
- 転職意欲の高いユーザー以外との接点が持てず、相談数が伸び悩んでいる
このような課題を、Lステップで解決できることをご存じでしょうか。
今回は、Lステップ認定代理店の西島さんに、薬剤師向けの転職支援を行う株式会社ユニヴ様の取り組みについて伺いました。
顕在層だけでなく、潜在層とも継続的に接点を持てる導線を構築。LINEを通じた長期的な関係構築につなげています。
構築前は年間4件だった相談件数が、約20倍に増加した事例をご紹介します。

【西島 翔希】
Re.MEDIA株式会社代表 / Lステップ認定代理店
薬学部在学中に起業し、医療・ヘルスケア領域に特化したLINE運用支援を展開。
Lステップを活用した人材紹介・人材派遣会社向けの求職者獲得導線の構築や、人材採用支援を手がける。現場の課題や顧客心理に寄り添った導線設計を得意としている。
目次
顕在層中心の導線から、潜在層との接点設計へ
――さっそくですが、今回ご紹介いただく事例アカウントについて教えてください。

西島さん
薬剤師向けの転職支援サービスを運営されている、株式会社ユニヴ様です。
――西島さんが構築に入る前から、ユニヴ様はLINE公式アカウントやLステップの運用をされていましたか?

西島さん
はい。どちらも運用されていました。
――Lステップの導入時期はいつ頃でしょうか?

西島さん
2022年からです。
――西島さんが構築に携わることになった経緯をお聞かせください。

西島さん
もともと私が薬学生向けのコミュニティを運営しており、その頃から先方とはお付き合いがありました。
広告掲載や送客企画などをご一緒する中で、当社で活用していたLステップにも興味を持っていただいたのがきっかけです。
その後導入のご相談をいただき、本アカウントの初期構築を担当しました。
構築後は内製で運用されていたのですが、配信設計や導線設計など改善できる部分も多く、あらためてご相談いただいた形です。
――ご相談を受けられた当時、ユニヴ様はどのような課題を感じられていましたか?

西島さん
WEB広告からLPへ誘導し、LINE登録を通じて転職相談につなげる導線が中心だったため、今すぐ転職を考えている層以外との接点を持ちづらい状態でした。
――薬剤師の転職市場には、どのような特徴があるのでしょうか?

西島さん
医療業界全体として人材需要が高まっており、薬剤師業界も転職市場が活発な状態です。
特に薬剤師は売り手市場と言われていて、「今の職場が合わない」と感じた際に転職しやすく、次の職場も比較的見つかりやすい特徴があります。
実際、調査データでは約78%の薬剤師が転職経験ありと回答しており、5人に4人ほどが一度は転職を経験している計算になります。
また、一度転職して終わりではなく、キャリアアップや人間関係、結婚・介護といったライフイベントをきっかけに、複数回転職するケースも少なくありません。
そのため、「今すぐ転職したい層」だけでなく、将来的に転職する可能性がある潜在層との接点づくりも重要な市場です。
潜在層との接点を維持する「求人アラート」を構築
――課題に対して、どのようなご提案をされましたか?

西島さん
潜在層向けの施策としては主に次の2つを行なっています。
①薬剤師向けの「お役立ち情報」の配信
LINE限定コンテンツとして、回答フォームを活用しながら、お金や趣味、資格などをテーマに、薬剤師向けの切り口でコラムを配信しています。
【コラムは回答フォームをCSSで装飾して作成】

②「求人アラート設定」の設置
転職潜在層でも「自分の希望条件に合う求人は知りたい」というニーズは常にあると考え、希望条件を登録できる「求人アラート」の仕組みを構築。リッチメニューに設置しました。

今すぐ転職を考えていない層にも、有益な情報に触れられるアカウントとして活用いただくことを目指しています。
――求人アラートの仕組みについて詳しく教えてください。

西島さん
こちらも回答フォームを使用し、希望する職種や雇用形態、年収などを登録いただいています。

登録内容をタグ‧友だち情報で一括で管理しながら、希望者のみ個別で求人情報を送付しています。

――求人アラート登録後に、あらためて送付希望を確認しているのはなぜでしょうか?

西島さん
実際には多くの方が「無料ならとりあえず登録してみよう」という温度感で利用されるため、ワンクッション設けることで、ニーズをスクリーニングする意図があります。
というのも、登録内容をもとに一人ひとり専用の求人ページを作成しているためです。

たとえば、「関東×調剤薬局」のように条件に合う求人をまとめ、個別に情報を届けています。
薬剤師転職は1件ごとの成約価値が高いため、求人情報も画一的ではなく、条件に合った求人を丁寧に届けることを重視した設計です。
「自分向けに選ばれた情報」と感じてもらえるよう、一定の関心度がある方に絞ってご案内しています。
――リッチメニューで工夫された点があれば教えてください。

西島さん
リッチメニューは、顕在層・潜在層がそれぞれ必要な情報へアクセスしやすいよう、3タブ構成で設計しています。
右左の「お役立ち情報」タブでは、コラムなど潜在層向けコンテンツを配信しています。

一方、中央の「転職準備」タブでは、個別相談会への導線や転職ノウハウ集など、転職意欲が高い方向けの情報をまとめています。

さらに、ユーザーの行動に応じて、一部メニューが切り替わる仕組みも取り入れました。
友だち追加直後には左上に「転職ガイド」の動画コンテンツ、右上に「個別相談会」を配置。
その後、動画を視聴したユーザーには、右上のメニューが「求人アラート」に切り替わるよう設計しています。
【動画視聴後のリッチメニュー】

行動に合わせて必要な情報を表示することで、次のアクションへ進みやすい設計にしています。
長期接点の設計で、LINE経由の相談件数が約20倍に伸長
――構築の成果をお聞かせください。

西島さん
内製運用時には年間4件だったLINE経由の転職相談件数が、運用開始の2年後には年間82件まで拡大しました。
LINE登録者の約25%が転職相談につながっており、相談件数は約20倍に伸長しています。
3〜4年前に友だち追加された方が、今のタイミングで転職相談に至るケースもあり、長期的に接点を持ち続けられるアカウントになっています。
――潜在層に対して、友だち追加までの導線はどのように設計されていますか?

西島さん
最近では、薬剤師向けインフルエンサーとの連携を強化しています。
インフルエンサー側のSNSでも、「自身が執筆したコラムをLINEで読める」と案内していただいており、LINE登録を促している形です。
友だち追加後は、リッチメニュー内の「人気コラム一覧」から、診療報酬改定や薬の知識など、薬剤師向けの専門情報に触れられるようにしています。

勉強や情報収集目的で登録するユーザーも多く、転職を前提としない潜在層との接点づくりに役立っていますね。
また、インフルエンサー経由で流入した友だちには、配信内容も出し分けています。
転職を考えていない段階のユーザーに転職訴求ばかりを行うとブロックにつながりやすいため、流入経路や関心度に合わせたコミュニケーションを設計しています。
【配信例】


――顕在層向けの導線設計で工夫されている点も教えてください。

西島さん
顕在層に対しては、既存リストを活用して、SMSやメルマガでLINEへ誘導しています。
ただ、SMS配信などは1通ごとにコストがかかるので、単純に「友だち追加してください」と案内するのではなく、登録したくなるフックを設けることを意識しています。
たとえば、「高年収求人特集」や「ホワイト求人集」といった人気コンテンツを用意し、「LINE登録で見られる」という形で案内していますね。

友だち追加後は、エリア別の求人情報を見られる設計に加え、一定時間後に自動フォロー配信を行うなど、次のアクションにつながる導線を整えています。

――流入経路に合わせて、配信内容を細かく調整されているのですね。定期配信はどのように設計されていますか?

西島さん
職種・年代・居住エリアなどを掛け合わせ、細かくセグメントを分けています。
たとえば、「30代×静岡県在住×薬剤師」といった形で条件を組み合わせながら、それぞれに合った情報を配信しています。

今年度から配信数を増やしているのですが、単純に頻度を上げるだけだとブロックにつながるため、対象を細かく絞りながらユーザーごとに必要な情報が届く設計にしています。
――ユニヴ様はLステップを導入して、どのように感じていらっしゃいますか?

西島さん
実際に、次のような感想をいただいています。
導入により、求職者との接触機会が確実に増えました。
また、Re.MEDIA様のサポートもあって毎月一定数の相談登録をいただける媒体まで成長しており、今では相談の窓口として欠かせない存在になっています。
属性(セグメント)を細かく分けてアプローチができるため、必要な人に必要な情報を提供できる点にも魅力を感じています。
求職者獲得・採用支援のプロフェッショナル
―――ここからは西島さんの経歴や、Lステップ構築をはじめた経緯についてお伺いできればと思います。まずは自己紹介をお願いします。

西島さん
「Re.MEDIA株式会社」にて、医療・ヘルスケア領域に特化したLINE公式アカウントおよびLステップの構築・運用を行っています。

私は薬学部出身で、薬剤師の資格も保有しています。
薬学部在学中には、全国の薬剤師や薬学生向けウェブメディアの会社を立ち上げています。
SNSやYouTubeでの発信に加えて、LINE公式アカウントを活用した集客や、大手ナビサイトの広報支援などにも取り組んでいました。
その頃からLステップを活用しており、そうした経験を活かしてLINE運用の事業へと展開していきました。
ちなみに薬学部を目指したきっかけは、製薬会社のMRという仕事に興味があったからです。
もともと起業志望というわけではありませんでしたが、事業が軌道に乗ってきたタイミングで法人化しました。
―――学生時代に起業された頃からLステップを使っていたとのことですが、最初に知ったきっかけを教えてください。

西島さん
当時お願いしていた動画編集者の方から紹介を受けたのがきっかけです。
その頃すでにYouTubeやInstagram、Xは運用していましたが、LINE公式アカウントはまだ立ち上げていませんでした。
LINE公式アカウントの開設と同時に、Lステップも導入した流れです。
月3万円の「プロプラン」からスタートしたので、学生の私には少し負担に感じる金額でしたが、Lステップがなければ事業自体が育たなかったと感じています。
薬学生向けのLINE公式アカウント運用で特に苦労したのが、複雑な属性管理です。
薬学部は全国に約78校ありますが、それぞれの大学に1年生から6年生までが在籍しているためです。
そのため、タグ機能や回答フォームがなければ運用は難しかったと思います。
初期構築は動画編集の方にお願いしましたが、資金に余裕がなかったため、その後の修正や運用はマニュアルを見ながら手を動かして覚えていきました。
Lステップ認定トレーナーの堤さんのYouTubeを、全て見るくらい参考にして学びました。
―――正規代理店になった経緯を教えていただけますか?

西島さん
法人化のタイミングで、Lステップを軸に事業を展開していくと決めていました。
広告や動画編集などを広く手を伸ばすのではなく、「医療・ヘルスケア領域のLINE活用といえばRe.MEDIA」と認識いただけるよう、専門性を高めたい思いがあったんです。
そのうえで、正規代理店であることは、今後変えられない価値になると感じ加入を決めました。
―――構築のみと運用込みではどちらの方が多いですか?

西島さん
以前は、構築のみを納品するパターンが中心でした。
ただ、運用がはじまると、しっかり活用されている企業さんがいる一方で、Lステップがほとんど使われずに止まってしまうケースも見受けられました。
その差を目の当たりにする中で、構築だけでは不十分で、「何かあればすぐ聞ける」という関係性が必要だと感じるようになったんです。
現在は、サポート内容に応じてプランを分けながら、運用支援にも積極的に関わる形にシフトしています。
―――対応エリアは全国ですか?

西島さん
はい。全国対応しています。
対面での訪問が可能な場合は、できるだけ直接お会いしてお打ち合わせさせていただいています。
―――得意とする業種・業態はありますか?

西島さん
人材紹介・人材派遣業を中心に、求職者獲得や採用支援に関するLステップの構築・運用を得意としています。
薬剤師としてのバックグラウンドを活かし、医療系人材領域には特に強みを持っています。
―――現在は人材業界の支援を中心にされていますが、求職者獲得や採用においてLステップはどのように役立つのでしょうか?

西島さん
人材紹介・人材派遣業界では、「今すぐ転職したい人」だけでなく、「いつか転職するかもしれない人」との接点づくりが重要だと感じています。
実際には、転職意欲が高い顕在層へのアプローチに注力する企業も少なくありません。
求職者が転職を決断するまでには時間がかかるケースも多く、継続的な接点づくりが重要になります。
Lステップでは求職者の興味や状況に合わせて情報を届けながら、関係性を築く仕組みを作ることができます。
また、求職者ごとに関心のある求人や職種などを管理し、一人ひとりに合わせた情報提供ができる点も大きな強みです。
このような継続的なコミュニケーションの考え方は、採用活動にも活かせます。
Lステップを活用することで、求職者フォローや選考案内を効率化しながら、離脱を防ぐ仕組みを構築できます。
求職者獲得から採用まで、一人ひとりに合わせたコミュニケーションを継続できることが、Lステップの大きな価値だと考えています。
―――これまでの構築件数はどれくらいでしょうか?

西島さん
約50社ほどです。
現在は、人材紹介・人材派遣会社を中心に、求職者獲得や採用支援に向けたLステップの構築・運用を行っています。
―――最後になりますが、ご自身の強みや、クライアントワークの中で大切にしていることをお聞かせください。

西島さん
一番大切にしているのは、「クライアント様と同じチームの一員として取り組むこと」です。
Lステップの構築は、ただ仕組みを作って終わりではなく、その先の求職者獲得や採用成果につなげることが大切だと考えています。
そのため、単なる構築担当ではなく「どうすればもっと成果につながるか」を一緒に考える存在でありたいと思っています。
また、私自身がヒアリングから設計、構築、運用まで一貫して担当しているため、状況に応じて柔軟に対応できる点も強みです。
運用が始まると、「こんなことはできるのか」「この場合はどうしたらいいのか」といった相談が出てくることも多いため、いつでも気軽に相談していただける関係づくりを大切にしています。
大きな組織では難しいような細かな相談やスピーディーな対応も含めて、クライアント様に寄り添いながら支援できるのは、Re.MEDIAならではの価値だと思っています。
まとめ
今回は、薬剤師の転職支援サービスにおけるLステップ活用事例を、認定代理店の西島さんに詳しくお聞きしました。
西島さんは、人材紹介・人材派遣会社向けの求職者獲得や採用支援を得意とし、Lステップを活用した導線設計・運用支援を強みとされています。
ご相談を希望される方はぜひ、以下のHPからご連絡してみてください。








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