
- 毎月LINEの配信数が多く、コストが負担となっている
- 日々の問い合わせ対応により、担当者の業務が圧迫されている
こうした課題をLステップで解決した、薬剤師専門の人材派遣会社の事例をご紹介します。
友だち追加時のアンケートで希望条件を収集し、その情報をもとにセグメント配信を実施。
配信対象を最適化することで、年間1,000万円以上のコスト削減につながっています。
さらに、希望条件に沿った情報配信により反応率が向上し、エントリー数が導入前と比較して単月で約4倍に増加しました。
加えて、問い合わせ対応の一部を自動化することで、業務負担の大幅な削減にも成功しています。
構築を担当したLステップ認定代理店の西島さんに、構築のポイントを伺いました。

【西島 翔希】
Re.MEDIA株式会社代表 / Lステップ認定代理店
薬学部在学中に起業し、医療・ヘルスケア領域に特化したLINE運用支援を展開。
Lステップを活用した人材紹介・人材派遣会社向けの求職者獲得導線の構築や人材採用支援を手がける。現場の課題や顧客心理に寄り添った導線設計を得意としている。
目次
月100万〜250万円の配信コストと問い合わせ対応の負担が課題
――さっそくですが、今回ご紹介いただく事例アカウントについて教えてください。

西島さん
薬剤師派遣・求人を専門とされている株式会社ファル・メイト様です。
――西島さんが構築に入る前から、ファル・メイト様はLINE公式アカウントやLステップの運用をされていましたか?

西島さん
LINE公式アカウントのみ運用されていました。
――Lステップの導入時期はいつ頃でしょうか?

西島さん
2023年頃からです。
――西島さんが構築に携わることになった経緯をお聞かせください。

西島さん
以前、別の人材紹介会社様のLINE構築を進めていた際に、ファル・メイト様のLINEについてもLステップで最適化できるのではないかとお話ししていました。
その流れでご紹介いただいたのがきっかけです。
――当時、どのあたりに最適化の余地があると感じられましたか?

西島さん
活発にLINE配信をされていたため、運用面で最適化できるポイントがあると感じていました。
実際にご説明・ご提案に伺った際も、Lステップのセグメント配信の仕組みに強く関心を持っていただきました。
特にコスト削減につながるという点が決め手となり、導入を決定いただきました。
――構築前の配信状況について教えてください。

西島さん
派遣という業態の特性上、案件が出るたびに情報を発信する必要があり、毎日5〜10通の配信が行われていました。
そのため、月々100万〜250万円に及ぶコストが発生しており、負担が大きい状況だったようです。
一方で、一斉配信中心の運用であったことから配信対象の最適化ができず、本来届ける必要のないエリアの情報が届いてしまうケースもあり、改善が求められていました。
――配信コスト以外にも、ファル・メイト様が課題に感じていた点はありましたか?

西島さん
派遣・単発派遣に関する問い合わせ対応に課題がありました。
遅刻や勤怠のつけ忘れといった勤務上の質問が多く、対応工数が増加していました。
セグメント配信と問い合わせ対応を最適化する仕組みを構築
――課題に対して、どのようなご提案をされましたか?

西島さん
配信コストの削減に向けて、友だち追加後の初回アンケートと連動したセグメント配信の仕組みを構築しました。
単発派遣・住居付き派遣・レギュラー派遣といった希望条件を取得し、その内容に応じてタグを付けることで配信内容を出し分けています。

また、アンケートで回答した内容はリッチメニューに設定した「メッセージ受信設定」から、求職者自身がいつでも変更可能です。

初回ヒアリングに依存せず、常に最新の希望条件に応じて配信内容を最適化できる設計になっています。

――問い合わせ対応については、どのような施策を実施されていますか?

西島さん
自動応答機能(チャットボット)を活用して、よくある質問への回答を自動化しました。
中でも多かったのは、単発派遣の稼働前後やレギュラー派遣の開始前後といったフェーズごとの問い合わせで、そうした内容を中心に整理しています。


また、ファル・メイト様では、求職者一人ひとりに担当者が付いているので、リッチメニュー内に「担当者確認」の導線も設けました。

求職者が自身の担当者を確認し、個別の連絡LINEへアクセスできるようにしています。

これにより、アカウント全体への問い合わせが大幅に減少し、個別対応へ移行しています。
――求職者ごとの担当者はどのように設定されていますか?

西島さん
Lステップ導入前からやり取りしている求職者については、担当者ごとに発行した流入経路から友だち追加してもらうことで、友だち情報欄へ担当者や担当支社の情報を反映させています。
一方で、新規や流入経路が特定できない求職者については、友だち追加時に一度「担当なし」のタグを付与し、担当者が確定したタイミングでタグを付け替えています。
このタグ更新をトリガーに、「担当者の確認」の表示内容や連絡導線も自動で切り替わる仕組みです。
――新規の友だち追加はどのようなきっかけが多いですか?

西島さん
新規の友だち追加は、広告経由が多いです。
ただ、「LINE友だち追加」を目的にした広告ではなく、派遣求人への応募広告を出していて、応募後のサンクスページからLINEへ誘導しています。
最近は、LINEへ直接友だち追加してもらう広告もできないかという話が出ていて、広告代理店の方と相談しながら検討を進めている段階です。
――現在の友だち数やアカウントの運用状況について教えてください。

西島さん
現在の友だち数は4,500人ほどで、ブロック率は約16%です。
配信先を絞り込んでいるとはいえ、多い日は1日に4通ほどメッセージを送ることもあるので、配信頻度としてはかなり高い方です。
それでもブロック率が大きく上がらないのは、「このLINEに登録しておかないと求人情報が届かない」と感じていただけているからかなと思っています。
情報収集の目的を持って登録してくださっている方が多く、良い状態で運用できている印象がありますね。
年間1,000万円のコスト削減、エントリー数は約4倍に増加
――構築の成果をお聞かせください。

西島さん
年間約1,000万円の配信コスト削減につながりました。
希望条件に沿った情報のみを届けられるようになったことで、配信コストを抑えながらも反応率は大幅に向上しています。
実際、Lステップ導入前は月間平均32件だったエントリー数が、導入後は最も多い月で約4倍にまで増加しました。
また、派遣事業での成果を受け、転職事業においてもリッチメニューの新規構築・運用支援へと展開が広がっています。
【転職支援のリッチメニュー】

――ファル・メイト様はLステップを導入して、どのように感じていらっしゃいますか?

西島さん
導入前後の変化について、実際に次のような嬉しい感想をいただいています。
【導入前の課題】
配信先の絞り込みを細かく設定できず、全登録者に対して一律のアプローチしかできないという点が悩みでした。
そのため、必要としていない方にも配信し続けてしまい、毎月の運用コストが無駄に膨らんでしまっていることが大きな課題でした。
【導入後の成果】
転職への熱量や希望条件に合わせて「本当に情報を必要としている方」へピンポイントに配信できるようになり、広告・運用コストの大幅な削減につながりました。
さらに、求職者の状況に合わせた最適なアプローチに変えたことで、結果として確度の高いマッチングを生み出し、売上の創出にもつながっています。
求職者獲得・採用支援のプロフェッショナル
―――ここからは西島さんの経歴や、Lステップ構築をはじめた経緯についてお伺いできればと思います。まずは自己紹介をお願いします。

西島さん
「Re.MEDIA株式会社」にて、医療・ヘルスケア領域に特化したLINE公式アカウントおよびLステップの構築・運用を行っています。

私は薬学部出身で、薬剤師の資格も保有しています。
薬学部在学中には、全国の薬剤師や薬学生向けウェブメディアの会社を立ち上げています。
SNSやYouTubeでの発信に加えて、LINE公式アカウントを活用した集客や、大手ナビサイトの広報支援などにも取り組んでいました。
その頃からLステップを活用しており、そうした経験を活かしてLINE運用の事業へと展開していきました。
ちなみに薬学部を目指したきっかけは、製薬会社のMRという仕事に興味があったからです。
もともと起業志望というわけではありませんでしたが、事業が軌道に乗ってきたタイミングで法人化しました。
―――学生時代に起業された頃からLステップを使っていたとのことですが、最初に知ったきっかけを教えてください。

西島さん
当時お願いしていた動画編集者の方から紹介を受けたのがきっかけです。
その頃すでにYouTubeやInstagram、Xは運用していましたが、LINE公式アカウントはまだ立ち上げていませんでした。
LINE公式アカウントの開設と同時に、Lステップも導入した流れです。
月3万円の「プロプラン」からスタートしたので、学生の私には少し負担に感じる金額でしたが、Lステップがなければ事業自体が育たなかったと感じています。
薬学生向けのLINE公式アカウント運用で特に苦労したのが、複雑な属性管理です。
薬学部は全国に約78校ありますが、それぞれの大学に1年生から6年生までが在籍しているためです。
そのため、タグ機能や回答フォームがなければ運用は難しかったと思います。
初期構築は動画編集の方にお願いしましたが、資金に余裕がなかったため、その後の修正や運用はマニュアルを見ながら手を動かして覚えていきました。
Lステップ認定トレーナーの堤さんのYouTubeを、全て見るくらい参考にして学びました。
―――正規代理店になった経緯を教えていただけますか?

西島さん
法人化のタイミングで、Lステップを軸に事業を展開していくと決めていました。
広告や動画編集などを広く手を伸ばすのではなく、「医療・ヘルスケア領域のLINE活用といえばRe.MEDIA」と認識いただけるよう、専門性を高めたい思いがあったんです。
そのうえで、正規代理店であることは、今後変えられない価値になると感じ加入を決めました。
―――構築のみと運用込みではどちらの方が多いですか?

西島さん
以前は、構築のみを納品するパターンが中心でした。
ただ、運用がはじまると、しっかり活用されている企業さんがいる一方で、Lステップがほとんど使われずに止まってしまうケースも見受けられました。
その差を目の当たりにする中で、構築だけでは不十分で、「何かあればすぐ聞ける」という関係性が必要だと感じるようになったんです。
現在は、サポート内容に応じてプランを分けながら、運用支援にも積極的に関わる形にシフトしています。
―――対応エリアは全国ですか?

西島さん
はい。全国対応しています。
対面での訪問が可能な場合は、できるだけ直接お会いしてお打ち合わせさせていただいています。
―――得意とする業種・業態はありますか?

西島さん
人材紹介・人材派遣業を中心に、求職者獲得や採用支援に関するLステップの構築・運用を得意としています。
薬剤師としてのバックグラウンドを活かし、医療系人材領域には特に強みを持っています。
―――現在は人材業界の支援を中心にされていますが、求職者獲得や採用においてLステップはどのように役立つのでしょうか?

西島さん
人材紹介・人材派遣業界では、「今すぐ転職したい人」だけでなく、「いつか転職するかもしれない人」との接点づくりが重要だと感じています。
実際には、転職意欲が高い顕在層へのアプローチに注力する企業も少なくありません。
求職者が転職を決断するまでには時間がかかるケースも多く、継続的な接点づくりが重要になります。
Lステップでは求職者の興味や状況に合わせて情報を届けながら、関係性を築く仕組みを作ることができます。
また、求職者ごとに関心のある求人や職種などを管理し、一人ひとりに合わせた情報提供ができる点も大きな強みです。
このような継続的なコミュニケーションの考え方は、採用活動にも活かせます。
Lステップを活用することで、求職者フォローや選考案内を効率化しながら、離脱を防ぐ仕組みを構築できます。
求職者獲得から採用まで、一人ひとりに合わせたコミュニケーションを継続できることが、Lステップの大きな価値だと考えています。
―――これまでの構築件数はどれくらいでしょうか?

西島さん
約50社ほどです。
現在は、人材紹介・人材派遣会社を中心に、求職者獲得や採用支援に向けたLステップの構築・運用を行っています。
―――最後になりますが、ご自身の強みや、クライアントワークの中で大切にしていることをお聞かせください。

西島さん
一番大切にしているのは、「クライアント様と同じチームの一員として取り組むこと」です。
Lステップの構築は、ただ仕組みを作って終わりではなく、その先の求職者獲得や採用成果につなげることが大切だと考えています。
そのため、単なる構築担当ではなく「どうすればもっと成果につながるか」を一緒に考える存在でありたいと思っています。
また、私自身がヒアリングから設計、構築、運用まで一貫して担当しているため、状況に応じて柔軟に対応できる点も強みです。
運用が始まると、「こんなことはできるのか」「この場合はどうしたらいいのか」といった相談が出てくることも多いため、いつでも気軽に相談していただける関係づくりを大切にしています。
大きな組織では難しいような細かな相談やスピーディーな対応も含めて、クライアント様に寄り添いながら支援できるのは、Re.MEDIAならではの価値だと思っています。
まとめ
今回は、人材派遣会社におけるLステップ活用事例を、認定代理店の西島さんに詳しくお聞きしました。
西島さんは、人材紹介・人材派遣会社向けの求職者獲得や採用支援を得意とし、Lステップを活用した導線設計・運用支援を強みとされています。
ご相談を希望される方はぜひ、以下のHPからご連絡してみてください。








-1.jpeg)

