- メッセージの文字数はどれくらいが読みやすい?
- 読みやすさと内容の濃さ、どちらを優先するべき?
- 文字数制限はある?
LINE公式アカウントといえば、一斉配信やステップ配信など、メッセージ機能がメインです。
しっかり読んで魅力を理解してもらい、売り上げアップにつなげるには、配信内容の工夫が欠かせません。
そこで今回は、読みやすいメッセージの文字数について解説します。すぐに実践できる内容ですので、ぜひ今日から取り入れてみてください。
目次
LINE公式アカウントのメッセージの文字数
LINE公式アカウントのメッセージの文字数は、1吹き出しにつき500文字が上限です。
文字数にはテキスト以外に、絵文字や改行も含まれます。また、全角・半角、記号など関係なく、すべて1文字とカウントされます。
ちなみにLINE公式アカウントは、通常のメッセージ配信は3吹き出しまで1配信、あいさつメッセージは5吹き出しまで1配信扱いとなります。
ですので、テキストのみを送る場合の1配信の上限文字数は、通常のメッセージ配信なら1,500文字。あいさつメッセージなら2,500文字です。
読みやすい文字数の目安
読みやすい文字数のひとつの目安は、LINEのトーク画面内に吹き出しが収まる程度です。つまり、スクロールせずに全文が表示される状態です。
リッチメニューの表示がない場合は、300文字程度は収まります。
※iPhone 12 miniの画面
リッチメニューの表示がある場合は、リッチメニューのサイズによって異なります。
左のリッチメニュー(大)なら160文字程度。右のリッチメニュー(小)なら230文字程度が目安です。
ただし、端末によってディスプレイサイズは異なるため、いくら調整しても人によって表示は変わります。
ちなみに、iPhone 12 miniのディスプレイは5.4インチ。mini以外のiPhone 12・13シリーズはすべて6インチを超えています。
また、比較的最近のAQUOSやGalaxyも6インチ超が多いため、上記文字数を目安に調整すれば、概ねトーク画面内に吹き出しは収まるでしょう。
文章を読みやすくするコツ4つ
次に、文章を読みやすくするコツを紹介します。
長文テキストのみの配信は避ける
長文テキストのみの配信は避けるのが無難です。
以下は、1吹き出しの上限500文字ちょうどにまとめた文章ですが、かなり多く感じませんか?
人が1分間で読める文字量は400〜600文字と言われているので、実際1分あれば読める人がほとんどでしょう。
しかし、LINEの小さな吹き出しにこれだけ文字が詰まっていると、実際より多く感じて、読むのが億劫になるものです。
と思い、テキスト500文字×3吹き出しで配信しているアカウントも見かけますが、得策とは言えません。
熱量の高い友だちを対象に、しっかり情報訴求が必要な場合を除き、テキストはなるべく短くまとめましょう。
箇条書きや装飾、改行を上手に使う
箇条書きや装飾、改行を上手に使うと、文章は読みやすくなります。
以下は見せ方が違いますが、同じ文章です。どちらの方が読みやすいと感じますか?
おそらく右側と回答する方が多いと思います。
理由は簡単で、右側の方が重要な部分がわかりやすく、文章全体をぱっと見で知覚できるからです。
もう1つポイントは、1行の文字数です。
人間がぱっと見で知覚できる文字数は、少ない人で9文字程度、多い人で13文字程度と言われています。
ですので、箇条書きや装飾して強調する部分は、なるべく13文字以内(改行しない程度)を意識するのがおすすめです。
同じ文章でも見せ方を工夫するだけで、ユーザーの心理的負担を軽減できるため、離脱率の低下が期待できます。
1配信1テーマにする
といった理由から、あれこれ情報を詰め込んで配信するアカウントもありますが、メッセージは1配信1テーマが基本です。
テーマが複数あると、どうしても長文になりがちだからです。また、箇条書きや装飾も多すぎると目が散ってしまい、意味をなさなくなります。
配信コストが抑えられたとしても、結果に結びつかなければ意味がありませんので、シンプルな配信を心がけましょう。
リッチメッセージを活用する
リッチメッセージとは、画像とテキスト情報を組み合わせて、視覚的にアピールできるメッセージ機能のことです。
リッチメッセージで配信テーマを伝え、文章で詳細を解説する見せ方もおすすめです。
リッチメッセージにはリンクを付けられるので、LINEではポイントのみを記載し、しっかり解説はブログや動画に誘導するといいでしょう。
文字数以外のメッセージ配信のコツ
メッセージの購読率を上げるコツは、文字数以外にもあります。
- セグメント配信を活用する
- 配信時間を考慮する
- お得な情報を配信する
文章がどんなに読みやすくなっても、必要な人に必要なタイミングで、必要な情報が届かなければ、成果の出るメッセージにはなりません。
文字数以外のメッセージ配信のコツは以下で解説していますので、併せてご確認ください。
文字数を増やしたいなら「Lステップ」
おさらいですが、LINE公式アカウントのメッセージの文字数は、1吹き出しにつき500文字が上限です。
通常のメッセージ配信は「3吹き出しまでを1配信」とカウントするため、1配信の上限文字数は、500文字×3吹き出し=1,500文字です。
読みやすい文字数は、LINEのトーク画面内に吹き出しが収まる程度。つまり、スクロールせずに全文が表示される状態がひとつの目安と解説しました。
リッチメニューの表示がない場合、スクロールせずに全文が表示される文字数は、300文字程度です。と考えると、1,500文字あれば十分に感じます。
しかしながら、上記はあくまでもひとつの目安です。長文でしっかり説明して、訴求するべき場面もあります。
また、ライトな情報発信はTwitterやInstagramなどで行い、LINEではしっかり情報を届けたいと考える方も少なくありません。
そんな方におすすめなのが、LINE公式アカウントの機能を拡張できるツール「Lステップ」の導入です。
Lステップを導入すると、文字数の上限が大幅に増えます。テキストでしっかり情報発信をしたい方は、Lステップの利用がおすすめです。
まとめ
今回は、読みやすいメッセージの文字数について解説しました。
LINE公式アカウントは配信系の機能がメインなので、成果は配信の内容次第と言っても過言ではありません。
ぜひ本記事を参考に、文字数や見せ方を工夫してみてください。