自社アプリをLINEに切り替えて運用効率アップ|住宅の耐震装置メーカーのLステップ導入事例

自社でアプリを開発するも、課題が多くうまく運用できていないケースはめずらしくありません。

 

  • 時間的にも費用的にもコストが高い
  • バグが多くてメンテナンスが大変
  • なかなかアプリをダウンロードしてもらえない

 

昨今は1からアプリ開発をするのではなく、LINEを自社アプリのように構築し、運用している企業が増えているのをご存知でしょうか。

 

今回はプロフィール株式会社の鈴木さんに、自社アプリをLINEに切り替えて運用効率アップに成功した「住宅の耐震装置メーカーのLステップ導入事例」をご紹介いただきました。

 

プロフィール株式会社の鈴木さん

【鈴木ちかこ】
プロフィール株式会社 広報担当/Lステップ正規代理店

工務店やハウスメーカーなど住宅関連企業に特化し、LINE公式アカウントおよびLステップの構築、運用サポートをしている。従業員規模や地域性、企業の強みに合わせたディレクションを行うことが得意。LINE公式アカウントの使い方を企業に指導する、内製化研修の実績も多数。

自社アプリに使いづらさを感じていた

――さっそくですが、今回ご紹介いただく事例アカウントについて教えていただけますか。

鈴木さん
鈴木さん

 

地耐協(ちたいきょう)という、地盤補強の工法や基礎を提供する企業です。

――御社が構築に携わる前から、地耐協様ではLINE公式アカウントやLステップの導入・運用をされていましたか?

鈴木さん
鈴木さん

 

いえ、どちらも導入されていませんでした。LINE公式アカウントに興味はあったみたいですが、どんな運用をすればいいかがわからず、導入には至らなかったようです。

 

――地耐協様がLステップを導入する経緯をお聞かせいただけますか。

鈴木さん
鈴木さん

 

自社でスマホアプリを作って提供していたんですけど、iPhoneがアップデートするとアプリが見れなくなるなどバグが結構あって、使いづらさを感じていました。

 

弊社にご相談をいただいたときに、LINE公式アカウントとLステップでできることや切り替えるメリットをご説明させていただき、導入に至りました。

 

――本アカウントはいつから運用を開始されましたか?

鈴木さん
鈴木さん

 

2024年の1月中旬です。

――御社で運用支援もされていますか?

鈴木さん
鈴木さん

 

はい、させていただいています。当社でサポートをさせていただきながら、配信は先方のご担当者様にお任せしています。設定やデザイン変更、新しい情報への更新作業等を当社にて請け負っています。

 

――Lステップ導入に際し、地耐協様からはどのような要望がありましたか?

鈴木さん
鈴木さん

 

主な要望は次の通りです。

 

  • アプリで閲覧できる情報を引き継ぎたい
  • 一般の方と工務店向けで情報を分けたい
  • 契約者の情報を蓄積したい

 

アプリには自社の工法や製品に関する情報や、地震に関するお役立ちコンテンツ、お問い合わせフォームなどが設置されていて、それらはLINEでも閲覧できるようにしてほしいとおっしゃっていました。

 

地耐協様が提供されている工法や製品は、工務店が施工するものですが、地震対策に関心のある個人の方も登録対象です。ただ、発信する情報は一部分けたいため、属性によって閲覧できる内容を変えたいという要望もありました。

 

その他、地耐協様の工法を採用した住宅にお住まいの方、契約者の情報を蓄積できるようにしたいとおっしゃっていました。

 

――ご要望に対し、どのような構築をされたかお聞かせください。

鈴木さん
鈴木さん

 

アプリに含まれていた自社の工法や製品に関する情報、地震に関するお役立ちコンテンツなどはすべて、リッチメニューに集約しました。

 

Lステップ CHITAIKYO リッチメニュー

Lステップ CHITAIKYO リッチメニュー

 

リッチ画像も弊社で作成し、情報がより伝わりやすくなるよう工夫しています。

 

Lステップ CHITAIKYO リッチメニュー

 

一般の方と工務店向けで情報を分ける点については、リッチメニューに工務店向けの鍵付きタブを用意しました。友だち追加時に送られるアンケートの回答によって、閲覧可否を分けています。

 

一般のと工務店向け別リッチメニュー

 

契約者は「免震ファミリー」というサポートサービスへの登録を促し、お名前や住所、施工を担当した住宅会社の情報などが取得でが取得できるようにしました。

 

免震ファミリー登録情報 Lステップ

 

――ご要望がしっかり反映されていますね。今回構築する上で、こだわったところや工夫したポイントはありますか?

鈴木さん
鈴木さん

 

今回はアプリからLINEへの切り替えだったので、アプリより見やすく使いやすくなるよう心がけました。一般ユーザー向けは特に、情報過多にならないようわかりやすいコンテンツ訴求にしています。

災害への関心が高まるタイミングで一斉配信

――配信は定期的にされていますか?

鈴木さん
鈴木さん

 

配信は基本的に、災害が起こったときに一斉配信をするのみで、シナリオ配信は設定していません。

 

――災害が起こったとき、どのような配信をされるのでしょうか?

鈴木さん
鈴木さん

 

例えばどこかで地震が起こったときに、大丈夫ですか?何かできることはありませんか?といった連絡をしています。

 

地震がおこったときのお伺い一斉メッセージLステップ

 

地震の被害状況によっては建て直しやリフォームが必要になるため、最終的には現地調査に伺って地盤強化のご相談をさせていただくこともできます。

 

災害への関心が高まったタイミングで地耐協様の存在を思い出してもらえた方が行動につながると考え、直接的な被害を受けていない方や工務店などの住宅会社にも一斉配信をしています。

 

――ちょうど関心が高まっているタイミングで配信するやり方は、とても反響がありそうですね。

鈴木さん
鈴木さん

 

そうですね、配信の自動化はできませんが、何パターンかテンプレートを作ってすぐに対応できるようにしているのでそこまで負担になっていませんし、このやり方がよいと思っています。

 

あとLINEに切り替えてよかったのは、お問い合わせをいただいた後、そのままやりとりができるところです。アプリは問い合わせの受付はできても、その後のやりとりは電話かメールになっていたんですよね。

 

LINEならお問い合わせをいただいた後、そのままコミュニケーションが取れるので、状況をヒアリングして写真を送ってもらい、現地調査をして見積もりを出す、といった流れがスムーズにできます。

 

――なるほど、確かにそのままコミュニケーションが取れた方がいいですし、電話やメールよりLINEの方がやりとりしやすくていいですよね。ちなみに、友だち追加はどこで誘導されていますか?

鈴木さん
鈴木さん

 

ホームページやInstagram、あとは住宅会社向けにセミナーをやっているので、そこでLINEやってますよとお声がけしてもらったり、配布物にQRコードを付けてもらったりして、誘導してくださいと伝えています。

 

その他、テレビ局が開催するイベントでブースを出して、お子様に紙芝居で分かりやすく地震の知識を伝えるといった取り組みもされているので、イベントでの登録もあると思います。

 

――地耐協様はLステップを導入して、どのような感想を持たれていますか?

鈴木さん
鈴木さん

 

社長とご担当の方は、アプリのようなバグはなくて使いやすく、LINEはお客様もみんな使っているのでダウンロードの必要もないですし、利便性が上がったとすごく喜んでくださっています。今後も積極的にご活用いただける予定です。

住宅会社のサポートに特化している

――ここからは御社がLステップ構築を始めた経緯についてお伺いできればと思います。まずはプロフィールをご紹介いただけますか。

鈴木さん
鈴木さん

 

現在は東京都内で住宅会社に特化した、デジタルマーケティング会社を営んでおります。

 

もともと映像制作の会社でしたが、コロナ禍が強まったことをきっかけに、デジタルマーケティング事業も開始しました。

 

デジタルマーケティング事業の中に、LINE公式アカウントやLステップの構築代行、運用サポート、内製化研修などが含まれています。

 

Lステップを知ったのは5年前くらいに弊社代表が、Lステップを使ったマーケティングをしているお客様から「LINEでこんなこともできるんだよ」と、弊社が作った動画をLステップで使っているのをみせていただいたのが最初です。

 

初めて見たときにすごい衝撃を受けて、それからすぐに学び始めると同時に、仲の良い工務店さんに「タダで良いから作らせてほしい」とお願いするところから本格的に運用支援をスタートしました。

 

ただ「このやり方でいいのかな」「もっと良いやり方があるのではないかな」と考えたり、お客様から質問があった時にすぐに回答ができなかったり、なかなかうまくいきません。

 

そんなことを繰り返しているうちに、疑問を解決しないとLステップをご案内するのは難しいと判断し、正規代理店講座の受講を決意します。

 

結果、構築技術だけではなく提案力やマーケティングの知識も広がり、今や動画制作部門よりもLINEの支援事業が大きくなり、当社のビジネスの柱となっています。

 

――行動力がすごいですね、御社の対応エリアは全国ですか?

鈴木さん
鈴木さん

 

はい、全国対応しています。

 

――住宅会社に特化しているとのことですが、これまでLINE構築や運用支援は、どれくらいされてきましたか?

鈴木さん
鈴木さん

 

正確な数はわかりませんが、構築を担当させていただいたのは50社ほどだと思います。内製化やコンサルで入らせていただいた数も含めると、100社以上を支援してきました。

 

――御社では構築のみと構築後の運用サポートまでされるケースでいうと、どちらが多いですか?

鈴木さん
鈴木さん

 

構築後の運用サポートまで入らせていただくケースが多いです。

 

月のイベントの更新作業や、こういう配信をしてほしいと依頼されたものを送るなど、サポート内容はクライアントによってさまざまです。

 

何も依頼されなくても月に1回はどうですか?とお声がけをして、フォローするようにしています。

 

――運用サポートに入る場合、サポート期間はどれくらいですか?

鈴木さん
鈴木さん

 

半年や1年、IT導入補助金を使う場合は2年間など、さまざまなパターンがあります。

 

――御社ではLINEの構築・運用、内製化以外のサポートもされていますか?

鈴木さん
鈴木さん

 

もとは映像制作の会社なので、動画撮影から編集、YouTubeのチャンネル開設や運用支援もできますし、Instagramの投稿代行や運用サポート、あとはホームページ制作のディレクション、採用支援など、住宅業界のお困りごとを様々おこなっています。

 

Webマーケティングメインではありますが、ブランディングを意識したホームページ制作のディレクションやカタログ制作などの紙媒体のご相談など、「どんな事でもお役に立てるなら」の精神で、住宅業界に特化した対応力を活かしたご支援をさせていただいています。

 

――お客様としては御社に話を通せば、まとめて対応してもらえるわけですもんね。

鈴木さん
鈴木さん

 

そうですね、自社で直接対応できなくても可能な限りサポートはさせていただくので、とりあえず困っていることは何でも言っていただくようにしています。

 

――最後になりますが、御社の強みや、クライアントワークをする上で大切にしていることをお聞かせください。

鈴木さん
鈴木さん

 

住宅関連企業の支援に特化しているところと、ここまで手厚くサポートする会社は他にないんじゃないかなと思っています。

 

昔ながらの住宅会社さんの中には、例えばZoomのようなWeb会議システムの使い方がわからなくて、オンラインミーティングを開始するまでに20分かかるみたいな、ITリテラシーに自信のない方も少なくありません。

 

サポート内容が多岐にわたっていくことや、基礎から時間を要するケースの場合、サポートが大変でコストに見合わず、大手の住宅系コンサル企業にはなかなか相手にしてもらえなかったり、あるいは不利な契約をされてしまったりするケースもあるんですよね。

 

行き場がなくて困っている方も、しっかり寄り添ってサポートしていけるのは弊社の強みだと思います。

 

あとは当然かもしれませんが、レスポンスを早く、そしてお客様目線で構築していくことを大切にしています。

まとめ

今回はプロフィール株式会社の鈴木さんに、住宅の耐震装置メーカーのLステップ導入事例をご紹介いただきました。

 

住宅業界のLINE構築・運用サポートなら、プロフィール株式会社がおすすめです。

 

ご相談を希望される方はぜひ、以下のHPからご連絡してみてください。

 

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