Lステップを導入したものの、導線設計の仕方がわからず、うまく使いこなせていないと悩む方は少なくありません。
- 毎回手動で一斉配信している
- シナリオで何を配信すればいい?
- 自動化の仕組みはどうやって構築するの?
このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は株式会社With Whom代表の松原さんに、導線設計を行い、友だち登録後に個別相談のオファーが自動で流れる仕組みを構築した「音楽家のLステップ導入事例」をご紹介いただきました。
株式会社With Whom代表/Lステップ正規代理店オンラインスクール事業のLINE構築・運用支援が得意。LINE周りの支援以外にも、商品企画やセミナー導線のコンサルティングなど、サポート範囲は多岐にわたる。
Lステップを活用しきれていなかった
――さっそくですが、今回ご紹介いただく事例アカウントについて教えていただけますか。
松原さん
プロフルート奏者の「伊藤眞子」様です。プロの音楽家としての活動のほか、YouTubeでの情報発信や指導者としても活動されています。
――松原さんが構築に携わる前から、伊藤様はLINE公式アカウントやLステップの導入・運用をされていましたか?
松原さん
はい、どちらも導入済みでした。
――松原さんが伊藤様のアカウント構築に携わることになった経緯をお聞かせいただけますか。
松原さん
知人より「音楽のフルート演奏者のプロデュースを行っており、その方のLINEの導線を手伝って欲しい」とお話をいただき、携わらせていただきました。
――松原さんが構築に入られたのはいつ頃ですか?
松原さん
2023年の4月です。
――松原さんが構築に入る前、伊藤様はLステップをどのように活用されていましたか?
松原さん
手動でプロモーションを行った直後で、商品が自動で売れ続ける仕組みづくりはできておりませんでした。
――現在、運用支援はされていますか?
松原さん
運用は先方で行っているため、運用支援はしていません。使い方がわからないときなどに質問をいただいて回答する、といったサポートはさせていただいております。
――松原さんが構築に入るタイミングで、伊藤様が抱えていた課題や要望をお聞かせください。
松原さん
友だち追加してくれた方に対して、商品を常時販売するセールスの導線づくりをしたいけど、どのように構築すればいいのかがわからない、とご相談をいただきました。
導線設計を行い、販売の自動化を実現
――課題に対し、どのような構築をされましたか?
松原さん
まずは友だち追加後、伊藤さんがなぜ今の活動をしているのか?という想いの部分をしっかり解説したテキストマガジンを導入しました。
リッチメニューにもプロフィールボタンを設置し、プロフルート奏者になるまでの道のりや今の活動をしている理由を、回答フォームでしっかりと訴求しています。
リッチメニュー
回答フォーム
友だち追加は伊藤さんのYouTubeチャンネル経由が多いんですが、YouTubeはさまざまな動画から入ってくるので、伊藤さんがどういう人で、どんな想いで活動しているか詳しく把握していない人もいます。
なので最初に前提の共有をしてあげる必要があると考え、プロフィールの紹介を入れています。その後、個別相談に誘導し、商品販売につなげる導線を組みました。
次に、既存の友だちに対しては定期的にLIVE配信をして、リマーケティングを打っていくことをご提案しました。
顧客層が、初級者・中級者・上級者と3つの層に分かれていたので、それぞれコンセプトを変更したLIVEセールスをご用意しております。
――友だち追加時のメッセージでは、アンケートも一緒に送られるケースをよく見かけますが、今回伊藤様のアカウントでアンケートを送られていない理由はありますか?
松原さん
アンケートをする理由は、顧客属性がわからないからであったり、セグメントを分けてお客様に合う商品訴求をしたりするためですよね。
伊藤さんの場合、顧客属性は大枠わかっていますし、販売する商品も1つなので、ファーストアクションでは1本長文のテキストを入れてしっかり想いを伝えるとか、価値観教育をする方が優先度が高いと考え、アンケートは入れませんでした。
――なるほど、アンケートの優先度はそこまで高くなかったわけですね。今回の構築をするにあたり、工夫したところやこだわったところがありましたらお聞かせください。
松原さん
伊藤さんに限らずですが、まず発信者が何を考えているか念入りにヒアリングするところから始めるようにしています。
LINEでセールスの導線ってよくありますけど、よく見るものと思われた時点で、この人も押し売りしてくるのかなって思われやすいんですよね。
これが例えばビジネススクールのアカウントなんかだと、セールスもあるよねって受け入れやすいんですけど、音楽業界で同じようなやり方をすると叩かれてしまう恐れもあります。
なので発信者の考えや、コンテンツをどのように見せていきたいかを徹底的にヒアリングして、ライティングに落とし込みました。成約率や売上は若干落ちるかもしれませんが、ファンが離れづらいと感じています。
――ブランディングをかなり意識されているんですね。
松原さん
そうですね、ブランディングをきちんと守り、コンセプトを一貫させるところに関しては、うちのチームはかなり気を付けて構築している方だと思います。
――ちなみに、本アカウントの構築にはどれくらいの時間を要しましたか?
松原さん
最初にLINE登録直後の導線を構築しまして、そこはおおよそ2ヶ月です。実装した後にLIVE周りなどの導線設計のご相談もいただき、トータルでは10ヶ月ほどかかりました。
導線設計により売上の安定化につながる
――構築の成果をお聞かせください。
松原さん
なかなかお客様に伝わり辛かった商品なのですが、導線設計をしたことで個別相談の申し込みも増え、売上の安定化につながっています。
――構築後、どれくらいで成果が見え始めましたか?
松原さん
構築して翌月には、個別面談の数字が伸びておりました。各種施策を打つ前より顧客との接点も増えたため、お客様から商品相談への申し込み数の安定化、増加を確認しております。
――伊藤様はLステップを導入して、どのような感想を持たれていますか?
松原さん
満足していただけていると思います。プロモーターの方が入っていて、その方には構築後もいろんな壁打ちができてありがたいと言っていただいています。
YouTubeから正規代理店へ
――ここからは松原さんのご経歴や、Lステップ構築を始めた経緯についてお伺いできればと思います。まずはプロフィールをご紹介いただけますか。
松原さん
大学を卒業してからはYouTuberになろうと思い、YouTubeをやっていました。ただなかなかうまくいかず、2年半ほどやりましたが月収は0円でした。
このままではマズイと思い、何かビジネススキルを身につけようと思ったときに、ビジネスインフルエンサーのやまもとりゅうけんさんが主催の「人生逃げ切りサロン」に入っていまして、そこでLステップの存在を知ったのがきっかけです。
ワンダフルステップ(LINE構築を仕事にするためのスキルが学べる講座)が開校されたタイミングだったので入って学び、さまざまな実務を経験し今に至ります。
――ワンダフルステップが開校されたタイミングだと、もう結構前ですよね?
松原さん
そうですね、4年前くらいです。
――YouTubeからのLステップ、行動力がすごいですね。
松原さん
基本自分の自由にやっていた人間だったので社会人マナーがなくて、Lステップ構築を始めた当初はクライアントワークでしくじりまくってました。
株式会社REXLIの中村誠さん(Lステップの認定トレーナー)に鍛えていただき、いろんな案件に関わらせてもらって、今は独立してやっています。
――独立して法人化されたのはいつ頃ですか?
松原さん
1年半前くらいだったと思います。法人化しないと受けれない案件があって、それを機に法人化しました。
――対応エリアは全国ですか?
松原さん
はい、全国対応可能です。
――得意とする業種・業態はありますか?
松原さん
無形商材を扱うオンラインスクール事業などは、他社の追随を許さないほどの知見があると自負しております。集客導線が整っている状態でしたら、外さない自信があります。
その他には広告運用なども内製しておりますので、通販事業など商圏問わず顧客を集める事業に関しては、強みを発揮できるかと思います。
――集客力は強いけれど、販売するものがなくてマネタイズがうまくできていないインフルエンサーの方も結構多いようですが、商品企画のサポートはされていますか?
松原さん
はい、対応できます。今は高単価の商材が流行っていると思いますが、集客力がある場合は低単価商材でスケールさせていった方がよいと思っています。
僕は低単価の商材で戦略を組んで、購入者の中でも濃い一部の見込み客にだけ高単価を訴求するやり方をベースにしています。
――店舗案件も対応はされますか?
松原さん
はい、対応可能です。店舗案件に関しては現場に落とし込むフローも大切なので、店舗側とのすり合わせだったり落とし込みだったり、一緒に協力してやっていきましょうねというスタンスだと嬉しいです。
――これまで何件くらいの構築に携わってきましたか?
松原さん
30〜40件です。そこまで数は多くないんですけど、運用でほぼ事業の中核ポジションを任せていただいている案件もあるので、どんどん新規を増やしていくより、既存のお客様のサポートを大事にしています。
――御社では構築のみと構築後の運用支援までされるケースでいうと、どちらが多いですか?
松原さん
基本的には運用支援込みでご提案をしています。ただ、構築だけでよいとおっしゃる方も中にはいるので、クライアント次第です。
――松原さんのチームは何名くらいですか?
松原さん
メインで稼働しているのは、7名くらいです。
――御社の対応範囲をお聞かせいただけますか?
松原さん
Webデザイン、ライティング、動画はシナリオ作成から編集、LP制作、セミナー作成とか決済周りもサポートできますし、あとWeb広告の運用もできます。集客から販売に必要なことは、基本的にすべて巻き取らせていただいています。
――最後になりますが、ご自身の強みや、クライアントワークをする上で大切にしていることをお聞かせください。
松原さん
弊社でもスクール事業を展開しており、その中で優秀な担当者を業務に配置することができるため、抱えている人材の優秀さでは他社と比較してかなり優れています。
僕自身、お客様へのヒアリングをすごく大事にしているのと、これまで携わってきたアカウントの事例を元に構築しているので、精度の高さと品質の高さに関しては自信があります。
あとは組織を大きくしすぎていない分、小回りがきくというか、素早い対応ができるところも強みです。
またクライアントワークにおいては「クライアントが求める成果を達成すること」を大切にしています。
そのため、お問い合わせいただいた段階で「これは弊社で構築しない方が良い」と感じたらお受けしません。他社さんを紹介することもあれば、そもそもLINEではなく広告に予算を使いましょうとご提案する場合もあります。
弊社へのご依頼はもちろん嬉しいですが、お問い合わせいただいた方が予算内で求める成果を出すための提案をすることを大切にしています。
まとめ
今回は株式会社With Whom代表の松原さんに、音楽家のLステップ導入事例をご紹介いただきました。
商品の作り方がわからない、販売方法がわからない、といったお悩みがあるインフルエンサーの方に、松原さんは非常におすすめです。
ご相談を希望される方はぜひ、以下のXからご連絡してみてください。