業務改善のコンサルタントとして活動されている柴木佑介さん。Lステップを活用して、企業の採用業務やタスク管理などの業務効率化に貢献されています。

 

今回はコンサルティングの専門家である柴木さんに、Lステップの構築事例や導入後の成果をご紹介いただきました。

自己紹介とLステップを導入したきっかけ

――自己紹介と現在のお仕事について教えてください。

柴木さん
柴木さん

株式会社ケーアンドエスの代表をしております柴木佑介と申します。

 

現在はLステップを活用して、業務改善のコンサルティングを行っております。具体的な業務は、スタートアップ企業の採用や求人、タスク等の管理です。

 

また、会社内でイベントをする際の仕組み作りのお手伝いもしています。

 

――Lステップを導入したきっかけはありますか?

柴木さん
柴木さん

メインクライアント様がスタートアップの人材会社で、「面談に取られる時間が多く、人件費が馬鹿にならない」という相談を受けました。

 

採用担当が4〜5人なのに、週に20〜30人くらいの面談申込があり、全然人数が足りない状況だったんです。面談担当がいない中でも面談を回さないといけない状況で、営業の人が駆り出されていたこともありました。

 

そこで、Lステップのカレンダー予約機能やステップ配信、自動配信で解決できるのではないかと感じて、導入をしましたね。

Lステップ導入後の成果

――人材不足の採用現場でLステップを導入してどのような成果がありましたか?

柴木さん
柴木さん

Lステップを導入した結果、面談を1人で対応できるようになりました。口頭での説明が必要な工程を動画化し、Lステップに面談までの流れを組み込んで、一連のフローを作成しました。

 

もともとは4〜5人で回していたので、そう考えるとかなり効率化できたと思います。1人あたり20〜30万円くらいの人件費が掛かっていたと考えると、かなりコスト削減できたのではないでしょうか。

 

――Lステップを導入して一番良かったことはありますか?

柴木さん
柴木さん

年代や性別などをタグ付けして、セグメントをあらかじめ整理できるようになったのが良かった点です。

 

人材会社さんが求人広告を出す際、Web上では法律で書けないワードがあったり、ターゲットを絞り込めなかったりして、思うような成果が上がらないことがあります。

 

Lステップなら、ユーザーを絞ってダイレクトに求人広告を配信できるので、非常に使い勝手が良いですね。そこからユーザーをタグ付けして、回答フォームにつなげることもできます。

 

またユーザーの中には、「興味のある予備軍」みたいな方もいると思うんですよ。そういった人には、回答フォームを送らずに、タグ付けだけしておき「興味のある人リスト」を自動で作っておけるのも大きなメリットですね。

 

昔テレアポをやっていた時代がありまして。結局、何かの記事を見てクリックした人は温度感が高いので、Lステップで顧客育成できるのは良いですね。

 

――ユーザーにアクションしやすいのがポイントなんですね

柴木さん
柴木さん

そうです。以前は、片っ端からリストへ電話しなきゃいけなかったのが、今は「この人とこの人に連絡すればOK」といったように、精度が高い営業ができるんですよ。

 

人材会社さんの例になるんですが、アウトバウンドコール(企業から顧客に電話をかける営業)されてる会社さんが、Lステップを持つことで効率化できるんじゃないかなと思っています。

 

あと、自身でWebサイトを作成して、「ここをクリックしたらリストができます」っていうシステムを作ろうとすると、最低でも100万円〜300万円はかかります。

 

そのリストをLINE公式アカウントに集めておけば、かなり費用対効果は高いと思います。

 

――一から構築するよりLステップを導入した方がスピード感が変わるんですね

柴木さん
柴木さん

僕も含めてですが、スタートアップ企業さんって経費に結構シビアだと思うんですよ。Lステップなら低コストでスピード感を持って導入できるので、提案しやすいですね。

 

事例をあげると、企業で100人規模のイベントを開催した時は、参加者の管理がすごく楽でした。

 

あとは回答フォームで参加を希望した人に「参加する」のタグ付けすれば、リマインド配信で、イベントの詳細などを配信できるようになります。

 

一度組んでしまえば、あとは自動で配信してくれるので、非常に便利ですね。結局、イベント当日はバタバタして、参加者さんに対応するのが難しくなります。

 

質問される場面とかも多いので、Lステップでそれを自動化しておけば、当日の運営が楽になるんですよね。メールと違って、LINEならすぐに対応できるのが大きなメリットだと思います。

 

――人件費は削減できましたか?

柴木さん
柴木さん

かなり削減できました。以前は2〜3人でイベントを回していたんですが、現在は1人で対応できています。

 

事前アナウンスは、全てリマインダ配信でできますしね。あと僕がやっているのは、当日のテンプレート配信です。「当日券」を配信しておいて、参加者が来た時にクリックすると、タグが付くように設定しています。

 

すると集計が楽になるんですよ。結局、イベント当日はバタバタして、参加者さんに対応するのが難しくなります。質問される場面とかも多いので、Lステップでそれを自動化しておけば、当日の運営が楽になるんですよね。

 

メールと違って、LINEならすぐに対応できるのが大きなメリットだと思います。

 

Lステップなら、流入経路ごとにタグをつけて、違う当日券を配信することができます。受付が調べて対応する必要がなくなり、受付がスムーズになりました。

 

――他に人件費やコストを削減できた事例はありますか?

柴木さん
柴木さん

人材派遣会社の話に戻るんですが、業務委託契約書など、サインが必要な書類を回収する作業を自動化できたのが良かったですね。

 

これは回答フォームで、契約書や誓約書を書いて、それに記名して送信してもらえば、証拠として使えるんですよ。

 

書面を回収してpdfで送ってもらう必要がなくなりますし、その手軽さもあって、登録者数も伸びましたね。

 

あとLステップとは関係ないかもしれないですが、回答フォームに契約書を組み込んでも問題ないことが分かりました。なので派遣会社さんは、働く前の契約関係に関しては半自動で仕組み化できそうですね。

Lステップのおすすめ機能

――Lステップのおすすめ機能やよく活用する機能はありますか?

柴木さん
柴木さん
  • 回答フォーム
  • テンプレート
  • カルーセル
  • タグ
  • カレンダー予約
  • リマインド配信

 

などをよく使わせてもらってます。

 

――これらは採用で必須になってくる機能ですね

柴木さん
柴木さん

はい、必須ですね。あとはステップ配信で、面接までの予約を自動で完了してもらいます。こっちは承認ボタンを押すだけで予約日が取れて、その日にZoomができる状態を作れるのは大きいですね。

 

あと人材派遣会社の事例になるんですけども、事前にステップ配信の中に回答フォームを組み込んで、あらかじめ必要な情報を集めると、面談で聞かないといけない項目を減らせるんですよ。

 

今まで面談に1時間かかっていたのが、半分に短縮できるので、本当に聞きたい情報にたどり着けるのがメリットです。その結果、4〜10人くらいの集団面談もできるようになり、さらに時間短縮ができました。

 

最も多かった時は、担当者1人で20人くらい対応していましたからね。このように事前に情報収集ができると、大切な部分に時間をかけられるようになります。

 

――採用を効率化できたことでお休みも確保できるようになりましたか?

柴木さん
柴木さん

なりました。今までは体力勝負で、面談以外の業務に駆り出されることもありました。

 

すると業務が思うように進まず、社内の空気が悪くなっていたんですよ。本当に殺伐としていたんですが、Lステップで効率化できたことによって、心の余裕ができましたね。

 

あと以前は、LINE公式アカウントだけでメッセージのやり取りをしていました。なので、ユーザー対応が全員野球のようになってしまっていて。社員が10人いたら、全員でLINE公式アカウントの返信をしていたので、途中で返信する人が変わったり、誰が書いたかわからなかったりで、混乱する部分がありました。

 

もう常にストレスを抱えていましたね。すぐに返信を返さないと顧客満足度も落ちてしまいますし、社長からも怒られちゃうわけじゃないですか。社長の精神状態も悪くなって、社員みんなもヒリついてました。

そういったところを解消できたのは良かったです。

 

――Lステップの構築はご自身でされていますか?

柴木さん
柴木さん

自分で構築しています。コンサルタントの方にはお願いしていないですね。

 

私が外部コンサルという形で入って、Lステップを覚えながら活用させてもらっています。それを内製化する形で、社内の方でも使えるようにして、現在はその方にほぼ巻き取っていただいています。

 

――Lステップはどのくらいで使いこなせるようになりましたか?

柴木さん
柴木さん

慣れないながらも、1ヶ月くらいで使えるようになりました。Lステップで出されてる動画を見ながら勉強させていただきました。

 

――もともとマーケティングやコンサルティングの知識があり、柴木さんとLステップが噛み合った部分も大きいですか?

柴木さん
柴木さん

Googleの回答フォームなどを作ったことがあったんですが、その予備知識くらいですね。このGoogleの機能を深掘りしたのがLステップなのかな、っていう印象ですね。

 

ただ、動画を見ながら作っていくと多少の時間はかかります。自分の業務の7〜8割は勉強に比重を置く必要があるので、その余裕がある人なら大丈夫だと思います。時間がない場合はコンサルタントの方に依頼した方が楽かもしれません。

 

例えば、社内に情報システムやマーケティングの部署があって、動ける人がいるなら最初から挑んでいいと思います。僕が仮に新しく会社を立ち上げるなら、コンサルの方を半年契約で雇って、教えてもらいながら内製化しますね。

Lステップが向いている人

――柴木様から見てどんな事業をされてる方にLステップは向いていると感じますか?

柴木さん
柴木さん

やはり人材派遣会社さんは相性が良いと思います。

 

BtoCでリスト管理する必要性があるので、LINE公式アカウントでやり取りできるのは大きな強みです。

 

今の時代、メールは重要なものしか開きませんからね。多分、求人広告がメールできても、見ない人は多いと思います。

 

その点、LINE公式アカウントなら担当者と気軽にメッセージのやり取りができるので、身近に感じてもらえます。しかも自動化できるので、利用しない手はありません。

Lステップを選んだ理由

――数ある配信ツールがある中でなぜLステップを選んで頂いたのですか?

柴木さん
柴木さん

配信ツールをいくつか検討したのですが、使ってみようと思わなかったんですよね。

 

Lステップさんが良いなと思った理由は「イメージの良さ」です。

 

Webで動画を公開されていて「自分でもできそう」と思いました。また、Lステップを活用している企業さんが知り合いで、評判が良かったのもポイントです。

 

――これからLステップを利用する方に一言お願いします

柴木さん
柴木さん

最初は全然分かりませんでしたが、意外と簡単に使えています。

 

そして、Lステップには価格が3段階あり、一番安いプランでも月額3,000円以下です。投資として考えても非常にリーズナブルで、試しに触ることができたのが大きかったですね。

 

最後にひとつお伝えしたいのが、LINE公式アカウントを使われる予定があるなら、最初からLステップの導入をおすすめします。

 

人材会社さんの時も、最初の時点でLINE公式アカウントの友だちが800人くらいいました。そこからLステップを導入した時に、そのまま全て連携して移行できる訳ではありません。移行作業は非常に大変なので、良し悪しは置いておき、最初から導入した方が効率が良いですね。

まとめ

今回は株式会社ケーアンドエス代表の柴木佑介さんに、Lステップを活用したコンサルティング事例をご紹介いただきました。

 

多くの人的コストがかかっていた部分を大幅に削減された事例は、非常に参考になるのではないでしょうか。

 

人件費の問題や業務改善に課題を抱えている方は、ぜひ株式会社ケーアンドエスに相談してみてください。

 

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