
- ITツールに苦手意識がある
- 何を発信すれば良いのかわからない
- 地域との連携にLINEを活用したい
このような課題をお持ちの事業者の方は、少なくないのではないでしょうか。
今回は株式会社SENTEの松﨑さんに、子育て世帯や地域とのコミュニケーションを深め、園へのエンゲージメントを高めた「保育園のLステップ導入事例」をご紹介いただきました。
【松﨑 純子】
株式会社SENTE 代表取締役社長/Lステップ正規代理店
LステップにInstagramや広告運用を絡めた集客導線の設計を得意とする。LINE公式アカウントを中心に監修を務めたSNSは200アカウント以上。マルシェ運営経験を活かしたイベントコンサルにも定評がある。3児の母、インスタグラマーとしての顔も持つ。
株式会社SENTEの公式サイト:https://sns-sente.com/
目次
情報発信の課題を解決して、子育て世帯とつながる保育園へ
――さっそくですが、今回ご紹介いただく事例アカウントについて教えてください。

松﨑さん
山口県防府市内の認定こども園「三田尻保育園」様です。
――松﨑さんが構築に入る前から、三田尻保育園様はLINE公式アカウントやLステップの運用をされていましたか?

松﨑さん
どちらも運用されていませんでした。
――Lステップの導入時期はいつ頃でしょうか?

松﨑さん
2024年の秋です。
――三田尻保育園様がLステップを導入するきっかけや、松﨑さんが構築に携わることになった経緯をお聞かせください。

松﨑さん
お付き合いがある金融機関様経由で、三田尻保育園様からホームページ作成のご相談をいただいたことがきっかけです。
その際、私が運営する地域のお出かけ情報を発信しているInstagramアカウントをご紹介して、Lステップとの連携についてお伝えしたところ、大変ご興味を持っていただきました。
【松﨑さんがInstagramと連携して運営するLINEアカウント】
三田尻保育園様は、もう一つ勝間保育園も運営されており、両園同時にLステップを導入いただく運びとなりました。
私が実際にLステップを使った情報発信の事例を共有できたことで、導入のイメージをより具体的に掴んでいただけたのではないかと思います。
――ホームページをお持ちでなかったとのことですが、松﨑さんが構築に入られるまでは、どのように園の情報を発信されていたのでしょうか?
――三田尻保育園様が抱えていた課題や要望をお聞かせください。

松﨑さん
園はそれほど大きくないので、多くの入園希望者を募るよりも、園庭開放の情報や、日々の活動を地域へ向けて発信したいというご要望をお持ちでした。
ただ、どのような方法で情報発信すれば良いのか、課題を感じられていました。
ITに苦手意識をお持ちで、情報発信自体を控えていたこともあって、「LINEで何ができるのか」「ホームページに何を掲載すべきか」といった、具体的な方法を知りたいお気持ちが強かったですね。
保護者と園の距離を縮める、親子で楽しめるコンテンツの提供
――課題に対する松﨑さんのご提案をお聞かせいただけますか。

松﨑さん
まずは、発信するコンテンツ作りからご提案させていただきました。
私たちのチームには子育て中のママがたくさんいるため、ユーザー目線で「保護者の方々にとって有益な情報は何なのか」を考えながら進めていきました。
園の様子はもちろん大切ですが、特に乳幼児期のお子さんは、家で過ごす時間が長いため、ママが外部とのつながりを持ちにくい時期です。
そこで、絵本リストのプレゼントや手遊び動画の配信など、親子で一緒に楽しめるようなコンテンツを提供することで、ご家庭でも園とのつながりを感じていただけるような環境づくりを目指しました。
――リッチメニューのデザインも松﨑さんのチームで制作されたのでしょうか?

松﨑さん
はい。リッチメニューのデザインも、ウェブサイトの構築と合わせて、私たちのチームで担当させていただきました。
【ウェブサイト(上)とリッチメニュー(下)で統一感のある世界観を表現】
リッチメニューには、園の様子や園庭開放の情報だけでなく、近隣の公園や小児科、英語教室といった地域の情報も掲載しています。
保育園から病院などを紹介することは一般的ではありませんが、地域との連携を深め、保護者の方々へのサポートを強化するために、地域情報を積極的に発信しています。
私が運営するアカウントでも、地域情報を発信したところ好評を得ており、その経験を活かしてご提案しました。
――採用情報も掲載されているのが印象的でした。

松﨑さん
当初は予定していなかったのですが、保護者の方々の中には、次のステップとしてお仕事を再開したいと考えている方もいらっしゃると思い、掲載を決めました。
LINEを通して、仕事と育児を両立するための情報や、互いに支え合えるようなコミュニティが生まれることを期待しています。
Lステップ導入1ヶ月で友だち50人獲得!
――Lステップ導入後の成果をお聞かせいただけますか。

松﨑さん
アカウントの運用開始から、1ヶ月で50人の友だち登録がありました。
加えて、来年度の入園のお申し込みが1件、新規の園庭開放への来園が1件と、具体的な成果につながり大きな手応えを感じています。
――友だち登録はどこからが多いですか?

松﨑さん
大きく分けて2つのパターンがあります。
1つは、園のホームページやGoogle検索から、もう1つは、園庭開放などのイベントにご参加いただいた方からの登録です。
ホームページには、LINEの友だち追加ボタンを分かりやすく配置し、ワンクリックで登録できるように工夫しています。
園庭開放などのイベントでは、園内に設置したQRコードを読み取って、その場で多くの方が友だち登録をされています。
――こちらのアカウントは、保護者の方々との連絡ツールとしても活用されているのでしょうか?

松﨑さん
本アカウントは情報発信専用で、保護者の方々とのやり取りには別のアプリを活用されています。
連絡機能の追加も検討しましたが、三田尻保育園様のご要望であるよりスムーズな情報伝達を実現するため、情報発信に特化することにしました。
――構築にはどれくらいの時間を要しましたか?

松﨑さん
1ヶ月で納品しています。
――職員の方々がITツールに苦手意識をお持ちの状況からスタートされたとのことですが、運用はどなたが担当されているのでしょうか?

松﨑さん
現在は私が作成した操作マニュアルを参考に、職員のみなさまご自身で運用いただいています。
導入当初は、パソコンの設定やLステップの初期設定を、職員の方々と一緒に進めました。実は、三田尻保育園の園長先生は、私の中学校の先輩なんです。定期的に連絡を取り合い、現在の運用状況やご意見などを伺っています。
――三田尻保育園様はLステップを導入して、どのような感想を持たれていますか?

松﨑さん
保護者の方々や、地域のみなさまとのコミュニケーションがスムーズになった点を、とても喜んでいただいていますね。
最初は、職員の方も戸惑われる場面が多かったのですが、今ではみなさま積極的にイベントの発信や工夫を凝らしてLステップを活用されているので、私も大変嬉しく感じています。
金融機関勤務からLステップ正規代理店へ
――ここからは松﨑さんの経歴や、Lステップ構築を始めた経緯についてお伺いできればと思います。まずは自己紹介をお願いします。

松﨑さん
LINEコンサルタントとして山口県内を中心に活動しています。
前職は、金融機関の窓口で商品の説明や各種手続きなどを行っておりました。
私が3人の子供の母親ということもあり「消費者目線でのマーケティング戦略」や「使いやすい仕組み作り」について企業様にお話しして、裏方として入らせてもらっています。
店舗がある企業様であればできる限りお店に出向きたいので、県内外問わず、行ける範囲で伺っております。
――松﨑さんがLステップを知ったきっかけと、正規代理店になった経緯をお聞かせください。

松﨑さん
Lステップを知ったきっかけは、副業のオフ会です。
子供が小学校に上がるタイミングで、在宅で働けたらと思い、前職の育休中に副業をいろいろ見ていました。
当時、ライティングやInstagramの運用も勉強していていて、オフ会で店舗事業をされている方から「今のスキルがあればLINEの構築や運用もできるよ」と教えていただき、出会ったのがLステップです。
その後、Lステップに触れてみて「やれそうだな」と思い、金融機関を退職しました。
自分の事業でLステップを使いながら、ManeqlさんのLステップ部を受講し、正規代理店になりました。
――ご自身の事業では、どのようにLステップを使われていましたか?

松﨑さん
実は農業もやっておりまして、作った野菜が余ってしまっていたので「地域の方々に販売できたらいいな」と思い、無人販売を作ったんです。
無人販売は作ったけれど、誰にも知ってもらえないのでInstagramを始めました。
ですが、Instagramをはじめてもやはり人が来なかったので、マルシェを開催したんです。
人口3,000人ぐらいの地域で、フォロワーも500人くらいでしたが、広告費なしで1日200人が集まりました。
そこで、毎月マルシェを開催していたのですが、雨で中止になった時などにすぐにお知らせできた方がいいなと思い、Lステップを導入しました。
また、主人の母がお豆腐のシフォンケーキ屋さんを始めたい、という話もあったので、そこにもLステップを取り入れて、完全予約制のケーキ屋さんを運営しております。
――得意とする業種・業態はありますか?

松﨑さん
得意な業種ですと、飲食業や住宅販売業も複数社、入らせていただいています。
インスタグラマーとしても活動しておりまして、山口県の子連れで行けるお出かけスポットのInstagramをやっているので、観光業界も得意ですね。
最近は、InstagramのフォロワーのママさんたちにLステップにも登録してもらって、県内の事業者様のクーポンをLステップ内で配布して、利用してもらう仕組みを作っています。
事業者様にとっては認知や集客になり、ママたちはお得に商品やサービスを購入でき、私は紹介料をいただいています。
また、事業者様からいただいたお仕事を、私からママたちに依頼して取り組んでもらう、など県内の企業様とママたちとの間で上手く循環する流れを作ることにも挑戦しています。
――得意とする業種・業態はありますか?

松﨑さん
得意な業種ですと、飲食業や住宅販売業も複数社、入らせていただいています。
インスタグラマーとしても活動しておりまして、山口県の子連れで行けるお出かけスポットのInstagramをやっているので、観光業界も得意ですね。
最近は、InstagramのフォロワーのママさんたちにLステップにも登録してもらって、県内の事業者様のクーポンをLステップ内で配布して、利用してもらう仕組みを作っています。
事業者様にとっては認知や集客になり、ママたちはお得に商品やサービスを購入でき、私は紹介料をいただいています。
また、事業者様からいただいたお仕事を、私からママたちに依頼して取り組んでもらう、など県内の企業様とママたちとの間で上手く循環する流れを作ることにも挑戦しています。
――対応エリアはどちらになりますか?

松﨑さん
基本的には、山口県、福岡県、広島県と弊社が伺える範囲、EC等のネットで完結する事業者様を考えています。
ですが、私自身がママであったり、農業を行っていたりもするので、子ども向けに頑張っている事業者様や農業されている方など、心を動かされた事業者様は少し遠くても出向いてサポートさせていただいています。
――お仕事の対応範囲を教えてください。

松﨑さん
LINE公式アカウントやLステップの構築、運用はもちろんですが、SNS運用、広告運用、イベントコンサルにも対応しています。
イベントですと、現場での友だち集めの施策から自社イベントの内容のご提案まで、さまざまなお手伝いをさせていただいています。
――「構築のみ」と「運用まで含めてサポート」はどちらの割合が多いでしょうか。

松﨑さん
Lステップの事業をはじめて2年程ですが、1年目はほぼ構築のみで、2年目から運用まで含めてサポートするケースが増えました。
せっかくコストをかけて構築していただいているので、しっかり結果に繋げられるように、運用まで含めた継続的なお付き合いをさせていただいています。
――ご自身の強みやお仕事される中で大切にしていることをお聞かせください。

松﨑さん
SNSの専門家として呼ばれることも多いのですが、SNS以外の部分でのご提案や主婦、女性目線のプロモーションも得意としています。
また、インスタグラマーとしての活動経験から、インフルエンサー目線でのマネタイズ方法もアドバイス可能です。
クライアントワークの際は、聞き慣れないマーケティング用語なども噛み砕いて説明し、スムーズに理解していただけるよう心掛けています。
ご理解いただけるまで何度もコミュニケーションを取りながらご説明いたします。
まとめ
今回は株式会社SENTE代表の松﨑さんに、Lステップを活用することで、情報発信の課題を解決して、保護者との絆を深めた「保育園のLステップ導入事例」をご紹介いただきました。
- LINEやInstagramで集客から販売までスムーズにつなげたい方
- 主婦・女性ならではの視点を活かした共感マーケティングをご相談されたい方
- 丁寧に説明を受けながら安心して施策を進めたい方
に、松﨑さんは非常におすすめです。
ご相談を希望される方は、以下のLINEからご連絡してみてください。
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