電話対応や予約管理をLINEで自動化|不動産会社のLステップ導入事例
  • 顧客管理がきちんとできていない
  • 同業者からの物件確認の電話を減らしたい
  • 内覧会の予約管理が大変

 

不動産会社にありがちな課題は、Lステップの活用によって解消できるのをご存じでしょうか。

 

今回はLINE UP代表の林さんに、電話対応や予約管理をLINEで自動化し、大幅な業務効率化に成功した「不動産会社のLステップ導入事例」をご紹介いただきました。

 

LINE UP代表の林さん

【林 千江美】

LINE UP代表/Lステップ正規代理店

不動産業界やサロン系の構築が得意。LINE構築以外に、動画編集やWebデザイン、広告運用、ホームページ制作など、幅広いサポートに強みを持つ。

LINE公式アカウントは導入していたが、うまく活用できていなかった

――さっそくですが、今回ご紹介いただく事例アカウントについて教えていただけますか。

林さん
林さん

 

マンションや戸建て、土地、投資用物件など、不動産売買の仲介をされている企業です。

――林さんが構築に入る前から、クライアントはLINE公式アカウントやLステップの運用をされていましたか?

林さん
林さん

 

LINE公式アカウントは導入していましたが、Lステップは使っていませんでした。

 

Lステップではない他のLINEツールを導入していた時期があったみたいですが、私が関わらせていただくタイミングでは、LINE公式アカウントのみでした。

 

――Lステップの導入時期はいつ頃でしょうか?

林さん
林さん

 

2022年の4月です。

 

――クライアントがLステップを導入するきっかけや、林さんが構築に携わることになった経緯をお聞かせいただけますか。

林さん
林さん

 

以前noteに不動産に関する記事を書きまして、ご担当の方がたまたまそれを見てくださったようで、私のLINEに登録し、お問い合わせをいただいたのがきっかけです。

 

お問い合わせをいただいたときはすでにLステップの導入を検討されている段階で、いくつか見積もりも取られていたようでした。

 

――導入を検討中の段階でお問い合わせがあったんですね、ちなみに林さんは不動産業界に精通されているんですか?

林さん
林さん

 

2年ほど不動産投資家の方のサポートをさせていただいた経験があります。業界の専門用語とかを交えた記事だったので、知識がありそうと感じてお問い合わせしてくださったんだと思います。

 

――なるほど、業界の知見とLステップの構築スキルがある林さんが見事選ばれたんですね。

林さん
林さん

 

私はブラジル在住なのでクライアント様も勇気がいったと思うんですけど、ありがたいことにご依頼いただきました。

 

業界の専門用語や仕組みの説明をするのも大変ですから、話がスムーズな人がよかったんじゃないかなと思います。

 

――林さんブラジルにお住まいなんですか、結構時差ありますよね?

林さん
林さん

 

はい、もう15年ほどですね。時差は今だと12時間ありまして、時間を合わせるのが大変なときもありますけど、オンラインで完結できますので対応は問題なくできています。

 

――本アカウントは運用支援も入られていますか?

林さん
林さん

 

はい、運用サポートもさせていただいています。

 

配信は自社でされるので、イベント予約のフォームを作ったり流入経路を作ったり、ちょっと難しいことがあったら連絡をいただく感じです。

顧客の属性に合った配信と、問い合わせ工数の削減をしたい

――クライアントが抱えていた課題や要望をお聞かせください。

林さん
林さん

 

課題はまず、LINE公式アカウントがうまく活用できていなかったことです。

 

以前は結構メルマガを送られていたようですが、なかなか読んでいただけなくて、反応率が悪かったようです。

 

そこでLINEを使ったマーケティングを検討されていたわけですが、LINEに追加いただいても、不動産を買いたい人なのか、売りたい人なのかがわからないため、配信自体あまりできていませんでした。

 

Lステップを使い、お客様の属性を見分けられるようにして、属性に合った配信をしていきたいと考えていました。

 

その他ご要望は、次の2つです。

  • 集客力を上げたい
  • 同業者からの問い合わせ工数を減らしたい

 

同業者からのお問い合わせがすごく多くて、例えばオーナー様から不動産を預かったら、レインズという不動産業界の情報交換サービスに、こういう物件を当社で預かりましたと登録しないといけないんですね。

 

レインズに登録した物件は他の会社も販売できるので、

「この物件まだありますか?」

「価格を教えてください」

「広告を掲載していいですか?」

 

などの物件確認の連絡がたくさん入ってくるんです。こういった問い合わせの電話対応にかかる工数を、削減したいとおっしゃっていました。

 

――顧客属性に合わせた配信と、業務効率化がご要望だったんですね。ちなみに、レインズに登録した物件は、他の会社が広告も出せるんですか?

林さん
林さん

 

そうですね、ポータルサイトなどに載せてもOKの場合もあれば、自社サイトならOKの場合もあって、詳細は物件によって異なります。また、広告を出す場合は申請をいただく必要がありますので、やりとりが発生します。

 

――なるほど、広告に関するお問い合わせも結構ありそうですね。それでは次に、クライアントのご要望に対する、林さんのご提案をお聞かせいただけますか。

林さん
林さん

 

まず一般の方向けには、不動産を買いたいのか売りたいのか属性を見分けられるよう、最初のメッセージで興味を確認する流れにしました。

 

掲示板の投稿方法

 

選択肢をタップしていただくとアンケートの誘導が流れ、アンケートで詳細なご希望をお伺いしています。

 

不動産アンケート誘導

不動産アンケート誘導

 

アンケートに回答いただくと、属性に合った7日間のシナリオ配信がスタートします。お役立ち情報をブログで発信されているので、ブログ記事に誘導するようにしています。

 

不動産アンケートシナリオ

 

また、興味を持っていただいた方には、リッチメニューから個別相談の予約ができる導線も設置していました。

 

不動産を買いたい人向けのメニュー
不動産アンケートシナリオ

 

不動産を売りたい人向けのメニュー

不動産アンケートシナリオ

 

同業者については、レインズにLINEのQRコードを載せて、物件確認は電話ではなくすべてLINE経由で確認いただくよう誘導しました。

 

レインズ用の流入経路を作り、レインズから登録した人=同業者には、同業者用のリッチメニューが表示されるよう設定しています。

 

レインズ用の流入経路

 

今売りに出ている物件情報はすべてLINEから確認ができて、広告掲載を希望する人は回答フォームで申請が可能です。

 

回答フォームで不動産申請

 

なお物件が成約した場合は、広告掲載を停止してもらう必要がありますが、広告停止もセグメント配信で一斉にご案内ができるようになっています。

 

ちなみに同業者には、登録した物件を販売したい業者の他に、買い取り専用の業者もあります。自社で物件を購入し、リフォームしたり建て替えたりした上で販売するようなイメージですね。

 

一部の物件は、買い取り専用の業者さんに直接情報を流すこともあるようで、同業者でも買いたい業者、売りたい業者に分けて管理しています。

 

――属性分けと属性に応じた配信やリッチメニューの出し分けなど、導線がしっかりされていますね。予約管理の部分もお聞かせいただけますか。

林さん
林さん

 

はい、個別相談の予約には、カレンダー予約を使っています。

 

個別相談のカレンダー予約

 

不動産の売買をするのは年配の方も多くて、操作方法がわからない方もいると思うので、予約をタップしたらカレンダー予約の画面に遷移する前に、予約の仕方が表示されるようになっています。

 

個別相談のカレンダー予約

 

その他、物件の内覧会を行う際はイベント予約を活用しています。

 

イベント予約

業務工数の大幅な削減に成功

――予約方法の説明は親切でいいですね、次に構築の成果をお聞かせいただけますか。

林さん
林さん

 

業務の工数はかなり削減できているようです。

 

一般のお客様は、属性に応じたシナリオ配信で教育を自動化し、興味がある方はそのまま個別相談に申し込みしてくださるので、工数をかけずに個別相談の申し込みが取れています。

 

内覧会の予約も、以前ポータルサイトに広告を出して、LINEから予約を取ってもらうように誘導したら、あっという間に15組くらい埋まりました。予約が殺到して競争率が高まったおかげもあって、その物件は販売価格が100万円上がったんですよ。

 

1人1人に連絡を取るのは大変ですが、Lステップなら予約が完了したら自動的にメッセージが流れて、リマインドも自動で配信できるので手間が少なく価格も上がって、先方はとても喜んでおられました。

 

同業者についても問い合わせをLINEに一元化できたため、電話対応はかなり減らせているようです。また、買い取り業者さんのリストが増えたことで、新たな物件が出たときに一括で案内ができて、取引までの時間が短縮できたとおっしゃっていました。

 

その他、売り物件の中にはこちらの不動産会社だけが扱えるものもあって、その場合は売主さんに、2週間に1回どういう活動をしたか報告する必要があります。

 

内覧会の予約が入ったら担当者に通知が届くようにして、それを売主さんにもLINEで送っていたら、売主さんが「リアルタイムで通知をもらえてすごくよかった」とGoogleの口コミに書いてくださいました。LINEのタイムリーなご案内が嬉しかったそうです。

 

――さまざまな成果が出ていますね、売上にも影響は出ていますか?

林さん
林さん

 

LINE経由でどれくらい成約につながったか、具体的な数字はわからないですが、影響は出ていると思います。

 

投資家の方はいい物件が出るのをみなさん待っていて、いい物件があったら本当にすぐ買われるんですよ。購入できる金額であれば、その日のうちに購入希望を入れる方もいます。

 

なので、投資家の方や買い取り業者をLINEにどんどんリスト化しつつ、売りたい人を見つけてくれば、配信ですぐにマッチングできるわけです。今後登録者が増えるにつれて、より成果が出ると思います。

 

――いい物件が出るのを待ってる投資家の方と、LINEでのタイムリーな情報発信は相性がよさそうですね。

林さん
林さん

 

本当にそうですね。不動産業界はLINEをすごく活用できると思います。

 

――ご担当者様はLステップを導入して、どのように感じていらっしゃいますか?

林さん
林さん

 

Lステップはすごく便利だとおっしゃっています。

 

同業者からの物件確認の電話を減らせたのが、特に大きいみたいですね。内覧会の予約管理も楽ですし、物件が出たらセグメントをかけて一斉配信もできるので、お客様からのレスポンスが早くなり、業務がスムーズになりました。

 

あとは、チラシやポータルサイトなど、流入経路で各媒体の効果が確認できるのも便利だとおっしゃっていました。

コロナ禍にLステップ正規代理店に転身

――ここからは林さんのご経歴や、Lステップ構築を始めた経緯についてお伺いできればと思います。まずはプロフィールをご紹介いただけますか。

林さん
林さん

 

旦那さんがブラジルでPOSシステムの会社をしていまして、私はお客様向けにウェブサイトの作成などをやっていました。

 

ただコロナの時に店舗がすべて閉まったので、私だけ日本の仕事をしようという話になって、その時にたまたま不動産投資家の方のサポートをさせていただく仕事に就きました。

 

LINE含めウェブ周り全般を任せていただいていて、そこでLステップの存在を知って、調べた感じですね。

 

Lステップは顧客管理や業務効率化にセールスまで、あらゆることができてすごいと思って、正規代理店講座やワンダフルステップ(LINE構築を仕事にするためのスキルが学べる講座)で学んで、今に至ります。

 

――得意とする業種・業態はありますか?

林さん
林さん

 

不動産やサロン系です。

 

――林さんの対応範囲をお聞かせいただけますか。

林さん
林さん

 

LINE構築、動画編集、デザイン、広告運用、ウェブ制作など、そんなにすごいことはできないですけど、一通りは対応できます。

 

――最後にご自身の強みや、クライアントワークをする上で大切にしていることをお聞かせください。

林さん
林さん

 

女性ならではの気遣いであったり、先回りした提案ができたり、そういうところは強みかなと思います。LINE構築以外にもいろいろ対応できますので、まとめて頼めるのはクライアントにとって楽なのかもしれないですね。

 

あとは不動産業界の方で言えば、業界の専門用語とか仕組みを説明するのが面倒と感じる人は一定数いると思うので、知識があるのも強みだと思います。

まとめ

今回はLINE UP代表の林さんに、電話対応や予約管理をLINEで自動化し、大幅な業務効率化に成功した「不動産会社のLステップ導入事例」をご紹介いただきました。

 

構築後の運用サポートまで、しっかり伴走してもらいたい方に、林さんはおすすめです。ご相談を希望される方はぜひ、以下のLINEから連絡してみてください。

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