
- セグメント配信の機能が不十分で、応募者ごとに適切な情報を送り分けられない
- 複数人で対応しているが、誰がどこまで進めているのか把握しづらい
採用活動を進める中で、このような課題を抱えている方は少なくないのではないでしょうか。
今回は、Lステップを活用して新卒・中途採用のコミュニケーションを効率化し、業務負担を3割削減したカーディーラーの事例をご紹介します。
属性に応じたセグメント配信と、対応マークによるステータス管理で、採用業務の効率化を実現しています。
構築を担当したLステップ担当者に、構築のポイントを教えてもらいました。
セグメント配信の制約とステータス管理の課題
――まずは、今回の事例アカウントについて教えてください。
――Lステップの導入時期はいつ頃ですか?

Lステップ担当者
2025年4月頃です。
――今回の構築前から、トヨタカローラ名古屋様はLINE公式アカウントやLステップの運用をされていましたか?

Lステップ担当者
採用専用のLINE公式アカウントがあり、Lステップと別の拡張ツールを使って運用されていました。
ただ、セグメント配信などの機能が十分ではなく、運用しづらさを感じていたそうです。
――構築に携わることになった経緯を教えてください。
――トヨタカローラ名古屋様が抱えていた課題やお悩みをお聞かせください。

Lステップ担当者
主な課題は次の2点です。
1. セグメント配信の課題
応募者の属性(新卒・中途、大学、希望職種など)に応じて情報を分けて配信できず、一律の案内しか送れませんでした。
そのため、連絡の効率化が課題となっていました。
2. 応募者のステータス管理と担当者間の連携
個別チャットでの対応が多く、応募者の状況を複数担当者で共有しにくい状態でした。
そのため、担当者間での連携が取りにくく、対応の重複や漏れが発生する可能性がありました。
属性に応じた情報提供とステータス管理で採用業務を効率化
――課題に対して、どのような構築を提案をしましたか?

Lステップ担当者
以下3つの提案をさせていただきました。
- 属性に応じたリッチメニューの設計
- タグ機能と対応マークによる管理体制の構築
- 流入経路に応じた説明会予約フローの自動化
まず、属性に応じたリッチメニューの設計ですが、採用を効率よく進めるためには、応募者が求める情報を適切に提供することが重要です。
そこで、友だち追加時のアンケートで「新卒・中途」「営業・エンジニア」といった情報を取得し、リッチメニューを出し分ける設計をご提案しました。

たとえば、新卒向けには「先輩紹介」を、中途向けには福利厚生が確認できる「募集要項」を目立つ位置に配置しています。
【新卒向けリッチメニュー】

【中途向けリッチメニュー】

最近の学生は「誰と働くか」を重視する傾向があるため、先輩社員のコンテンツを特に重視しました。
さらに属性の把握により、応募者ごとに必要な情報を柔軟に配信できるようになっています。
――管理体制の構築についても詳しく教えてください。

Lステップ担当者
これにより、誰がどこまで対応したかを一目で把握でき、対応の重複や漏れを防げます。
――説明会の予約はどのように自動化していますか?

Lステップ担当者
トヨタカローラ名古屋様では、さまざまな大学や専門学校などで説明会を開催しています。
流入経路によって案内する説明会が異なるため、それぞれにQRコードを発行し、適切な予約フォームへ自動で誘導する仕組みを構築しました。
さらに、職種ごとに選考ステップや利用媒体が異なるため、初回アンケートの回答に応じて、次のように誘導先を振り分けています。
- 営業職:マイナビなど外部媒体へ誘導
- エンジニア職:LINE内で完結できるエントリー受付フォームを整備
【営業職希望の場合】

【エンジニア職希望の場合】

業務負担は3割削減。応募者管理の効率化を実感
――構築の成果を聞かせてください。

Lステップ担当者
大きな成果は、業務負担が体感で3割程度削減されたことです。
特に「誰がどこまで対応したか」の可視化と担当者間の連携がスムーズになり、効率化につながりました。
また、セグメント配信が可能になったことで、連絡業務も大幅に効率化されています。
――構築にはどれくらいの時間がかかりましたか?

Lステップ担当者
要件整理を含めて約2か月です。
実際の構築作業は1か月程度で完了しました。
――現在も運用支援を行っていますか?

Lステップ担当者
初期構築後は、トヨタカローラ名古屋様が主体的にアカウントを運用中です。
流入経路のQRコードは、当初の数パターンから現在は倍以上に増加しました。
全国の大学や専門学校で毎月開催される説明会に合わせて、複製して活用されています。
さらに、独自のスタンプ制度も導入され、アカウントの活用範囲は着実に広がっています。

――今回の構築で特に工夫した点や難しかった点を教えてください。

Lステップ担当者
今回特に重点を置いたのは運用ルールの整理です。
- どのタイミングでどのタグをつけるか
- この機能を使うにはどう設定するか
明確なルールを整理することで、シンプルながら効果的な仕組みを実現しました。
複数人で運用する際は、複雑な自動化よりも、担当者が迷わず使えるルールの整理が重要だと感じています。
――トヨタカローラ名古屋様はLステップを導入して、どのように感じていらっしゃいますか?

Lステップ担当者
「これまでできなかったことが全部できるようになった」と非常に満足いただいています。
特に、応募者のステータス管理や担当者間の連携がスムーズになり、業務負担が大きく軽減した点を高く評価していただきました。
まとめ
今回は、カーディーラーの採用活動におけるLステップ導入事例をご紹介しました。
セグメント配信とステータス管理の仕組みを整え、業務負担を3割削減。
クライアント様が、自社でスムーズに運用できる体制を実現しています。
以下のような課題をお持ちの企業や採用担当の方には、Lステップの活用がおすすめです。
- 募者ごとに適切な情報を送り分けたい
- 複数人で対応しているが、誰がどこまで進めているか把握しづらい
- 採用業務の工数を削減したい
導入に関するご相談は、以下からお気軽にお問い合わせください。








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