- Lステップの導入に適したタイミングはいつ?
- 導入の目安となる売上規模はある?
- 逆に導入しない方がいいケースはある?
このような疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、Lステップの導入タイミングの考え方について解説します。ご自身だけで決められない場合の解決策もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
Lステップを導入するメリットをおさらい
Lステップを導入するとどのようなメリットがあるか、把握されていますか?
導入メリットが明確にわからなければ、導入タイミングに悩むのも無理はありません。ですのでまずは、Lステップを導入するメリットを簡単におさらいしましょう。
LINE公式アカウントではできないことを実現できる
Lステップを導入すると、LINE公式アカウントのみの運用ではできないことができるようになります。
本記事では一例として、「リッチメニュー」の違いをご紹介します。
リッチメニューとは、トーク画面下部に表示される固定メニューのことです。
以下、LINE公式アカウントとLステップのリッチメニューを並べましたが、違いはわかりますか?
- Lステップの方が設置できるボタンの数が多い
- ステップはボタンの場所やサイズを自由に調整できる
- Lステップはタブを作れる
またLINE公式アカウントは、すべての友だちに同じリッチメニューの表示しかできませんが、Lステップの場合、友だちによって表示を変えられます。
例えば、以下のような出し分けが可能です。
- 男性/女性といった属性で分ける
- セミナー参加前後で分ける
- 商材の購入前後で分ける
Lステップの方が断然自由度が高いため、自社ならではの訴求がしやすくなります。
顧客管理ができる
Lステップは、CRM(顧客管理システム)としての役割もあります。
CRMとは、顧客の名前や住所、連絡先、商品の購入履歴などの情報を、一元管理できるシステムのことです。
ただ顧客情報を管理できるだけでなく、情報の収集と活用も含め、一貫してできるのがLステップの強みです。
例えば「流入経路分析」という機能を使えば、各ユーザーがどこから友だち追加したかを記録できます。
その他、アンケートでユーザーの属性や興味・関心を調査することもできますし、アンケートに回答したかどうか、メッセージ内のリンクを踏んだかどうかといった、行動履歴の記録も可能です。
また、行動履歴を数値化する、いわゆる「スコアリング」もできるので、スコアの高い(熱量の高い)友だちにだけ特別オファーを配信する、といった使い方もできます。
よりユーザー1人1人に合ったコミュニケーションが可能になるわけです。
LINE公式アカウントでも友だちの追加経路を測定したり、アンケートを実施したりできますが、それらの情報は友だちと紐づきません。
◯:Twitter経由で友だち追加した人の総数はわかる
× :Twitter経由で友だち追加したのは誰かまではわからない
このようなイメージです。少し長くなってしまったので、簡単に整理します。
Lステップ | LINE公式アカウント | |||
情報収集 | ・経路を特定する機能
・アンケート などを通じて情報収集が可能。 |
◯ | ・経路を特定する機能
・アンケート などを通じて情報収集が可能。 |
◯ |
管理 | 収集したデータは、各友だちに紐付けが可能。スコアリングをするなど独自の管理も可能。 | ◯ | 収集したデータと友だちは紐付けできない。スコアリングも不可。 | × |
活用 | 収集した友だち情報をもとに、細かなセグメント配信ができたり、リッチメニューの表示を変えたりできる。 | ◯ | 大まかな情報をもとにしたセグメント配信ならできる。 | △ |
ユーザー1人1人に合った情報発信をするためには、Lステップの導入が欠かせません。
自動化できる
Lステップは一連の流れを自動化できる点も、大きなメリットです。
- 友だち追加後にアンケートを送付する
- アンケートの回答内容をユーザー情報に登録する
- ユーザーの属性に合ったシナリオ配信をする
- セールスやリマインドも順に送る
- 購入後「購入者専用リッチメニュー」に切り替える
これらすべて、設定すれば自動で行われます。
また上記以外にも、自動応答を設定すれば問い合わせの自動化もできますし、サンクスメッセージの自動化も可能です。
工数削減につながるだけでなく、入力ミスや送信忘れのような、ヒューマンエラーを軽減できるのも魅力と言えます。
Lステップを導入する前に考えたいこと
Lステップを導入する前に考えたいことを解説します。
導入する目的と構築のイメージ
Lステップを導入する目的、言い換えれば、解決したい課題は何でしょうか?
導入して何をしたいのかが明確でないと、Lステップはうまく使いこなせません。
なぜならLステップは、導入後に構築が必要だからです。
構築はパッケージ化されていないので、指示通り入力していけばアカウントが出来上がるわけではありません。
目の前にあらゆる資材と道具が用意されて、自由に物づくりをしてどうぞと言われるようなイメージです。
「それって不親切なのでは?」と思われるかもしれませんが、型にはまらず、自社アカウントならではの構築ができる自由度の高さが、Lステップの魅力です。
導入する目的を整理したい方はぜひ1度、Lステップの「オンライン説明会」にご参加ください。
Lステップの特徴や具体的な機能、LINE公式アカウントとの違いがわかるため、導入後の活用イメージが掴みやすくなります。
Lステップで解決できない施策の検討
Lステップで解決できない領域とは例えば、集客です。
LINE公式アカウントやLステップを導入したからと言って、自然と友だちは増えません。
またLステップは、友だちになってくれたユーザーに対してのみアプローチできるツールなので、友だちがいなければ当然機能しません。
友だち追加を促す導線を作る、友だち追加したくなる仕掛けを用意するなど、認知施策も併せて検討が必要です。
費用対効果
Lステップの月額料金は以下の通りです。
導入に際して初期費用はかかりませんが、構築を第三者に依頼する場合は、構築コストもかかります。
コストを回収できる売上が見込めるか、あるいは自動化によってそれなりの工数削減が見込めるか、費用対効果の試算も重要です。
Lステップの導入が早いと思われる事業者の特徴
Lステップの導入が早いと思われる事業者の特徴を紹介します。
導入の目的や構築が必要なことを理解していない
Lステップをきちんと理解できていない段階での導入はおすすめできません。
中には「導入すれば自然に自動化される」と認識されている方もおられますが、Lステップは構築をしなければ何も起こりません。
構築とは、リッチメニューを設置したり、予約システムを設定したり、メッセージの内容を作ったり、すべての作業を指します。
Lステップ正規代理店と呼ばれる”Lステップ構築のプロ”に依頼しても、プランニングから構築完了までに数ヶ月要するケースはめずらしくありません。
現実を理解していないと、自分では構築できない、でも今すぐプロに依頼する予算はないといった具合になり、契約しただけになってしまう可能性があるので注意が必要です。
商品やサービスの成約率が低い
商品やサービスを直接販売して売れていない段階では、Lステップの導入はおすすめできません。
Lステップは魔法のツールではないので、販売をLステップ経由にしたところで、売れないケースが多いからです。
ランニングコストの分マイナスになってしまう可能性があるため、仮に商材に課題がある場合は、先に改善されることをおすすめします。
集客施策が考えられていない
Lステップは、LINEに友だち追加してくれたユーザーに対してのみアプローチできるツールです。
どんなに魅力的なアカウントを構築できたとしても、友だちがいなければ、無人島にお店をオープンするような状態になってしまいます。
- 友だち追加の導線はどこに設置する?
- 友だち追加したくなる仕掛けはどうする?
など、Lステップでは解決できない領域も含め全体を設計していないと、導入効果を最大化できません。
Lステップの導入タイミングはいつがベスト?
Lステップの導入に適したタイミングは、現在の状況やLステップで解決したい課題によって異なるため、一概には言えません。
何か指標を示すとしたら、以下4点にYesと回答できるかどうかがひとつのポイントです。
- 導入の目的が明確である
- 構築が必要な旨を理解している
- 集客施策なども検討できている
- 費用対効果の試算ができている
ちなみに、売上規模の目安は特にありません。
すでに売上が立っている方が成果は見えやすいですが、これからビジネスを始める段階であっても、商品やサービスの下地が整っていて、売上が見込める状態であれば、導入して問題ありません。
上記を参考に、Lステップの導入を検討してみてください。
Lステップの導入に悩む場合は「無料個別相談」を活用しよう
Lステップの導入に悩む場合は、ぜひお気軽に「無料個別相談」をご活用ください。
Lステップ認定サポーターが、導入に関するさまざまなご質問を受け付けています。
Zoomを使ったオンライン形式で行いますので、ご自宅からでもご利用いただけます。
まとめ
今回は、Lステップの導入タイミングの考え方について解説しました。
- 自分のやりたいことが実現できるか知りたい
- どのプランで契約すればいいのかわからない
- 自分に使いこなせるのかな?
このようなお悩みをお持ちの方は、Lステップ認定サポーターと1対1で会話ができる「無料個別相談」を活用ください。具体的なアドバイスをさせていただきます。