店舗を運営する中で、次のような悩みを抱える事業者は多いのではないでしょうか。
- 「新規集客に苦戦している」
- 「リピート率の低さを改善したい」
- 「予約管理を効率化したい」
昨今はこれらの課題を、Lステップの活用により解消する事業者が増えています。
今回はちょい楽マーケティング代表の竹内さんに、予約管理の自動化により、来院率とリピート率の向上を実現し、新規の集客力アップにも成功した「神経系ストレッチ専門店のLステップ導入事例」をご紹介いただきました。
ちょい楽マーケティング代表/Lステップ代理店
建設業に20年以上携わってきた経験から、特に建設業界の支援を得意とする。LINE構築以外にもWEB制作や広告運用、各種SNSの運用、ドローン空撮、動画制作、4コマ漫画やイラスト制作など、幅広い分野の対応が可能。
目次
LINE公式アカウントは導入していたが、うまく活用できていなかった
――さっそくですが、今回ご紹介いただく事例アカウントについて教えていただけますか。
竹内さん
兼子ただしさんが監修する、神経系ストレッチ専門店の「Physical well-being」様です。
神経系ストレッチによる多角的なアプローチで、身体の痛みや不調の改善を目指す茨城県初の認定店です。
全スタッフが医療従事者で、神経系ストレッチだけでなく、徒手療法を組み合わせることで、より効果的な施術を提供しています。
――竹内さんが構築に入る前から、Physical well-being様はLINE公式アカウントやLステップの運用をされていましたか?
竹内さん
LINE公式アカウントは導入していて、治療院やサロンでよく使われているLINEの予約システムも入れていました。
――Lステップの導入時期はいつ頃でしょうか?
竹内さん
2024年の4月です。
――Physical well-being様がLステップを導入するきっかけや、竹内さんが構築に携わることになった経緯をお聞かせいただけますか。
竹内さん
Physical well-being代表の加納さんと知り合ったきっかけは、知り合いからの紹介です。
LINE公式アカウントや予約システムを導入したものの、うまく活用できずに悩んでる人がいるので話を聞いてみてほしいと繋いでもらい、交流会の場でご挨拶したのが最初です。
Lステップを活用することで固定費を削減し、売上アップを図る提案をしたところ、導入をご依頼いただきました。
新規集客やリピート率の低さに課題を感じていた
――Physical well-being様が抱えていた課題や要望をお聞かせください。
竹内さん
主なご要望は、次の通りです。
- 売上を上げたい
- 集客力を上げたい
- リピート率の低さを改善したい
- LINEを有効活用したい
- 既存システムの固定費を削減したい
オープン当初は、兼子ただしさんがお店に来たこともあって、集客はすごくできたみたいですが、その後の新規集客には苦戦していたようです。InstagramやTikTokで発信もされていましたが、閲覧数は伸び悩んでいました。
また、1度来店いただいたお客様には、神経系ストレッチの次に「コンディショニング」というメニューをご案内し、次回来店につなげたいのですが、なかなか予約が取れない状況で、リピート率の低さも課題に感じられていました。
LINE公式アカウントは導入済みでしたが、有効友だち数に対しての反応率は低く、ブロック率は約半数と高い状態です。配信内容に悩み活用が進まず、LINEで来店促進はできていませんでした。
予約システムもうまく活用できていなくて、本来はある程度の自動化ができるシステムのはずなんですが、手動で管理していたため、手間がかかる上に顧客管理が複雑化している状態でした。ツールやシステムの操作にはあまり強くないみたいなんですよね。
その他、予約システムは毎月のランニングコストも高いと感じていて、固定費を削減したいとおっしゃっていました。
――リピート率の改善や予約管理の効率化など、Lステップで解決できそうなところも多いですね。ちなみに、コンディショニングとはどのようなメニューなのでしょうか?
竹内さん
整体とは少し異なりますが、加納さんからは一般の方には「整体」と説明してもらって差し支えないと言われています。
――整体と同様のものと考えると、定期的に利用していただきたいサービスになりますよね。
竹内さん
そうですね、整体も1回である程度の効果は感じられると思いますが、例えば体の状態が40%の時に施術をして、一気に100%まで回復はしないんですよ。
1回の施術で40%だった状態を60%くらいまで戻して、次に80%を目指すようなイメージで、少しずつ改善していくものです。
やっぱり100%の状態の方が日々の生活は豊かになりますし、スポーツやトレーニングをされている方、ゴルフなんかはいい例ですが、体の状態がよいと飛距離が全然変わってくるらしいんですよね。
なので、継続して通って100%を目指しましょう、また100%になっても、その後ずっと100%をキープできるわけではありませんので、定期的に体のメンテナンスで来てくださいとご案内しています。
――そう考えると、リピートがすごく重要ですね。
竹内さん
本当にリピートは重要です。僕自身も、整体は1回行ったらしばらくはいいかなと思ってしまうタイプなので、価格以上の価値を感じてもらえる訴求を考える必要があると思いました。
例えばゴルフで成績が上がり、コンペで勝てるようになれば、認知度が上がって仕事につながるかもしれないとか、体の状態を整えたことによる副産物っていろいろあると思うんです。
定期的に施術を受けるメリットをうまく伝えられれば、リピート率は向上していくと考えています。
――Physical well-being様のご要望に対する、竹内さんのご提案をお聞かせいただけますか。
竹内さん
友だち追加時のところからお話すると、最初にお悩みのヒアリングをするためにアンケートを送っています。
回答いただいた方には基本的に、個別チャットで対応していただくよう依頼しました。
個別対応をしてもらっている理由は2つあって、ひとつは特に熱心なお客様に安心感を与えて、初回の来院率を上げたかったこと、もうひとつはよくある質問をまとめて、後々自動応答を構築したかったからです。
個別チャットの量が増えた段階で過去のメッセージを集計し、自動応答も構築しました。
引き続きデータは蓄積しているので、個別メッセージから来院につながりやすかったやりとりをブラッシュアップして、自動応答に組み込む予定です。
――すごく成果につながりそうですね、すぐに予約につながらない方にはどのようなアプローチをされているのでしょうか?
竹内さん
アンケートに回答いただいて個別にやりとりしてる方は、実際来院につながっている人が多いので、成果につながると思います。
すぐに予約につながらない方には、兼子先生の動画や、症状改善のビフォーアフターがわかる動画をシナリオで配信しています。
Instagramにたくさんビフォーアフターの動画がアップされていましたので、それらをLINEでの訴求にも流用しています。
――予約面はどのように変えられましたか?
竹内さん
予約システムについては、Lステップに予約機能がありますので、既存の予約システムは解約しました。現在予約は、カレンダー予約を使っています。
リピート率向上のために、予約後のリマインド配信と複数回のメニュー表示を自動化しました。
神経系ストレッチは1回と8回コースのメニューがありまして、8回コースを購入いただいた方が次回の予約をする際に料金が表示がされてしまうと、またお金がかかるのかな?と誤解を招く可能性があります。
なので例えば、2回目の予約をする人には、2回目のメニューだけが自動的に表示されるように設計しました。
その他リピート施策として、1度来ていただいたお客様に対して、来院後15日、30日、60日が経過したら、お体の調子はどうですか?とメッセージが流れるよう設定し、リピート促進を自動化しました。
なお、予約システムをLステップへ切り替えたことにより、固定費の削減に成功しています。
運用開始から間もなくリピート率や来院率が向上し、売上は1.2〜1.3倍に増加
――構築の成果をお聞かせいただけますか。
竹内さん
リピート率や友だち追加からの来院率は目に見えて向上していて、運用を始めて半年ほどですが、月の売上は1.2〜1.3倍に増加しています。
予約機能が大幅に使いやすくなったと、クライアント様も喜んでいます。
また、口コミも増やしていきたいとおっしゃっていたので、Lステップで来院後のお客様に、自動でメッセージが届く設計にしたところ、口コミ数もかなり増えました。
口コミが投稿される頻度は、LINE導入前後で大きく差があるので、LINEでの訴求が影響しているのは間違いありません。
予約システムの解約により削減できた費用を、運用コンサル費に充てられたことで、より効果的な施策が実現しました。
――新規集客には口コミがすごく大切ですよね。来院率が向上したとのことですが、リマインド配信をする以前は、予約忘れも結構あったのでしょうか?
竹内さん
あったみたいです。リマインドをするようになって、予約忘れはほぼなくなっています。
――リマインドはどれくらいの頻度でされていますか?
竹内さん
予約前日の夜に1回です。高齢の方も多いので、就寝前くらいの20時に送るようにしています。
――ちなみに友だち追加はどこからが多いですか?
竹内さん
Instagramや店舗経由の他、オーナーの加納さんが、いろいろな交流会に参加して顔を広げるのがすごく得意な方で、直接ご案内して友だち追加を促すケースもあります。
あとは友だち追加広告も1度やりまして、これがかなりよかったんですよ。5万円の予算で、ブロックを除いて340人の友だちを獲得できました。友だち獲得単価は120円程度です。
すぐに来院につながった方も多く、1週間で広告費の半分くらいは回収できて、リピートも含めると余裕で100%回収できています。年間でみるとおそらく、ROASは300〜500%になると思います。
――すごい集客できてますね、竹内さんは広告出稿のサポートもされているのでしょうか?
竹内さん
はい、バナー作成やデータの分析など、広告面のサポートもさせていただいています。
クライアント様もぜひまた広告をやりたいとおっしゃっているので、時期をみてもう1回やりましょうと話しています。
――リピート率と来院率が向上していて、口コミを増やす流れも作られている状態ですから、広告で新規が増やせれば、売上はどんどん伸びていきそうですね。
竹内さん
そうですね、今後まだまだ伸びていくと思います。
これは先方が日々、施術やSNSの投稿をしっかりされているからこその成果ですので、僕の頑張りだけで得られたものではありません。
努力が無駄にならないよう、引き続きサポートしていければと思っています。
――竹内さんは運用支援も入られているんですか?
竹内さん
はい、先方のご都合を見ながら月1回〜2ヶ月に1回は店舗にお伺いして、配信内容の修正や月次運用の結果に基づく改善提案など、継続してサポートさせていただいています。
また、操作に関して不明な点があれば、その都度動画で説明をお送りするなど、柔軟にサポートしています。
――店舗の方々は、Lステップの操作はできるのでしょうか?
竹内さん
できますが、まだ不慣れなところも多々ある状態です。
Lステップからではなく、LINE公式アカウントの方からメッセージを送ってしまったり、あいさつメッセージを止めてしまったり、UIはわかりやすいと思うんですが、構築してない人からすると難しいと感じるみたいなんですよね。
Physical well-being様に限らずですが、どこもやっぱり繰り返し繰り返し伝えていかないと、なかなか有効活用までは進まないと感じます。
――今のお話を伺うと構築後のサポートもないと、しっかり運用していくのは難しそうですね。メインの業務がある中で、LINEのことまで手が回らない方も多い印象です。
竹内さん
おっしゃる通りです。別件ですが、僕が正規代理店になって最初か2番目の構築をした時に、 運用もサポートはできますが、ご自身でやっていただくことも可能ですとご案内したところ、ご自身でやるとおっしゃった方がいました。
構築後にお引き渡しをして運用をお任せしたんですが、少し経って見てみたら、完全に放置になっていたんです。
運用は入る前提でお話しないと、せっかく費用かけて組んでもらっても、無駄になってしまうケースも多いんだろうなと感じて、そこからは基本的に運用に入らせていただくようにしています。
とは言え、運用のコストが厳しい場合もありますよね。そこはもう無理のない範囲でご提案して、ハードルを下げてでもサポートに入らせていただくようにしています。しっかり運用すれば成果につながりますからね。
――実際に運用ができなかったケースを目の当たりにされたんですね。ハードルを下げてでもサポートに入るという姿勢は素晴らしいと思います。
竹内さん
せっかくいろんなコストをかけたのに、運用できずに放置になるのは本当にもったいないと思うんですよ。また、自分が構築したアカウントで何も成果が生まれていないのも嫌ですよね。なので、運用はセットで考えています。
――その他、今回の構築で工夫したところや、こだわったポイントなどありましたらお聞かせください。
竹内さん
できる限り、クライアント様とお客様の手間をかけさせない構築を心がけました。
例えば予約は、導線をわかりやすくして、リマインドや来院後の口コミのご案内、リピート促進の訴求をすべて自動化して、手間をかけない仕組みを構築しました。
Instagramにある施術のビフォーアフターの動画をLINEに組み込み、再利用したのも工夫したところです。シナリオを作るためにクライアント様が新たに準備した動画はないので、労力はかかっていません。
あとは、兼子先生をいかに出すかですね。熱狂的なファンも多く、兼子先生のお店ってどこにあるんだろうと調べて来られる方も多いので、兼子先生もなるべく前に出すようにしています。
――本事例の構築にはどれくらいの時間を要しましたか?
竹内さん
初回のヒアリングから構築完了まで、約2ヶ月です。クライアント様との密な連携を図りながら、各段階でのフィードバックを取り入れて進めました。
――構築後、どれくらいで成果が見え始めましたか?
竹内さん
運用開始直後に神経系ストレッチの体験会イベントを打ち出したこともあり、すぐに反響がありました。特に来院率は、リマインド配信の自動化により早い段階で向上しました。
――加納様はLステップを導入して、どのような感想を持たれていますか?
竹内さん
売上の増加だけでなく、口コミ数の増加や予約管理の負担軽減といった、業務改善の効果を強く実感されています。
イベント参加者の管理やリマインドメッセージの自動化により、業務が効率化されただけでなく、顧客側の手間も削減できたことを非常に喜んでいただいています。
今回Lステップに魅力を感じていただけたので、別事業でもLステップの構築依頼を受けまして、さらなる活用に向けて取り組んでいるところです。
足場職人からLステップ正規代理店に
――ここからは竹内さんのご経歴や、Lステップ構築を始めた経緯についてお伺いできればと思います。まずはプロフィールをご紹介いただけますか。
竹内さん
はい、竹内広和と申します。現在の仕事をする以前は、足場の施工をする足場屋さん、職人を10年ほどしておりました。
長く職人をしていましたが、周りの職人さんとタイプが違うというか、人間関係が合わないなと感じていて、ずっと息苦しさを感じながら働いていたんですよね。
そしたら同じ会社で「営業職をやってみるか」と声をかけてもらって、営業職になりました。ただ、やることが変わっても、人間関係の部分は結局変わりませんでした。
というのも、現場のことを知らない人が営業をやるとトラブルになりやすい関係上、営業は職人上がりの人が多いからです。
ずっとこの環境で働き続けるのは厳しいと感じて、副業を始めるようになりました。
ブログをやってみたり、せどりをやってみたり、いろいろ挑戦しましたがうまくいかず。次に中小企業診断士の勉強をして資格を取ろうと思ったら、当時コロナがすごくて会場に行けなかったんですよね。
自分の中で5ヶ月で資格を取るっていう変なモチベーションがあったもので、それが1年持ち越されるとなった途端に、熱が冷めてしまいました。
ただ、勉強したことを無駄にしたくはなかったので、コンサルの仕事が取れないかなと探していたら、運良く2件お仕事をいただけました。
提案する中で、ホームページを改修しましょうとか、SNSの運用をしましょうとか、そんな話になるんですけど、自分は何もできないなと思って、ホームページの作り方を学びます。
ホームページも作れるようになりましたが、それでも少し弱いと感じて、次にSNSの運用を学ぶ中でLINEについても勉強してみようかなと思ったんです。
そんなときに、YouTubeを観ている中で「LINE構築」というテーマがあり、そこでLステップの存在を知りました。Lステップを組み合わせたら、いろんな事業課題が解決できると思って、Lステップを学ぶために正規代理店講座を受講し、今に至ります。
あと、ドローンの講師もやっていて、ドローンの操縦もできます。
――足場屋さんから考えると、すごいキャリアチェンジですね。ドローンはどこから出てきたんですか?
竹内さん
ドローンの操縦は、足場屋さんの時に始めたものです。
足場屋業界も人手不足で、全然若い子が入ってこないんですよね。高齢化が進んでいるのですが、40過ぎてくると体を壊しやすくなって、みんなこのままで大丈夫かなって不安を抱えながら働いてる状態です。
このままだと会社も長く持たないし、職人さんたちに別の道を作ってあげられないかなと考えて、ドローン事業はどうかなと社長に相談したのがきっかけです。
頭を使うわけでも体力仕事でもないですし、楽しく学べるので興味を持ってもらいやすいかなと。例えば屋根だけ点検したいときなんかは、足場組まずにドローンを飛ばした方が圧倒的に安いので、建設業界との相性もいいんですよ。
会社の近くにドローンの国家資格の講師をやってる人がいて、僕も学ばせてもらって、僕も国家資格を教える講師になりました。
――ドローン撮影のお仕事もされているんですか?
竹内さん
はい、依頼があれば空撮も対応しています。
別件ですが、あるLステップの構築で、アクセスがわかりづらい店舗があって、そこはドローンで空撮をして、アクセスのご案内に動画を使っています。
その他にも、ホームページ制作や広告運用、各種SNSの運用、動画制作、さらに4コマ漫画やイラスト制作など、幅広い分野での対応が可能です。
クライアント様の課題に応じて、最適なご提案をさせていただき、一貫してプロジェクトを進行できます。
――ドローンの空撮は魅力的なスキルだと思います。竹内さんの対応エリアは全国ですか?
竹内さん
はい、全国どこでも対応しております。オンラインでの打ち合わせも可能ですので、地域に関わらずサポートいたします。
――得意とする業種・業態はありますか?
竹内さん
どんな業種・業態も対応可能ですが、建設業には20年以上携わってきたので、建設業界の採用や業務改善の面では特に強みを発揮できると考えています。
――最後にご自身の強みや、クライアントワークをする上で大切にしていることをお聞かせください。
竹内さん
こちらが対応できる仕事ありきではなく、課題ありきのご提案を心がけておりますので、Lステップ導入で成果が出ないような土台の場合は、土台作りからしっかりご提案させていただきます。
関わらせていただくからにはいろんな施策を考えて実行して、課題が解決できるまでサポートします。何が何でも結果を出そうという意識は強いです。
また、費用に対して効果があまり見込めない場合は、しっかりとその旨お伝えさせていただき、他のご提案をさせていただきつつ、LINE構築をお断りさせていただくこともあります。
まとめ
今回はちょい楽マーケティング代表の竹内さんに、予約管理の自動化と、来院率とリピート率の向上を実現し、新規の集客力アップにも成功した「神経系ストレッチ専門店のLステップ導入事例」をご紹介いただきました。
構築後の運用サポートまで、しっかり伴走してもらいたい方に、竹内さんはおすすめです。ご相談を希望される方はぜひ、以下のLINEから連絡してみてください。