
Lステップで一人ひとりに合わせた配信をするには、友だち情報やタグの取得が大切なポイントです。
ところが、

- アンケートに答えてもらえない…
- ほかに友だちの情報を取得する方法って…?
そんな悩みを抱える人も少なくありません。
そこで、おすすめしたいのが、ビジネスツールとしても注目されている「診断コンテンツ」です。診断なら、遊び感覚でサクサク答えてもらえるうえに、友だちの情報も取得できます。
さらに、Lフレックスで診断コンテンツを作れば、動画や複数枚パネルが使えるので、見た目が魅力的で、なおかつ情報量の詰まった内容を提供することが可能です。
この記事では、Lフレックスの診断コンテンツに関する
- 作り方
- 作成するメリット
- 作成するコツ
- 活用例
を初めての人でもわかりやすいように、ステップごとに画像付きで解説しています。最後まで読めば、デザイン性の高い本格的な診断コンテンツが作れるようになりますので、ぜひ参考にしてください。
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Lフレックス×診断コンテンツの作り方
作り方の大まかな手順は、次の通りです。
- 診断テーマを決める
- タグを作成する
- 友だち情報欄を作成する
- 診断結果テンプレートを作成する
- 質問テンプレートを作成する
- 診断開始テンプレートを作成する
- リッチメニューに診断コンテンツを設定する
今回は、リッチメニューをタップすると診断がスタートするコンテンツを作っていきます。設定の順番は、最初に「診断結果」を設定して最後に「リッチメニュー」といったように、診断が進む順番と逆に作成していくとスムーズです。
診断コンテンツの作り方を、ステップごとに説明します。
ステップ①診断テーマを決める
最初に、「答えが知りたい!」「面白そう!」と思ってもらえるような“診断コンテンツのテーマ”を決めましょう。
たとえば、業種によって以下のようなさまざまなタイプのテーマを扱えます。
- 美容 →肌タイプ診断
- 不動産 →マイホーム診断
- 人材支援→適職診断
テーマを決めるときは、友だちの興味関心をリサーチすることもポイント。また、質問や回答は事前に用意しておくと、サクサクと設定できます。
今回は、適職診断の作り方を解説します。
質問内容は、以下のように全部で5問用意し、選択肢は3つ設定しました。
質問内容① | どんな時間の過ごし方が好き? |
選択肢 | A. 人と話しているとき
B. 一人で集中しているとき C. アイデアを考えているとき |
質問内容② | もっともやりがいを感じる仕事は? |
選択肢 | A. 感謝される仕事
B. 結果が数字に表れる仕事 C. 自分の感性が活かせる仕事 |
質問内容③ | グループ活動で多い役割は? |
選択肢 | A. まとめ役・盛り上げ役
B. サポート役・裏方 C. アイデア出し・企画担当 |
質問内容④ | 自分の強みを一つ挙げるなら? |
選択肢 | A. コミュニケーション力
B. まじめさ・継続力 C. 独創性・発想力 |
質問内容⑤ | どの働き方に魅力を感じますか? |
選択肢 | A. 人と関わる現場での仕事
B. マニュアルが整った職場 C. 自由にチャレンジできる環境 |
診断結果は3つのタイプを用意し、内容は以下のとおりです。
タイプA | 【あなたに向いている業種】
【おすすめの仕事】
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タイプB | 【あなたに向いている業種】
【おすすめの仕事】
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タイプC | 【あなたに向いている業種】
【おすすめの仕事】
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②タグを作成する
診断テーマが決まったら、①【タグ管理】>②【+新しいタグ】>③【タグ名】>④【決定】の順で、回答のタグを作ります。
回答のタグはすべて取得しておくと、後々、一人ひとりにカスタマイズしたセグメント配信をするときに役立ちます。
たとえば、Q1でAの「人と話しているとき」を選んだ人だけに、「コミュニケーション力を活かせる人気の仕事」を紹介することも可能です。
③友だち情報欄を作成する
今回の診断コンテンツでは、スコアリング(加算)を使って、診断結果の出し分けをしていきます。そのため、友だち情報欄に「診断点数」をあらかじめ作成しておくと、設定がスムーズです。
①【友だち情報欄管理】>②【+新しい友だち情報欄】>③【友だち情報欄名】に「診断点数」と入力し、④【登録】します。
質問の回答に応じて、アクション設定の友だち情報操作で「診断点数」に数字を加算していき、合計の点数によって診断結果のタイプを出し分けることが可能です。
④診断結果テンプレートを作成する
タグと友だち情報欄を設定した後は、テンプレートのLフレックスを使って「診断結果」を作成していきます。
今回は、横にスライド表示できるパネルを3枚用意しました。それぞれの内容は以下の通りです。
- 1枚目:診断結果&アクションボタン(お仕事を探してみる)
- 2枚目:お仕事インタビュー&アクションボタン(続きを読む)
- 3枚目:人気の職業ランキング&アクションボタン(職種&他の業種もチェック)
順番に作成手順を説明しますので、ぜひ一緒に設定してみてください。
1. Lステップ管理画面の左側にあるメニューバーから、①【テンプレート】>②【テンプレートを作成】>③【フレックスメッセージ】の順でクリックします。
2. ④【テンプレート名】を入力し、⑤【メッセージを作成】をクリックします。
3. ⑥【+ブロックを追加】から⑦【タイトル】を選び、⑧【タイトル名】を入力します。
タイトルの文字部分をクリックすると、下部に装飾オプションが表示されるので、文字の範囲を選んで大きさや色を変えることも可能です。
さらに、タイトルの背景の色も変えることができます。
4. ⑨【+ブロックを追加】>⑩【画像】>ブロック設定の画像の⑪【赤枠】をクリックし、⑫【ファイルを選択する】から画像をアップロードして追加します。
左のパネル表示を確認しながら、画像の形状を選びます。
5. ⑬【+ブロックを追加】から⑭【テキスト】を選び、⑮回答結果の文章を入力します。
太字にしたり文字の装飾をしたりできるほか、タイトルと同じように背景の色を変えることも可能です。
また、テキストには囲みをつけ、その背景の色を変えることも可能です。
6. ⑯【+ブロックを追加】>⑰【ボタン】>⑱ボタンの【赤枠】に文字を入力>⑲【アクション設定】の順で、診断結果の下にボタンを配置します。
⑳【種類】と㉑【表示方法】を選択します。
㉒今回は「URLを開く」を選んだので、URLを入力して保存します。
ボタンのスタイルやボタン内外の背景を変えることも可能です。
ボタンの文字の範囲を選んで、大きさを調整したり太字にしたりもできます。
ほかにも情報を表示させたい場合、パネル設定で【新規】または【複製】をクリックし、2枚目・3枚目のパネルを同じように作ります。
7. ㉓【メッセージを保存】>㉔【PC版・通知欄での代替テキスト】を入力>㉕【保存】の順でクリックします。
1つ診断結果を作って保存した後は、テンプレートをコピーして、残りの診断結果の設定をしていきます。
たとえば、診断結果をA・B・Cと3つのパターンを作る場合、タイプAのテンプレートを2つ分コピーして内容を調整すれば、BとCについては一から作る必要がありません。
【テンプレート一覧】から、【操作】>【コピー】を選択し、ほかの結果も作成します。
⑤質問テンプレートを作成する
診断コンテンツの回答結果をすべて作成したら、次もLフレックスを使い「質問テンプレート」を設定していきます。
今回の設定におけるポイントは、以下の3つです。
- 最後の質問から作成する
- 最後の質問(Q5)のアクション設定で「診断結果のテンプレート」を送信する
- スコアリング(加算)で回答の出し分けをする
今回質問を5つ用意するので、Q5→Q4→Q3→Q2→Q1の順番で最後から作ります。これは、1問目の後に2問目、2問目の後に3問目というように、次の質問を表示させるアクションが必要になるからです。
回答結果については、友だち情報欄の「診断点数」を設定し、以下のように加算・出し分けをします。
- 選択肢Aを選んだ場合:1点加算
- 選択肢Bを選んだ場合:2点加算
- 選択肢Cを選んだ場合:3点加算
- 合計が5点〜8点の人 →診断結果Aタイプ
- 合計が9点〜12点の人→診断結果Bタイプ
- 合計が13点~の人 →診断結果Cタイプ
メッセージ作成画面からの設定手順を、ステップごとに解説します。
1. ①【+ブロックを追加】>②【タイトル】にQ5の質問を設定>③【ボタン】に回答Aの選択肢を入力します。
2. ボタンの④【アクション設定】>⑤種類【アクション実行】>⑥【アクション設定】⑦>【友だち情報操作】の順にクリックし、「診断点数」を加算します。
【友だち情報選択】では、⑧該当の格納フォルダから⑨【診断点数】を選びます。
【操作内容】の定数に⑩「1」を入力し、⑪「+(加算)」を選びます。
※数字は半角で入力します。
3. 同じ画面(アクション設定)の下部から、今度は⑫【タグ操作】を追加します。
4. ⑬【タグを追加】>⑭タグを選んで追加します。
5. 同じ画面(アクション設定)から⑮【テンプレート送信】を選び、【条件設定】を行います。
⑯テンプレートからタイプAを選び、右上の⑰【条件OFF】をクリックします。
診断点数が「5以上8以下」の人に、「テンプレートA」を送信する【条件設定】が必要です。
⑱【友だち情報】>⑲ファイルから「診断点数」>⑳「以上」>㉑「5」を選択・入力します。※「すべてを満たす」必要がある条件(and条件)で作成します。
今度は、診断点数が8以下の設定が必要です。㉒【友だち情報】>㉓「診断点数」を選択>㉔「以下」>㉕「8」を入力し、㉖【この条件を設定する】をクリックします。
同様に、【テンプレート送信】を追加し、㉗「9以上12以下」にはタイプBを、㉘「13以上」にはタイプCのテンプレートが送信されるよう【条件ON】で設定します。
㉙【この条件で決定する】>㉚【保存する】をクリックすれば、Q5の「回答A」の設定が完了です。
6. ㉛ボタンのブロックを選択し、㉜複製をクリックして「回答B」と「回答C」のボタンを同じように設定します。
複製したブロックは、以下の内容を変更します。
- 【友だち情報】の「診断点数」:回答B→2を加算 / 回答C→3を加算
- タグの内容
7. すべての回答ボタンを設定し終わったら、【メッセージを保存】>【保存】の順でクリックします。
8. Q5のテンプレートをコピーし、Q4~Q1の質問内容を調整して設定します。
Q1〜Q4のボタンアクションについては、選択肢ごとに以下の設定が必要です。
- 友だち情報に「診断点数」を加算:回答A(+1)/回答B(+2)/回答C(+3)
- 回答のタグを追加
- 次の質問テンプレートを送信
Q1を設定するときには、「Q2のテンプレートを送信」されるようアクション設定を行い、Q1〜Q5までの質問がすべてつながるようにします。
今回の診断コンテンツは、加算を使っていますが、シンプルに最後の質問の答えで診断結果を出し分けることも可能です。
⑥診断開始テンプレートを作成する
すべての質問テンプレートを設定したら、次もLフレックスで「診断開始テンプレート」を作成します。今回は、動画を設置して、より期待感を持たせるデザインに仕上げました。
動画を挿入するときには、下記のような注意点があります。
- 動画ブロックの挿入は1つのみ
- 動画ブロックを挿入する場合、パネルの使用は1枚のみ
- 動画ブロックは1番目に固定される
- アクション設定では、友だち情報の代入やタグ付けなどの「アクション実行」が不可
- 200MBまでのmp4ファイル(約9分の動画がアップロード可能)
- アスペクト比 (幅:高さ) が1:3未満
メッセージ設定からの手順は、以下のとおりです。
1. ①【+ブロックを追加】>②【動画】を選び、ブロック設定の③「動画」下の赤い枠をクリックして、④【ファイルを選択する】から動画をアップロードします。
2. ⑤【タイトル】と【テキスト】を追加して文字を入力・装飾します。
3. ⑥ボタンを追加し、【アクション設定】をクリックします。
種類【アクションの実行】>【アクション設定】>⑦【テンプレート送信】>⑧【テンプレート】でQ1を選択>⑨【この条件で決定する】の順でクリックします。
設定をすべて保存します。
ここまでの流れで、「診断スタート→質問→診断結果」までのコンテンツが作れました。アクションにより、すべてのテンプレートがつながっていることがポイントです。
今回、すべてLフレックスのテンプレートを使っていて、デザインで工夫した点は次のとおりです。
- 診断開始→動画でユーザーの興味を引くスタート
- 質問 →画像を使って視覚的にわかりやすいよう工夫
- 診断結果→画像&複数パネルを組み合わせ、見やすいレイアウトで関連情報を掲載
⑦リッチメニューに診断コンテンツを設定する
最後に、リッチメニューに診断コンテンツを設定し、タップして診断がスタートするようにします。
1. 診断コンテンツをリッチメニューに設定します。
2. ①【アクション】>②エリア3の【タイプ】をクリックします。
3. ③【アクション】をクリックします。
4. ④【テンプレート送信】を選択し「診断スタート」を設定したら、⑤【この条件で決定する】をクリックします。
設定を保存すれば、リッチメニューのタップで診断コンテンツを開始できます。テスト送信をして、すべてが問題なく作動しているかをよく確認しましょう。
診断コンテンツの完成品はコチラです。
Lフレックスで診断コンテンツを作成するメリット
Lフレックスを使うと、デザインの自由度が高い診断コンテンツを作れます。ユーザーの興味を引きつけながら、情報を分かりやすく伝える演出ができるのが大きな魅力。特に診断のようなステップ型コンテンツでは、見た目や操作性の工夫が大切です。
Lフレックスで診断コンテンツを作成すると、次のようなメリットがあります。
- 文字や画像を自由な順番に配置できる
- 動画が挿入できる
- 横にスクロールできる
- 文字やボタンの装飾ができる
- アクションが設定できる
ひとつずつ内容を説明します。
文字や画像を自由な順番に配置できる
Lフレックスでは、タイトルとテキスト・ボタン・画像の順番を、好きなように配置できます。ブロックを組み合わせるだけで、オリジナルのデザインが手軽に完成するのがよい点です。※動画は先頭のみ
文字や画像の場所を上下に移動できるほか、設定画面で確認しながら調整も簡単に行えるのがポイント。Lフレックスで診断コンテンツを作れば、オリジナリティが高く、イメージ通りのテンプレートがスピーディに仕上がります。
動画が挿入できる
Lフレックスの特徴的な設定のひとつが、動画の挿入です。動画は目や耳の感覚にうったえられるので、友だちの関心を惹きつけたり多くの情報を届けたりできます。
また、動画にはアクションやラベルを設定でき、視聴直後に「相談ページへの遷移」や「講座ページの閲覧」といったユーザーの行動につながる導線を引くことも可能です。
ラベルには、「お仕事の相談はコチラ」「キャリアアップ講座をチェック」など、効果的な文言を設定すれば、クリック率の向上が期待できます。
このように、Lフレックスでは、動画を使って多様なアプローチが実現するのもメリットです。
横にスクロールできる
LINEは縦長画面のため、情報が多すぎると見づらいと思う方も少なくありません。そんな問題を解決してくれるのが、Lフレックスのパネル機能です。横にスクロールして最大12枚までのパネルを設定できるので、多くの情報を見やすく整理することが可能になります。
「お仕事インタビュー」や「人気の職業ランキング」など、複数の異なる情報も横にスクロールさせることで、画面全体がすっきりとした見た目になります。友だちが興味のありそうな要素をパネルに表示したり、ビジネスに関する情報を記載したり、多くの使い方ができるのが特徴です。
文字やボタンの装飾ができる
Lフレックスでは、文字の大きさや色を変えられるほか、太字や下線も使えるので、目を引く見せ方が可能です。強調したい部分を効果的に伝えられるのが魅力。
また、ボタンの形や色も変えられるため、デザイン性もアップします。
細部にまでこだわった、高品質な診断コンテンツを作れる点も、Lフレックスならではの強みです。
アクションが設定できる
Lフレックスでは、画像やボタンにアクションを設定できるため、次に「読んでほしいページ」や「起こしてほしい行動」などにつなげられます。
具体的には、URLや回答フォームを開くといったアクションが設定可能です。
また、回答に応じてタグの追加も行えるので、診断コンテンツを使って友だちのニーズを特定し、記録できるのもうれしいポイント。
さらに、条件を満たした場合にだけアクションが発動するように設定もできます。たとえば、「独自性・発想力」のタグがついた人には、クリエイティブ系の求人やコラムを掲載したリッチメニューを表示するといったことも可能です。
アクション機能をうまく使えば、一人ひとりの友だちに最適なタイミングで、属性やニーズに合った情報を届けられます。
Lフレックスで診断コンテンツを作成するコツ
Lフレックスで診断コンテンツを作るときには、以下のコツを押さえて設定していくのがおすすめです。
- 質問は3~5問・選択肢は3つ程度にする
- 質問や結果の要素を事前に準備する
- 手順の最後→最初の流れで設定する
- テンプレートはコピーを活用する
- テスト送信をする
- 複数枚パネルは最後に設定するのがおすすめ
ひとつずつ詳しい内容を解説します。
質問は3~5問・選択肢は3つ程度にする
診断コンテンツの満足度を高めるには、質問と選択肢の数に工夫が必要です。多すぎるとユーザーが疲れてしまい、途中離脱してしまう可能性もあります。
おすすめの質問と選択肢・回答・診断結果の数は以下の通りです。
- 質問:3〜5問程度
- 回答の選択肢:3つ程度
- 診断結果:3つ程度
例:質問「どんな過ごし方が好き?」
A. 人と話しているとき
B. 一人で集中しているとき
C. アイデアを考えているとき
質問を5問×選択肢を3つ設定する場合は、全部で15個の回答が必要です。AIを活用すれば、素早く診断コンテンツの構成を作成できます。適度なボリュームで、最後まで楽しく答えてもらえるように、診断コンテンツを設計しましょう。
質問や結果の要素を事前に準備する
Lフレックスを設定する前に、質問・診断結果の文章や画像などをあらかじめ決めて、準備しておくとスムーズです。何も考えずに始めてしまうと、設定途中に何度も変更が生じ、時間がかかることも少なくありません。
設定のときに必要な次の要素を、事前に準備しておきましょう。今回準備したものは次のとおりです。
- 質問:診断を導くための質問
- 回答:各質問に対する選択肢
- 診断結果:回答に応じたタイプ分類やアドバイス
- 画像や動画:診断結果に合った写真や紹介用のショート動画
- 最後に表示したい情報:商品の案内・サービスのリンクなどへの誘導
- タグ:回答の選択肢
- 友だち情報:スコアリングに必要な「診断点数」
タグや友だち情報など、取得したいアクションも事前に整理しておくことが大切です。その都度作成していると、タグ名に統一感がなかったり、情報の管理が煩雑になったりしてしまいます。
事前に必要な情報を設定しておくことで、簡単かつスピーディに設定が完了し、修正や調整作業が減ります。
手順の最後→最初の流れで設定する
Lステップでは、アクションを設定することにより、自動的にテンプレートやテキストなどを送信できるのが特徴です。そのときに、次のアクション要素を準備していないと、設定ができません。
診断コンテンツについても同じで、基本的には手順の最後から設定しましょう。診断結果から作り始め、最後に診断開始のテンプレートを作ります。
もし、質問の1問目から作成した場合、「2問目を作った後にまた1問目に戻ってアクションを設定…」という手間がかかってしまい、細かなタスクが増えてしまうことに…。
手順の最後から設定していくことで、スムーズに各テンプレートや機能をつなげていけます。
テンプレートはコピーを活用する
テンプレートは、すべて一つずつ作って設定する必要はありません。同じデザインを使用したいなら、テンプレートをコピーして使いましょう。
たとえば、質問を作成する場合、最初にQ5のテンプレートを作成し、残りの4問分はコピーして、入力内容やアクションを変えればOK。同じデザインを維持しつつ、スピーディに作成が進みます。
テスト送信をする
Lフレックスでテンプレートを作成する際には、必要に応じてテスト送信を行いましょう。ていねいに確認しながら調整していくことで、最後に大きな修正をせずに済みます。ただし、テスト送信も通数を消費するため、ご注意ください。
チェックするポイントは、以下を参考にしてください。
- 誤字や脱字
- デザインの色合い
- 画像の位置
- 文字の大きさ
- アクションの設定
特に、最初に設定するテンプレートは念入りにチェックしましょう。コピーして使う場合、後になってミスに気づくと、すべてのテンプレートの修正が必要になるケースもあるため、作業が増えてしまいます。
複数枚パネルは最後に設定するのがおすすめ
診断コンテンツで複数パネルを使う場合、最後の「診断結果」に設定するのが効果的です。最初に多くの情報があり、診断スタートまですぐにたどりつけない場合、友だちが離脱してしまいかねません。
「診断テストの結果が知りたい」というニーズを、まずは満たしてあげることがポイント。診断結果の後なら、友だちも関連する情報を取り入れたいと思うはずです。
診断結果はパネルの1枚目に設定して、2枚目以降は結果に関連する情報や商品の紹介などを設定するとよいでしょう。
Lフレックス×診断コンテンツの活用例
診断コンテンツは、内容や回答を自由に設定できるので、さまざまな業種で独自のテストが作れます。最後に、業種別の診断コンテンツの活用事例をご紹介します。
美容|診断コンテンツ
美容関連のビジネスなら、Lフレックスで「肌タイプ」を診断するコンテンツを作るのもおすすめです。
回答結果に合わせて「乾燥肌タイプ」「混合肌タイプ」などを判定し、それぞれに合ったおすすめ商品やケア方法を、ボタンのアクションで案内できます。
さらにパネルを複数枚増やせば、友だちのニーズを深堀りしやすくなります。たとえば、友だちが「あなたにおすすめの美顔器」ボタンをタップしたときに、同時にタグを取得することで、新たな訴求ができるように。
このように、Lフレックスの診断コンテンツは、ユーザーの関心を引き出しながら、商品提案や情報提供につなげやすいため、マーケティング施策として高い効果が期待できます。
不動産|診断コンテンツ
不動産ビジネスなら、理想の住まいタイプや優先すべき条件を見つけるための「マイホーム診断」を作成するのもひとつの手です。
診断結果をもとに、「人気の注文住宅はコチラ」「高性能な建売住宅はコチラ」などのように、おすすめの住宅をアクションボタンで設定すると、問い合わせの導線が引けます。
また、診断結果に関連するパネルを複数枚増やして、役立つ情報や予算などを紹介するのも一つの方法です。このように、診断結果をもとに関連する情報を提供できるのも、大きなメリットといえます。
まとめ
今回は、Lステップのテンプレート機能「Lフレックス」を活用した診断コンテンツの作り方をご紹介しました。
Lフレックスを使えば、診断コンテンツを通して、友だちのニーズを特定し、記録や訴求を一貫して行えるのがポイントです。動画やパネルも使って魅力的な診断コンテンツを作り、ビジネスツールとして有効活用しましょう。