L-CAST(Lキャスト)に興味があるけれど、オートウェビナーでどのような成果が見込めるのかがわからず、導入すべきか悩まれている方も多いのではないでしょうか。
- 「リアルとオートで視聴率や成約率に違いはある?」
- 「どれくらいの頻度で開催するとよい?」
- 「オートウェビナー用の動画ってどんな感じで作ればいいの?」
これらの疑問を解消すべく、合同会社Priority役員の廣瀬さんに、導入初月から1,000万円超の売上を記録した「YouTubeコンサルタントのL-CAST導入事例」をご紹介いただきました。
【廣瀬 達也】
株式会社8代表/合同会社Priority役員/Lステップ認定コンサルタント
LINE公式アカウントおよびLステップの構築・コンサル実績は100件以上。上場企業、FC、店舗、インフルエンサーなど、幅広い構築とコンサル実績を持つ。
講座に合わせたウェビナーを用意
――さっそくですが、今回ご紹介いただく事例アカウントについて教えていただけますか。
廣瀬さん
以前Lステップの導入事例でもご紹介をさせていただきました、YouTubeの集客コンサルをされている、株式会社EAVAL代表の菅野さんです。
――菅野様のアカウントでは、いつ頃からLキャストの運用を開始されましたか?
廣瀬さん
2024年の12月上旬からです。
――どのような内容のオートウェビナーをされていますか?
廣瀬さん
菅野さんが提供する講座の紹介から、オファーまでする内容です。
講座は主に以下の2つありまして、それぞれウェビナーを用意しています。
- YouTubeでの集客方法や、集客後に販売する商品の作り方などが学べる講座
- YouTubeの広告収益を上げるためのノウハウが学べる講座
アンケートで興味を聞き、回答に応じたウェビナーの案内が届く仕組みです。
――以前お話を伺った際、オートウェビナーツールの導入を検討されていたと記憶していますが、Lキャストの前に何か導入されましたか?
廣瀬さん
そうですね、別のツールを入れて、LキャストがリリースされたタイミングでLキャストに切り替えました。
――Lキャストを利用されてみて、いかがですか?
廣瀬さん
Lキャストに変えてすごく分析がしやすくなったのと、Lステップとの互換性があるので使いやすいと感じています。
あとは、ひとつのLINE公式アカウントで運用できるのがいいですね。前に利用していたツールは、ウェビナー専用のLINE公式アカウントを作る必要があったんですよ。
ウェビナー申込者を専用のLINEに誘導するんですが、そこで30%くらい離脱してしまっていたので、もったいないなと感じていました。今は離脱はないですし、管理もすごく楽にできています。
――オートウェビナーのご案内はどのようにされていますか?
廣瀬さん
新規で友だち追加された方にはシナリオ配信で3日間訴求をかけていて、あとは月に1回一斉配信でウェビナー訴求をかけています。
――ウェビナーはどれくらいの頻度で開催されていますか?
廣瀬さん
ほぼ毎日開催しています。月に1〜2回にすると、流入してから2週間くらいラグが出てしまう人もいて、その期間がもったいないので開催頻度を多くしました。
――ほぼ毎日されているんですね。コメントの確認や返信などでスタッフは入らず、完全オートで運用されているのでしょうか?
廣瀬さん
そうですね、コメントもオフにしちゃっているので。
毎日開催にしますと、1日あたりの参加人数は3名くらいになるんですよね。どうしてもコメント欄がさみしくなってしまうため、コメント欄はオフにしています。
【ウェビナー中の画面】
質問や相談がある場合はLINE公式アカウントにメッセージを送ってもらい、あとでスタッフが返信する流れにしました。
――なるほど、ウェビナーはリアルで開催しているものとしてお知らせしていますか?それともアーカイブ配信とされていますか?
廣瀬さん
リアル開催と伝えているわけではないですが、リアルっぽく伝えています。アーカイブ配信とは言っていません。
導入初月から売上は1,000万円超
――運用の成果をお聞かせいただけますか。
廣瀬さん
運用開始初月で、1,223万の売上になりました。40万の講座が4本、45万の講座が12本、120万の講座が4本販売できた感じですね。
今月(2ヶ月目)はまだ半ばですが、すでに500万円の売上が立っているので、スタートは上々です。
――すごい成果が出てますね。廣瀬さん的にはどれくらいの売上を想定していましたか?
廣瀬さん
今新規で月に1,000人くらいの友だち追加があって、1人単価1万円で1,000万円いけばいいかなと思っていました。なので予想通りというか、いい線ですね。
――ちなみにウェビナー動画の尺はどれくらいありますか?
廣瀬さん
2時間半くらいです。前は3時間以上ありましたが、ユーザーから「長い」という声もあったので、少し調整しました。
――視聴維持率はどれくらいでしょうか?
廣瀬さん
視聴率が76%、滞在率は62%です。やはりZoomでのリアル開催に比べると下がっちゃいますね。
――Zoomでのリアル開催ですと、視聴維持率はどれくらいでしたか?
廣瀬さん
オファーのタイミングまで、ほとんど離脱はありませんでした。
「これからオファーするので、興味がない方は退出してください」とお伝えしていまして、そこで大体5%が離脱するイメージです。
なので、リアルと比べて滞在率は30%くらいは下がっています。視聴率はリアルも70〜80%なので、オートとの差はありません。
――やはりリアルでコミュニケーションが取れない部分が大きいのでしょうか。
廣瀬さん
そうですね、あとはリアルっぽく開催しても、オートウェビナーってやっぱり見ていてわかるので、退出しやすいのもあるんだと思います。
成約率はリアルセミナーよりもやや高い結果に
――成約率はリアルとオートでどれくらい違いがありますか?
廣瀬さん
成約率の面では、オートウェビナーの方が少し高いんですよね。
リアル開催の成約率は12%くらいですが、オートウェビナーは16%でした。
おそらくですが、リアルは滞在率が高いですけど、途中退出しづらくて最後まで残ってる人もいると思うんですよ。
オートだと退出しやすいので、リアルだと抜けたくても抜けられない人たちが離脱しているんだと思います。成約率でみれば、全然オートでいいよねと思ってます。
――菅野さんはこれからもオートウェビナーを使われる予定でしょうか?
廣瀬さん
はい、オートウェビナーは今後も間違いなく続けます。
――オートウェビナー用の動画を用意するにあたり、何か工夫したところはありますか?
廣瀬さん
実際にリアルで5回10回と繰り返しセミナーを行い、ユーザーの反応をみながらブラッシュアップを続けて、最終的にできたものを録画してオートに使っています。
セミナーに最後まで参加してくださった方にアンケートを依頼していて、そこでさまざま感想をいただけるので、参考にしながら中身や尺を変えてきました。
――まずはリアルで繰り返し検証されていたんですね。要所で視聴特典を用意するなど、視聴維持率を伸ばすための取り組みはされましたか?
廣瀬さん
いえ、特にはしていません。
途中途中で特典訴求を入れてもいいかなとは思いますが、良し悪しかなと思っていて、特典欲しさに最後まで見てもらいたくない気持ちも半分あるんですよね。特典のために最後まで残る人って、購入に繋がらない方が多いので。
また特典訴求を強めると安っぽく見えてしまう場合もあって、特に今回の事例の講座は、事業をやっている方向けの内容もあり、逆にいやらしく見えてしまうかなと思い、特典の話は冒頭で告知するだけにしています。
――ウェビナー終了後は、滞在率に応じて対応を変えていますか?
廣瀬さん
はい、変えています。滞在率が90%以上の人には申し込みフォームが送られて、90%以下の人には見逃し配信を送っています。
【滞在率が90%以上の人に送られる配信】
オファーボタンを出すタイミングが動画の最後だからでもあると思いますが、講座を購入した方は全員、滞在率90%以上なんです。なので、90%をボーダーにしています。
――菅野様はLキャストを導入して、どのような感想を持たれていますか?
廣瀬さん
初月から大きな売上につながって、とても喜んでいました。前に使っていたウェビナーツールでは、月の売上が400万円くらいだったんですよね。Lキャストは1,200万円ですから、しっかり効果を感じていただけたと思います。
――本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。
まとめ
今回は合同会社Priority役員の廣瀬さんに「YouTubeコンサルタントのL-CAST導入事例」をご紹介いただきました。
- 「商品の作り方がわからない」
- 「販売方法がわからない」
といったお悩みがあるインフルエンサーの方には、商品作りから集客、販売、アフターフォローの設計まで、一連の構築および仕組み化を得意とする廣瀬さんへのご相談をおすすめします。
ご相談を希望される方は、以下のLINEからご連絡してみてください。