LINE公式アカウントを作成したきり、放置状態になっていませんか?
- 友だちの増やし方がわからない
- リッチメニューはどうやって作ればいい?
- 何を配信すればいいんだろう
興味はあるけどアイデアやノウハウがなく、運用が進んでいない企業は少なくありません。
そこで今回はプロフィール株式会社の鈴木さんに、図面や見積もりの提出、見学会への相談予約など、あらゆるやりとりをLINEに集約することに成功した「ハウスメーカーのLステップ導入事例」をご紹介いただきました。ぜひ参考にしてみてください。
【鈴木ちかこ】
プロフィール株式会社 広報担当/Lステップ正規代理店
工務店やハウスメーカーなど住宅関連企業に特化し、LINE公式アカウントおよびLステップの構築、運用サポートをしている。従業員規模や地域性、企業の強みに合わせたディレクションを行うことが得意。LINE公式アカウントの使い方を企業に指導する、内製化研修の実績も多数。
LINE公式アカウントを作成したが運用はできていなかった
――さっそくですが、今回ご紹介いただく事例アカウントについて教えていただけますか。
鈴木さん
山陰地方で注文住宅の設計・施工や、リフォーム、リノベーションなどを手がけるハウスメーカーの事例です。
――御社が構築に携わる前から、クライアント様ではLINE公式アカウントやLステップの導入・運用をされていましたか?
鈴木さん
LINE公式アカウントはありましたが、運用は全然されていませんでした。
――クライアント様がLステップを導入する経緯をお聞かせいただけますか。
鈴木さん
LINE運用についてご相談をいただきまして、そこでLステップのことをご説明し導入が決まりました。こちらのクライアント様はIT導入補助金を活用して導入し、プロプランで運用中です。
――本アカウントはいつから運用を開始されましたか?
鈴木さん
2024年の1月です。2023年の10月頃から打ち合わせが始まって、1ヶ月くらいの構築期間を経て年明けにリリースしました。
――御社で運用支援もされていますか?
鈴木さん
はい、運用支援もさせていただいています。お客様との個別のやりとりは社内で対応されていますが、リッチメニューの更新や一斉配信、LINE広告を使われる際のクリエイティブ作成などは弊社でサポートしております。
――御社が構築に入るタイミングで、クライアント様が抱えていた課題や要望をお聞かせください。
鈴木さん
1番の課題は、LINEの活用方法がわからないところです。
LINEを活用する企業やお店が増えているのは社長も理解していて、LINEはやった方がいいだろうと思っていたんですよね。
ただ、どのように構築して何を発信すればよいのかがわからず、興味はあるけど活用できていませんでした。あとは社内のみんなが使いやすい運用は可能なのかも気にされていました。
――課題に対し、どのような構築をされたかお聞かせください。
鈴木さん
まずリッチメニューにさまざまな情報を集約しました。TOPには新規のお客様向けに施工事例や、家づくり相談会などのイベント予約のボタンを設置しています。
施工事例やイベント情報など、複数あるものはカルーセルで見やすく表示しています。
なお各種イベントは、Lステップのカレンダー予約機能を使い、LINEから予約ができるようになっています。
お役立ち情報のタブには、リフォーム情報やお友だち紹介キャンペーンなど、家を建てた方向けのコンテンツも設置しました。新規の方にも、家を建てた後もいろいろサポートしてもらえることが伝わるような内容にしています。
あとは補助金の情報を自分で探すのは結構大変なので、補助金の情報も入れました。
――情報が整理されていて見やすく、LINEから予約ができる仕組みもあって、とても利便性が高いですね。「コンテンツ」のタブについてもお聞かせいただけますか。
鈴木さん
初期構築の時点では、リッチメニューのタブは「TOP」と「お役立ち情報」の2つだけでした。その後社長から、何かプラスαできないかとご相談がありまして「家づくり診断」というコンテンツを追加しました。
タップするとカルーセルが出てきて、質問に答えていくと選択肢に応じた結果が表示されます。
結果の表示に加えて、来店につなげるために無料相談会への誘導を設置しています。診断の仕組み構築だけでなく、診断結果のクリエイティブ作成も弊社で対応させていただきました。
――家づくり診断は目を引きますね、LINE経由で相談会への申し込みは増えていますか?
鈴木さん
そうですね、カレンダー予約からお申し込みいただける方もいれば、営業さんとのLINEのやりとりの中で申し込みを希望される方も多くいます。
――友だち追加はモデルハウスでご案内されていますか?
鈴木さん
モデルハウスもありますし、公式サイトやInstagram、あと現在は停止していますがLINE広告も活用していました。その他、チラシなどの配布物や営業さんの名刺の裏にもQRコードを載せています。
――友だち追加の導線が多いですね。
鈴木さん
そうですね、見えるところすべてにLINEのご案内を付けてほしいとお願いしていて、すぐに行動に移してくださるので、導線はしっかり確保できています。
顧客とのやりとりがメールからLINEへ
――構築の成果をお聞かせいただけますか?
鈴木さん
ちょうど先日お打ち合わせをしたときに、お客様とのやりとりに今はもうメールはほぼ使わず、LINEがメインとおっしゃっていました。
個別トークの履歴をみると、図面や見積もりの提出、間取りの変更依頼、モデルハウスの見学申し込み、リフォーム相談、Zoomでの商談日程の調整とか、本当にいろいろなやりとりがされています。見積もり依頼はおそらく10件以上はきてますね。
「ホームページを見てLINEしました」「振り込みしました」というメッセージもあるので、LINEでのやりとりを通じて成約につながった方もいると思います。
――LINEがかなり活用されていますね、担当の割り振りはどのようにされているのでしょうか?
鈴木さん
LINEに新規でお問い合わせが入ったら、管理者の方が営業さんのタグを付けて振り分けて、割り振られた営業さんが直接やりとりをする流れになっています。
――シナリオ配信はされていますか?
鈴木さん
はい、長期優良住宅の話や住宅資金の話など、お役立ち情報を配信しています。
――その他、何か工夫したところやこだわったポイントはありますか?
鈴木さん
1回モデルハウスの見学をして終わりになってしまう方も中にはいるので、次回のアポイントにつなげるための施策もしています。
例えばモデルハウスに来場いただいたときにLINE登録された方であれば、今度相談会に参加していただけたら、Amazonギフト券をプレゼントしますといった内容です。該当の流入経路から登録してもらうと、自動でオファーが流れる設定になっています。
次回来場のときまでに、リッチメニューのコンテンツやシナリオ配信を通して顧客育成を進めるイメージです。
――なるほど、次回来場オファーの自動化と、来場までの間に熱量が高まるよう設計されているんですね。クライアント様はLステップを導入して、どのような感想を持たれていますか?
鈴木さん
流入経路で分析ができるので改善がしやすく、スタッフ設定で営業さんはトークやメディア操作のみで使いやすい設定ができるところが便利だとおっしゃっていました。また、家づくり診断のコンテンツも面白いと喜んでいただけました。
営業さんあってのことですが、LINEでお客様と円滑なコミュニケーションが取れているので、満足していただけていると思います。
住宅会社のサポートに特化している
――ここからは御社がLステップ構築を始めた経緯についてお伺いできればと思います。まずはプロフィールをご紹介いただけますか。
鈴木さん
現在は東京都内で住宅会社に特化した、デジタルマーケティング会社を営んでおります。
もともと映像制作の会社でしたが、コロナ禍が強まったことをきっかけに、デジタルマーケティング事業も開始しました。
デジタルマーケティング事業の中に、LINE公式アカウントやLステップの構築代行、運用サポート、内製化研修などが含まれています。
Lステップを知ったのは5年前くらいに弊社代表が、Lステップを使ったマーケティングをしているお客様から「LINEでこんなこともできるんだよ」と、弊社が作った動画をLステップで使っているのをみせていただいたのが最初です。
初めて見たときにすごい衝撃を受けて、それからすぐに学び始めると同時に、仲の良い工務店さんに「タダで良いから作らせてほしい」とお願いするところから本格的に運用支援をスタートしました。
ただ「このやり方でいいのかな」「もっと良いやり方があるのではないかな」と考えたり、お客様から質問があった時にすぐに回答ができなかったり、なかなかうまくいきません。
そんなことを繰り返しているうちに、疑問を解決しないとLステップをご案内するのは難しいと判断し、正規代理店講座の受講を決意します。
結果、構築技術だけではなく提案力やマーケティングの知識も広がり、今や動画制作部門よりもLINEの支援事業が大きくなり、当社のビジネスの柱となっています。
――行動力がすごいですね、御社の対応エリアは全国ですか?
鈴木さん
はい、全国対応しています。
――住宅会社に特化しているとのことですが、これまでLINE構築や運用支援は、どれくらいされてきましたか?
鈴木さん
正確な数はわかりませんが、構築を担当させていただいたのは50社ほどだと思います。内製化やコンサルで入らせていただいた数も含めると、100社以上を支援してきました。
――御社では構築のみと構築後の運用サポートまでされるケースでいうと、どちらが多いですか?
鈴木さん
構築後の運用サポートまで入らせていただくケースが多いです。
月のイベントの更新作業や、こういう配信をしてほしいと依頼されたものを送るなど、サポート内容はクライアントによってさまざまです。
何も依頼されなくても月に1回はどうですか?とお声がけをして、フォローするようにしています。
――運用サポートに入る場合、サポート期間はどれくらいですか?
鈴木さん
半年や1年、IT導入補助金を使う場合は2年間など、さまざまなパターンがあります。
――御社ではLINEの構築・運用、内製化以外のサポートもされていますか?
鈴木さん
もとは映像制作の会社なので、動画撮影から編集、YouTubeのチャンネル開設や運用支援もできますし、Instagramの投稿代行や運用サポート、あとはホームページ制作のディレクション、採用支援など、住宅業界のお困りごとを様々おこなっています。
Webマーケティングメインではありますが、ブランディングを意識したホームページ制作のディレクションやカタログ制作などの紙媒体のご相談など、「どんな事でもお役に立てるなら」の精神で、住宅業界に特化した対応力を活かしたご支援をさせていただいています。
――お客様としては御社に話を通せば、まとめて対応してもらえるわけですもんね。
鈴木さん
そうですね、自社で直接対応できなくても可能な限りサポートはさせていただくので、とりあえず困っていることは何でも言っていただくようにしています。
――最後になりますが、御社の強みや、クライアントワークをする上で大切にしていることをお聞かせください。
鈴木さん
住宅関連企業の支援に特化しているところと、ここまで手厚くサポートする会社は他にないんじゃないかなと思っています。
昔ながらの住宅会社さんの中には、例えばZoomのようなWeb会議システムの使い方がわからなくて、オンラインミーティングを開始するまでに20分かかるみたいな、ITリテラシーに自信のない方も少なくありません。
サポート内容が多岐にわたっていくことや、基礎から時間を要するケースの場合、サポートが大変でコストに見合わず、大手の住宅系コンサル企業にはなかなか相手にしてもらえなかったり、あるいは不利な契約をされてしまったりするケースもあるんですよね。
行き場がなくて困っている方も、しっかり寄り添ってサポートしていけるのは弊社の強みだと思います。
あとは当然かもしれませんが、レスポンスを早く、そしてお客様目線で構築していくことを大切にしています。
まとめ
今回はプロフィール株式会社の鈴木さんに、ハウスメーカーのLステップ導入事例をご紹介いただきました。
住宅業界のLINE構築・運用サポートなら、プロフィール株式会社がおすすめです。
ご相談を希望される方はぜひ、以下のHPからご連絡してみてください。