
「フォローメールを送っているけれど、効果がイマイチ…」「どんな内容を送ればいいかわからない」と悩んでいませんか?
フォローメールは顧客満足度の向上やリピート購入の促進に欠かせない重要な施策ですが、タイミングや内容を間違えると、逆効果になる場合もあります。
この記事では、フォローメールの効果的な書き方、送るべきタイミング、場面別の例文を詳しく解説します。
- フォローメールで売上を伸ばしたい
- 効果的なテンプレートを知りたい
- 手間をかけずに自動化したい
目次
フォローメールとは?
フォローメールは、顧客が商品の購入や問い合わせをした後に送るフォローアップのメールを指します。単なるお礼メールではなく、顧客との関係を築き、ブランドへの信頼感を高めるうえで重要なツールです。
フォローメールはさまざまな用途で活用されています。例えば、ECサイトで商品を購入すると送られてくる「ご購入ありがとうございます!」というメールがフォローメールの一例です。
また、商品到着後に「使い心地はいかがですか?」といった確認メールや、一定期間が経過した後に「そろそろ買い替え時ではないですか?」などのリマインドメールもフォローメールに含まれます。
フォローメールを送る目的
ここでは、フォローメールを送る主な目的を4つ紹介します。
顧客満足度向上のため
フォローメールは、顧客が商品やサービスを利用した際の満足度を高める役割を果たします。
例えば、商品が届いた直後に「無事にお手元に届きましたか?」といった確認メールを送ると、顧客は「しっかりフォローしてくれている」と感じ、安心感を持てるでしょう。
また、購入から1週間後に「使い方で困っていませんか?」とサポートメールを送ると、顧客が抱える不安や疑問を解決しやすくなります。
こうした細やかな対応が、顧客満足度の向上につながります。
信頼関係構築のため
顧客との信頼関係を築くには、商品購入後のコミュニケーションが欠かせません。
フォローメールを通じて、「このブランド(企業)は、購入後もしっかりサポートしてくれる」と感じてもらえると、長期的な信頼関係を構築できます。
例えば、顧客の名前を入れたフォローメールを送るだけでも、特別感が生まれるでしょう。
例:
本文: |
このように、親しみやすく、顧客に寄り添ったフォローメールを送ると、ブランドへの信頼感が高まり、次回の購入につながりやすくなります。
リピート率向上のため
フォローメールは、リピート購入の促進にも有効です。特に、購入から一定期間が経過したタイミングでリマインドすると、自然な形で再購入を促せます。
例えば、以下のフォローメールが効果的です。
- 購入から1か月後:「使い心地はいかがですか?〇〇の新商品もおすすめです!」
- 消耗品の場合:「前回ご購入の商品、そろそろ交換時期ではありませんか?」
- 会員特典を活用:「リピーター様限定クーポンをお届けします!」
このように、フォローメールを適切なタイミングで送ると、顧客の購買意欲を自然に引き出し、リピート率の向上につながります。
クレームや返品防止のため
購入後のフォローメールは、クレームや返品を未然に防ぐ役割も果たします。特に、新しい商品を購入した顧客は、「ちゃんと使えるのか?」と不安を抱えている場合が多いため、適切なフォローが必要です。
以下のフォローメールを送ると不安や不満を解消しやすくなります。
- 「使い方のコツ」を紹介する:
「〇〇の正しい使い方をご存知ですか?よくある質問をまとめました!」 - サポート窓口を案内する:
「何かお困りごとはございませんか?お困りの際はカスタマーサポートが対応いたします!」
このように、フォローメールで適切にサポートを行うと、顧客が不満を感じる前にフォローできるため、クレームや返品減少につながります。
フォローメールを送るタイミング
ここでは、フォローメールを送る最適なタイミングを5つ紹介します。
商品購入直後
商品を購入した直後は、顧客が「ちゃんと注文できたかな?」と不安を感じやすいタイミングです。そのため、注文が確定したらすぐに「購入確認メール」と「発送通知メール」を送りましょう。
- 件名例:【ご注文ありがとうございます】発送のご案内
- 本文例:
「〇〇様、ご注文いただきありがとうございます!本日、商品を発送いたしました。お届け予定日は〇月〇日です。」
このようなメールを送ると、顧客の不安を解消し、安心して到着を待ってもらえます。
商品到着後
商品到着後も、フォローメールを送ると顧客の満足度を高められます。特に、「商品が問題なく届いたか」「使い方で困っていないか」を確認する内容が効果的です。
- 件名例:【〇〇様へ】商品は無事に届きましたか?
- 本文例:
「〇〇様、お届けした商品はいかがでしょうか?使い方で困ったことがあれば、お気軽にご相談ください!」
また、お礼を伝えるだけでなく、簡単なアンケートを添えると、今後の改善点を把握できます。
購入から1週間後
購入後1週間ほど経つと、顧客が商品を実際に使い始めるタイミングです。この時期にフォローメールを送ると、商品の使用感を確認したり、他の関連商品を紹介したりできます。
- 件名例:【簡単1分】〇〇についてご意見をお聞かせください!
- 本文例:
「〇〇様、商品をご利用いただきありがとうございます!使い心地はいかがでしょうか?よろしければ、簡単なアンケートにご協力ください。」
また、関連商品やセット商品を紹介すると、アップセルやクロスセルにもつなげられます。
購入から1か月後
一定期間が経過すると、消耗品なら「そろそろ買い替え時」、耐久品でも「買い足し」や「別のシリーズを試したい」と思うタイミングが訪れます。このタイミングでフォローメールを送ると、リピート購入の促進が可能です。
- 件名例:【〇〇様へ】そろそろ買い替え時です!
- 本文例:
「〇〇様、ご購入いただいた商品はその後いかがでしょうか?そろそろ交換時期かもしれませんので、ぜひご検討ください!」
さらに、リピーター向けに割引クーポンを配布すると、より効果的に再購入を促せます。
季節イベントやセールの前
季節イベントや大きなセールの前にフォローメールを送ると、顧客の購買意欲を刺激できます。
特に、過去に購入した商品に関連するキャンペーン情報を送ると、高い確率で再購入につながるでしょう。
- 件名例:【会員様限定】〇〇セール開催!特別クーポンをプレゼント
- 本文例:
「〇〇様、今年も〇〇の季節がやってきました!昨年ご購入いただいた商品をお得に買い足せるセールを開催します。今だけの特別クーポンをお送りしますので、ぜひご利用ください。」
このように、顧客にとって「お得な情報」を提供すると、開封率やコンバージョン率を高められます。
【シーン別】フォローメールの例文
ここでは、実際に使えるフォローメールの例文をシーン別に紹介します。
商品購入直後
件名:ご注文ありがとうございます
本文:
〇〇様
このたびはLストアをご利用いただき、誠にありがとうございます。 ご注文を正常に受け付けましたので、以下の内容をご確認ください。
■ご注文内容 ・注文番号:123456
商品の発送が完了しましたら、改めてメールにてご連絡いたします。 今後ともLストアをよろしくお願いいたします。
Lストア カスタマーサポート |
発送直後
件名: 【発送完了のお知らせ】ご注文商品が発送されました
本文:
〇〇様
このたびは、Lストアをご利用いただきありがとうございます! ご注文いただいた商品を本日発送いたしました。
【ご注文内容】 ■ご注文内容
配送状況は、以下のリンクよりご確認いただけます。
万が一、商品に関するご質問や配送に関するお問い合わせがございましたら、お気軽にご連絡ください。
お届けまで今しばらくお待ちください。
今後ともLストアをよろしくお願いいたします。
Lストア カスタマーサポート |
商品到着後
件名:【〇〇様へ】商品は無事に届きましたか? 本文:〇〇様 こんにちは、Lストアです。
もし何かご不明点や気になる点がございましたら、お気軽にご連絡ください。
Lストアではご利用商品の口コミ投稿を募集しています! レビューをご投稿いただいた方には、次回使える【500円引きクーポン】をプレゼントいたします!
▼レビューはこちらから 引き続きLストアをよろしくお願いいたします。
Lストア カスタマーサポート |
購入から1週間後
件名:【簡単1分】L美白クリームについてご意見をお聞かせください!
本文:
〇〇様
いつもLストアをご利用いただき、ありがとうございます!
今後のサービス向上のため、簡単なアンケートにご協力いただけると嬉しいです。
▼アンケートはこちら
また、L美白クリームをお使いの方におすすめの関連商品もご紹介します。 ◾️Lシリーズ専用肌お手入れセット(20%OFFクーポン付き)
詳細は、こちらからご覧いただけます!
今後とも、Lストアをよろしくお願いいたします。
Lストア カスタマーサポート |
購入から1か月後
件名:【〇〇様へ】買い替えのご案内
本文:
〇〇様
こんにちは。Lストアです。
L美白クリームは、【約1か月】で交換いただくと、常に快適にお使いいただけます。
今だけ、リピーター様限定で【10%OFFクーポン】をご用意しました!
▼クーポンコード:REPEAT10(有効期限:3月14日まで) この機会にぜひご利用ください!
今後ともLストアをよろしくお願いいたします。
Lストア カスタマーサポート |
イベントやセール前
件名:【会員様限定】スプリングセール開催!特別クーポンをプレゼント
本文:
〇〇様
いつもLストアをご利用いただき、ありがとうございます!
年に一度の【スプリングセール】が開催されます!
◾️セール期間:3月14日~3月23日
▼今すぐセール会場へ!
このチャンスをお見逃しなく!
Lストア カスタマーサポート |
効果的なフォローメールの作成と送信のポイント
フォローメールを効果的に作成し、送信するための5つのポイントを紹介します。
①一目で内容がわかるよう件名は簡潔にする
せっかく送ったフォローメールも、件名がわかりづらかったり興味を引かなかったりすると、開封されずに埋もれてしまいます。
読者に「このメールは自分に関係がある」と思わせるために、件名は一目見て内容がわかるように簡潔に書きましょう。件名は短く、シンプルに、そして読者にとって魅力的に書くのがポイントです。
- 「〇〇株式会社からのお知らせ」
- 「商品のご案内」
- 「重要!お知らせがあります」
- 「【〇〇様へ】商品は無事に届きましたか?」
- 「【限定クーポン】レビュー投稿で10%OFF!」
- 「【残り3日】リピーター様限定の特別セール!」
②顧客ごとに最適化された内容にする
フォローメールは、顧客一人ひとりに合わせた内容にすると、開封率やクリック率が向上します。例えば、メールの冒頭で「〇〇様、ご購入ありがとうございます」と名前を入れるだけでも、「自分のためのメールだ」と感じてもらいやすくなるでしょう。
メールの内容を個別対応のように工夫して、顧客に「特別扱いされている」と感じてもらえるようにしましょう。
- 「先日お買い物いただきましたが、いかがでしょうか?」
- 「〇〇様、このたびは〇〇をご購入いただきありがとうございます!」
- 「〇〇様、先日ご購入いただいた〇〇の使い心地はいかがでしょうか?」
③役立つ情報を提供する
フォローメールを送る目的は、単なる「売り込み」ではなく、顧客との関係を深める点です。そのため、あからさまな営業メールではなく、顧客にとって役立つ情報を提供することを意識してください。
フォローメールは、売り込みではなく「価値提供」の場と考えましょう。
NG例(売り込み感が強すぎるメール)
- 「今すぐこの商品を買ってください!」
- 「他の商品もぜひチェックしてください!(購入リンクのみ)」
OK例(役立つ情報を提供するメール)
- 「〇〇の効果的な使い方をご紹介!詳しくはこちら」
- 「〇〇を長持ちさせるお手入れ方法を知っていますか?今すぐチェック!」
④CTAを明確にする
フォローメールの目的は、単に情報を伝えるだけでなく、顧客に具体的なアクションを促す点です。そのためには、メールの最後に「次にどうすればいいのか」を明確に示す必要があります。
CTAをシンプルかつ具体的にして、顧客が迷わず次のアクションを起こせるようにしましょう。
NG例(具体的な行動を促していないメール)
- 「詳細はこちら」
- 「クリック」
- 「登録」
OK例(具体的な行動を促すメール)
- 「今すぐ投稿はここをクリック」
- 「特別価格はここをクリック」
⑤適切な頻度とタイミングで送信する
フォローメールは適切なタイミングでの送信が重要ですが、頻繁に送りすぎると、逆効果になりかねません。
特に、毎日のようにメールを送ったり、短期間に何度も再購入を促したりすると、「しつこい」と感じられ、開封率が低下するおそれがあります。
最近では、メールよりも開封率の高いLINEを活用したフォローメッセージも注目されています。
NG例(頻度が多すぎる)
- 毎日のようにメールが届く
- 短期間に何度も再購入の案内がくる
OK例(適切な頻度・タイミング)
- 購入直後:「ご注文ありがとうございます!(発送通知)」
- 商品到着後:「商品は無事に届きましたか?」
- 1週間後:「使い心地はいかがですか?」
- 1か月後:「そろそろ買い替え時では?」
フォローメールの自動化には「Lメール」がおすすめ
フォローメールを効果的に活用するには、「適切なタイミングで」「パーソナライズされた内容を」「確実に送る」点が重要です。しかし、これを手作業で行うのは大変です。
そこでおすすめなのが、LINEとメールを連携してフォローメールを自動化できる「Lメール」です。
Lメールは、LINE公式アカウントの拡張ツール「Lステップ」の機能の1つで、LINEとメールを組み合わせた配信を自動化できます。
通常のメール配信ツールとは異なり、LINEとの連携によって開封率や到達率を大幅に向上できる点が特徴です。
LINEと組み合わせたシナリオ配信を活用する
Lメールを活用すると、メールとLINEを組み合わせたシナリオ配信を設定できます。
例えば、以下の流れでフォローメールを自動化可能です。
【フォローメールのシナリオ例】
- 購入直後(LINE):「ご注文ありがとうございます!商品は〇日に届く予定です。」
- 商品到着後(メール):「商品は無事に届きましたか?正しい使い方やお手入れ方法をまとめたガイドをご用意しましたので、ぜひご確認ください。また、レビューを投稿いただくと次回使える10%OFFクーポンをプレゼント!【レビュー投稿URL添付】」
- 1週間後(LINE):「使い心地はいかがですか?気になることがあれば、いつでもサポートさせていただきますので、お気軽にメッセージをくださいませ。」
- 1か月後(メール):「ご購入から1か月が経ちました!そろそろ買い替え時期です。追加購入をご検討されていますか?長く快適に使うためのお手入れポイントや、特別クーポンをご用意しました!詳しくはこちらから→【特別クーポンを配布】」
また、「メール内のリンクをクリックしなかった場合にLINEで再通知」するなど、顧客の行動に応じた柔軟な配信も可能です。
このように、Lメールを活用すれば無駄なメールを減らしつつ、効果的なフォローが可能なため、顧客との関係を強化しやすくなります。
顧客情報を引用したメールを配信する
Lメールでは、Lステップに蓄積されたタグや友だち情報を活用して、より顧客ごとに最適なフォローメールを配信できます。
- 名前の自動挿入:「〇〇様、ご購入ありがとうございます!」
- 購入履歴の活用:「〇〇をご購入いただきましたが、その後いかがですか?」
- アンケート結果を反映:「以前に『肌が乾燥している』とお答えいただいた〇〇様にぴったりの商品をご紹介!」
顧客ごとにカスタマイズされたフォローメールを送ると、より高い開封率やコンバージョンが期待できます。
まとめ
フォローメールは、顧客満足度の向上、信頼関係の構築、リピート購入の促進、クレーム防止などに効果的な手法です。適切なタイミングで、顧客ごとに最適化された内容を送ると、開封率やコンバージョンを高められます。
Lメールを活用して、効率的にフォローメールを送信しましょう。