- ラインアカウントを店舗ごとに分けたい
- そもそもLINE公式アカウントは複数持てる?
- アカウントは分けて運用するべき?
業務で利用するLINE公式アカウントを、複数持ちたい場合もありますよね。
結論として、LINE公式アカウントは複数アカウント持つことが可能です。
そこでこの記事では、アカウントの作成方法や、複数アカウントを所持するメリットやデメリットをご紹介します。
最適な活用法を知り、効率よく運用する方法を知っていただければと思います。
※LINE@(ラインアット)という名称でのサービスは終了し、現在はLINE公式アカウントに引き継がれています。
目次
LINE公式アカウントは何個まで作れる?
LINE公式アカウントは、1つのLINEビジネスIDに対し、無料で100個まで増やすことが可能です。
アカウントを分けることによって、設定や配信の細分化が可能となりますので、ぜひ利用してみたい機能ですね。
けれども、アカウントを増やすことによってメリットもあれば、デメリットもありますので、それぞれ解説します。
LINE公式アカウントを増やすメリット
LINE公式アカウントを増やすメリットをご紹介します。
コンセプト(店舗)ごとに分けられる
複数店舗を運営している場合に、店舗ごとにアカウントを分けられることが一つのメリットです。
例えば、東京に住む人に、大阪の情報はあまり役立ちませんよね。それどころか、不要な通知を煩わしく思いブロックされてしまう可能性もあります。
必要な人に必要な情報を送るためにも、メッセージ内容は振り分けなければなりません。アカウントを分ければ、それが可能になります。
友だちとの関係性が濃くなる
アカウントを分けて必要な人に必要な情報を送れるようになれば、メッセージを受けとった人は自分に向けて連絡されているように思えます。
情報が厳選されればされるほど、自分事と捉えられます。
そうすることによって、友だち(お客様)との関係性は濃くなり、質の高いコミュニケーションを行っていけるでしょう。
無料配信数がアカウントごとに増える
1アカウントにつき、コミュニケーションプランでは月に200通まで無料配信が可能です。
プラン名 | コミュニケーションプラン | ライトプラン | スタンダードプラン |
---|---|---|---|
月額固定費(税抜) | 無料 | 5,000円 | 15,000円 |
無料メッセージ通数 | 200通/月 | 5,000通/月 | 30,000通/月 |
追加メッセージ料金(税抜) | 不可 | 不可 | ~3円/通 |
アカウントを複数作成することによって、無料配信数は増えていきます。また「東京の人には東京の情報を」「大阪の人には大阪の情報を」と使い分けもできるので、配信数を削減できます。
必要な人に必要な情報を配信できる分、配信数はさらに有効活用できるでしょう。
LINE公式アカウントを増やすデメリット
LINE公式アカウントを増やすデメリットをご紹介します。
管理するアカウントが増える
アカウントを複数作成すれば、当然管理するアカウントが増えます。
アカウントが増えると、管理は複雑化していきます。全体的に送りたいメッセージは、アカウントごとに設定しなければならなかったり、どのアカウントにどのメッセージを送るか確認したりと、作業は大変になります。
アカウントを増やす場合には、きちんと管理担当や、管理フローを振り分けていかなければなりません。
配信対象の友だちが分散される
アカウントが増えれば、1アカウントに対する友だち数は分散されていきます。
リスクヘッジとなる場合もありますが、単純に友だち数が少なく映ったり、一斉送信したいときに手間となったりすることはあります。
管理の しやすさに重点を置いた場合、友だちの分散は手間を感じる部分もでてくるでしょう。
アカウントを複数管理する方法
複数アカウントを運用したい場合の、それぞれの操作方法をご紹介します。
複数アカウントの作り方
アカウントを増やすには、Webで作成する方法とアプリから作成する方法があります。それぞれ解説していきます。
Web版
下記方法にて作成ができます。
【Web版 アカウントの作成方法】
1 .LINE for Business 画面を開く
2 .「LINE公式アカウントをはじめる」を押下
3 . 「アカウントを作成」を押下
4. 「LINEアカウントで登録」か「メールアドレスで登録」を選択
※登録済みのLINEアカウントやメールアドレスは利用できません。
5. 「メールアドレスで登録」の場合は、メールに届いたリンクを押下
6. 必要情報を入力して登録できたら完了です
【Web版 アカウントの追加方法】
1. 「作成」を押下
2. 必要情報を入力して「確認」
以上でアカウントが開設されます。
アプリ版
下記方法にて作成ができます。
【アプリ版 アカウントの追加方法】
1. LINE公式アカウントアプリの左上メニューを押下
2. 「+ アカウントを作成」を押下
3. アカウント作成画面にて必要情報を入力
4. 「確認」を押下
以上でアカウントが開設されます。
アカウントの切り替え方法
アカウントが複数になると、アカウントを切り替えて使うことになります。
アカウントを切り替える方法は下記の通りです。
【アプリ版 アカウントの切り替え方法】
1. 管理画面にログイン
2. 「アカウントリスト」内に、アカウントが表示される
3. 該当アカウントを押下
以上で切り替えができますので、切り替え自体は簡単な作業になります。
管理者の追加方法
一つのアカウントごとに、複数人(※100名まで)でログイン可能です。複数端末(PC)で同アカウントの共有が可能ということでもあります。
※参照:LINEヤフー for Business
管理者の追加方法は下記の通りです。
【アプリ版 アカウントの切り替え方法】
1. 管理者を追加するアカウントを選択
2. 「設定」を押下
3. 「権限管理」を押下
4. 「メンバーを追加」を押下
5. 権限の種類を選択し「URLを発行」する
6. 発行されたURLを担当者に伝え、ログインしてもらう
アカウントをまとめて効率よく運用したい方へ
アカウントを複数持つと、アカウントごとに管理者を増やすなどと、管理が大変に感じることもありませんか?
アカウントを分ける目的が「地域」や「属性(女性・男性など)」のような内容であれば、私たちが運営する【Lステップ】の“タグ管理”で解決できます。
タグで振り分けておけば、例えば「東京住まい」のタグがついてる人にだけ配信する、ということができるのです。
すると、一つのアカウントでも配信コストを削減でき、ブロック率の低下も見込めます。
LINE公式アカウントのメリットを保ちつつ、デメリットをカバーできるシステムとなっているので、ぜひLステップで効率のよい運用を試してみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回はLINE公式アカウントを複数持つ方法やメリット・デメリットをご紹介しました。
利用状況により、それぞれ最適の設定方法は異なります。特性を理解して、運営側にもお客様側にとっても快適な運用となるよう、この記事を参考にしていただけると幸いです。