LINE公式アカウントやLステップを使って、集客から成約に繋げている企業様はとても多いですが、
と悩んでいる方がおられるのも事実・・・。
そこで、業種別に具体的なLステップの活用方法を解説していこうと思います。
今回は「美容・サロン」を経営している企業様向けです。悩み別でまとめていますので、目次から選んでください。
※実際にZoomを活用したセミナーもご用意しておりますので、Lステップを既に導入済みの方はぜひチェックしてみてください。
目次
施術内容によって新着のお知らせを配信したい
友だちにメッセージを配信する場合、「一斉配信」が一番に思い浮かぶ方が多いと思います。
しかし、人によって送りたい内容が変わるメッセージを送りたい時、ただ一斉送信するのはデメリットが大きいのであまりオススメしません。
デメリット1:ブロック率が上がってしまう
例えば、新着ヘアカラーのお知らせを配信するとします。
そのまま一斉配信してしまうと、
- ネイルやまつげエクステの施術を受けている(興味がある)
- ヘアカラーはせずカットやパーマだけ興味がある
など、ヘアカラーの情報を必要としていない人にも届いてしまいます。
すると、お客様に煩わしさを感じさせてしまうほか、最悪の場合ブロックされる可能性が高くなります。
デメリット2:無駄な配信コストがかかる
ヘアカラーの情報は必要ないお客様にも配信すると、その分無駄な配信コストがかかってしまいます。
情報が必要なお客様にだけ配信して、なるべくコスト削減したいですよね。
この2つのリスクを避けるための方法が「セグメント配信」です。
セグメント配信で配信コスト削減&ブロック率を下げる
セグメント配信とは、顧客リストから対象となる顧客を条件で絞り込み配信する方法のことです。
今回の場合ですと、顧客全員に配信するのではなく、「ヘアカラーの施術を受けたことのある人」「ヘアカラーに興味のある人」のみに絞り込んで配信するということです。
このセグメント配信を活用すれば、顧客に必要な情報を適切なタイミングで配信することが出来るので、配信コストの削減はもちろん、ブロック率の低下も実現することができます。
ただ、LINE公式アカウントでは以下のように”みなし属性”しか絞ることができません。
- 性別
- 年代
- 居住地(都道府県まで)
- 利用しているOS(iOS、Androidなど)
- 友達になってからの期間
Lステップでは自由にタグを作成(設定)することが出来るので、より細かな仕分けが出来るようになります。
【例】
友だち登録用のバーコードは複数作成することができ、登録と同時にタグを付与することができます。
そのため、例のように
- Youtubeからの登録
- Twitterからの登録
といったタグを作成し、
“Twitterからの登録専用シナリオ”などを作成することも可能です。
補足:セグメント配信をするために準備すること
セグメント配信をするには、タグの作成とタグを付与する必要があります。
Lステップでは、作成したタグを1人ひとり直接付与する必要はなく、自動で行うことが可能です。
その方法は「アンケート」です。
アンケートによるお客様からの回答は、自動で管理画面に反映させることが出来ます。
アンケートはLステップの「回答フォーム」機能を使って作成します。
【例】
「回答の登録先」を選ぶことによって、自動で情報を反映させることができます。
【例1】お名前(フルネーム)の記入→「本名」に登録
【例2】ヘアカラーを選ぶ→「カラーに興味がある」タグを付与
ポイントカードを使ってクーポンを発行したい
紙のポイントカードを発行すると、お店側は発行代にお金がかかりますし、お客様側は紛失したり毎回出すのが億劫だったりと、あまり良いことがありません。
Lステップの「流入経路分析」機能を使えば、LINE画面内でポイントカードを作成することができます。
簡単にいうと以下のような流れになります。
↓
1ポイント加算
↓
ポイントが貯まったらクーポン発行
※クーポンを発行することで、次回来店のきっかけになったり他の商品の購入率アップなどに繋がります。
ポイントカードの設定方法
1. 友だち情報欄で、「クーポン発行」を作成する
2. クーポン発行用のテンプレートを作成する
3. 流入経路分析で各設定を行う
※アクション設定の詳細
3-1.1で作った友だち情報「クーポン発行」に定数1を加算
3-2. テキストを作成する
3-3. 3ポイント貯まると、2で作ったクーポン(テンプレート)を表示する
3-4. 3ポイント貯まると、クーポン発行の数字が0になるよう設定する
(この設定がないと、次の来店で4ポイント獲得となってしまいます。
ここで0ポイントに戻すことで、次回来店時は1ポイントになります。)
※補足
ポイント数を多めにする場合、ポイントカードの画像を用意しておけば、貯まったポイント数が分かりやすいのでおすすめです。
リッチメニューにQRリーダーを表示させる
お客様が来店時にすぐQRリーダーを立ち上げて読み込めるように、リッチメニューで表示させておくのがおすすめです。
【例】
画像を作成したら、リッチメニューから設定しましょう。
「その他」の「QRリーダー起動」と設定すればOKです。
最新のヘアスタイルやネイルデザインを画像付きでお知らせしたい
例えば、最新のヘアスタイルやネイルデザインを紹介しているページをお客様にお知らせするとします。
シンプルにメッセージを送るという方法もありますが、お客様がトーク画面を開くと最後のメッセージが表示されますので、1通目や2通目のメッセージが読まれなかったり、遡るのに煩わしさを感じさせてしまいます。
Lステップの「ボタン・カルーセル」機能を使うと、思わず押したくなるような可視性の高いものを作成できます。
【例】
「ボタン・カルーセル」機能を使用すれば、1通で
- ヘアスタイルの画像
- ヘアスタイルの記事URL(メッセージ)
- ネイルデザインの画像
- ネイルデザインの記事URL(メッセージ)
がセットになったパネルを作成できるようになります。
パネルは同時に最大10枚まで作成でき、1通としてカウントされるので配信数の節約にも繋がります。
補足:記事URLをタップしたのか確認できる
【例】
あらかじめ「ヘアスタイル記事URLをタップした(〇月配信)」という風にタグを作成しておき、記事URLをタップするとそのタグが自動で付与されるように設定しておきます。
すると、「ヘアスタイル記事URLをタップした(〇月配信)」タグで検索すると、お客様が記事URLをタップしたのかどうか確認することができます。
- タグが付与されている→記事URLをタップした
- タグが付与されていない→記事URLをタップしていない
何度か配信してもアクションがない(タグが付与されていない)お客様は、来店に繋げることは難しいです。
そのため、今後新しい情報を提供するときは、タグが付与されているお客様だけに絞って配信することで、配信数を節約することができます。
お客様それぞれに必要な情報を定期的に配信したい
友だち登録してくれるお客様の中には
- ヘアカラーに興味がある
- ネイルに興味がある
- まつげパーマに興味がある
と必要としている情報はバラバラです。
それぞれ必要な情報を定期的に配信するためには以下の方法がおすすめです。
- アンケートに協力してもらう
- ステップ配信を行う(キャンペーンや特典をつける)
1のセグメント配信で解説したアンケートによってお客様の必要としている情報を聞き出し、特典やキャンペーンなどお客様に有益な情報を含んだシナリオをステップ配信することで、お客様の満足度を高めます。
※ステップ配信
ステップ配信とは、あらかじめ登録・設定しておいたシナリオを、決められたタイミングに自動で配信すること。
アンケート+ステップ配信の手順
まずは専用のシナリオを作成します。
【例】専用シナリオ
友だち登録後のシナリオは以下の流れで作成します。
- 登録直後:お礼&アンケートのお願い
- 登録から数日後:アンケートのお願いをもう一度送る
- さらに数日後:共通のクーポン等があれば送る
- シナリオ配信を停止
※【2】【3】を送っても反応がないお客様を成約に繋げるのは難しいので、配信数の節約のためにもシナリオ配信を停止する、またはメルマガを定期的に配信するくらいで良いでしょう。
次に、「アンケートに答えた」タグを作成しておきましょう。
【例】タグ
これはアンケ―トを作成する際に使用します。
次はアンケートを作成します。
作成時に、アンケート回答後のアクション設定(以下2点)を忘れないようにしましょう。
- 「アンケート回答後シナリオ」に移行
- 「アンケートに答えた」タグを付与
「アンケートに答えた」タグを設定しておくのは、シナリオ【2】のメッセージを「アンケートに答えた」タグが付与されていないお客様だけ配信するためです。
【例】アクション設定
アンケート回答後シナリオは、アンケートの回答によるタグを活用して作成します。
例えば、ヘアカラーのクーポンを配信する場合は、「カラーに興味がある」タグが付与されているお客様に絞る、といった形です。
【例】アンケート回答後シナリオ
1日後の20:00に配信するのは3通目ありますが、タグで絞っているため、例えばヘアカラーに興味のあるお客様には2通目のメッセージしか送られません。
ヘアカラーとネイルに興味があると回答した場合は、2通目と3通目が配信されます。
全員に共通のクーポンやメッセージを送りたい場合は、タグで絞らずに作成すればOKです。(例でいうと3日後と4日後のメッセージはタグで絞っていないので全員に配信されます。)
上記の例は1つのタグのみで絞っていますが、何個も設定することが可能です。
例えば、ヘアカラーとネイルに共通するクーポンを配信したい場合、「カラーに興味がある」「ネイルに興味がある」タグのいずれか1つに該当する人に設定します。
すると、いずれか当てはまる人に配信され、「パーマに興味のある人」「まつげサロンに興味のある人」には配信されません。
【例】
アンケート回答後のシナリオが終了したら、シナリオを停止するほか、
- 全くアクションのないお客様専用シナリオ(メルマガ)
- 新商品の案内シナリオ
など、別のシナリオを用意して自動で切り替えるのも良いですね。
診断テストを使ってお店の商品をアピールしたい
例えば、ヘアトリートメント商品をアピールしたいとします。
ヘアトリートメントの中でも髪の悩みや目的によって商品が違う場合、まずはお客様の髪の情報を得る必要があります。
- どのような髪質か
- どのような髪の悩みがあるか
- どんな髪になりたいか
アンケートでもできますが、今回は「診断テスト」という形でお客様の情報を得る方法を解説します。
診断テストの場合は、Lステップの「テンプレート」機能を使用します。
【診断テスト例】
例の場合は、4つの質問を投げかけた後に診断結果を配信しています。
(これらはお客様のアクションによる自動返信なので、配信数はカウントされません。)
診断結果の内容におすすめのトリートメントを紹介し、診断結果を受けた方限定で「10%オフ」「お試しセットをプレゼント」など特典をつけるのがおすすめです。
この診断テストは、アンケートと違ってお客様がゲーム感覚で楽しめるというのがメリットです。
ただし、選択肢のみで入力は出来ないのでご注意ください。
お名前等の情報が必要な場合は、直接入力してもらうしかありません。
診断テストをお知らせする方法
この診断テストは、メッセージで配信する方法もありますが、それだと配信コストがかかるのがネックです。
そんな時は、Lステップの「リッチメニュー」機能を活用しましょう。
【例】東京ディズニーリゾート様
リッチメニューとは、トーク画面の最下部に表示される、固定された画像メニューのことです。
視認性に優れており、ボタンをタップすると
- 自社サイトや予約ページ等に飛ぶ
- 電話をかける
- アンケート画面を開く
- 特定のキーワードを自動送信
などを自動で行えます。
リッチメニューの中に診断テストを入れておき、お客様がタップすると自動でメッセージが送信されるように設定しておけば、お客様のアクションによる自動返信なので配信数はカウントされません。
【例】
例では6分割していますが、自由な形で設定可能です。
診断テストを受けてほしい場合は、他のボタンよりも色を使って目立たせたり、「特典つき」などタップしたくなるような工夫をするのがおすすめです。
まとめ
Lステップのさまざまな機能について、いかがでしたでしょうか。
設定は簡単ですし、設定するだけで
- 自動化による大幅な効率アップ
- 人手不足の解消
- 成約率の向上
など魅力がたくさんありますので、ぜひ試してみてください。
具体的な設定方法や、お店に合った活用方法を知りたい方は、ぜひお気軽にご連絡ください。
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