【Lステップの新機能】Webhook転送とは?できることや活用例をまとめて解説
考えている様子
  • LINE公式アカウントのデータを外部ツールと連携させたい
  • AIを活用した高度なサービスを構築したい

 

こんな要望がある方も多いのではないでしょうか。

 

LステップのWebhook転送機能を活用すれば、LINE公式アカウントで得た情報をさまざまな外部ツールに転送することができます。

 

Webhookはサービス同士を連携させて利用する際によく使われますが、非エンジニアの場合、耳馴染みがないかもしれません。

 

今回は、Webhook転送機能について詳しく解説していきます。ぜひ最後まで読んで、参考にしてください。

 

この機能は高度な設定となります。設定の際は十分にご注意ください。
また、弊社サポートでは記事に関する質問は完全にお答えしきれない可能性があります。ご了承いただきますようお願い申し上げます。

Webhook転送機能とは

「Webhook」とは、特定のイベントが発生したときに、自動で外部ツールへデータを送信する仕組みです。
※Webhook転送データの送信は、Lステップから外部への一方向で送信専用となります。

 

例えば「ユーザーが友だち追加した」や「ユーザーがボタンタップをした」など、LINE公式アカウント側でイベントが発生した際に、自動でデータを送信してくれます。

 

Webhook

転送されるデータは、LINE公式アカウントから転送されたデータです。(Lステップ内のデータが転送されるわけではありません)

 

他にもユーザーがLINEでメッセージを送った瞬間に、その内容をスプレッドシートに記録したり、Slackに内容付きで通知を送ったりすることが可能になります。

 

LINE公式アカウントはWebhook URLを一つしか設定できない

LINE公式アカウントの管理画面を見るとわかりますが、仕様上、Webhook URLは一つしか設定できません。

 

Messaging API

 

Webhook URLが一つしか設定できないと、ツールの併用ができず、「LステップとChatGPT」など、複数のツールを同時に使えません。

 

LステップのWebhook転送機能を使えば、一つのWebhook URLを受け取って、複数のツールと併用が可能になり、より幅広い連携・活用が実現できます。

 

参考Webhook - LINE Developersより

Webhook転送ができる内容

Webhook転送ができる内容を紹介します。

 

【転送可能な主なイベント】
  •  友だち追加
    ユーザーがLINE公式アカウントを友だち追加したタイミング
  •  ブロック
    ユーザーがアカウントをブロックしたタイミング
  •  メッセージ受信
    テキスト、画像、スタンプなどを受信したタイミング
  •  ポストバック
    ボタンタップなどのアクションが発生したタイミング

 

このようなユーザーのさまざまなアクションを、瞬時に送信できます。

Webhook転送機能の活用例

Webhook転送機能の活用例を紹介します。

スプレッドシートへの自動転記

データ管理の手間を削減

 

ユーザーからのメッセージや行動データを、Googleスプレッドシートに自動で記録・整理。Webhookを活用してGoogle Sheets API(表計算連携)とデータベースシステムを連携し、手動でのデータ入力作業を完全に自動化します。

Googleスプレッドシートに自動で記録

各種ツールへのデータ同期

Notion・Trello・Salesforceなど外部ツールへ転送

Webhookで転送可能なイベントを、Notion・Trello・Salesforceなど複数のビジネスツールに転送可能。情報管理と作業効率の向上を実現します。

 

詳しくは各ツールの連携オプションなどをご確認ください。

 

AI搭載カスタマーサポート

24時間自動対応でお客様満足度向上へ

 

ユーザーがLINEで質問を送るだけで、AIが瞬時に適切な回答を生成し、全ての履歴をスプレッドシートに自動記録。Webhookを活用してChatGPT(AI対話エンジン)とGoogleスプレッドシートを連携し、スピーディな顧客対応を実現します。

イメージ3【Lステップの新機能】Webhook転送とは?できることや活用例をまとめて解説

AI就活支援サービス

ES作成・適性診断・面接対策までLINEで完結するトータルサポート

 

就職活動中の学生を対象にしたAIチャットボット型支援サービス。Lステップからのユーザーメッセージが送られたタイミングで、Webhook経由でChatGPTやGoogleスプレッドシートへ連携し、ES自動作成・添削、AI適性診断、就活相談、メール作成・添削まで高度なサポートが提供できます。

イメージ4【Lステップの新機能】Webhook転送とは?できることや活用例をまとめて解説

AI買取診断

LINEに写真を送るだけで見積もり完了

 

ユーザーがLINEに商品写真を送るだけで、AIが自動で型番を判別し、見積金額を即座に返信。Webhookを活用してGemini(画像認識AI)を連携し、スピーディな査定体験を実現します。

イメージ5【Lステップの新機能】Webhook転送とは?できることや活用例をまとめて解説

【導入のヒント】

初めての方は、まずGoogleスプレッドシートへの転送から始めることをおすすめします。 

Webhook転送機能の申請方法

Webhook転送機能の申請方法を紹介します。

 

①Lステップ管理画面左メニュー「アカウント設定」>「利用プラン」内にあるオプションからWebhook転送機能を選択します。

 

②表示される専用申請フォームに必要事項を入力し、送信します。

 

Webook転送申請フォーム

 

③申請後、3営業日以内に設定が完了します。

Webhook転送機能の料金

LステップでのWebhook転送機能の料金は、次のとおりです。

 

【有料オプション】

契約アカウント毎に月額費用:5,500円(税込)

Webhook転送機能の注意点

Webhook転送機能の注意点を紹介します。

 

Webhook転送データは外部への一方向のみ

Webhook転送データの送信は、Lステップから外部への一方向で送信専用となります。

 

また、受信先のシステムでWebhook URLの発行が必要ですので、受信先のシステムを確認しましょう。

Webhook転送機能は開放と同時に課金される

Webhook転送機能は、導入時に初期費用はかかりませんが、機能開放と同時に即時課金となります。

 

転送されるデータは、LINE公式アカウントが転送しているデータ

転送されるデータはLINE公式アカウントがWebhookを通して提供しているデータとなります。

詳しくは下記ページをご確認ください。

 

LINE Developers - メッセージ(Webhook)を受信する

 

 

まとめ

今回は、Lステップの新機能「Webhook転送機能」でできることや活用例をまとめて解説しました。

 

ぜひ参考にしてみてください。

 

Lステップを詳しく理解したい方

オンライン説明会(無料)に参加する

Lステップを使ってみたい方

無料トライアルに申し込む