

- 業務が忙しすぎて手が回らない…!
- チームでの情報共有がうまくいかない…
- どのITツールを選べばいいかわからない…
そんな悩みを抱える方に向けて、おすすめITツールを厳選し、20個ご紹介します。また、主なITツールの種類や「どのくらいの企業がITツールを使っているのか?」についても解説していますので、ぜひ参考にしてください。
目次
ITツールとは?
ITツールとは、仕事や作業を便利にするためのアプリやソフトのことです。たとえば、チームでのコミュニケーションに使うチャットツールや、タスク・顧客管理アプリなどがあります。
これらを使うと、作業時間の短縮やヒューマンエラーの防止など、日々の仕事の質が上がります。つまり、ITツールは、仕事をスムーズに進める手助けをしてくれる道具のようなもの。
デジタル化が進む今では、会社の規模や業種を問わず、ITツールを活用する時代です。ビジネスの課題を解決できるITツールを取り入れることで、業務効率化の実現につながります。
なぜ今ITツールが必要とされるのか?
ITツールの活用は、厚生労働省が推進するDX(デジタルトランスフォーメーション)を実現させるために、欠かせない要素です。
DX化が必要な理由は、次のとおりです。
- 複雑化した古いシステムで、データを活用しきれないから
- メンテナンス費が高くなり、維持するのが難しいから
- IT人材の不足により、セキュリティリスクが高くなるから
こうした問題を解決するには、「クラウド・モバイル・AI」などの最新技術を活用したITツールの導入が重要とされています。
MOTEXの調査では、IT資産管理ツールを「すでに導入済み」と答えた企業は約57%、「導入予定」は約25%にのぼります。導入の目的として多かったのは「業務効率化」や「管理負担の軽減」でした。
さらに、厚生労働省は、DX化の移行が進まなければ深刻な経済的損失を招くとして、「2025年の崖」への警戒を呼びかけています。これは、老朽化したシステムの更新が進まず、社会全体のデジタル化が遅れるリスクを示すものです。
デジタル社会では、ITツールの活用はもはや前提条件です。変化に乗り遅れれば、競争力を失う可能性も高まるため、「今、動かなければ置いていかれる」時代といえるでしょう。
ITツールの種類7つ
ITツールと一口に言っても、その種類は多岐にわたり、目的や使う場面によっても適したツールは異なります。ここでは、業務効率化に役立つITツールの種類を、7つに分けてご紹介します。
- MAツール
- RPAツール
- ビジネスチャットツール
- タスク管理ツール
- AI・分析ツール
- オンライン会議ツール
- 顧客管理ツール
それぞれの特徴を比較し、自社に合ったITツール選びの参考にしてください。
MAツール
MA(マーケティング・オートメーション)ツールとは、見込み客の獲得から育成、さらに顧客との関係構築までを自動化し、マーケティング業務の効率化を実現するITツールです。
たとえば、ユーザーの行動履歴(資料請求や商品の閲覧)に応じて自動でメッセージを配信したり、関心度に合わせて顧客を分類(セグメント化)したりすることが可能です。
こうした仕組みによって、「今この人に何を届ければ効果的か」を見極めやすくなり、最適なタイミングでのアプローチにつながります。その結果、手間をかけずに、質の高いコミュニケーションや販売促進を継続できる環境が整います。
人の手では追いきれない細かな対応も、自動処理に置き換えられるのがMAツールの大きな魅力です。
RPAツール
RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)ツールとは、経費精算やデータ入力、レポート作成などの定型業務を、ソフトウェアロボットが自動で実行してくれるITツールです。
人の手で行っていた作業をロボットにまかせることで、作業ミスやヒューマンエラーを減らし、業務の効率化が図れます。
実際にRPAは、バックオフィス業務や日次の報告業務など、繰り返しが多く、手間や時間がかかりやすい作業の現場で導入が進んでいる状況です。
単純作業を自動化すれば、従業員は「考える」「人と関わる」といった、より創造的な業務に集中しやすくなります。こうした変化を促進できるのが、RPAの大きなメリットです。
ビジネスチャットツール
ビジネスチャットツールとは、チーム内の業務連絡や情報共有を、リアルタイムで効率的に進めるためのITツールです。メールのような形式張った文章や、SNSのような私的なやり取りとは異なり、業務に必要な情報を効率よく整理・共有できる点が特徴です。
個別チャットやグループチャットに加え、ファイル共有やタスク管理、メンション通知など、チームの生産性を高める便利な機能が充実しています。
また、プロジェクトごとにスレッドを分けて会話を管理できるツールもあり、コミュニケーションの履歴を後から見返す際もスムーズです。
ビジネスチャットツールを活用すれば、情報の伝達スピードが上がるだけでなく、チーム間の連携強化や作業ミスの防止にもつながります。
タスク管理ツール
タスク管理ツールとは、業務ごとの作業内容や担当者、期限などを一元管理し、チーム内で共有・進捗確認ができるITツールです。特徴としては、「ToDoリスト」をカレンダーや表で見える化することで、仕事の抜けや重なりを防ぎやすくなります。
たとえば、エクセルや口頭だけの共有では「誰が担当?」「伝わってなかった…」といった認識のズレが起きがちです。タスク管理ツールなら、「誰が・いつまでに・何をやるのか」が一目でわかり、進捗もリアルタイムで把握できます。
さらに、「未着手」「対応中」「完了」といったステータス管理も一目でわかり、遅れにもすぐに気づけて、柔軟な対応につなげられるのもよい点です。
タスク管理ツールを取り入れることで、指示ミスや抜け漏れを防ぎながら、スムーズなプロジェクト進行につながります。
AI・分析ツール
AI・分析ツールとは、売上や顧客データなどの業務データを集計・分析し、現状の把握や改善点の発見、今後の予測などをサポートするITツールです。
たとえば、以下のような活用が可能です。
- 過去3カ月の売上データをもとに、売れ行きのよい商品を自動でグラフ化
- 顧客の購入履歴やWebの閲覧行動を分析し、離脱しそうな顧客を特定
さらに、AIを活用することで、人の経験や感覚では見逃しやすい傾向や異常値、売上の伸び悩みの兆候などを自動で発見できます。
これにより、「次に伸びそうな商品はどれか」といった判断を、勘ではなく“データの根拠”をもとに行えるようになります。
つまり、AI・分析ツールは、日々の業務データを“現場で活かせるヒント”に変えてくれる、実用的な意思決定支援ツールです。
オンライン会議ツール
オンライン会議ツールは、インターネットを使って、離れた場所にいる人たちとリアルタイムで音声・映像・資料を共有しながら会話が行えるITツールです。
オフィスにいなくても自宅や出張先でも手軽に利用でき、移動時間の削減や業務効率の向上につながります。会議の録画機能や背景のぼかしなど、オンライン特有の便利な機能が充実しているのも特徴です。
社内ミーティングはもちろん、取引先やパートナー企業との打ち合わせなど、ビジネスシーン全般で役立つITツールです。
顧客管理ツール
顧客管理ツールとは、お客様の名前・連絡先・購入履歴・やり取りの内容などを一元で管理できる便利なツールです。
紙やエクセルでは情報がバラバラになりがちですが、ツールを使えば検索も簡単で、すぐに必要な情報を見つけられます。
たとえば「前回どの商品を買ったか」「どんな問い合わせをしたか」などがすぐにわかるので、より丁寧でスムーズな対応が可能です。
結果として、お客様との信頼関係も深まり、リピートや紹介にもつながりやすくなります。個人事業からチームでの運用まで幅広く活用できるツールといえるでしょう。
ITツールのおすすめ一覧表
ITツールのおすすめ一覧は以下のとおりです。
ITツール名 | 種類 | 無料トライアル/プラン | 費用(月額) |
Lステップ | MA | 30日間無料 無料プラン |
0円~ |
SATORI | MA | ー | 148,000円~ |
ロボ オペレータ |
RPA | 1カ月間無料 | 要問い合わせ |
batton | RPA | 30日間無料 | 148,000円~ |
JobAuto | RPA | 30日間無料 | 40,000円 |
Chatwork | ビジネスチャット | 無料プラン | 700円~/1ユーザー |
Slack | ビジネスチャット | 無料プラン | US$8.75~/1ユーザー |
Microsoft Teams |
ビジネスチャット | ー | 599円~/1ユーザー |
Trello | タスク管理 | 無料プラン | US$5~/1ユーザー |
Asana | タスク管理 | 無料プラン | 1,200円~/1ユーザー |
Backlog | タスク管理 | 30日間/無料プラン | 2,970円~ |
ChatGPT | AI・分析 | 無料プラン | US$30~/1ユーザー ※チームプラン |
Claude | AI・分析 | 無料プラン | US$30~/1ユーザー ※チームプラン |
Notion | AI・分析 | 無料プラン | US$12~/1ユーザー |
Zoom | オンライン会議 | 無料プラン | US$15.99~/1ユーザー |
Zoho Meeting |
オンライン会議 | 無料プラン | 300円~/参加者10人~ |
Google Meet |
オンライン会議 | 無料プラン | 600円/~1ユーザー |
GENIEE SFA/CRM |
顧客管理 | 無料トライアル | 34,800円~ |
HubSpot | 顧客管理 | 無料プラン | 1,800円~ |
Eight | 顧客管理 | ー | 18,000円 500円/1ユーザー |
ITツールのおすすめ20選!
多くのITツールがある中で、どれを選べばよいか迷う方も多いのではないでしょうか?ここからは、おすすめのITツールを厳選して特徴を解説します。自社に最適なツールを見つけるための検討材料にしてください。
MAツール
MA(マーケティング・オートメーション)に特化した、おすすめのITツールをご紹介します。
MAツール①Lステップ
「Lステップ」は、LINE公式アカウントの機能を拡張できるB2C向けのMAツールです。顧客管理・予約対応・メッセージ配信など複数の機能を集約し、別々のツールで対応していた業務の一元化が可能になります。
なかでも強みとなるのが、セグメント配信の仕組みです。たとえば、アンケートに回答した人や商品を購入した人など、ユーザーのアクションに応じて得たデータをもとに、配信内容を柔軟に切り替えられます。「今この人にこの内容を届けたい」という絶好のタイミングを逃しません。
さらに、無料プランや30日間無料で試せる有料プランもあるため、実用性を試したい方にも最適です。「売上につながるフォローができていない」そんな悩みを抱える個人や企業にとって、販売促進と顧客対応を強化できるおすすめのITツールです。
- 無料プランで機能を体験できる
- タグやスコアリングで柔軟な管理が行える
- 行動に応じたセグメント配信が使える
運営会社 | 株式会社Maneql(マネクル) |
主な機能 |
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無料プラン トライアル |
無料プランあり 30日間無料トライアル |
費用 |
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URL | https://linestep.jp/lp/01/ |
MAツール②SATORI(サトリ)
「SATORI」は、Webサイトに訪問したユーザーの閲覧ページや滞在時間などをもとに、匿名の見込み顧客にもアプローチできる、ユニークな特徴を持つMAツールです。
問い合わせ前の段階にあるユーザーの行動を見える化し、適切なタイミングでアプローチすることで商談のチャンスを広げられます。
見込み客を育成するためのポップアップ通信やプッシュ通知、自動メール送信など多くの機能を搭載しています。「顧客の獲得数を伸ばしたい…」という企業にとって、メリットの多いITツールです。
-
- 匿名の見込み客にもリーチできる
- ポップアップ通信で見込み客を育てられる
- 管理画面がシンプルで使いやすい
運営会社 | SATORI株式会社 |
主な機能 |
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無料プラン トライアル |
ー |
費用 |
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URL | https://satori.marketing |
RPAツール
おすすめのRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)ツールをご紹介します。
RPAツール①ロボオペレータ
「ロボオペレータ」は、いつも行っている業務を自動化し、作業のスピードと正確性の向上に役立つツールです。たとえば、受発注データの入力や定期的なレポート作成など、繰り返し発生する作業をロボットが代行します。
システムの知識がなくても扱える設計のため、現場でもすぐに活用できるのがポイント。「人手に頼らずに業務を効率化したい」そんな悩みを持つ企業におすすめのITツールです。
-
- 繰り返し作業を自動で処理できる
- 操作がシンプルでわかりやすい
- 自動化により人的ミスが減らせる
運営会社 | 株式会社PKSHA Associates |
主な特徴 |
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無料プラン トライアル |
1カ月間 |
費用 | 要問い合わせ/1カ月・1ライセンスから契約 |
URL | https://robooperator.jp |
RPAツール②batton(バトン)
「batton」は、EC業務や経営・人事・営業・経理など、幅広い業務の自動化に対応するRPAツールです。
たとえば、請求書のメール送信や問い合わせへの自動対応、システムへのデータ登録など、日常的な定型業務を効率化できるのが魅力です。これにより、作業時間の短縮やヒューマンエラーの防止につながります。
さらに、AIが環境の変化やアップデートにも柔軟に対応するよう設計されており、ツール設定を変更せずに最新の環境に適応。こうした仕組みにより、運用の安定性が保たれます。
日々のルーティン業務を効率化したい企業にとって、処理スピードを上げられる心強いITツールです。
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- 幅広い業務の自動化に対応できる
- 専任のサポート体制が充実している
- AIが環境変化にも自動対応してくれる
運営会社 | 受発注バスターズ株式会社 |
主な特徴 |
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無料プラン トライアル |
30日間 |
費用 | 148,000円~/月 |
URL | https://batton.co.jp/rpa |
RPAツール③JobAuto(ジョブオート)
「JobAuto」は、Webブラウザ上の操作を自動化することに強みを持つRPAツールです。ECサイトや管理画面へのログイン・データ入力・情報取得など、日々ブラウザ上で繰り返している作業を効率化できます。
たとえばエクセル上での操作であれば、自動化したいセルや範囲を選択し、右クリックでアクションの実行をするだけで、その作業をロボットに登録することが可能です。「データのコピー&ペースト」「並び替え」といった繰り返し作業も、マウス操作のみで簡単に自動化できます。
「社内業務の自動化を進めて、もっと他のことに時間を使いたい」という企業にとって、効果化が期待できるITツールです。
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- Web操作の自動化に強い
- 初心者向けの作成支援機能がある
- 生成AIによるサポートで複雑な作業も設定できる
運営会社 | 株式会社シジャム・ビーティービー |
主な機能 |
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無料プラン トライアル |
30日間 |
費用 | 40,000円/月 |
URL | https://jobauto.jp |
ビジネスチャットツール
ビジネスチャットに特化した、おすすめのITツールをご紹介します。
ビジネスチャットツール①Chatwork(チャットワーク)
「Chatwork」は、社内外のやり取りをスピーディに進めるための国産ビジネスチャットツールです。グループチャットや個別チャットを活用すれば、チーム全体への情報共有から1対1の連絡まで、スムーズにコミュニケーションが取れます。
加えて、チャット内でファイルの送信やタスクの登録・管理ができ、やり取りの流れの中で担当者や期限付きタスクを設定することも可能です。これにより、「やるべき業務が流れてしまう」といった状況を防げます。
さらに、チャットとタスク管理を一画面で完結できるシンプルな設計は、ITに不慣れな方にも扱いやすく、初めての導入にも適しています。
「タスクの対応漏れが多い」「やるべき業務の整理が難しい」そんな悩みを抱える企業や個人に試してほしいITツールです。
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- シンプルな操作性で使いやすい
- 期限付きのタスク管理でプロジェクトを計画的に進められる
- 無料プランで気軽に試せる
運営会社 | 株式会社kubell |
主な機能 |
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無料プラン トライアル |
無料プランあり |
費用 |
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URL | https://www.chatwork.com |
ビジネスチャットツール②Slack(スラック)
「Slack」は、チーム内外のコミュニケーションをひとつの場所にまとめられる、便利なチャットツールです。ホーム画面上で文字・音声のやり取りやファイル共有などが行えるため、業務に関する連絡をスムーズに進められます。
Slackの強みは、さまざまなビジネスアプリケーションとの連携機能にあります。たとえば、プロジェクト管理ツールやGoogle Drive・Zoomなどとの連携により、他ツールで発生した通知やアクションをSlack内で一元管理することが可能です。
こうした機能を使えば、外部パートナーとの情報共有や進捗確認も簡単になり、協業体制の強化やスピーディな意思決定につながります。
「社内外のコミュニケーションをもっとうまく取りたい」という企業にとって、チーム連携を強化できるITツールです。
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- 複数アプリの連携で業務の一元管理が可能になる
- 文字・音声で自由にやり取りができる
- AIエージェントが業務をサポートしてくれる
運営会社 | Slack Technologies, LLC |
主な機能 |
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無料プラン トライアル |
無料プランあり |
費用 |
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URL | https://slack.com/intl/ja-jp |
ビジネスチャットツール③Microsoft Teams(マイクロソフトチームズ)
「Microsoft Teams」は、チャットや音声通話といった基本機能に加え、Microsoft 365製品との連携が強みのビジネスチャットツールです。
アプリを切り替えることなく、Microsoft Teams上で「Word」や「Excel」「PowerPoint」などの閲覧・編集・共有を完結できます。そのため、日常的にMicrosoft Officeを使用する企業にとっては、高い親和性があるツールといえるでしょう。
また、Microsoftが提供するOutlook(予定調整)、OneDrive(ファイル管理)といった各種サービスとも連携可能で、業務をTeams内に集約できます。Microsoft 365を業務の中心に据えている企業には、とくにフィットするITツールです。
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- 会話の文字起こしで記録が取れる
- 多機能でリアルタイムな共同作業が可能になる
- セキュリティ対策が標準装備されている
運営会社 | 日本マイクロソフト株式会社 |
主な機能 |
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無料プラン トライアル |
365ビジネスベーシック/スタンダード:1カ月間無料 |
費用 |
※年間サブスクリプション・自動更新 |
URL | https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-teams/group-chat-software |
タスク管理ツール
タスク管理に優れたITツールをご紹介します。
タスク管理ツール①Trello(トレロ)
「Trello」は、日々のToDoからチームのミッション達成までの流れを見える化し、生産性向上を支えるタスク管理ツールです。
Trelloの特徴は、どこからでもToDoをキャプチャし、整理・実行に移せる柔軟性にあります。たとえば、SlackやMicrosoft Teamsといった異なるアプリのメッセージも、Trelloボードに送信すれば一元管理でき、そのまま実行につなげられる点も魅力です。
また、SlackやGoogleカレンダーと連携することで、タスクの見落としも防げます。加えて、ルーティン化された作業は自動化設定もできるため、チーム全体の生産性向上にもつながります。
「複数のツールをまたがってタスク管理している」「いつもToDoが分散してしまう」そんな課題を感じている企業におすすめのITツールです。
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- どこからでもToDoを作成できる
- 外部ツールと連携してタスクを一元化できる
- 自動化機能により作業の効率化に役立つ
運営会社 | Atlassian Corporation |
主な機能 |
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無料プラン トライアル |
無料プランあり |
費用 |
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URL | https://trello.com/ja |
タスク管理ツール②Asana(アサナ)
「Asana」は、タスクごとに担当者や期限を設定し、業務を一口サイズに分解して整理できるタスク管理ツールです。リンクや箇条書き、表などを使って説明を視覚的にわかりやすくまとめられるため、チーム全体の理解もスムーズに進みます。
また、期日が近づいたり、作業の中断要因が解消されたりしたときには、自動通知が届く仕組みがあるので、進行管理の手間を減らせます。
さらに、ダッシュボードやタイムラインなどの可視化機能により、プロジェクトの全体像が把握しやすいのもAsanaの魅力。複数のプロジェクトが並行していても、進み具合が遅れている箇所や、トラブルの発生などをすぐに見つけられます。
「チームの人数が増えて承認作業が大変…」そんな企業にとって、業務の効率化が期待できるITツールです。
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- タスクの進行状況を可視化できる
- 承認フローが簡単でワンクリックで済む
- チーム間の情報を一元管理できる
運営会社 | Asana, Inc. |
主な機能 |
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無料プラン トライアル |
無料プランあり |
費用 |
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URL | https://asana.com/ja |
タスク管理ツール③Backlog(バックログ)
「Backlog」は、タスクや課題をひとつの場所に集め、体系的に管理しやすいプロジェクト管理ツールです。担当者や期限を決めるだけでなく、親課題・子課題のかたちで細かく分類することで、プロジェクト全体の流れや作業の進み具合もひと目でわかります。
また、タスクの進行状況を横棒のグラフで表示できるガントチャート機能により、スケジュールを視覚的に管理しやすくなり、作業漏れの防止にも効果的です。
さらに、Backlogは「スペース単位」での料金体系を採用しているので、ユーザー数が増えても料金は変わりません。スタンダードプラン以上であればユーザー数は無制限なので、チームの拡大にも柔軟に対応できます。
「作業が細かくなって管理が煩雑」「チームメンバーが増えてもコストは抑えたい」という企業に最適なITツールです。
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- ガントチャートでタスクの進み具合が確認できる
- コメント機能を使ってチーム内の情報共有を促せる
- ユーザー数無制限でコストを抑えられる
運営会社 | Nulab Inc. |
主な機能 |
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無料プラン トライアル |
フリープランあり/有料プラン30日間無料 |
費用 |
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URL | https://backlog.com/ja |
AI・分析ツール
AI・分析ツールとして人気が高いITツールをご紹介します。
AI・分析ツール①ChatGPT(チャットジーピーティー)
「ChatGPT」は、対話形式で質問や相談ができる、初心者にも使いやすいAIツールです。たとえば、企画書の原案やメール文の下書き作成など、日常業務をサポートする“デジタルアシスタント”のような存在として活躍します。
売上データやアンケート結果を読み込ませるだけで分析も自動で行えるため、数字に不慣れな人でも全体の流れをつかみやすいのがポイント。
無料プランでも、文章作成や要約などできることが充実しているので、「まずはAIを試してみたい」という企業にもおすすめなITツールです。
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- 要約や翻訳など多用途に活用できる
- 無料プランで気軽に試せる
- データ分析やグラフ作成も手軽に行える
運営会社 | OpenAI |
主な機能 |
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無料プラン トライアル |
無料プランあり |
費用 |
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URL | https://openai.com/ja-JP/chatgpt/overview |
AI・分析ツール②Claude(クロード)
「Claude」は、長文の資料や画像・表なども読み取りながら、自然なやり取りの中で情報整理ができるAIツールです。たとえば、会議の議事録を短くまとめたり、契約書のポイントを抜き出したりと、業務の効率化に役立ちます。
とくに、大量の文章を一度に処理できる点は、大きな強みといえるでしょう。最大で数十万字レベルの内容を一括で読み込み、提案書やレポートなどをまとめて処理することが可能です。手作業では時間がかかる分析や整理も、短時間で完了できます。
「複数の資料をまとめて読み込みたい」「長文の読み解きに時間がかかる」そんな悩みを抱える企業にとって役立つITツールです。
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- 長文資料を一括処理できる
- 自然なやり取りで複雑な処理が行える
- 図表や画像を自動で解析できる
運営会社 | Anthropic PBC |
主な機能 |
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無料プラン トライアル |
無料プランあり |
費用 |
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URL | https://www.anthropic.com/claude |
AI・分析ツール③Notion(ノーション)
「Notion」は、メモ作成やタスク管理に加え、AIによる要約や分析機能も備えたオールインワン型の業務支援ツールです。
たとえば、文章の要約や言い回しの調整も、専用の操作画面でチャット形式により簡単に行えます。議事録の整理や成果物へのフィードバックも自動で一覧化できるため、作業時間の短縮に役立ちます。
また、タスクの進捗や期限に応じてSlackなどの外部ツールへ自動通知を設定すれば、担当者への伝達漏れや確認作業の手間を減らせるのもメリット。こうした仕組みにより、チーム全体の作業効率を高める効果が期待できます。
情報の整理から実務への落とし込みまで、一連の業務プロセスをひとつでカバーしたい組織に最適なITツールです。
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- 会議メモをAIが自動で要約してくれる
- タスク状況に応じた自動通知も設定できる
- 外部ツールと連携して作業が行える
運営会社 | Notion Labs, Inc. |
主な機能 |
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無料プラン トライアル |
無料プランあり |
費用 |
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URL | https://www.notion.com/ja |
オンライン会議ツール
オンライン会議に、とくにおすすめなツールをご紹介します。
オンライン会議ツール①Zoom(ズーム)
「Zoom」は、1対1から最大1,000人規模のミーティングが可能なオンライン会議ツールです。大人数でも安定した接続で、効率的に情報の伝達や意見交換が行えるのがメリット。
また、Zoomには会議を自動で文字起こし・要約して、会議後に要点をまとめてくれるAI機能も備わっています。さらに、録画機能もあるため、欠席者への共有や後からの振り返りも簡単です。
「大人数向けのオンライン会議を開催したい」「会議後のフォローに時間をかけたくない」という企業に最適なITツールです。
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- 最大1,000人規模のミーティングができる
- チャットやメールとの連携がスムーズに行える
- AIが文字起こしの要点をまとめてくれる
運営会社 | Zoom Communications, Inc. |
主な機能 |
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無料プラン トライアル |
無料プランあり |
費用 |
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URL | https://www.zoom.com/ja |
オンライン会議ツール②Zoho Meeting(ゾーホーミーティング)
「Zoho Meeting」は、最大5,000人規模のウェビナーに対応するオンライン会議ツールです。大規模でも参加者と密接なコミュニケーションを取れるよう、リアルタイムで意見を集計・共有できるライブアンケート機能を備えています。
また、AIによるリアルタイム文字起こしや録画保存機能があるため、会議内容を後から見返したり、欠席者と情報を共有したりする際にも役立ちます。さらに、視聴時間やアンケート結果などをCSV出力できる分析機能を備えているので、次回の改善ポイントを数字で確認しやすいです。
多数の参加者を巻き込みつつ、記録・分析も重視する企業や団体にとって、高い費用対効果が見込めるITツールです。
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- 最大5,000人規模のウェビナーに対応できる
- ライブアンケートで参加者の声を集められる
- 録画保存により情報共有がしやすい
運営会社 | ZOHO Japan Corporation |
主な機能 |
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無料プラン トライアル |
14日間/無料プランあり |
費用 |
:600円/月/参加者25人 :900円/月/参加者50人 :1,200円/月/参加者100人 |
URL | https://www.zoho.com/jp/meeting/web-conferencing.html |
オンライン会議ツール③Google Meet(グーグルミート)
「Google Meet」は、GoogleカレンダーやGmailなど、Googleサービス間のシームレスな連携が強みのオンライン会議ツールです。カレンダー上で直接会議の設定が行えるうえ、Gmailからも簡単にリンクを作成して送れるため、日程調整の手間を大幅に省けます。
加えて、会議中にGoogleドキュメントやスプレッドシートをリアルタイムで共同編集できるので、議事録作成や資料共有もその場で進められます。
フリープランでは「最大100人参加・60分まで」のグループ会議を開けるため、社内外の定例ミーティングや小規模セミナーなどの利用にも最適です。
Googleサービス中心の業務フローを活かしながら、効率的に会議をしたい企業や個人にとくにマッチするITツールです。
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- 100人・60分まで無料で会議ができる<
- Googleカレンダー・Gmailとの連携で日程調整が簡単に行える
- Googleドキュメントのリアルタイム共有・共同編集ができる
運営会社 | |
主な機能 |
|
無料プラン トライアル |
無料プランあり |
費用 |
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URL | https://meet.google.com |
顧客管理ツール
顧客管理に特化したITツールをご紹介します。
顧客管理ツール①GENIEE(ジーニー )SFA/CRM
「GENIEE SFA/CRM」は、営業と顧客情報を一元管理できる信頼性の高い国産のクラウド型ツールです。
たとえばダッシュボードでは、営業担当者が訪問先を地図上ですぐに把握できます。さらに、各商談の進捗状況もグラフで可視化されているため、どの案件を優先すべきかが直感的にわかります。
これにより、効率的な訪問ルートの計画や、次のアクションの決定がスピーディに行えるのが特徴です。「顧客情報が分散して探しにくい」「営業報告に時間がかかる」といった課題を抱える営業部門にとって、信頼性と生産性を両立できるITツールです。
-
- 営業活動のグラフ化により、素早い判断が可能になる<
- 商談ステータスが一目でわかる
- 訪問先を地図上で簡単に確認できる
運営会社 | 株式会社ジーニー |
主な機能 |
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無料プラン トライアル |
無料トライアルあり |
費用 |
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URL | https://chikyu.net |
顧客管理ツール②HubSpot(ハブスポット)
「HubSpot」は、法人営業に特化したCRMツールです。営業案件ごとに見積もりを簡単に作成でき、商品やサービス内容・金額・納期なども自動で反映されます。作成した見積もりは顧客データと紐づけられるので、進捗状況や過去のやり取りも一目で確認可能です。
さらに、メールや通話履歴も自動で記録されるため、担当者同士の情報共有もスムーズに進みます。これにより、見積もり対応から商談のフォローまでを効率化し、成約率の向上につなげられます。
「見積もり作成の手間を減らしたい」「営業活動をもっとデータで管理したい」という企業に役立つITツールです。
-
- 商談の日程調整や準備が自動化できる<
- チーム間のデータ共有により、きめ細やかなフォローにつながる
- メール・通話ログで営業履歴を可視化できる
運営会社 | HubSpot, Inc. |
主な機能 |
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無料プラン トライアル |
無料プランあり |
費用 |
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URL | https://www.hubspot.jp |
顧客管理ツール②Eight(エイト)
「Eight」は、名刺情報を軸にビジネス上のつながりを管理・活用できるアプリです。スマホで名刺を撮影するだけで、正確なデータ化が完了します。高精度なオペレーター入力により、ミスの心配もありません。
たとえば、商談や交流会では、EightアプリのQRコードを提示すると、その場で名刺情報をスムーズに交換できます。紙の名刺がなくても、情報はアプリ内で一元管理されるため便利です。
登録相手もEightユーザーであれば、部署異動や転職をした際も自動で情報が更新されるので、連絡先の管理ミスを防げます。さらに、つながった相手とはアプリ上でメッセージのやり取りができ、ビジネスSNSとしても活用可能です。
ただの名刺管理にとどまらず、人とのつながりを管理・活用しやすくする、独自性の高いITツールです。
-
- 撮影するだけで正確に名刺をデータ化できる
- 名刺交換後はアプリ内でメッセージが送れる
- 相手の異動・転職情報が自動で更新される
運営会社 | Sansan株式会社 |
主な機能 |
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無料プラン トライアル |
無料プランあり |
費用 |
|
URL | https://8card.net |
業務効率化のためのITツールの選び方5つ
業務効率化を実現するには、自社の課題や目的に合ったITツールを選ぶことが大切です。とはいえ、数あるツールの中から最適なものを選ぶのは簡単ではありません。
ここでは、ITツールを選ぶときに押さえておきたい、下記のポイントをご紹介します。
- 事業課題に適しているか
- 必要な機能を搭載しているか
- 操作はしやすいか
- 安全性は高いか
- サポート体制は整っているか
詳しい内容を解説します。
1. 事業課題に適しているか
ITツールは、目先の効率化だけでなく、事業全体の課題をどう解決できるかという視点で選ぶことが重要です。多機能なツールでも、組織の弱点と噛み合っていなければ、かえって現場の混乱を招くだけです。
自社が抱える課題に応じて、以下のように的確なツールを選べば、効果的な改善につながります。
- 営業活動が属人化している →CRM(顧客管理)ツール
- 情報共有が遅い →ビジネスチャットツール
- 顧客対応に時間がかかる →MA(マーケティング・オートメーション)ツール
これらのツールは、業務効率化だけでなく、顧客フォローの抜けを防ぎ、チーム全体の生産性向上にも貢献します。
2. 必要な機能を搭載しているか
自社で「どの機能が必要か」を見極めることは、ITツール選びに失敗しないための重要なポイントです。まずは、自社の業務フローをリスト化し、現場で本当に役立つ機能が備わっているかを確認しましょう。
そのうえで、次のような選び方ができます。
- SNSと連携して顧客管理をしたい → 「チャネル統合機能」
- 営業活動の進捗を可視化したい → 「レポート機能」
- 流入経路を特定したい → 「マーケティング特化の分析機能」
必要な機能がそろっていなければ、せっかく導入しても逆に手間が増える可能性があります。無料プランやトライアルで試してみて、業務プロセスと照らし合わせながら本当に必要な機能を見極めるのがおすすめです。
3. 操作はしやすいか
スムーズな業務効率化を目指すなら、ITツールの操作のしやすさにも注目すべきです。「機能はたくさんあるけど、使い方が難しい…」といった場合は社内に定着しづらく、かえってミスが増える可能性もあります。
たとえば、以下のような観点でチェックするのがおすすめです。
- チャットツール:アイコンが整理された画面で、初心者でも直感的に操作できる
- RPAツール:コード不要で、操作を記録するだけで自動化フローが構築できる
- MAツール:ユーザーの行動に応じて自動メッセージを簡単に設定できる
ツールの導入前には、実際に操作してみて使用感をチェックすることが大切です。画面操作のデモやトライアル・無料プランを利用して、社員視点での検証を行いましょう。
4. 安全性は高いか
顧客情報を扱うCRMやMAツール、クラウド型の業務支援ツールでは、「安全性の確保」が最優先事項となります。
たとえば、以下のような点は最低限チェックすべきです。
- 通信がSSLなどで暗号化されているか
- 管理者・担当者ごとにアクセス権限を細かく設定できるか
- 二段階認証やIP制限など不正アクセス対策が備わっているか
また、サポート体制や障害時の対応を確認しておくのも安心材料になります。定期的にデータや操作履歴のバックアップが取られていれば、万一の時にもスピーディな復旧が可能です。
5. サポート体制は整っているか
日々の業務の中で、スムーズにツールを活用するためには、機能性だけでなく「サポート体制」が整っていることも大事なポイントです。何か問題が起こったときに、適切な回答がすぐに得られなければ、業務に影響が出てしまう可能性もあります。
具体的には、以下のような体制が整っているツールがおすすめです。
- 個別に相談できる
- 有人チャットサポートがある
- 定期的な勉強会や活用セミナーなどが開催されている
たとえば、LINE公式アカウントの機能を拡張できる「Lステップ」では、導入前の無料個別相談や有人チャット対応に加え、Zoomでの勉強会やイベントも定期的に開催しています。
こうしたサポート体制が充実したITツールを選べば、困ったときにも、すぐに答えを導きだせます。
ITツールはおすすめ?メリット・導入効果4つ
ITツールは、企業や個人ビジネスのさまざまな仕事をテクノロジーの力で支え、日々の業務効率の向上に役立ちます。ツールを導入する主なメリットは、以下のとおりです。
- 生産性が向上する
- ミスが減らせる
- データの分析が簡単にできる
- 情報共有がスムーズになる
ここでは、具体的なITツールの導入効果について解説します。
1. 生産性が向上する
自社の課題に合ったITツールを導入すれば、業務の生産性を高められます。多くのツールには、これまで手作業で行っていた作業を自動化したり、データを簡単に分析したりする仕組みがあるため、業務時間の短縮にもつながるのが特徴です。
具体的な例は、以下を参考にしてください。
- タスク管理ツール:プロジェクトを一元化し、業務の段取りを最適化する
- MAツール:マーケティングフローを自動化し、手動作業を大幅に削減する
- RPAツール:定型業務をロボットに任せ、スムーズに処理する
このように、ITツールを上手に活用すれば、生産性の向上が期待でき、残業や人件費の削減につながります。
2. ミスが減らせる
手作業による入力ミスや誤送信は、業務効率や信頼にも影響します。ITツールを導入すれば、自動処理や確認ステップが組み込まれるため、ヒューマンエラーを大幅に減らせます。
たとえば、次のような機能が効果的です。
- 自動入力機能:入力内容やフォーマットの間違いを自動で修正できる
- 誤送信防止機能:送信前に確認画面が表示され、誤送信を未然に防げる
- 入力プレビュー機能:投稿前に内容の全体を確認できる
定型業務の自動処理や再確認が仕組み化されることにより、作業の正確性が高まり、業務の質の向上につながります。
3. データの分析が簡単にできる
データ分析が手軽にできるITツールを活用すれば、根拠ある数字をもとに素早い意思決定が可能です。数字をすぐに把握することで、改善サイクルを継続しやすくなります。
具体的なデータ分析の例は、以下のとおりです。
- 流入経路を特定して広告予算を振り分ける
- 顧客の購買傾向をもとにパーソナライズ配信を行う
- 在庫変動をチェックし、欠品リスクを未然に察知する
たとえば、LINE公式アカウントの機能を拡張できる「Lステップ」では、どこから友だち登録したかを特定する流入経路分析機能を備えています。経路ごとに異なるシナリオの配信や、リッチメニューの切り替えなど、一人ひとりに合ったアプローチが可能です。
このような分析機能を活用すれば、集計作業が必要なくなり、社内共有やプロジェクトの意思決定もスピーディに進むのもよい点です。
4. 情報共有がスムーズになる
ITツールの活用により、従来の情報共有における課題を効率的に解消できます。伝達ミスが起こりやすいチームでも、整理・共有・追跡を自動化すれば、生産性を大きく高められます。
情報共有の活用例は、以下を参考にしてください。
- 資料や会話をプロジェクトごとに整理でき、探す手間を減らせる
- 議事録から自動でタスクを生成し、伝達ミスや抜け漏れを防げる
- 複数人でのリアルタイム編集により、情報を最新の状態に保てる
このように、ITツールは単なる連絡手段ではなく、業務の見える化と連携強化を実現する、チームの心強い支援ツールといえるでしょう。
ITツールで業務効率化を実現するコツ3つ
ITツールを導入するだけでは、業務効率化の効果を最大限に引き出すことはできません。「ツールのおかげで仕事がはかどるようになった!」このように実感するためには、下記のような工夫が大切です。
- 社内教育を徹底する
- 他ツール・チャネルと連携する
- 運用の最適化を行う
ここでは、ITツールをうまく活用し、業務効率化を実現するための具体的なコツをご紹介します。
1. 社内教育を徹底する
ITツールを効果的に活用するには、社内での教育体制を整えることが大切です。導入してみたものの、使い方をマスターしたスタッフは一握りだけ…という状況は避けたいもの。
たとえば、導入したときに実際に操作しながら学ぶハンズオン研修を実施すれば、現場で「使い方がわからない」といった混乱を防げます。ITツールに対する社員の理解度を高めて、しっかりと現場で使えるよう社内で環境を整えましょう。
2. 他ツール・チャネルと連携する
複数ツールやチャネルを組み合わせて使えば、手入力や二重管理の必要がなくなり、業務の自動化が進みます。たとえば、MAツールとLINE公式アカウントを連携すると、以下のような自動化も実現可能です。
- 問い合わせに自動返信する
- セミナー申込者にリマインドメッセージを送る
- 資料請求後にステップ配信でフォローする
ツールやチャネルの連携により、対応のスピードや精度が上がるだけでなく、マーケティング業務全体の効率が向上します。情報を一元管理できるため、社内での確認作業の負担も軽減されるでしょう。
3. 運用の最適化を行う
多機能なITツールでも、現場に合わなければ活用しきれません。現場の声をもとに、使い勝手や設定も随時見直しましょう。
具体的には、次のような対応が効果的です。
- 通知が多すぎて見落としがち → 通知設定をカスタマイズ
- 毎回の登録・入力作業が手間 → テンプレートや自動入力で効率化
- データの可視化が不十分 → ダッシュボード機能を追加
たとえば、LINE公式アカウントの運用現場では、「ユーザーごとに適切なメッセージを送りたいが、人手では限界がある」といった課題が生じることがあります。
こうした場面では、LINE公式アカウントの機能を拡張できるLステップが役立ちます。以下のように、アンケートで「コピーライティングに興味がある」と回答した人だけに、以下のような配信をすることも可能です。
現場ごとに柔軟に調整していくことで、ITツールは「使いづらいもの」から「手放せない仕組み」へ進化します。
ITツールの導入に補助金制度はある?
「IT導入補助金」は、中小企業や小規模事業者がITツールを取り入れる際に活用できる、公的なサポート制度です。ソフトウェアの購入費やクラウドサービスの利用料(最大2年分)、導入にかかる費用の一部が補助されます。
補助金制度を利用するには、登録されたIT業者を通して申請する必要があります。申請手続きもサポートしてもらえるので、初めてでも安心です。
補助金には「通常枠」「インボイス枠」などいくつかの区分があり、対象ツールやプロセス(例:顧客対応、会計)の数に応じて補助額・補助率が異なります。
【通常枠:中小企業・小規模事業者向け】
■補助額
- 1~3プロセス:5万円~150万円
- 4プロセス以上:150万円~450万円
■補助率
- 1/2以内
- 中小企業は1/2または条件(従業員・賃金)次第で最大2/3
この補助金を利用すれば、ITツールの導入にかかる初期費用や運用コストを大きく抑えられます。制度をうまく使って、導入のハードルを下げましょう。
ITツールの課題・注意点2つ
ITツールは業務効率化に役立ちますが、導入や運用にあたって注意すべき点もあります。便利な機能に目を奪われがちですが、下記のような問題に直面するケースも少なくありません。
- ツールが使いこなせない
- 複数ツールの導入でコストがかかる
ここでは、ITツールを導入・活用する際に気をつけたい課題や注意点について解説します。
1. ツールが使いこなせない
ITツールを導入しても、「操作が難しくて覚えられない…」「同じ機能しか使っていない…」など、十分に活用しきれないケースがあります。とくに、操作が複雑なツールでは、社員の理解が追いつかず、導入効果が限定的になりがちです。
たとえば、MA(マーケティング・オートメーション)ツールを導入しても、情報を分類するためのタグ付けが不十分な場合、せっかくの自動配信や分析機能を十分に活かせません。
こうした事態を防ぐためには、導入前に「どの業務で、誰が、どのように使うのか」を明確にし、社内説明会や操作研修・マニュアル整備をセットで行うことが大切です。
また、無料プランやトライアル期間を使って現場の声を集め、操作性をチェックしながら、導入後の定着支援も重視しましょう。
2. 複数ツールの導入でコストがかかる
便利だからとITツールを次々に導入すると、「気づいたら月額費用がかなり増えていた…」というケースも珍しくありません。
とくに次のような場合は注意が必要です。
- チャット・タスク・日程調整を、別々のツールで管理している
- 同じ作業を異なるツールで重複して管理している
- 管理アカウントが増え、担当者の負担も増している
複数のITツールを使っていると、費用の増加だけでなく、管理の手間や情報のバラつきといった課題も生まれやすくなります。こうした場合は、MA(マーケティング・オートメーション)ツールを活用して一元化を図るのもおすすめです。
MAツールなら、顧客管理・メッセージ配信・予約管理・データ分析などをまとめて行えるため、ツール数を減らしつつ、業務効率も高めることが可能です。
たとえば、LINE公式アカウントの機能を拡張できる「Lステップ」では、マーケティングの自動化をはじめ、顧客管理や予約・分析までワンストップで行えます。
充実した機能をそなえたITツールを選べば、効率的に多くの課題を改善に導き、コスト削減にもつながります。
まとめ
今回は、おすすめのITツールや選び方、導入メリット、注意点などについて解説しました。業務効率化やデータ活用を進めるうえで、自社の課題や目的に合ったITツールを選ぶことが重要です。
業務効率化や自動化をさらに進めたい方は、Lステップのような拡張ツールも選択肢のひとつとして、ぜひ検討してみてください。