や購入率をアップさせる。
〈今日のラッキーアイテム〉
自社商品を複数登録しておき、その日のラッキーアイテムとしてご紹介する。また、来店時に画面を見せて購入してくれた人には試供品などをプレゼントして来店を促す。
〈じゃんけん〉
ランダムでグー・チョキ・パーがでるように設定する。(サザ○さん的なコンテンツで楽しんでもらう)
結果と一緒にメッセージ配信し、その時のオススメ商品などを紹介するのもありです。
こんなふうに楽しいコンテンツを作って、売り上げアップや友だちが増えるようにつなげていきたいですね!
最も効果的なアプローチ方法とは
何もしなくても友だちが毎日自分のLINEアカウントにきてくれることで、手間もコストもかからなく、その上来店率・購入率がアップする。しかも、リプライメッセージだから送信数としてカウントされない。
としたら、絶対に取り入れたい方法ですよね。
マーティング界は日々進化し続けており、今は単一チャネルからオムニチャネル戦略へ変化しつつあります。
※チャネルとは
集客するための媒体や経路のこと
※単一チャネルとは
例:検索エンジン、SNS、DM、テレビ、ラジオ、広告など
※オムニチャネル戦略とは
複数のチャネルを組み合わせて販売すること
「オムニ」は「すべて」というニュアンスを表す言葉
例:
LINE×SNS(Facebook、Youtube、Twitterなど)
LINE×ネット(通販サイト、ファンサイト、コーポレートサイトなど)
LINE×店舗
複数のチャネルを組み合わせることで相乗効果が期待できますし、売上アップや顧客のファン化に繋がります。
そして、お客様にさらなる利便性と満足度を提供することが可能です。そこにLステップを使うと、マーケティングにもさらなる効果が期待できます。
充実したリッチメニューを作成するならLステップ!
Lステップならお好みのレイアウトで設定することも可能です。
例えばタブ分けのリッチメニューを使うと複数枚のリッチメニューを切り替えることができますので、まるでホームページのように多くの情報を表示させることができます。
【タブ分けのリッチメニュー 例】
タブがある画像を2種類登録し、それぞれのタブをタップすることで、画像の入れ替えを設定します。
下の画像では、「物件検索」のタブをタップすると水色の地域別の画像が表示、「ホーム」をタップすると緑色のメニュー画像が表示される設定になっています。
また、属性ごとにメニューを出し分けるような設定も可能ですので、活用の幅がさらに広がっていきますね。目を引くリッチメニューを作成して他との差別化を狙ってみましょう!
自由な発想でリッチメニューを設置したいなら、Lステップの導入をご検討してみてはいかがでしょうか?
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