
全国の男女1,000人を対象に、企業が採用活動にLINEを利用することについてどう思うか、アンケート調査を実施しました。
調査では、以下のような項目についてユーザーの声を集めています。
- 企業と採用に関するやりとりをLINEで行った経験の有無
- 企業からの情報をLINEとメールどちらで受け取りたいか
- 会社説明会の予約がLINEでできたらどう思うか
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目次
- 1 調査概要
- 2 調査サマリー
- 3 46.7%がLINEで企業と採用に関するやりとりを経験
- 4 74.9%がLINEでの企業情報の受け取りを便利だと回答
- 5 75.5%がLINEでES提出や会社説明会の予約ができるのは便利だと回答
- 6 49.7%が企業からの情報はLINEで受け取りたいと回答
- 7 45.3%が面接の日程調整や合否の連絡はLINEで受け取りたいと回答
- 8 60.5%がメールに届いた大事な連絡を見落とした経験がある
- 9 見落としの理由は「他のメールに埋もれて気づかなかった」が最多
- 10 16.8%が会社説明会や面接を欠席した経験がある
- 11 欠席理由は「日程を勘違いしていた」が最多
- 12 応募から採用までの間に最もほしい情報は「面接日程のリマインド」が最多
- 13 採用プロセスや連絡方法で改善してほしいこと3選
- 14 採用にLINEを使うなら「Lステップ」
- 15 まとめ
調査概要
- 実施日:2025年8月25日〜9月1日
- 手法 :インターネットリサーチ
- 対象 :18歳〜28歳の全国の男女
- 回答数:1,000(男性500人・女性500人)
調査サマリー
- 46.7%がLINEで企業と採用に関するやりとりを経験
約半数(46.7%)が、LINEを通じて企業と採用関連のやりとりの経験がある。LINEでの企業コミュニケーションはすでに一定程度浸透している。 - 4人に3人がLINEの活用を「便利」と評価
LINEでの企業情報(会社説明会の日程や社員インタビューなど)の受け取りは、74.9%が便利と回答。また、LINEでのエントリーシートの提出や、会社説明会の予約については、75.5%が便利と回答。 - 49.7%が企業からの情報はLINEで受け取りたいと回答。メール派よりLINE派が多い
企業からの情報は、メール(31.9%)よりLINE(49.7%)で受け取りたいと回答した方が多い結果に。また、面接の日程調整や合否の通知も、LINEでの連絡を希望する人が多い。 - 16.8%が会社説明会や面接を欠席した経験がある。理由は「日程の勘違い」が最多
16.8%が、会社説明会や面接を欠席(ドタキャンや無断欠席含む)した経験があると回答。欠席理由は「日程を勘違いしていた」が最多。
46.7%がLINEで企業と採用に関するやりとりを経験
約半数(46.7%)が、企業と採用に関するやりとりをLINEで行った経験があると回答。男女比はほぼ同じです。
74.9%がLINEでの企業情報の受け取りを便利だと回答
約75%が、企業からの情報発信(会社説明会の日程や社員インタビューなど)をLINEで受け取れたら便利だと回答しました。
「あまり使いたくない」はわずか8.1%にとどまり、LINEを活用した情報提供に対する高い関心がうかがえます。なお、男女比に大きな差は見られませんでした。
75.5%がLINEでES提出や会社説明会の予約ができるのは便利だと回答
75.5%が、エントリーシート(ES)の提出や会社説明会の予約をLINEでできたら便利だと回答しました。
前問の「企業からの情報の受け取り」と比較すると、便利だと思うと回答した割合はほぼ同じですが、「とても便利だと思う」の回答は本項の方が約6%高い結果に。
ES提出や会社説明会の予約をLINEでできたら便利だと感じる人が、より多くいることがわかります。また、男女間での回答に目立った差は見られませんでした。
49.7%が企業からの情報はLINEで受け取りたいと回答
企業からの情報(会社説明会の日程や社員インタビューなど)は、メール(31.9%)よりLINE(49.7%)で受け取りたいと回答した方が多い結果でした。
男女別の回答をみると、LINE派はやや男性が多く、メール派はやや女性の方が多いことがわかります。
< LINE派の意見 >

- LINEは常日頃から友人との連絡でも使用していて、馴染み深い。メールだと堅苦しい文章を考える必要があると身構えてしまうが、LINEだと簡単に文字入力できてハードルが低い(21歳男性)
- LINEは毎日確認するもの。現代の若者にはLINEの方が身近に感じる(24歳男性)
- メールだと気づかなかったり、間違って消してしまうことがある。就活サイトからの案内メールも多くてメールを読むのが嫌になる。見返すのが大変(22歳女性)
< メール派の意見 >

- メールの方が大事な情報が届いた感じがするから(23歳女性)
- メールの方が正式なコミュニケーション手段としての安心感があり、やり取りの履歴を残したり、検索にも便利だから(23歳男性)
- メールの方が気が引き締まる感じがするから。LINEは少しカジュアルな印象(25歳女性)
メールの方が「ビジネス感がある」と感じる人は一定数いますが、日常的に確認する頻度が高く、見落としが少ないLINEでの連絡を希望する声が目立ちました。
特に若者にとってはLINEの方が馴染みがあり、手軽に確認できるため、採用活動においてもLINEを活用するメリットが大きいと言えそうです。
LINEでやりとりする際の文章は、【例文あり】就活でラインを使う際のマナーと注意点を解説!を参考にしてみてください。
45.3%が面接の日程調整や合否の連絡はLINEで受け取りたいと回答
面接の日程調整や合否の連絡は、「LINEで受け取りたい」が45.3%で最も多い回答でした。
男女別の回答をみると、男性はLINE派が多く、女性はLINE派とメール派がほぼ同数となっています。
< LINE派の意見 >

- メールを使えないわけではないが、やり取りのスピード性を重視したらLINEのほうが早くやり取りできるので、メールというツールをなくしてほしいです(27歳女性)
- メールだと埋もれてしまって気づかない可能性があるから(23歳男性)
- メールは不要な連絡も多いため、通知をオフにしている(22歳男性)
< メール派の意見 >

- 業務的な連絡はメールで行いたいので(27歳女性)
- 就活関係のメールアドレスがあるので基本はメールを使いたいが、何度も日程を調整する際にはメールよりLINEのほうが見やすくてよいかもしれない(23歳女性)
- LINEだと友達と間違って送ったりする誤爆の心配があるため、メールでやり取りしたいからです(24歳男性)
前問と比べると、業務的な連絡手段として適している、誤送信のリスクが少ない、といった理由でメールを支持する声が増えました。
一方でメールは、確認漏れを危惧する声も目立ちます。LINEで確認漏れを危惧する声はほぼないことを踏まえると、重要かつ早めに確認してもらいたい連絡もLINEの活用が有効と言えそうです。
60.5%がメールに届いた大事な連絡を見落とした経験がある
60.5%が、メールに届いた大事な連絡を見落としてしまった経験があると回答しました。
見落としの理由は「他のメールに埋もれて気づかなかった」が最多
見落としてしまった理由は、「他のメールに埋もれて気づかなかった」が最多です。男女間の回答に大きな違いは見られませんでした。
16.8%が会社説明会や面接を欠席した経験がある
16.8%が、会社説明会や面接を欠席(ドタキャンや無断欠席含む)した経験があると回答しました。
欠席理由は「日程を勘違いしていた」が最多
欠席理由は「日程を勘違いしていた」が最多でした。
男女別にみると、男性は「日程を勘違いしていた」が最多、女性は「企業とのミスマッチを感じたため」が最多です。
応募から採用までの間に最もほしい情報は「面接日程のリマインド」が最多
応募から採用までの間に、企業側からもらえると嬉しい情報は「面接日程のリマインド」が最多でした。
男女別の回答をみると、全体的に女性の方がより多くの情報提供を求めていることがわかります。
採用プロセスや連絡方法で改善してほしいこと3選
「企業の採用プロセスや連絡方法について、改善してほしい点やご要望があればお聞かせください(自由記述)」という設問に、多く寄せられた回答を3つご紹介します。
1.合否に関わらず連絡をしてほしい

- 合格の場合のみ連絡をすると言われると次の身動きがとりにくい(28歳女性)
- 合否連絡の際は、合否に関わらず連絡がほしい。不合格でも⚪︎日以内に連絡がなければ不合格です等の記載でも良い(27歳女性)
- 不合格の人には連絡しませんというのが一番困る。何かトラブルで連絡が来なかった場合も想定してしまえるから(21歳男性)
2.やりとりにはLINEを使いたい

- LINEなら連絡をスムーズに行えるので、LINEを使った連絡方法がもっと広く普及してほしいです(23歳男性)
- LINEでのやりとりだと、メールよりもスムーズに確認できるように感じました。リマインドなどで連絡頻度が増えても毎回通知が来るため、チェック漏れも減るように思います(23歳女性)
- 企業からの連絡がメールだと、他の就活情報やスパムに埋もれてしまうことが多々あります。特に、メールの件名だけでは内容が分かりづらいこともあり、確認に時間がかかってしまいます。今後はLINEのようなメッセージアプリを活用して、連絡事項を簡潔かつ確実に伝えてくれる企業が増えると嬉しいです(23歳男性)
3.採用プロセスをわかりやすくしてほしい

- 詳しい採用フローをホームページに載せてほしい(22歳男性)
- 選考の進捗状況がオンラインでいつでも確認できるようなシステムがあると嬉しいです(28歳男性)
- 採用プロセスが複雑で、どのステップまで進んでいるのか分からなくなることがありました。選考の進捗状況を、応募者がいつでも確認できるようなツールやサイトがあると嬉しいです。また、合否に関わらず、連絡はできるだけ早くもらえると、次の行動に移りやすいのでありがたいです(23歳男性)
採用にLINEを使うなら「Lステップ」
採用活動にLINEを取り入れるなら、LINE公式アカウントの拡張ツール「Lステップ」の利用がおすすめです。
Lステップを採用に活用すると具体的に何ができるのか?「なの花薬局」様の導入事例をもとにご紹介します。
①選考フローの見える化
現在の状況を視覚的に把握できるよう、リッチメニューに選考フローを設置しています。
ステップが進むと、該当項目が自動でブラックアウトするスタンプラリー形式を採用。
複数社を同時に受けている方も多いので、「何を提出済みで、何がまだか」がすぐに確認できるこの仕組みは好評を博しています。
②35日間にわたる自動配信
会社説明会に参加した方を対象に、選考会へのエントリー促進で35日間の自動配信を設定(エントリーした時点で配信は自動で停止される仕組み)。
配信は初めの1週間ほどで、なの花薬局での働き方や職場の雰囲気を集中して伝え、その後選考エントリーへの案内やリマインドを行っています。
③選考会エントリー者専用メニューに自動切り替え
選考エントリーのタイミングで、リッチメニューがエントリー者限定の内容に自動で切り替わる設計になっています。
エントリーシートの提出や適性検査の受験といった、次のアクションにスムーズに進めるよう細かな点まで工夫を重ねています。
また、会社説明会や選考会、面接のリマインドも1週間前や3日前に自動で送られるよう設定も可能です。
これらの取り組みにより、会社説明会から選考会への移行率は60%を記録しています。
なの花薬局様以外にも、Lステップを活用した採用活動で成果を上げている事例は多数あります。
採用活動にLINEの活用を検討している方は、Lステップもチェックしてみてください。
まとめ
今回は、18歳〜28歳の若者1,000人を対象に実施した、企業のLINE活用による採用活動に関する意識調査のデータをご紹介しました。
本調査を通じて、採用に関するやりとりはメールからLINEにシフトしていることがわかりました。

- メールを送っても反応がない
- メールだとやりとりが途絶えることがある
新卒や第二新卒を対象とした採用で、このような課題を感じている場合は、コミュニケーション手段の見直しを検討してみてはいかがでしょうか。