
LINE公式アカウントで絞り込み配信を選択した際に次のような表示をみて、ターゲットリーチとは何か気になった方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ターゲットリーチの意味と確認方法、ターゲットリーチ数が少ない場合にもできる絞り込み配信の方法について解説します。
目次
ターゲットリーチとは
ターゲットリーチとは「メッセージ配信ができる友だちの数」です。
LINE公式アカウントの友だちの状態には、次の3つがあります。
- 属性がわかる
- 属性不明
- ブロック中
上記のうち、メッセージ配信ができるのは①の「属性がわかる友だち」だけです。
「すべての友だち数」ー「②属性不明の友だち数」ー「③ブロック中の友だち数」=ターゲットリーチ数となります。
補足をすると、属性は「みなし属性」と呼ばれるもので、ユーザーが保有するLINEスタンプや友だち追加しているLINE公式アカウント、LINE内での行動履歴などから、推測で付与された情報(性別や年齢など)のことです。
みなし属性はすべての友だちに付与されているわけではありません。データが少なくて属性が「不明」の人もいます。
ターゲットリーチ数の確認方法
ターゲットリーチ数は、LINE公式アカウントの管理画面から分析ページを開くと確認できます。
上図の例でいうと、
- 友だち追加(これまでに友だち追加した人の総数):2,484人
- ターゲットリーチ:2,255人
- ブロック:201人
- 属性不明:28人※友だち追加からターゲットリーチとブロックを引いた数
メッセージ配信の画面で配信先を「すべての友だち」に合わせると、ターゲットリーチの数が反映されています。
LINE公式アカウントでは一斉配信のほかに絞り込み配信もできますが、属性での絞り込み配信をするにはターゲットリーチ数が100人以上必要です。
ターゲットリーチが少ない時に絞り込み配信をする方法
ターゲットリーチが少ない段階でもできる、絞り込み配信の方法をご紹介します。
オーディエンスを使う
オーディエンスとは、メッセージ配信やステップ配信、LINE広告をする際に配信対象を絞り込む機能です。
具体的には、以下のような項目で絞り込みができます。
- 配信したメッセージを開封した人
- メッセージ内のリンクをクリックした人
- リッチメニューをクリックした人
- 特定のタグがついている人
オーディエンスを使って絞り込み配信をする場合も、対象者が50人以上必要なケースが多いですが、属性での絞り込みより早く利用できる可能性はあります。
LINE公式アカウントの拡張ツールを使う
柔軟な絞り込み配信をしたい方には、LINE公式アカウントの機能を拡張できる「Lステップ」の活用がおすすめです。
Lステップを導入すると、対象者が1人いれば絞り込み配信ができるようになります。
また、アンケートで友だちに直接必要な情報(例:職業や役職など)を確認し、配信に活用できるので、絞り込み配信の精度が向上する点も魅力です。
その他にも、
など、顧客情報の取得や配信面以外にもさまざまな強みがあります。
効果的なLINE運用をしたい方には、Lステップの導入がおすすめです。
まとめ
今回は、ターゲットリーチの意味と確認方法、ターゲットリーチ数が少ない場合にもできる絞り込み配信の方法について解説しました。
正確な属性情報を基に、ユーザー1人ひとりに合った配信を実現したい方は、Lステップのような拡張ツールも検討してみてください。