
今回は、Lステップ認定代理店の西島さんに、転職を検討する若手薬剤師への人材紹介を行う株式会社arp様の取り組みについて伺いました。
これまで運用していた薬学生向けのLINE公式アカウントをベースに、若手薬剤師向けの導線も含めてフルリニューアル。
学生時代からつながりのある友だちへ、社会人になったあとも継続的にアプローチできるよう、診断コンテンツを活用したシナリオ配信を構築しています。
長期的な関係づくりにつながる設計のポイントを教えていただきました。

【西島 翔希】
Re.MEDIA株式会社代表 / Lステップ認定代理店
薬学部在学中に起業し、医療・ヘルスケア領域に特化したLINE運用支援を展開。
Lステップを活用した人材紹介・人材派遣会社向けの求職者獲得導線の構築や、人材採用支援を手がける。現場の課題や顧客心理に寄り添った導線設計を得意としている。
薬学生から薬剤師へと広がるアカウント活用
――さっそくですが、今回ご紹介いただく事例アカウントについて教えてください。

西島さん
――西島さんが構築に入る前から、arp様はLINE公式アカウントやLステップの運用をされていましたか?

西島さん
はい。どちらも運用されていました。
――Lステップの導入時期はいつ頃でしょうか?

西島さん
2022年からです。
――西島さんが構築に携わることになった経緯をお聞かせください。

西島さん
arp様は、薬剤師向けの転職支援サービスを運営されているユニヴ様の関連会社にあたる企業様です。
もともとつながりがあったことから、今回のLステップ構築も担当させていただくことになりました。
――薬学生向けのアカウントからスタートし、現在は若手薬剤師向けの転職支援へと領域が広がっているとのことですが、その背景について教えてください。

西島さん
薬学生時代からのアカウント利用者が社会人になり、若手薬剤師のリストが蓄積されていく中で、arp様側で「このつながりを人材紹介に活かしていきたい」というお考えがあったそうです。
そうした背景から、現在は若手薬剤師向けの転職支援にも取り組まれています。
診断コンテンツで継続的な関係づくりを実現
――アカウントのフルリニューアルでは、どのようなご提案をされましたか?

西島さん
今回は、薬学生向けに運用していた既存アカウントの構造を見直し、薬剤師向けの導線も含めて全体を再設計しました。
Lステップはリッチメニューを切り替えられるので、タグを変更することで、同じアカウント内で表示内容を変えられます。
現在は、薬学部1〜6年生には薬学生向けのメニューを表示し、卒業後の友だちには薬剤師向けメニューへ自動で切り替える運用を行っています。
【薬学生向けリッチメニュー】

【薬剤師向けリッチメニュー】

ただ、リッチメニューの切り替えによって情報設計は最適化できますが、就職後にブロックされてしまうケースも一定数あります。
そのため、継続的な関係づくりにつながるコンテンツが必要だと考えました。
業種問わず3年以内の離職者が増える昨今では、「経験値が浅いけれど転職しても大丈夫だろうか」と考える薬剤師も少なくありません。
こうした背景からうまれたのが、「ヤクザイシ力診断」という診断コンテンツです。
――診断コンテンツについて詳しく教えてください。

西島さん
診断コンテンツは、Lフレックスを活用して作成しています。
薬剤師の業務は幅広いため、「薬局業務編」と「病院業務編」の大きく2つに分け、その中でさらに業種別の診断ができるよう設計しました。

診断後は、回答内容をもとに担当コンサルタントから個別メッセージ付きの診断結果が届き、メッセージ内のボタンから個別相談フォームへ進める導線にしています。

「経験が浅いけど転職して大丈夫だろうか」と悩む若手薬剤師に対して、自分の現在地を可視化し、一歩踏み出すきっかけになるよう設計しています。
――診断結果にあわせて、個別メッセージも送られているんですね。

西島さん
一人ひとりに合わせたコミュニケーションを重視しているため、現状は担当者の方が2日ほどで個別コメントを返す運用をされています。
なるべく工数をかけずに対応できるよう、回答内容はすべて友だち情報欄へ自動で反映される設計にしました。

担当の方は必要項目とコメントを数行入力するだけで、一人ひとりに合わせたメッセージを送れるようにしています。

――診断結果はどのように決めているのでしょうか?

西島さん
あらかじめ、すべての設問と選択肢に対してスコアを設計しています。
たとえば調剤薬局向けでは、「ピッキング業務ができるかどうか」といった設問に対し、選択肢ごとに点数を設定しています。
その合計スコアによって、「S〜D評価」のように最終的な診断結果が決まる仕組みです。

このスコア設計が一番大変な部分でしたが、目玉コンテンツということもあり、先方と打ち合わせを重ねながら作り込んでいきました。
診断コンテンツを軸にした2段階のシナリオを設計
――構築の成果をお聞かせください。

西島さん
現状、診断コンテンツは180名の友だちのうち31名が実施しており、約17%の利用率となっています。
薬学生時代からの友だちが中心であることを踏まえると、継続的な接点として一定の反応につながっています。
――その他に工夫された点はありますか?

西島さん
診断コンテンツの利用から個別相談まで段階的にアプローチできるよう、診断前後で2段階のシナリオを設計しました。
【友だち追加後のシナリオ】

特に診断後のシナリオでは、相談者の声紹介やよくある質問などに加え、診断利用から一定期間が経過した方へは「その後どうですか?」といったフォローメッセージも送っています。


1ヶ月半にわたって全8通のメッセージを届けながら、個別相談へつなげています。
――構築にはどれくらいの時間を要しましたか?

西島さん
最初のミーティングから構築完了までは、1ヶ月半〜2ヶ月ほどです。
――arp様はLステップを導入して、どのように感じていらっしゃいますか?

西島さん
実際に、次のような感想をいただいています。
弊社のターゲット層である薬学生や若手薬剤師とLINEの親和性は高く、単純に接点を持てたことはもちろん、学生ならではの横のつながりの広がりやすさも実感しています。
また、配信物の開封率やクリック率なども可視化されるため、どういった情報がユーザーにとって魅力的なのかを把握することができ、次の企画を検討する際の良い材料になっています。
求職者獲得・採用支援のプロフェッショナル
―――ここからは西島さんの経歴や、Lステップ構築をはじめた経緯についてお伺いできればと思います。まずは自己紹介をお願いします。

西島さん
「Re.MEDIA株式会社」にて、医療・ヘルスケア領域に特化したLINE公式アカウントおよびLステップの構築・運用を行っています。

私は薬学部出身で、薬剤師の資格も保有しています。
薬学部在学中には、全国の薬剤師や薬学生向けウェブメディアの会社を立ち上げています。
SNSやYouTubeでの発信に加えて、LINE公式アカウントを活用した集客や、大手ナビサイトの広報支援などにも取り組んでいました。
その頃からLステップを活用しており、そうした経験を活かしてLINE運用の事業へと展開していきました。
ちなみに薬学部を目指したきっかけは、製薬会社のMRという仕事に興味があったからです。
もともと起業志望というわけではありませんでしたが、事業が軌道に乗ってきたタイミングで法人化しました。
―――学生時代に起業された頃からLステップを使っていたとのことですが、最初に知ったきっかけを教えてください。

西島さん
当時お願いしていた動画編集者の方から紹介を受けたのがきっかけです。
その頃すでにYouTubeやInstagram、Xは運用していましたが、LINE公式アカウントはまだ立ち上げていませんでした。
LINE公式アカウントの開設と同時に、Lステップも導入した流れです。
月3万円の「プロプラン」からスタートしたので、学生の私には少し負担に感じる金額でしたが、Lステップがなければ事業自体が育たなかったと感じています。
薬学生向けのLINE公式アカウント運用で特に苦労したのが、複雑な属性管理です。
薬学部は全国に約78校ありますが、それぞれの大学に1年生から6年生までが在籍しているためです。
そのため、タグ機能や回答フォームがなければ運用は難しかったと思います。
初期構築は動画編集の方にお願いしましたが、資金に余裕がなかったため、その後の修正や運用はマニュアルを見ながら手を動かして覚えていきました。
Lステップ認定トレーナーの堤さんのYouTubeを、全て見るくらい参考にして学びました。
―――正規代理店になった経緯を教えていただけますか?

西島さん
法人化のタイミングで、Lステップを軸に事業を展開していくと決めていました。
広告や動画編集などを広く手を伸ばすのではなく、「医療・ヘルスケア領域のLINE活用といえばRe.MEDIA」と認識いただけるよう、専門性を高めたい思いがあったんです。
そのうえで、正規代理店であることは、今後変えられない価値になると感じ加入を決めました。
―――構築のみと運用込みではどちらの方が多いですか?

西島さん
以前は、構築のみを納品するパターンが中心でした。
ただ、運用がはじまると、しっかり活用されている企業さんがいる一方で、Lステップがほとんど使われずに止まってしまうケースも見受けられました。
その差を目の当たりにする中で、構築だけでは不十分で、「何かあればすぐ聞ける」という関係性が必要だと感じるようになったんです。
現在は、サポート内容に応じてプランを分けながら、運用支援にも積極的に関わる形にシフトしています。
―――対応エリアは全国ですか?

西島さん
はい。全国対応しています。
対面での訪問が可能な場合は、できるだけ直接お会いしてお打ち合わせさせていただいています。
―――得意とする業種・業態はありますか?

西島さん
人材紹介・人材派遣業を中心に、求職者獲得や採用支援に関するLステップの構築・運用を得意としています。
薬剤師としてのバックグラウンドを活かし、医療系人材領域には特に強みを持っています。
―――現在は人材業界の支援を中心にされていますが、求職者獲得や採用においてLステップはどのように役立つのでしょうか?

西島さん
人材紹介・人材派遣業界では、「今すぐ転職したい人」だけでなく、「いつか転職するかもしれない人」との接点づくりが重要だと感じています。
実際には、転職意欲が高い顕在層へのアプローチに注力する企業も少なくありません。
求職者が転職を決断するまでには時間がかかるケースも多く、継続的な接点づくりが重要になります。
Lステップでは求職者の興味や状況に合わせて情報を届けながら、関係性を築く仕組みを作ることができます。
また、求職者ごとに関心のある求人や職種などを管理し、一人ひとりに合わせた情報提供ができる点も大きな強みです。
このような継続的なコミュニケーションの考え方は、採用活動にも活かせます。
Lステップを活用することで、求職者フォローや選考案内を効率化しながら、離脱を防ぐ仕組みを構築できます。
求職者獲得から採用まで、一人ひとりに合わせたコミュニケーションを継続できることが、Lステップの大きな価値だと考えています。
―――これまでの構築件数はどれくらいでしょうか?

西島さん
約50社ほどです。
現在は、人材紹介・人材派遣会社を中心に、求職者獲得や採用支援に向けたLステップの構築・運用を行っています。
―――最後になりますが、ご自身の強みや、クライアントワークの中で大切にしていることをお聞かせください。

西島さん
一番大切にしているのは、「クライアント様と同じチームの一員として取り組むこと」です。
Lステップの構築は、ただ仕組みを作って終わりではなく、その先の求職者獲得や採用成果につなげることが大切だと考えています。
そのため、単なる構築担当ではなく「どうすればもっと成果につながるか」を一緒に考える存在でありたいと思っています。
また、私自身がヒアリングから設計、構築、運用まで一貫して担当しているため、状況に応じて柔軟に対応できる点も強みです。
運用が始まると、「こんなことはできるのか」「この場合はどうしたらいいのか」といった相談が出てくることも多いため、いつでも気軽に相談していただける関係づくりを大切にしています。
大きな組織では難しいような細かな相談やスピーディーな対応も含めて、クライアント様に寄り添いながら支援できるのは、Re.MEDIAならではの価値だと思っています。
まとめ
今回は、若手薬剤師向け人材紹介事業におけるLステップ活用事例を、認定代理店の西島さんに詳しくお聞きしました。
西島さんは、人材紹介・人材派遣会社向けの求職者獲得や採用支援を得意とし、Lステップを活用した導線設計・運用支援を強みとされています。
ご相談を希望される方はぜひ、以下のHPからご連絡してみてください。










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