- 多くの人に自分の商材を知ってもらいたい
- みんなが楽しめるようなコンテンツを作りたい
- 自動化できる部分は自動化したい
このような要望はありませんか?
Lステップで具体的にどう活用されているか、気になる方も多いと思います。
今回は、コンテンツ制作事業を行う株式会社Scholar Fund代表の黒坂さんに、オンラインメディア運営でのLステップ活用事例をご紹介いただきました。
B to Cの事業全般で応用できる事例ですので、ぜひ参考にしてみてください。
<抽選会の動画>
――はじめに簡単に自己紹介をお願いします。
黒坂さん
初めまして。大阪でデジタルコンテンツ制作事業を行う株式会社Scholar Fund代表の黒坂天翔(クロサカ タカト)と申します。
大学時代から動画制作やWeb制作、主にホームページ制作を制作会社でアルバイトとして学びながら過ごしていました。そこで得たノウハウを活かして自分でもサイト制作をし、自分自身で生計を立てれるぐらいまでになりました
同時にマーケティングやデザイン、コピーライティングも学び、実績を積みながら今は法人化して運営しております。
――株式会社Scholar Fundの主な事業内容をお聞かせください。
黒坂さん
弊社では動画制作とWeb制作、Webマーケティングの知識を活かして、主にデジタルコンテンツのプロデュースや制作を受託しています。
講座ビジネスの集客から販売の導線構築、他にも動画コンテンツの販売などを一貫して行っています。
クライアントさんは単発よりは、年間契約で長くお付き合いをさせていただいております。また、自分自身がこれまで実務レベルで身につけた複数のスキルを、マルチクリエイターの育成目的としてメディア運営も行っています。
黒坂様運営メディア:マルクリ道場
――マルクリ道場は会員制のコミュニティなのでしょうか?
黒坂さん
会員登録していただいたら、オンラインストアでの情報購入が可能です。会員登録自体は無料なので、誰でも気軽にアカウント登録できて、必要な時にオンラインストアで商材を購入いただけます。
――今回、抽選会マーケティングをやろうと思ったきっかけは何ですか?
黒坂さん
今回は、動画編集者向けの定例イベントで弊社が主催している「エディトレ」にて、抽選会企画をさせていただきました。このエディトレでは、講師にテレビ業界で動画制作されている方をお招きし、僕がMCを行っています。
主にYouTubeなどのWeb動画編集をしている方に向けた、動画編集ノウハウを紹介しているイベントです。
【過去に開催されたイベント例】
黒坂さん
抽選会を行ったきっかけは、エディトレの活動を多くの方に知ってもらいたかったからです。
ちょうどクリスマスシーズンだったこともあり、Twitterなどで多くのメーカーが抽選で景品が当たるようなツイートを拝見していたことから、インスピレーションをもらい、企画に至りました。
――告知〜抽選会当日までの流れを教えてください。
黒坂さん
全体の流れとしては以下です。
12月17日 | ①事前告知 |
12月17日〜21日 | ②募集期間 |
12月21日 | ③募集締め切り |
12月23日9時 | ④抽選番号の発行 |
12月23日22時 | ⑤抽選会開催 |
【全体の流れ】
<開催形式>
1等〜3等までの景品が、各1名ずつ当たる抽選会
<応募方法>
- 参加者は募集期間中にLINEから抽選会応募をする
- 抽選会当日に運営からLINEで渡される抽選番号を受け取る
- 当選番号はYouTubeライブ内で発表するため、リアルタイムでライブに参加して当選したかを確認する
<①事前告知>
LINE公式アカウントとTwitterにて事前告知をし、応募条件としてLINE友だち追加後に応募メッセージを配信
<②募集期間>
募集期間中を利用して、「当選確率アップチャレンジ」としてポイントシステムを導入し、拡散する仕組みを作成
ポイントシステム概要 |
|
当選確率を上げる演出 | 3ポイント以上獲得している場合は、1等〜3等まで同じ当選者になる可能性がある
当選確率が最大4倍になる+独占当選の可能性をポイントシステムによって仕組化 |
ミッション | <最大4ポイント獲得ミッション>
|
【ポイントシステム】
<③募集締め切り>
募集締め切り後は参加者のポイント数を確認し、それに基づいて抽選番号を振り分け作業を行う
<④抽選番号の発行>
参加者へ抽選番号を発行するアナウンスを行い、参加者は各自抽選番号の発行作業を行う
この時、抽選番号はメッセージには入れず、「抽選番号を確認するボタン」をタップしないと自分の抽選番号が確認できない形式にする
<⑤抽選会開催>
エディトレでイベントを開催し、前半は講義・後半に抽選会を行う
YouTubeライブ内で抽選アプリを使い、ビンゴ大会のようなイメージでその場で番号を発表する
――マーケティング設計での考え方や工夫した点等を教えてください。
黒坂さん
今回の抽選会で達成したかったゴールは、次の4つです。
①エディトレの認知拡大につなげる
②リスト価値を上げる
③既存リストのコアリストの洗い出しをする
④今後のエディトレに継続参加してもらう
それぞれ詳しく解説します。
認知拡大のひとつとして拡散が必要と感じていました。
抽選会は、どのツイートもインプレッションやエンゲージメントが高い傾向にあったので、認知拡大に繋がると思って採用しました。
また、ポイントシステムを利用して、募集ツイートのリツイートで1ポイント付与を設けることで、ツイートの拡散を促しました。
【Twitter拡散結果】
✅インプレッション数:20,000
✅リツイート数:45
個人情報を取得し、リスト価値を上げるために、下記の施策を行いました。
- 施策1:Twitterでの募集ツイートのリツイート
TwitterでリツイートしたスクリーンショットをLINEに送ってもらい、LINEアカウント名とTwitterの紐付けができました。
これにより、Twitterでの過去の発信内容などを参考にしながら、Lステップでタグ付けを行うことで、今後のより詳細なセグメント配信に役立ちます。
- 施策2:マルクリ道場オンラインストアでの購入実績
過去のエディトレのアーカイブフルバージョンなどを、オンラインストアにて販売しています。
オンラインストアで購入いただくと、本名やメールアドレスなどの個人情報が取得できるので、購入実績のスクリーンショットをLINEに送ってもらい、LINEアカウント名を紐付けました。
ふるいにかける意味で、自社からの発信をどれだけ見ているか、当選確認までにあえて手間を増やしました。
- 手間1:ポイントシステム
しっかりと情報をキャッチして理解しないと、どういったシステムなのかが分からない。
- 手間2:抽選番号の発行
「あなたの抽選番号は○番です」とメッセージで送るのではなく、自分で発行ボタンをタップして取得しないと発行されない。
- 手間3:当選発表はライブで行う
当日にリアルタイムでYoutubeライブに参加しないと、自分が当選したか分からない。
- 手間4:当選者はライブ中のキーワードと一緒に、当選メッセージを送る必要がある
Youtubeライブ中に3つのキーワードをランダムで発表するようにしたので、抽選会部分のみ視聴しても全てのキーワードが分からず、当選メッセージが送信できない。
- 手間5:当選連絡は当選者自身が行う
運営側は当選者が誰かは分かるが、あえて運営側からの当選連絡は行わず、当選者から連絡を貰わないと正式当選とはならない。
「抽選会だから参加した」を避け、エディトレを有益だと思ってもらうために演出にこだわりました。
- こだわり1:ライブ配信のクオリティー
ただ配信しているだけのライブと思わせないような、他のライブとの差をつける絵作りを意識しました。
- こだわり2:ためになる講義
抽選会だけではなく、前半に通常通りのエディトレを行うことで、学びがあるイベントだと思ってもらうために、講義内容も作り込みました。
――見込み度が高い人にはその後どのようなアプローチをしますか?逆に見込み度が低い人はどうしますか?
黒坂さん
今回は下記のようなアプローチをしました。
■見込み度が高い人(抽選ライブに参加)エディトレの継続参加依頼で信頼構築をしていきます。今回はシークレットセミナーの案内をしました。
■見込み度が普通な人(抽選番号発行のみ、抽選会不参加)
エディトレのご案内をしました。
■見込み度が低い人(抽選番号未発行、抽選会不参加)
エディトレのご案内をしました。
――Lステップの設定を教えてください。
黒坂さん
Lステップでの流れは以下の通りです。
①TwitterからLINEに誘導する
②友だちからの抽選会参加希望後に、ポイントシステムをカルーセルで案内する
③ミッションのポイント獲得数に応じてタグ付けをする
④現在獲得しているポイント数を表示した、リッチメニューを設定する
⑤友だち情報欄とCSVを活用してランダムな抽選番号を振り分けし、友だちに番号を発行してもらう
⑥友だちが獲得した抽選番号をリッチメニューで表示する
■用意したもの
- ポイントシステム案内のカルーセル
- 1〜4ポイントのタグ
- 抽選番号を保存するための友だち情報欄
- 獲得ポイント(1〜4)表示のリッチメニュー
- 獲得した抽選番号のリッチメニュー
黒坂さん
集客からリッチメニューのデザイン・作成、Lステップ構築や当日のライブ配信、アフターフォローをすべて自分で行ったので、時間がない中で開催できたのは、一人で一連の流れをカバーできる強みだと思います。
――Lステップはどのプランで構築されましたか?
黒坂さん
これはスタンダードプランで構築しました。
自由なリッチメニューが使えるのはとても良いですね。
――Lステップの構築で気をつけた部分などはありますか?
黒坂さん
Lステップの構築では、下記のような部分を意識して構築しました。
- 現在の獲得ポイントが一目で分かるように、タグと紐付けてリッチメニューを切り替えていました。
- 獲得した抽選番号を、ビンゴカードのようにリッチメニューで演出しました。
- Googleスプレッドシートでランダムに抽選番号を振り分け、CSVでLステップへインポートをして、時短を意識しました。
――抽選会の中で使っている外部ツールは何を使いましたか?
黒坂さん
Lステップ以外の部分では、下記のツールを使いながら作り込みをしました。
- 画像制作:Photoshop
- スライド:Googleスライド
- 抽選アプリ:Lucky Draw
- 配信ツール:OBS
――今回のマーケティング施策の結果を教えていただけますか。
黒坂さん
新規の友だち追加人数は、9日間で40人増でした。
黒坂さん
抽選会自体の参加表明者は138人で、ポイント獲得者の内訳は以下のとおりです。
- 1ポイント獲得:91人
- 2ポイント獲得:5人
- 3ポイント獲得:19人
- 4ポイント獲得:17人
- 抽選番号発行者:101人
黒坂さん
コアリストへのシークレットセミナー参加案内は15人で、今回バックエンドの販売はしておりません。
他には、抽選会を通して、既存クライアント様からの新規受注をいただきました。
――アフターフォローなどはどうされましたか?
黒坂さん
抽選会での景品は、当選者には欲しい景品と住所を送ってもらい、全てamazonから発送しました。
他のアフターフォローは前述のとおり、見込み度によってアプローチを分けました。
――構築にはトータル、どれくらいの時間を要しましたか?
黒坂さん
企画開始から当日のYoutubeライブ配信まで大体2週間で、Lステップの構築に2日、抽選番号の振り分けや画像作成等に2日程です。かなりタイトなスケジュール感でした。
――今回の構築や設計で大変だった部分はどんなところですか?
黒坂さん
大変だった部分は、参加者数分の抽選番号を記載したリッチメニューの登録と条件分岐の部分です。
特に条件分岐では、友だちが抽選番号発行ボタンをタップ後、条件設定で友だち情報欄『抽選番号①』が1の人は1のリッチメニューに切り替え...などを138パターン作成しました。
もし今後、もっと参加人数が増えた時に、もっと大変になると感じた部分でした。
――Lステップの使い方や活用方法はどのように学びましたか?
黒坂さん
基本的には、やりたいことを実現するために必要な方法を、自分で調べて実践しました。
シナリオ配信やリッチメニューは、うまく活用できていないと感じているので、今後はもっと活用したいと思います。
――スポットコンサルを受けてみていかがですか?
黒坂さん
初回のスポットコンサルで抽選会の相談をした時に、抽選番号付与の付与の方法をアドバイスいただきました。
対応が丁寧で質問への回答が的確にあり、2回目のスポットコンサルでも、さらにやりたい事を伝えたら、それにも臨機応変にご対応いただけましたので、毎月受けたいと思いました。
――最後に一言お願いします。
黒坂さん
この記事を読んでいただいた方限定で特典をご用意しましたので、ぜひ受け取ってください。
<限定特典の応募方法>
- LINE公式アカウントを友だち追加する
- 友だち追加後、「抽選会」のキーワードを送信すると、特典GET
まとめ
今回は株式会社Scholar Fund代表の黒坂さんに、オンラインメディア運営のLステップ活用事例をご紹介いただきました。
株式会社Scholar Fundでは、抽選会マーケティングの代行サービスも行っています。
既存リストからコアリストを洗い出し、さらに新規リストを獲得して抽選会を行えるよう、Lステップの構築から画像制作、当日のライブ配信代行をオールインワンで行えるのが株式会社Scholar Fundの強みです。
本事例のようなマーケティングを行いたい方はぜひ、1度Scholar Fundに相談してみてください。