
LINE公式アカウントは、メッセージの配信先を「属性」で絞り込む配信(セグメント配信)ができます。
この際に使われる属性が「みなし属性」と呼ばれるものです。
本記事では、みなし属性の意味や使用する上で知っておきたいこと、正確な属性情報を取得する方法について解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
LINE公式アカウントのみなし属性とは
「みなし属性」とは、ユーザーが保有するLINEスタンプや友だち追加しているLINE公式アカウント、LINE内での行動履歴などから、推測で付与された属性情報のことです。
具体的には以下の5つの属性項目があります。
属性項目 | 絞り込み項目 |
友だち期間 |
|
性別 |
|
年齢 |
|
OS |
|
地域 |
※各都道府県での絞り込みも可 |
※トークや通話の内容などは、推計データに一切利用されていません。
属性情報を活用する上で知っておきたいこと
属性情報を活用する上で知っておきたいことをご紹介します。
属性情報は必ずしも正確ではない
みなし属性はユーザーに直接確認して付与された情報ではなく、LINE内にあるデータから自動的に付与されたものなので、誤った情報が付与されている場合もあります。
※各ユーザーにどのような属性情報が割り振られているかは確認できないため、信憑性は不明です。
例えば「30代の男性限定キャンペーン」のように、年齢や性別で絞り込み配信を行う際、該当しないユーザーに情報が届いてしまう可能性があります。
属性情報が「不明」のユーザーもいる
みなし属性は、すべての友だちに付与されているわけではありません。
スタンプを使っていない、LINE公式アカウントを友だち追加していないなど、データが少ないユーザーは属性が「不明」になるからです。
属性での絞り込み配信にはターゲットリーチが100人以上必要
属性情報で絞り込み配信をするには、ターゲットリーチ(属性がわかっていて、ブロックしていない友だちの数)が100人以上必要です。
そのため絞り込み配信機能は、アカウントを開設したばかりのような友だち数が少ない段階では使えません。
ちなみに、友だち追加されてから属性情報が反映されるまでには、約3日かかります。友だち数が100人を超えたらすぐに絞り込み機能が使えるようになるわけではありません。
正確な属性情報を取得・活用するなら「Lステップ」

- 正確な属性情報を把握したい
- 性別や年齢以外に、職業や家族構成なども知りたい
- 対象人数が少なくても絞り込み配信に活用したい
このような方には「Lステップ」の利用がおすすめです。Lステップとは、LINE公式アカウントの機能を拡張するマーケティングツールです。
Lステップでは以下のようにアンケートフォームを作成し、ユーザーから直接情報を取得して活用できるのが特徴です。※フォームのデザインや質問項目は自由に調整できます。
LINE公式アカウントにもリサーチ機能という、アンケートができる機能が備わっていますが、アンケートは匿名性のため配信への活用はできません。
LINE公式アカウントとLステップの属性に関する違いをまとめます。
LINE公式アカウント | Lステップ | |
---|---|---|
属性項目 |
・友だち期間 ・性別 ・年齢 ・OS ・居住地 |
職業や役職、家族構成など、自由に何個でも取得できる
|
属性情報の取得方法 |
LINE内のサービス閲覧・購入履歴などを基に、自動的に付与される
|
アンケートでユーザーから直接取得できる
|
属性情報の確認 |
不可
|
可能
|
絞り込み配信に必要な人数 |
ターゲットリーチが100人以上
|
1人以上
|
Lステップがあると自社にとって欲しい情報の取得と、友だち数が少ない段階でも情報の活用ができるようになります。
その他にも、
など、Lステップを導入するとLINE公式アカウント単体の運用ではできない、さまざまなことを可能にします。
効果的なLINE運用をしたい方には、Lステップの導入がおすすめです。
まとめ
今回はLINE公式アカウントのみなし属性の意味や、使用する上での注意点ついて解説しました。
正確な属性情報を取得し、ユーザー1人ひとりに合った配信や対応がしたい方には、Lステップの利用がおすすめです。LINE運用の成果を上げたい方は、ぜひ検討してみてください。