メルマガのコンバージョン率を劇的に向上させる10の戦略

メルマガは、見込み客との関係を深めながら収益につなげられる効果的な手法です。

 

しかし、ただ配信しているだけでは思うような成果は得られません。

 

特に「コンバージョン率」は売上に直結するため、常に改善を繰り返す必要があります。

 

そこで本記事では、メルマガのコンバージョン率を向上させる10の戦略をご紹介します。メルマガの効果を最大限に引き出し、ビジネスを成長させたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

メルマガのコンバージョン率(CVR)とは

CVRという積み木と人

 

メルマガのコンバージョン率(CVR)とは、送信したメールを受け取った読者が実際に購入や登録などの目標を完了した割合のことです。

 

CVRはメルマガの効果を測る重要な指標です。高いCVRは、メールの内容やオファーが読者にとって魅力的であることを意味します。逆に低い場合は、内容の見直しや戦略の再考が必要です。

 

読者のニーズに合ったメルマガを配信し、効果的な戦略を実施することで、CVRが向上していきます。

メルマガのコンバージョン率の計算方法

メルマガのコンバージョン率(CVR)の計算方法は以下の通りです。

目標行動を取った人数(CV)÷ 送信したメールの総数 × 100

 

例えば、200通送って10人が購入した場合、CVRは5%となります。この数値を活用して、メール内容や戦略を見直し、より効果的なメルマガ運営を目指しましょう。

メルマガのコンバージョン率の平均は?

メルマガのコンバージョン率は業界や目的によって異なりますが、1~10%といわれています。

 

コンバージョン率(CVR)が高い分野としては、コンサルティング、金融、出版などが挙げられます。

 

理由としては、受信者がメルマガに対して抵抗感を持っていない点にあります。これらの分野では、受信者が専門的な情報や有益な提案を求めてメルマガを購読しているため、内容に対する関心が高く、行動につながりやすいのです。

 

一方で、製造業、旅行・サービス業、EC小売りではCVRが低めになる傾向があります。低い理由は、季節や個人のライフスタイルに左右されやすいからです。

 

ただし、CVRは設定するコンバージョンの内容によっても変わるため、これらの数値が必ずしも自社に当てはまるわけではありません。

なぜメルマガのコンバージョン率は低いのか?

E-mailを開いている女性

 

なぜメルマガのコンバージョン率は低いのでしょうか?その原因を解説します。

リストに見込み客が少ない

リストの中の見込み客が少ないと、実際に商品を購入したり、サービスに登録したりする人が限られてしまいます。

 

これはターゲットが適切でない場合に起こりやすい事象です。

 

例えば、興味や関心が薄い人に一斉にメールを送っても、反応は得にくいでしょう。

 

見込み客を増やし質を高めるためには、まずターゲットを明確にすることが大切です。そしてターゲットのニーズや関心に合わせたコンテンツを提供し、見込み客の多いメルマガリストを増やしていかなければなりません。

パーソナライゼーションの欠如

パーソナライゼーションとは、受信者一人ひとりの特性や行動に基づいて、メールの内容や提案を個別にカスタマイズする手法です。

 

メルマガは一斉送信されることが多く、それぞれの興味やニーズに響かないケースがあります。趣味や購買履歴に基づいた内容でないと、受け取った人は興味を持たず、クリックや購入につながりにくいでしょう。

 

その結果、メール全体が一般的でありふれた印象を与え、コンバージョン率が下がってしまうのです。

申込フォームへの入力が面倒

入力項目が多かったり、複雑な手続きが求められたりすると、受信者は入力を途中で諦めてしまうかもしれません。

 

特にスマホからのアクセスでは、長いフォームの入力は面倒に感じられます。またレスポンシブでないフォームは操作しづらく、入力ミスや離脱の原因になります。

 

これらの要因が絡んでいくと、コンバージョン率の低下につながるでしょう。

メルマガのコンバージョン率を上げる10の施策

それではメルマガのコンバージョン率を上げる施策をまとめて紹介します。

魅力的な件名を作成する

コンバージョン率を高めるために重要なのが、読者の目を引く「魅力的な件名」です。

 

いくら有益な情報や特典を盛り込んでも、開封されないままでは内容が伝わらず、当然コンバージョンにもつながりません。

 

以下は魅力的なタイトルを作るポイントです。こちらを参考にしながら件名を作成していきましょう。

 

メルマガのコンバージョン率を上げる施策

とはいえ、どうやって件名を作成していけばいいのか、わからない方も多いのではないでしょうか。

 

そんな時は、AIの活用がおすすめです。

 

例として、「メルマガのコンバージョン率を上げる方法」についての件名をChatGPTに作成してもらいます。

 

ChatGPTへの指示

「メルマガのコンバージョン率を上げる方法」を記載したメルマガを配信します。魅力的な件名を10個考えてください。

 

ChatGPTからの回答

「CVを2倍にしたメルマガ改善術」

「初心者必見!誰でもできるCVアップの秘訣」

「開封されるだけで終わらせない!売上直結メルマガの作り方」

「メルマガ反応率を劇的に高める5つのポイント」

「CV率アップの“カギ”はここに!今日から変わるメルマガ戦略」

「無料でできる!メルマガコンバージョン率向上の裏ワザ」

「読者の心を動かす!成果が出るメルマガ配信の極意」

「開封率からCV率まで爆上げ!プロが実践するメルマガ設計」

「初心者が陥りがちなNG例と、CVを伸ばす修正テク」

「読者をファン化!メルマガでリピートを生む3つのシナリオ」

 

このように、魅力的な件名を出してくれます。先ほどのポイントも踏まえつつ、活用できそうなものがあれば積極的に取り入れましょう。

 

セグメント配信の活用

セグメント配信とは、読者を興味や行動、属性などの基準で細かく分類し、それぞれに最適化されたメールを送る方法です。

 

例えば、購入履歴に基づいておすすめ商品を提案したり、年齢や地域に合わせた情報を提供したりするのもセグメントのひとつです。

 

これにより、メールの開封率やクリック率が向上し、最終的なコンバージョン率も高まります。

 

さらに、効果的なセグメンテーションは、不要なメール送信を減らし、スパムと感じられるリスクも低減します。

 

セグメント配信を導入する際は、まずは顧客データをしっかりと分析し、適切なセグメント基準を設定することが重要です。セグメント配信を活用して、メルマガの効果を最大限に引き出しましょう。

明確なCTAを配置する

メルマガでコンバージョン率を上げるには、明確なCTAを配置することが大切です。

 

CTAとは「ここをクリック」「詳しくはこちら」など、読者に取ってほしい行動を示すパーツを指します。

 

明確なCTAがあれば、読み手は迷わず行動しやすくなるため、結果的にCVRが向上します。

 

例えば、ボタンを活用し「申し込みはこちら」「無料ダウンロードはこちら」など具体的な言葉を入れるとわかりやすいでしょう。

 

ちなみに、CTAの見せ方を少し工夫するだけでも、反応率は大きく変化します。

 

 

 

実際に「矢印ボタンを含むCTAは、そうでないものと比較して、26%多くCVする」という調査データもあります。

参照:20 CTA Statistics to Know Before 2024 Ends

 

こうした工夫を積み重ね、読者に気持ちよく行動してもらいましょう

A/Bテストを実施する

A/Bテストとは、異なるバージョンのメールを用意し、読者にランダムに送信してどちらがより良い成果を出すかを比較する手法です。

 

例えば、件名を変更して開封率を測ったり、CTAボタンのデザインを変えてクリック率を確認したりします。

 

これにより、どの要素が読者の反応を引きやすいかを数値で判断できます。

 

A/Bテストを繰り返すことで、メールの内容やデザインを最適化し、より多くの読者が目標とする行動(購入や登録)を取りやすくなるでしょう。

メルマガのデザインを改善する

コンバージョン率を向上させるためには、メルマガのデザインを改善してみてください。

 

【良い例】

Lステップ あとむLステップ マガジンのリンクと読了ボタン

【悪い例】

Lステップ あとむLステップ マガジンのリンクと読了ボタン
  1. ヘッダー
    メールを開いた瞬間に目を引くキーワードや画像をシンプルに配置し、キャンペーンや新店舗オープンの魅力をひと目で伝えましょう。ターゲットに合わせた配色やフォントを選び、文字数を抑えることで読みやすさをアップ。メールタイトルとも連動させることで期待感を高め、次のセクションへ自然に誘導します。
  2. リード文
    新店舗オープンの告知や500円OFFクーポンなど、読者が「これが知りたかった!」と思えるポイントをコンパクトにまとめます。最初にひと言、挨拶や感謝を添えると親しみやすさが増し、読者とのつながりを強調できるのでおすすめです。
  3. 本文
    新店舗の詳細や店内のこだわり、商品ラインナップなど、読者が具体的に知りたい情報をしっかり盛り込みましょう。見出しや段落を使ってわかりやすく整理し、写真や事例を交えることでイメージが広がります。気になる部分をパッと探せるように工夫すると、最後まで読んでもらいやすくなります。
  4. エンディング
    最後に、読んでくれたことへの感謝を伝えながら、新店舗への来店やクーポンの利用をもう一度しっかりアピールしましょう。問い合わせ先や営業時間、地図へのリンクなど、次の行動につながる情報を簡潔にまとめておくのがポイントです。

 

基本的に、スマホ対応し見やすいレイアウトが大切です。情報が整理されていて、読みやすい構成にすると、読者は内容をスムーズに理解できます。

 

また読みやすいフォントや適切な行間を設定し、長すぎない文章で要点を簡潔に伝えることも重要です。これらのデザイン改善を実施すれば、読者のエンゲージメントやコンバージョン率の向上につながります。

インタラクティブ要素を追加する

インタラクティブとは、受信者が積極的に関与できる要素や仕組みのことを指します。

 

例えば、クイズやアンケートを実施し、読者の意見を収集しながらエンゲージメントを高めていくのも要素のひとつです。

 

またインタラクティブな要素は、一方向の情報提供から双方向のコミュニケーションへと変わります。すると読者はメルマガに対して親しみを感じやすくなり、最終的なコンバージョン率の向上につながります。

適切な配信タイミングを選ぶ

読者がメールを開封しやすい時間帯や曜日を見極めることで、開封率やクリック率が向上します。

 

例えば、平日の午前中や昼休みの時間帯は多くの人が、メールをチェックする傾向があります。

 

また、ターゲット層の生活リズムに合わせた配信も効果的です。ビジネスマン向けなら仕事開始前や終了後、主婦向けなら午前中や夕方が開封されやすいかもしれません。

 

可能であれば、自動化ツールを利用してタイミングを最適化することも考えましょう。

 

適切な配信タイミングを選べば、読者のエンゲージメントが高まり、結果としてコンバージョン率の向上につながります。

読者との関係を築く

読者との信頼関係が高まると、あなたの提案に対して前向きな反応をしてくれやすくなります。

 

まずは、定期的に役立つ情報や興味深いコンテンツを提供しましょう。例えば、専門知識を共有したり、読者の悩みを解決する記事を送ったりすることで、価値を感じてもらえます。

 

また、読者からのフィードバックに耳を傾け、質問やコメントに丁寧に対応すれば、より信頼してくれるかもしれません。

 

こうした取り組みを通じて、メルマガの信頼性と魅力が増すと、自然とコンバージョン率も向上します。

リマーケティングを活用する

メルマガのコンバージョン率を上げるには、リマーケティングの活用がおすすめです。

 

リマーケティングとは、過去に購入履歴のある人や興味を持ってくれた人に対して再度アプローチする手法です。

 

過去の行動データを基に、興味を持った商品やサービスに関連したメールを送信します。これにより、ユーザーの関心に再度訴求でき、購買意欲を喚起しやすくなります。

 

例えば、購入履歴のある人に対して「以前購入された商品の第二弾が発売されました」と、お知らせするのもリマーケティングのひとつです。

 

リマーケティングを取り入れることで、見込み客に適切なタイミングでメッセージを届けられ、コンバージョン率の向上につながります。

成功事例やケーススタディを紹介する

実際の顧客が、商品やサービスをどのように活用し、どんな成果を上げたかを具体的に紹介すると、読者に強い信頼感を与えられます。

 

例えば、成功事例を取り上げると、読者は「自分も同じような成果を得られるのでは?」と感じてくれるかもしれません。

 

また、具体的な数字やエピソードを盛り込むことで、内容に説得力が増し、購買意欲を引き出す効果があります。

 

さらに、ケーススタディでは問題解決のプロセスを詳しく説明するため、読者は自分の課題に対する解決策として、商品やサービスを具体的にイメージしやすくなります。

 

このように、より具体的で実用的な面を押し出して、最終的なコンバージョン率の向上を目指していきましょう。

今はLINE公式アカウントが主流になりつつある

LINE公式アカウントとは、コミュニケーションアプリ「LINE」を活用し、企業や店舗がユーザーとやり取りできるサービスです。企業向けのビジネスアカウントを開設し、友だち追加してくれたユーザーに対して情報発信ができます。

 

そこで、LINE公式アカウントのおすすめポイントをまとめて紹介します。

利用頻度が高い

メインの連絡手段としてLINEを活用する人は多く、効果を最大化できる可能性があります。

 

当社の調査では、LINEを「ほぼ毎日」閲覧・利用する割合は男性66.1%、女性92.8%という結果が出ています。

 

このように利用頻度の高いLINEは、情報配信に最適なツールといえます。

開封率が高い

LINE公式アカウントの開封率は60%です。※当社調べ

 

メルマガに比べて開封率が高く、メッセージを確認してもらいやすい傾向があります。

 

開封率が高い理由は、日常的にLINEアプリを活用する人が多いからです。

 

「ほぼすべて」のメッセージや投稿を確認する割合

 

当社の調査においても「ほぼすべて」のメッセージや投稿を確認する割合は、LINEが圧倒的です。

 

家族や友人からのメッセージを確認するタイミングで、LINE公式アカウントからの配信に気づいてもらえます。

 

また設定にもよりますが、メッセージが届くとスマホのホーム画面のLINEアプリ右上に未読件数の赤色バッジが表示されます。これにより「誰かからメッセージが届いている」と気づいてもらいやすいのもポイントです。

 

※iOS版LINEの場合。Android版LINEは機種によってバッジの有無が異なります。

すぐに読んでもらえる

LINE公式アカウントからの配信は、すぐに読んでもらいやすいのがメリットです。

 

メッセージを受け取ったら

出典:LINEヤフー for Business

 

LINE公式アカウントからのメッセージをすぐ見るが約2割、3〜6時間以内で見るが約5割、その日のうちに見ると回答した人は約8割にもおよびます。

 

またLINEにメッセージがくると、スマホ画面にプッシュ通知が届きます。プッシュ通知は、通知オフやブロックしない限り、スマホ画面に表示されます。

 

アプリを開かなくてもメッセージを確認できるため、気軽に読んでもらいやすいでしょう。

LINE公式アカウントとメールは併用がおすすめ

LINEとメルマガには、それぞれ異なる強みや弱みがあるため、併用することで効果的なコミュニケーションが可能になります。

 

LINEの強みと弱み

 

LINEは、開封率やクリック率が高く、リアルタイムでの双方向コミュニケーションが得意なツールです。また、柔軟なセグメント配信も可能で、短いメッセージを効率的に届けられます。

 

ただし、長文や複雑な情報の配信には向かず、配信コストも高めです。またプラットフォームに依存しているため、規約違反などでアカウントが停止(いわゆる垢BAN)されるリスクに注意しなければなりません。

 

LINEの強みと弱み

 

メールは低コストで大量配信ができ、詳細な情報や長文コンテンツを送るナーチャリング(顧客育成)に向いています。

 

またプラットフォームに依存せず、アカウント停止のリスクがないのが大きな利点です。ただし開封率が低めで、スパムフィルタにかかりやすい点は課題といえるでしょう。

 

このようにLINEとメルマガは、それぞれ異なる強みと弱みを持っています。

 

そのため、併用することでお互いの弱点を補完し合い、より効果的なマーケティングを実現できます。

LINEとメールを連動させるならLメール

LINEとメールの両方を活用したい方におすすめなのが「Lメール」です。

※Lメールの利用にはLステップの契約が必要です。リリースは2025年上期を予定。

 

Lメールとは、LINE公式アカウントの機能を拡張できるマーケティングツール「Lステップ」の機能のひとつで、Lステップ申込後に利用できます。

 

Lメールでは、Lステップで取得した顧客情報や行動履歴をメール配信に流用でき、シームレスな連携が可能です。

 

例えば、それぞれの強みを活かした配信フローを構築できます。

Lステップ配信フロー

 

1通目:LINEでのオファー告知
イベントやキャンペーンのオファーや重要な告知は、開封率の高いLINEでの配信がおすすめです。キャッチーかつコンパクトな文章で興味を引きつけましょう。

 

2通目:メールでの資料配布

資料を配布する場合、スマホよりもPCで確認したい人が一定数います。PCの大画面なら資料が見やすく、そのまま受信ボックスで保管されるため、いつでも簡単に検索・確認できるのがメリットです。

 

3通目:LINEでのフォローアップ

Lメールでは、資料を受け取ったかどうかをLステップの管理画面に反映できます。それを活用し、2通目で資料を受け取った人だけにLINEからフォローアップメッセージを送信。「資料の内容でご不明な点はありませんでしたか? 」と友だちに声かけします。メールは閲覧までに時間がかかることがありますが、LINEはすぐに開封される確率が高いため、タイムリーなコミュニケーションが実現できるでしょう。

 

このように、メールとLINEの両方を利用すれば、お互いのデメリットを補完しあえます。ぜひそれぞれの強みを掛け合わせて、より効果的な配信を実行してみてください。

 

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