- オンライン講座を作ったけど売れない
- 結構売れてるけど、煩雑な作業が多くて常に忙しい
- 顧客のサポートに注力できず、満足度が低い
オンラインコンテンツの販売やコミュニティ運営をする中で、このような課題に悩まれている事業者も多いのではないでしょうか。
今回は株式会社Anvery代表の宮下さんに、セールスや事務作業を仕組み化し、提供開始1年で4,000万円超の売上を記録した「コンテンツ販売のLステップ導入事例」をご紹介いただきました。
株式会社Anvery代表。Lステップ認定コンサルタント。Lステップの構築でトップクラスの実績を誇る中村誠氏の下でディレクターとして活躍した後、2022年に独立。LINE構築実績は180社以上、毎月20社以上のLINE構築・運用を行う。
目次
自社のコンテンツ販売とコミュニティ運営にLステップを活用
――さっそくですが、今回ご紹介いただく事例アカウントについて教えていただけますか。
宮下さん
自社のコンテンツ販売や、コミュニティ運営に使っているアカウントをご紹介させていただきます。
――ありがとうございます。どのようなコンテンツを販売されているのでしょうか?
宮下さん
「Lステップのディレクション講座」と「営業のコーチング講座」の2つです。
- 「Lステップのディレクション講座」では、LINEでの商品販売の全体像や構築の成功の型などをお伝えしています。
- 「営業のコーチング講座」は、営業未経験の方でもLINE構築の案件獲得ができるようになるための講座です。
――他社が提供している講座との違いや強みをお聞かせいただけますか。
宮下さん
まだ受講生がそこまで多くないので、僕がひとりひとりにマンツーマンでサポートできているのは強みかなと思います。
例えば営業の講座では、営業のロープレに加え、営業の同行や提案時の設計の添削など、徹底したサポート付きの内容にしています。
世の中には営業のテクニックを教えるだけ、案件獲得後のフォローがない、といった講座も散見されますが、当社の講座はノウハウ提供だけではありません。
実際受講生の70%が、受講中に講座の費用以上の受注ができていて、かなり成果が見えています。残りの方はまだ受講期間が浅いので、これからどんどん成果を出していけると思います。
――すごい成果が出ていますね。いつ頃からコンテンツ販売をされていますか?
宮下さん
2023年から開始したので、まだ1年くらいです。
――御社では3つのアカウントを運用されていると思うのですが、どのように使い分けをされているのでしょうか。
宮下さん
- あとむ
- あとむ@特典配布用
- あとむ【サポートLINE】
の3つありまして、①は入口となるメインアカウントで、アンケートやシナリオ配信を行い、コンテンツの教育・販売、あとクラウドファンディング案件の管理を行っています。
アンケートに回答いただいた方には特典をプレゼントしていて、特典を②のアカウントで配布しています。
②は、垢BAN対策で持っているアカウントです。
③は、講座の受講生と当社が業務を発注している方に登録いただき、個別相談の予約や月報・請求書の提出をしていただくためのアカウントです。
――構築のポイントをお聞かせいただけますか。
宮下さん
メインアカウントに登録する人は、僕と同じようにLINEマーケティングやLステップの構築スキルを身につけて構築者として活動したい人と、自社のアカウント構築の依頼先を探している人の2パターンがあると思っています。
そこでまず登録直後に、Lステップを使う目的を確認します。
友だち追加時に流れるアンケート
構築者として活動したい人には講座に関するシナリオを配信し、自社のアカウント構築の依頼先を探している人には、当社に構築を依頼したくなるようなシナリオを配信しています。
――何日間のシナリオを組んでいますか?
宮下さん
セールス込みで5日間です。
例えば、自社のアカウント構築の依頼先を探している人向けのシナリオでは、僕がLINE構築を始めた経緯から始まり、Lステップを導入すべき理由や当社の実績をマガジン形式で訴求しています。
――友だち追加時に送られるアンケートに回答しなかった場合も、シナリオは送られますか?
宮下さん
いえ、シナリオはアンケートに回答していただいた方にだけ配信される設定にしています。
――マガジンの最後に「読了ボタン」がありますが、押す・押さないでどのような変化がありますか?
宮下さん
マガジンのリンクと読了ボタンには、スコアリングを入れていて、タップしたら点数が加算されるようになっています。
配信の中身を全然見てくれていないスコアが低い人に対しては、シナリオがストップする仕組みになっています。
――友だち追加の導線はどこに設置されていますか?
宮下さん
X・Instagram・YouTubeです。
――どこからの友だち追加が多いですか?
宮下さん
流入はほとんどX経由です。InstagramとYouTubeは最近始めたので、ちょこちょこ入ってるくらいです。
セールスや事務作業の仕組み化に成功
――クラウドファンディング案件の管理にも使われているとのことでしたが、詳細をお聞かせいただけますか。
宮下さん
弊社ではクラファンの事前集客にLINEを活用し、スタート直後に一気に支援金額を高める導線設計を得意としておりまして、多数の構築依頼をいただいております。
クラファン用の流入経路があり、構築依頼が入ってからのさまざまな作業を仕組み化し、クライアントワークを半自動化しました。
構築依頼が入ってからのフローをご説明すると、まずクライアントの情報を回答フォームで取得します。
回答フォームに入力いただいた内容はすべて、スプレッドシートに自動で反映されます。
クラファンの内容に確認漏れや間違いがないよう、リマインド配信を設定しています。
よくある質問は、リッチメニューから確認していただけるようにしています。
クラファンスタート5日後には、レビューの依頼が自動的に送信されます。
クラファン案件の管理はこのような流れです。
――すごく効率化されていますね。個別相談の予約や請求書の提出用のアカウントを、どのように活用されているかもお聞かせいただけますか。
宮下さん
はい、リッチメニューから請求書の提出と個別相談の予約ができるようになっています。
個別相談はカレンダー予約機能を使い、Googleカレンダーと連携して管理しています。
請求書は、毎月1日に提出のアナウンスが送られるようスケジュール設定をしています。講座の受講生に提出をお願いしている月報の連絡も、同様に自動化しています。
これらの仕組み化・自動化によって、かなりの工数削減が実現できました。
月報を提出してくれた人には毎回個別にフィードバックをしているのですが、自動化したおかげで自分がやるべきことにしっかり時間を確保できています。
コンテンツの売上は販売開始1年で4,000万円超
――自分がやらなくてもいいことはシステムに任せて、自分がやるべきことにしっかり時間を確保する、理想的な形だと思います。ちなみに講座の販売状況はいかがですか?
宮下さん
コンテンツは販売開始1年で、4,000万円以上の売上になりました。
――すごいですね。現在Lステップの構築・運用と、講座のフォローの割合はどれくらいですか?
宮下さん
ちょうど半々くらいだと思います。
ITエンジニアからLステップの認定コンサルタントに
――ここからは宮下さんの経歴や、Lステップ構築を始めた経緯についてお伺いできればと思います。まずはプロフィールをご紹介いただけますか。
宮下さん
はい、ありがとうございます。LINEマーケティングの事業を始める前の職歴は、大学生の頃に上場企業でスマホや光回線の営業をしていました。
最初全然売れなくて悔しい思いをしましたが、トップセールスの人に直接教わった結果、1年後には1,200名中売上1位になることができました。
ただ、給料が見合っておらず残業も多かったので、新卒ではIT企業にエンジニアとして就職を決意します。
実際入社したところ、給料の手取りは前払い退職金込みで185,000円。5年先輩の給料水準も低く、このままでいいのかなとモヤモヤしている時に、フリーランスエンジニアという働き方を知り、フリーに転身しました。
結果収入は大幅に上がり、時間的な余裕もできたのですが、1人で黙々とコツコツやる働き方が自分には合わなくて、仕事を楽しめていませんでした。
人と会話したりお客様に提案したり、営業のような仕事の方が好きだと気づき、新しい働き方を探している時に、Lステップを知りました。
――Lステップはどこで知りましたか?
宮下さん
やまもとりゅうけんさんが主催している「人生逃げ切りサロン」という、オンラインサロンです。
エンジニアをやっている時から逃げ切りサロンに入っていまして、逃げ切りサロンの中に「ワンダフルステップ」という、LINEマーケティングやLステップの構築スキルが学べる講座があり、そこでLステップの存在を知りました。
ワンダフルステップの講師はLステップの認定トレーナーの中村誠さんで、誠さんから学び、ノウハウとスキルを身につけます。
誠さんの案件にも入らせていただくことになり、ディレクションを任せていただくようになり、さまざまな経験を積ませていただきました。
最初はエンジニアと兼業でLINE構築をやっていたのですが、2021年の10月にLステップの正規代理店になったタイミングでエンジニアは辞めて、LINE構築事業に一本化しました。
その後2022年1月にLINEマーケティングの事業で法人化し、今はLステップの構築・運用代行をしつつ、構築者を育成する事業も行っています。
――Lステップの構築を始めてからどれくらい経ちますか?
宮下さん
今年で4年目です。
――これまでの構築実績をお聞かせいただけますか。
宮下さん
構築実績は180社以上あり、今も毎月20社以上のLINE構築・運用を行っています。
――かなりの構築実績ですね。中村誠さんとは現在も関わりはありますか?
宮下さん
そうですね、逃げ切りサロンのLINE運用やマーケティングは、現在も誠さんと一緒に担当させていただいていて、その他の誠さんの案件にも参加しています。
――宮下さんの拠点はどちらですか?
宮下さん
東京です。
――対応エリアは全国ですか?
宮下さん
はい、全国対応しています。
――得意とする業種・業態はありますか?
宮下さん
コンテンツ販売とクラファンの事前集客が得意です。
クラファンはこれまでに90社以上の構築実績があり、物販系の他、サウナやグランピング施設といった実店舗オープンの案件も担当してきました。
目標金額10万円に対して975万円の支援金を集めるなど、大きな成果が出ている案件も多数あります。
また、クラファンは事前集客のみを請け負っているわけではなく、例えば実店舗オープンの案件であれば、店舗のLINE構築と運用まで担当させていただくケースもあります。
――Lステップは構築に加え、運用代行までされるケースが多いですか?
宮下さん
Lステップの構築を始めた初期の頃は構築代行のみもやっていましたが、今は運用まで込みでないと依頼を受けていません。
数値を見ながら改善もしていかないと、安定的に成果を出すのは難しいからです。ですので構築後、3ヶ月〜6ヶ月は運用に入らせていただくようにしています。
――毎月20件ほどの構築・運用をされているとのことでしたが、何人くらいで対応されていますか?
宮下さん
現在は15名ほどです。
――自社のコンテンツを受講した方がチームに加わることもありますか?
宮下さん
はい、あります。優秀な方には講師も依頼しています。
――Lステップの構築・運用以外にも対応されていますか?例えばその他のSNS運用など。
宮下さん
LINE以外だと、Xの運用代行は対応可能です。その他、広告運用やLP制作、動画制作、Webデザイン制作など、さまざま対応しています。
――宮下さんも構築はされていますか?
宮下さん
僕は主にディレクションですね。実際の構築は主にチームのメンバーが行っています。ただ、クライアントとの商談やミーティングには必ず出るようにしています。
――最後に、ご自身の強みやクライアントワークをする上で大切にしていることをお聞かせください。
宮下さん
Lステップの構築事業をやっている人の中でも実績はかなり多い方だと思うので、過去の事例を基に幅広い提案ができるのは強みです。
あと僕はチームで仕事をするという意識を大事にしています。仕事を管理しているディレクターだけがたくさん稼ぐとかではなく、メンバーにきちんと還元されるようにしているので、よいチームワークを築けていると思います。
まとめ
今回は株式会社Anvery代表の宮下さんに、コンテンツ販売のLステップ導入事例をご紹介いただきました。
コンテンツ販売やクラウドファンディングの事前集客を依頼したい方、または構築や営業スキルを学びたい方に、宮下さんは非常におすすめです。
ご相談を希望される方は、以下のLINEからご連絡してみてください。