オンラインイベントを成功させるには、ウェビナーやセミナーを効率的に運営できるプラットフォームの活用が重要です。
本記事では、無料で利用できるオンラインイベントプラットフォームの特徴や選び方に加え、有料版で利用できる機能も解説します。
プラットフォーム選びのポイントを押さえ、長期的に活用できる信頼性の高いツールを見つけましょう。
目次
オンラインイベントのプラットフォームとは?
オンラインイベントのプラットフォームとは、ウェビナーやセミナー、会議などをインターネット上で開催できるツールです。
場所や時間に縛られず効率的に参加者と交流できるため、主にビジネスや教育の現場で活用されています。
プランは大きく無料と有料に分かれており、無料プランでは基本的なビデオ会議機能が中心です。
一方、有料プランでは、参加者の管理やイベント後のフォローなど、より充実した機能を利用できます。
有料プラットフォームの費用相場
有料のオンラインイベントプラットフォームには、多彩な機能と料金設定があり、目的に応じて選択できます。
一般的に、参加者管理や集客、顧客との関係強化につながる機能が充実するほど、料金は高くなる傾向です。
料金体系は月額1万円からはじまり、年額120万円程度の定額制、さらには都度課金制までプランによってさまざまです。また、初期費用が必要となるケースもあります。
イベントの規模や用途に応じたプランを選ぶことで、必要な機能を適切なコストで利用できます。
【無料】オンラインイベントのプラットフォーム比較
ここでは無料のオンラインイベントプラットフォームを紹介します。
無料プランは多くの場合、参加人数や時間に制限があるため、短時間のミーティングや小規模なセミナーに向いています。
それぞれの特徴を理解し、自分のビジネスで無料版が有効活用できるか確かめましょう。
Zoom
Zoomは、世界中で利用されるシンプルで使いやすいビデオ会議ツールです。
無料プランでは最大100名まで参加可能で、画面共有やチャット、仮想背景の設定が利用できます。
ただし、2人だけのミーティングであっても1回40分の制限があるため、長時間の利用には不向きです。
初心者でも直感的に操作できる点が魅力です。
Google Meet
Google Meetは、Googleアカウントがあれば誰でも利用できるビデオ会議ツールです。
無料プランでも最大100名まで参加可能で、画面共有やチャット機能が使えます。
ただし、3人以上の会議には60分の時間制限があるため、長時間のオンラインイベントを開催する場合には注意が必要です。
Googleカレンダーとの連携がスムーズで、アプリなどのダウンロードが必要ないのがメリットです。
Microsoft Teams
Microsoft Teamsは、ビジネス用途に特化したコミュニケーションツールです。
無料プランで最大100人が参加でき、画面共有やチャット機能も備わっています。Microsoft Office製品との高い連携性や、セキュリティ機能の充実も魅力です。
ただし、1回60分の制限があり、録画機能は使えません。
参加にはMicrosoftアカウントが必要なため、参加者にとって多少の手間がかかる点は考慮する必要があります。
オンラインイベントプラットフォーム導入のメリット
ここでは、オンラインイベントプラットフォームを導入する具体的なメリットを解説します。
利点を理解することで、自社のニーズに合った機能が明確になり、効果的なプラットフォームを選べます。
運営負担を軽減できる
参加受付やリマインダー配信、ライブ配信、アンケート集計などのイベント関連業務を一括管理できるため、運営にかかる負担が軽減されます。
従来は手間のかかっていた情報管理や準備作業が効率化され、スムーズにイベントを進行できるでしょう。
また、チーム内での情報共有も容易になり、準備が滞りなく進められます。
過去の運営情報を簡単に確認できるため、新しいイベント担当者への引き継ぎが楽になるのもメリットです。
参加者とコミュニケーションが取れる
プラットフォームに備わるチャットやアンケート機能により、参加者の反応や意見をリアルタイムで把握でき、コミュニケーションが取りやすくなります。
イベント前に、リマインド機能を使って参加者の関心を高めることも可能です。
イベント後には、フォローアップメッセージで顧客との関係を強化すると、ビジネスにつなげやすくなるでしょう。
参加者データを収集できる
参加者の申込数や出席数、視聴履歴、アンケート回答内容などを手間をかけずに数値化して記録できます。
参加者のデータを活用して反応や関心を分析すれば、次回のイベントをより効果的に企画するための改善材料として役立ちます。
来場者フォローやマーケティングにも役立つ
参加者の視聴時間やコメント数などのデータを活用して見込み顧客を特定し、自動・手動でフォローアップができるため、マーケティングにも効果的です。
参加者の関心に合ったメッセージを配信することで関係が継続しやすくなり、次回イベントへの誘導やブランド認知の向上にもつながります。
また、自動化機能を活用し、効率的にフォローアップできる点も魅力です。
オンラインイベントプラットフォームを選ぶポイント
イベントの運営や集客をスムーズに進めるための、オンラインイベントプラットフォームを選ぶポイントは以下の通りです。
- 操作はしやすいか
- 参加者が簡単にログインできるか
- サポート体制が充実しているか
- イベントに必要な機能が揃っているか
それぞれくわしく解説します。
操作はしやすいか
操作性の高さは、プラットフォームを選ぶうえで欠かせない要素です。
いくら優れた機能を備えていても、操作が難しいと活用しきれません。
無料トライアルを用意しているプラットフォームも多いため、事前に試して、管理画面が見やすく直感的に操作できるかを確かめましょう。
参加者が簡単にログインできるか
集客力を高めるためには、参加者が簡単にログインできるプラットフォームを選ぶことが大切です。
アカウント登録やアプリのダウンロードなど、煩雑な手順があると参加者が離脱する可能性が高まります。
URLを送信するだけでスムーズにログインできるプラットフォームを選ぶと、参加のハードルが低くなり、集客力が高まります。
サポート体制が充実しているか
イベント中に発生するトラブルに対応できる、充実したサポート体制があるプラットフォームを選ぶことも重要です。
配信中に問題が発生した場合でも、迅速なサポートがあれば参加者の離脱を防げます。
イベントの規模や配信内容に応じて、サポート体制がしっかりしているかを確認しておきましょう。
イベントに必要な機能が揃っているか
オンラインイベントでは、開催前・開催中・開催後の各段階で必要な機能が異なります。
開催前にはイベントページの作成やプロモーション機能、参加費の決済機能が必要です。
開催中は参加者とスムーズにコミュニケーションを取るためのチャット機能や、後から振り返るための録画機能。
開催後はアンケートで参加者の声を集めて、分析機能でイベントの効果を測定することが重要です。
ただし、機能が充実するほど料金も高くなる傾向があるため、予算と相談して必要な機能を見極めましょう。
オンラインイベントプラットフォームに必要な機能
イベント運営に役立つ機能は以下の通りです。
プラットフォーム導入時に、目的に合った機能が備わっているかを確認しましょう。
必要な機能 | 機能の内容 |
イベントページの作成機能 | イベントの概要や日時を掲載する専用ページを簡単に作成できる機能です。わかりやすいページは申し込みのハードルを下げ、参加率向上にも寄与します。 |
案内やお知らせの送信機能 | お知らせを効率的に配信できる機能です。イベント前のリマインドや、終了後のフォローアップなど、適切なタイミングで配信し、参加率と満足度を高めます。 |
申し込み受付機能 | 簡単に申し込みを受け付けられるフォームや、柔軟な支払いオプションを備え、幅広い参加者に対応する機能です。 |
参加者管理機能 | 参加状況や連絡先、参加履歴などをまとめて管理します。スムーズな運営とフォローアップ計画に役立ちます。 |
アンケート機能 | 参加者の意見をリアルタイムで集め、イベント終了後にスムーズに集計・分析ができる機能です。次回の改善にも役立ちます。 |
動画配信・アーカイブ機能 | イベントの録画やオンデマンド配信に対応する機能です。参加できなかった人へのリーチや、後から見返したい参加者のニーズに対応します。 |
分析機能 | 参加者のデータを収集・分析し、参加率や滞在時間、視聴履歴から見込み客を割り出したり、次回のイベントに向けての改善策を見出したりする機能です。 |
商談機能 | 1対1でのビデオ通話やチャットで商談ができる機能です。スムーズな個別相談への移行は、効果的な目標達成につながります。 |
自社の課題を解消するプラットフォームを選ぶことで、参加者の満足度向上やオンラインイベントの成功につながります。
オンラインイベントプラットフォームは「Lキャスト」がおすすめ
L-CAST(Lキャスト)は、LINE公式アカウントの拡張ツール「Lステップ」の新サービスで、Lステップと連携して利用するLINE専用のオートウェビナーマーケティングツールです。
スマホとパソコンの両方に対応しており、LINE上で視聴できるため多くの方が手軽に参加しやすい特徴があります。
申し込みページを簡単作成
Lキャストでは、プログラミングの知識がなくても手軽にイベントページを作成できます。
ドメインやサーバー契約が不要で、最短即日で立ち上げが可能です。
スマホでも操作しやすいラジオボタン形式の日程選択など、ユーザーフレンドリーな設計が魅力です。
Lステップを活用した効果的な参加促進
LキャストはLステップの契約が前提となりますが、その連携によって充実した参加者フォローが可能です。
たとえば、Lステップを活用して以下のようなリマインダ配信を設定できます。
- 3日前:申し込み内容の確認と事前アンケート配信
- 2日前:予告動画の配信
- 前日:過去の参加者の口コミを共有
アンケート作成もLステップ内で完結します。多彩な機能を持つLステップの活用で、参加意欲を高めた状態でオンラインイベントを開催しましょう。
Lステップの活用でフォローアップを効率化
オンラインイベント後もLキャストとLステップのシームレスな連携が、参加者管理やマーケティングに役立ちます。
Lステップでは、Lキャストで取得した以下の情報が自動で連携されます。
- 申し込みの有無
- 参加の有無
- キャンセルの有無
- オファーボタンのクリック
- コメントの有無
- 滞在率
記録したデータを活用し、興味関心に応じた「セグメント配信」でフォローアップすることで、参加者との継続的な関係構築が叶います。
次回イベントの案内を自動化し、効率的な集客サイクルを確立できる点も大きな魅力です。
まとめ
オンラインイベントプラットフォームは、イベント運営の効率化や参加者との円滑なコミュニケーションに役立つツールです。
イベントの目的や規模に合ったプラットフォームを選び、機能を活用することで、イベントの成功率や参加者の満足度が向上します。
その結果、イベントの成功がさらなるビジネスの発展にもつながるでしょう。