
LINE査定は、フィギュアや貴金属、着物、食器、古着など、さまざまな買取ジャンルで活用が広がっています。
手軽にはじめられる一方で、

- どう進めればいいのか
- 運用が大変にならないか
と不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、LINE査定のやり方や導入するメリット、スムーズに運用するためのコツを解説します。
目次
LINE査定のやり方は簡単!すぐはじめられる
LINE査定は特別な知識がなくても、すぐにはじめられるのが特徴です。
企業や店舗から情報発信できる「LINE公式アカウント※」の開設は無料で、初期費用をかけずに導入できます。※ビジネス用のLINEアカウント
また、LINEの月間利用者は9,900万人と、国内人口の7割以上を占めています。※2025年6月末時点
多くの人が日常的に使っているため、使い方を細かく説明しなくても、自然に査定のやり取りを進められる点も魅力です。
買取を希望する商品の情報や写真を送ってもらい、査定結果を伝えるだけで運用できます。
LINE査定の買取とは?やり方や基本の流れ
LINE査定とは、実際の買取前にLINE上で査定額の目安を伝える方法です。
来店せずにやり取りできるため、お客様や店舗スタッフの負担を抑えながら接点をつくれます。
基本的には、お客様が以下の工程で買取に進みます。
- 店舗のLINE公式アカウントを友だち追加する
- 査定を希望する商品の情報や写真を送る
- 仮の査定額がLINEで返信される
- 金額に納得したら、店頭・宅配・出張など希望の方法で買取に進む
お客様が途中で離脱しないよう、査定依頼の操作はできるだけシンプルにしておくのが一般的です。
LINE査定をするときのやり方3ステップ
LINE査定のやり方がわかりにくいと、問い合わせのやり取りが増え、スタッフの負担やお客様の途中離脱につながります。
まずは、次の3ステップで準備を整えましょう。
- リッチメニューにLINE査定の導線をつくる
- チャット機能で査定に必要な情報を聞き取る
- メッセージを用意してやり取りを効率化する

ここからは、LINE公式アカウントを使った具体的な活用法を解説します。
STEP1|リッチメニューにLINE査定の導線をつくる
はじめに、査定に進むための入り口をわかりやすく整えましょう。
トーク画面下部に表示できるリッチメニューに、「査定はこちら」などのボタンを設置すると、お客様が迷わず行動できます。

リッチメニューから、自社サイトやGoogleフォームへ誘導する方法もありますが、LINE内で完結させた方が画面遷移が少なく、途中で離脱されにくくなります。
ボタンをタップした際に、査定に必要な情報を案内するメッセージを自動配信する設定をしておけば、お客様を待たせることなく次の工程へ進められるでしょう。

スタッフが毎回案内する手間が減り、運用の負担軽減にも効果的です。
STEP2|チャット機能で査定に必要な情報を聞き取る
LINE査定に必要な情報の聞き取り方は、取り扱い商品のジャンル数や運用体制に合わせて決めるのがポイントです。
ここでは、チャット機能を活用した聞き取り方法を2つ紹介します。
方法①すべての項目をまとめて送る方法
もっともシンプルなのが、取り扱い商品すべての必要項目を1通のメッセージにまとめて送る方法です。

これは、買取対象商品のジャンルが少ない店舗に向いています。
ジャンルごとに記号や区切り線を使って視覚的に分けておくと、項目が整理され、お客様が回答しやすくなります。
方法②ジャンルごとにメッセージを出し分ける方法
もうひとつの方法は、はじめに売りたい商品ジャンルだけを聞く方法です。
たとえば、リッチメニューの査定ボタンをタップした際に送るメッセージを、次のように設定します。

加えて、返信に応じて自動応答メッセージ※を設定しておけば、「ガジェット」と返信された場合に「ガジェット用メッセージ」を自動配信できます。※友だちからのメッセージに対して自動で応答してくれる機能

とくに、買取対象のジャンルが多い店舗や、回答のしやすさにこだわりたい場合に適している方法です。
STEP3|メッセージを用意してやり取りを効率化する
LINE公式アカウントでは、あらかじめメッセージを定型文として登録しておくことで、対応を簡略化できます。
定型文は、【吹き出しマーク】から数クリックで呼び出せます。

毎回文章を作成する必要がなくなるほか、対応のばらつきを防げるのもメリットです。
具体的には、次のようなメッセージを用意しておくと便利です。
【査定結果を連絡する文章】

定型文は、最初から完璧につくる必要はありません。
運用しながら少しずつ調整していくと、初期設定の負担を抑えつつ、返信スピードとお客様の安心感を高められます。
LINE査定のメリット|店舗側にうれしいポイント
査定にLINE公式アカウントを活用すると、日々の対応がラクになるだけでなく、査定から買取までの流れを整えやすくなります。
主なポイントは次の3つです。
- 査定依頼が増えやすい
- 電話・来店対応を減らせる
- 売るまでの流れがスムーズになる

LINE査定が自社にどのように役立つのか、イメージしてみましょう。
査定依頼が増えやすい
LINE査定の導入で、スマホから気軽に依頼できるようになれば、お客様の心理的なハードルを下げやすくなります。
来店が不要なため、「まずは金額だけ知りたい」といった人も問い合わせしやすくなるでしょう。
加えて、LINEなら営業時間外でも依頼を受けられます。時間に制約がある方の取りこぼしを防ぎ、査定依頼数が増えやすい点も魅力です。
電話・来店対応を減らせる
LINE査定を導入すると、来店での問い合わせが減り、スタッフの負担を軽くできます。
質問もLINE上で受けられるため、電話対応に追われる場面も少なくなるでしょう。
さらに、LINEのやり取りで来店前に商品情報を把握できていれば、来店時の聞き取りも最小限に抑えられます。
お客様対応にかかる時間が減り、スタッフがほかの業務に集中しやすくなるのも利点です。
売るまでの流れがスムーズになる
LINE査定の活用で、来店が難しい人の査定や買取にも対応しやすくなります。
まとまった時間が取れない忙しい方でも、商品の情報や査定額がLINE上に残っていれば、後日あらためてやり取りを再開でき、スムーズに買取へ進めます。
また、説明のし直しが減るうえ、スタッフ間で情報を共有しやすくなるため、業務の効率化にも役立ちます。
LINE査定のデメリット|導入前の注意点と対処法
LINE査定は便利な一方、運用の仕方によっては負担が増えるケースもあります。
とくに注意したいのは、次の3つです。
- 返信の遅れで信頼が下がりやすい
- やり取りが多くなりやすい
- 情報不足で査定が長引きやすい

注意点を事前に理解しておけば、対策を講じながら無理なく運用できます。
返信の遅れで信頼が下がりやすい
LINEでのやり取りは手軽な分、返信が遅れると、お客様が「ちゃんと確認してもらえているのか」と不安に感じることがあります。
そのため、「受付完了」や「査定中」など現在の状況に加え、返信までの目安日数を伝えておきましょう。これだけでもお客様の安心感は変わります。
【査定依頼を受け付けた際の返信文】

あらかじめ返信が遅れる場合を想定した案内文を用意しておくと、不要な不安や問い合わせを防ぎ、信頼を保ちやすくなります。
やり取りが多くなりやすい
LINEは気軽にメッセージを送れるため、質問や確認が増えやすい点にも注意が必要です。
対策として、リッチメニュー※に「よくある質問」のボタンを設置し、お客様が自分で解決できる導線をつくる方法が有効です。※トーク画面下部に表示できるメニュー

さらに、自動応答メッセージを設定しておけば、簡単な質問には自動で回答できます。

よくある質問の内容や件数を整理し、問い合わせが多いものから順に設定していくと、効率的にスタッフの負担を軽減できるでしょう。
情報不足で査定が長引きやすい
LINE査定は対面と異なり、商品の実物を確認できないため、査定に時間がかかりやすくなります。
とくに、商品の情報や写真が不足している場合、追加の質問が必要になり、やり取りが増える原因になります。
そのため、質問項目はわかりやすく説明し、写真の内容や枚数は具体的に指定しておきましょう。

「Lステップ」などの拡張ツールを使えば、LINE上で回答できる査定用フォームを作成でき、聞き漏れや写真不足を防げます。詳しくは次の章で紹介します。
LINE査定を効率化するなら「Lステップ」
Lステップは、LINE公式アカウントの機能を拡張したツールです。初期費用はかからず、フリープランから気軽に試せます。

LINE査定で活用するなら、次の機能が便利です。
- 回答フォーム |LINE上で簡単に情報を聞き取れる
- リマインダ配信|連絡忘れを自動で防げる
- 対応マーク |対応状況を見える化できる

いずれもLINE公式アカウントにはない、Lステップならではの機能です。ここからは、機能の特徴や活用法を解説していきます。
回答フォーム|LINE上で簡単に情報を聞き取れる
Lステップの回答フォームを使うと、簡単に申し込みフォームやアンケートを作成できます。
外部サイトへ移動する必要がなく、LINE上に表示されるフォームで、スムーズに顧客情報を取得できるのが特徴です。

フォーム内の項目は自由に設定可能で、たとえば以下のように柔軟に使えます。
| フォームの活用法 | 使い方 |
| 顧客リスト集め | 本名や住所、性別などの基本情報を入力してもらう |
| 査定申し込み | まずは気軽に査定を申し込めるよう、住んでいる地域や査定に関する情報だけを入力してもらう |
回答は、Lステップ内に自動で保存されるように設定できます。顧客管理ツールへの転記や情報整理の手間が減り、運用がラクになる点も魅力です。
リマインダ配信|連絡忘れを自動で防げる
Lステップのリマインダ配信は、ゴール日(買取方法の回答期限や商品の配送期限など)を友だちに自動で思い出させる機能です。
たとえば、LINEでの仮査定後に、買取方法(店舗・宅配・出張)の回答を待つ場面では、次のように使えます。
- 3日前:
「査定結果はいかがでしたでしょうか。買取方法のご回答は、◯日を目安にお願いいたします」 - 期限前日:
「明日がご回答の目安日となっております。ご不明点がありましたら、お気軽にご連絡ください」
段階的にリマインドを設定すると、お客様の回答忘れによる機会損失を防ぎやすくなります。
また、回答があった時点でリマインド配信を自動で停止する設定も可能です。手間を減らしながら不要な通知を防ぎ、丁寧に対応できます。
対応マーク|対応状況や優先度を見える化できる
Lステップの対応マークを使うと、友だち※の状況や対応の優先度を見える化でき、管理がしやすくなります。※LINE公式アカウントに登録したユーザーのこと

個別の対応状況はもちろん、段階ごとの人数も把握できる点が特徴です。

対応マークの名称や色は自由に設定できます。LINE査定では、次のような対応マークを用意しておくと便利でしょう。
- 査定フォーム確認中:提出された情報の抜け漏れ確認
- 仮査定中 :仮査定額を算出中
- 仮査定結果配信 :査定額を伝え、買取方法の返答待ち
- 商品配送中 :商品の配送待ち
- 本査定中 :商品到着後、実際の査定中
- 買取確認待ち :本査定結果を伝え、買取に進むか確認中
- 支払い処理中 :入金手続き中
- 買取完了 :すべての対応が終了した状態
自社の運用に合わせて管理すれば、対応漏れを防ぎ、工程を確実に進めやすくなります。
他社からLINE査定のやり方を学ぶ!Lステップの活用事例
ここからは、実際にLステップを使ってLINE査定を行っている企業の事例を紹介します。
- 買取専門店 |査定依頼数が40%増加した事例
- 車の買取業者|買取査定の申し込み件数がアップした事例
- 中古品買取 |AIとの連携で概算見積を効率化した事例

成功事例を参考に、自社に合ったLINE査定の方法を見つけましょう。
買取専門店|査定依頼数が40%増加した事例
買取専門店「いちご様」では、ファッションアイテムやガジェット類(スマートフォン・パソコンなど)、楽器、骨董品まで幅広く取り扱っています。
Lステップ導入前は、買取比較サイト「ヒカカク!」で商品情報を入力後、LINEで写真を送ってもらう運用でした。
しかし、商品情報が未入力のまま写真だけ送られるケースが多く、確認に手間がかかっていたのです。
そこで、Lステップの回答フォームを使い、商品情報の入力もLINEに集約。

フォームはすべてを必須項目に設定し、フォーム回答後には以下のメッセージを配信することで、情報と写真が漏れなく揃う仕組みを整えました。

また、友だち追加はするものの査定まで進まない方への対策として、買取成立時にAmazonギフト券をプレゼントする施策を導入し、査定を後押ししています。

顧客ごとの対応状況を把握しづらい課題に対しては、対応マークを活用。

個々の進捗を視覚化し、対応漏れを防ぎながらスピーディな対応につなげています。
車の買取業者|買取査定の申し込み件数がアップした事例
スポーツカーを取り扱う「HMR株式会社様」では、手動のやり取りが多く、運用が煩雑になっていました。
主な課題は次の通りです。
- 友だち追加後の案内が少なく、商品情報の入力漏れが生じやすかった
- 商品情報が不足している際に、機会損失を防ぐためのリマインドができていなかった
そこで、Lステップを導入して買取査定の流れを整理しました。
まず、友だち追加後に目的を聞き取るメッセージを配信。

「買い取り査定をして欲しい」をタップすると、案内メッセージが送られる仕組みにしました。

その後、「無料査定に申し込む」から回答フォームに進む流れです。

フォームでは、メーカーや車種をプルダウンで選べるようにして、入力の手間を軽減しました。
さらに、写真が未送付の場合は1週間後に自動でリマインドを配信し、情報と写真が揃った段階でスタッフが対応する運用に変更しました。
Lフレックス※を活用し、査定の流れを視覚的に案内している点も特徴です。※ボタン・画像・動画・テキストなどを自由に組み合わせられる「フレックスメッセージ」作成機能

案内やリマインドの自動化により、スタッフが対応すべきポイントを明確化し、査定申し込みの取りこぼしを減らしました。
中古品買取|AIとの連携で概算見積を効率化した事例
最後に紹介するのは、中古品買取業者が「自動査定AIチャットボット」を導入した事例です。
この業者は、次の課題を抱えていました。
- 査定に時間がかかり、機会損失が生じている
- 商品知識のある一部スタッフに査定業務が集中している
そのため、AIによる画像認識と概算見積の自動化を進め、課題の解決を図りました。※LステップのWebhook転送機能を使った、やや高度な設定が必要です
商品の型番が写った画像がLINEで送られると、AIが画像認識を行います。商品の情報がデータベースに登録されている場合は、概算の買取金額を自動で返信する仕組みです。

実際の動作は、以下の動画で確認できます。
365日24時間の即時対応が可能になれば、対応スピードと業務効率の向上につながります。
LINE査定での買取は仕組み化で効率的に
LINE査定は、特別な知識や大きなコストをかけずにはじめられる便利な手法です。
しかし、やり方が整理されていないと、やり取りが増えたり、対応漏れが生じたりと、かえってスタッフの負担が増える可能性もあります。
導線・聞き取り項目・返信文をあらかじめ決めて仕組み化することで、無理なく運用しやすくなります。
LINE公式アカウントの機能を上手に活用し、「人手で回す運用」から「自然に回る仕組み」へと整えていきましょう。








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