全国の男女1,000人を対象に、ECサイトの利用実態調査を実施しました。
- 商品やサービスを購入する頻度
- 商品を買い物カゴに入れたけれど購入しなかった経験の有無
- 店舗で商品を確認してネットで購入した経験の有無
など、さまざまな項目でユーザーの声を集めました。商品やサービスのオンライン販売に関心のある方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
- 1 調査概要
- 2 調査サマリー
- 3 インターネット上で商品やサービスを購入する頻度は「月に2〜3回」が最も多い
- 4 購入経験の多い商品は、男性「電子機器・家電」、女性「衣類・ファッション 」
- 5 インターネット上で商品やサービスを購入する際に重視する要素は「価格」が88.7%
- 6 85.2%が「商品を買い物カゴに入れたけれど、購入しなかった経験がある」
- 7 商品を買い物カゴに入れたけど購入しなかった理由は「より安く買えるショップを見つけた」が最多
- 8 43.7%は「買い物カゴにしばらく入れたままになっている商品がある」
- 9 買い物カゴに入れたままにしている理由は「購入するか悩み続けている」が最多
- 10 57.1%が「買い物カゴに入れたままにしている商品に関する通知を、希望している」
- 11 74.7%が「店舗で商品を確認して、ネットで購入した経験がある」
- 12 店舗で買わずネットで購入した理由は「ネットの方がお得に購入できるから」
- 13 インターネット上で商品やサービスを購入する際の支払い方法は、78.3%が「クレジットカード」
- 14 EC事業者への要望は「もっと詳細な商品情報を掲載してほしい」が最多
- 15 ECサイトにあると嬉しい機能は「配送の日時指定」が最多
- 16 よく利用するソーシャルログインは「Google」が最多
- 17 まとめ
調査概要
- 実施日:2024年9月30日
- 手法 :インターネットリサーチ
- 対象 :インターネット上で商品やサービスを購入した経験がある全国の男女
- 回答数:1,000サンプル(男性500人・女性500人)
調査サマリー
- インターネット上で商品やサービスを購入する頻度は「月に2〜3回」が最も多い
- 購入経験の多い商品は、男性は「電子機器・家電」314名(62.8%)、女性は「衣類・ファッション」390名(78%)
- 商品やサービスを購入する際に重視する要素は「価格」が88.7%で最多
- 85.2%が「商品を買い物カゴに入れたけれど、購入しなかった経験がある」と回答
- 商品を買い物カゴに入れたけど購入しなかった理由は、男性「価格が高いと感じた」、女性「より安く買えるショップを見つけた」が最多
- 43.7%は「買い物カゴにしばらく入れたままになっている商品がある」と回答
- 買い物カゴに入れたままにしている理由は「購入するか悩み続けている」が最多
- 57.1%が、買い物カゴに入れたままにしている商品に関する通知は「あると助かる」と回答
- 74.7%が「店舗で商品を確認して、ネットで購入した経験がある」と回答
- 店舗で買わず、ネットで購入した理由は「ネットの方がお得に購入できるから」が最多
- インターネット上で商品やサービスを購入する際の支払い方法は、78.3%が「クレジットカード」と回答
- 60%が「もっと詳細な商品情報の掲載」を求めている
- ECサイトにあると嬉しい機能は、男性「自分に合う商品のおすすめ機能」173名(34.6%)、女性「配送の日時指定」206名(41.2%)が最多
- よく利用するソーシャルログインは「Google」が72.5%で最多
インターネット上で商品やサービスを購入する頻度は「月に2〜3回」が最も多い
インターネット上で商品やサービスを購入する頻度は、男女とも「月に2〜3回」が最も多い回答でした。
購入経験の多い商品は、男性「電子機器・家電」、女性「衣類・ファッション 」
インターネット上で購入した経験がある商品は、全体では「衣類・ファッション」が69.4%でトップ。
男女別にみると、男性は「電子機器・家電」が314名(62.8%)、女性は「衣類・ファッション」が390名(78%)で最も多い結果でした。
インターネット上で商品やサービスを購入する際に重視する要素は「価格」が88.7%
インターネット上で商品やサービスを購入する際に重視する要素は、男女とも「価格」が最も多い回答でした。
すべての項目で女性の回答数が多く、女性の方が購入前にさまざまな情報を確認していることがわかります。
85.2%が「商品を買い物カゴに入れたけれど、購入しなかった経験がある」
「商品を買い物カゴに入れたけれど、購入しなかった経験はありますか?」と聞いたところ、85.2%が「ある」と回答しました。
男女別にみると、男性407名(81.4%)、女性445名(89%)が「ある」と回答しており、女性の方がやや多いことがわかります。
商品を買い物カゴに入れたけど購入しなかった理由は「より安く買えるショップを見つけた」が最多
ひとつ前の問いで、商品を買い物カゴに入れたけれど「購入しなかった経験がある」と回答した852名を対象に、購入しなかった理由を伺いました。
商品を買い物カゴに入れたけど購入しなかった理由は、全体では「より安く買えるショップを見つけた」が最も多い回答でした。
男女別にみると、男性は「価格が高いと感じた」が179名(43.9%)、女性は「より安く買えるショップを見つけた」が207名(46.5%)で多く、いずれも価格がネックで保留になり、購入に至らなかったことがわかります。
43.7%は「買い物カゴにしばらく入れたままになっている商品がある」
43.7%は、買い物カゴにしばらく入れたままになっている商品が「ある」と回答しました。
男女別にみると、男性202名(40.4%)、女性235名(47%)が「ある」と回答しており、女性の方がやや多いことがわかります。
買い物カゴに入れたままにしている理由は「購入するか悩み続けている」が最多
ひとつ前の問いで、買い物カゴにしばらく入れたままになっている商品が「ある」と回答した437名を対象に、商品を買い物カゴに入れたままにしている理由を伺いました。
商品を買い物カゴに入れたままにしている理由は、男女ともに「購入するか悩み続けている」が最も多い回答でした。
自由回答には、商品の詳細(色やサイズ、重さ、質感、素材感など)に関する意見が多数寄せられています。
女性からは「サイズ感をわかりやすくしてほしい」「重さも記載してほしい」という声が多く見られました。
- たとえ安価な商品でも、説明文だけでなく実物の画像や動画を掲載してもらえると購入前に検討しやすいと思います(30代男性)
- 写真だけでなく動画なども使って、商品のスペック・使用感などを説明してもらえるとありがたい(40代男性)
- 商品画像の充実と、詳しいサイズや容量の表記をして欲しいです(30代女性)
- 衣料にしても家電などにしてもサイズ感が分かりにくいものが多いので、比較画像がいくつもあるとより購入しやすいと思います(30代女性)
- 商品の重さを知りたいのに書いてないことが多い(40代女性)
57.1%が「買い物カゴに入れたままにしている商品に関する通知を、希望している」
買い物カゴに入れたままにしている商品に関する通知は、「あると助かる」「在庫が少なくなったら通知してほしい」を合わせると、57.1%が受け取りを希望していることがわかりました。
男女別にみると、「あると助かる」「在庫が少なくなったら通知してほしい」と回答したのは男性265名(53%)、女性は306名(61.2%)。女性の方がやや多いことがわかります。
74.7%が「店舗で商品を確認して、ネットで購入した経験がある」
74.7%が実店舗で商品をみて購入はネットで行う、いわゆるショールーミングの経験があると回答しました。
男女別にみると、男性は353名(70.6%)、女性は394名(78.8%)が、店舗で商品を確認して、購入はネットで行った経験が「ある」と回答しています。
店舗で買わずネットで購入した理由は「ネットの方がお得に購入できるから」
ひとつ前の問いで、店舗で商品を確認して、購入はネットで行った経験が「ある」と回答した747名を対象に、店舗で買わずネットで購入した理由を伺いました。
店舗で買わずネットで購入した理由は、男女とも「ネットの方がお得に購入できるから」が最も多い回答でした。
インターネット上で商品やサービスを購入する際の支払い方法は、78.3%が「クレジットカード」
インターネット上で商品やサービスを購入する際の支払い方法は、男女とも「クレジットカード」が断トツでした。
EC事業者への要望は「もっと詳細な商品情報を掲載してほしい」が最多
EC事業者に改善してほしいことは、男女とも「もっと詳細な商品情報を掲載してほしい」が最も多い回答でした。
自由回答に寄せられた改善希望に関するご意見を、項目別にいくつかご紹介します。
商品情報に関するご意見
商品情報に関するご意見は、次の通りです。
- 製品の紹介について嘘やごまかしのないようにしてほしい、服なら普段着るようなスタイリング、ポケットの有無、裏地、コートなら重さについて、詳細な方が迷わないので(40代女性)
- 訳あり商品などは、どの点が訳ありなのか詳細に説明して欲しいです。購入しても非常に使いづらい物や、これだと最初から購入していなかったような物がたまにあります(30代女性)
- 外国産の商品ほど詳細な情報が欲しいと感じています。サイズ感の違いや耐久性、食品なら副作用があれば記載があるとありがたいと感じています(40代男性)
返品・交換の手続きに関するご意見
返品・交換の手続きに関するご意見は、次の通りです。
- 返品交換の手続きが煩雑なサイトが多いので、もっと簡素化してほしいと思う(40代男性)
- 返品を気軽にできるようにして欲しいです(40代女性)
- 不良品などの交換について、きちんと対応してくれる業者さんだと、こちらも安心して購入できると思います(40代男性)
配送に関するご意見
配送に関するご意見は、次の通りです。
- 配送対応が丁寧な店はリピートしますし、そうでない所は使わなくなることが多いです(40代男性)
- 価格などが魅力的に感じても、日時指定ができないことで購入を躊躇したことがあるため、配送が遅くなってもいいから、日時指定が可能な配送業者を手配してほしい(30男性)
- お届け日の日時指定を設定したい、即日発送できなくても配送予定はお知らせしてほしい(40代女性)
支払い方法に関するご意見
支払い方法に関するご意見は、次の通りです。
- 用意されている支払い方法が2〜3種類しかなく、希望する方法がその中に無くて購入をあきらめたケースが何度かあるので、支払い方法はできるだけ多く用意されていると良いです(30代男性)
- たまにクレジットカードがJCBだと使えない場合があるので、これを何とかしてほしいです。JCBのクレジットカードをメインに使っているので(50代男性)
- iDやメルペイなどの支払い方法が増えると嬉しいです(30代女性)
カスタマーサポートに関するご意見
カスタマーサポートに関するご意見は、次の通りです。
- もっと商品の情報が欲しいけど、問い合わせしてもすぐに返事をもらえないことが多くイライラする事があります。リアルタイムで返事を貰えるサービスがあると便利です(40代女性)
- 問い合わせに対して迅速な対応をしてくれるネット販売業者はまた利用したいなと思います(30代男性)
- カスタマーサポートの質をよくしてほしいです。チャットの対応なども増やしてほしいと思います(30代女性)
その他
その他のご意見は、次の通りです。
- カスタマーレビューよりも販売者など業者さんのおすすめの方が信頼できたりするので、あると助かります(40代男性)
- 荷物の受け取り方法の選択を増やしてほしい。運送会社営業所での受け取り、配達、置き配、コンビニ受取など(60代男性)
- 販売ページはLPなどは少なめにして、スピーディーに購入できるようにしてほしい。購入したくてもLPが長く、購入手続きまで時間がかかることが意外と多い(20代女性)
ECサイトにあると嬉しい機能は「配送の日時指定」が最多
ECサイトにあると嬉しい機能は、全体では「配送の日時指定」が最も多い回答でした。
男女別にみると、男性は「自分に合う商品のおすすめ機能」が173名(34.6%)で最も多く、女性は「配送の日時指定」が206名(41.2%)で最も多いです。
よく利用するソーシャルログインは「Google」が最多
よく利用するソーシャルログインは、男女とも「Google」が最も多い回答でした。
まとめ
今回は、全国の男女1,000人を対象に実施した「ECサイトの利用実態調査」の結果をご紹介しました。
最後におさらいとして、本調査の要点をまとめます。
- インターネット上で商品やサービスを購入する頻度は「月に2〜3回」が最も多い
- 購入経験の多い商品は、男性は「電子機器・家電」314名(62.8%)、女性は「衣類・ファッション」390名(78%)
- 商品やサービスを購入する際に重視する要素は「価格」が88.7%で最多
- 85.2%が「商品を買い物カゴに入れたけれど、購入しなかった経験がある」と回答
- 商品を買い物カゴに入れたけど購入しなかった理由は、男性「価格が高いと感じた」、女性「より安く買えるショップを見つけた」が最多
- 43.7%は「買い物カゴにしばらく入れたままになっている商品がある」と回答
- 買い物カゴに入れたままにしている理由は「購入するか悩み続けている」が最多
- 57.1%が、買い物カゴに入れたままにしている商品に関する通知は「あると助かる」と回答
- 74.7%が「店舗で商品を確認して、ネットで購入した経験がある」と回答
- 店舗で買わず、ネットで購入した理由は「ネットの方がお得に購入できるから」が最多
- インターネット上で商品やサービスを購入する際の支払い方法は、78.3%が「クレジットカード」と回答
- 60%が「もっと詳細な商品情報の掲載」を求めている
- ECサイトにあると嬉しい機能は、男性「自分に合う商品のおすすめ機能」173名(34.6%)、女性「配送の日時指定」206名(41.2%)が最多
- よく利用するソーシャルログインは「Google」が72.5%で最多
商品やサービスのオンライン販売を、すでにされている方もこれから始めようとされている方も、本調査データを運用にお役立ていただけますと幸いです。