LINE公式アカウント(旧LINE@)でメッセージを送信する前に、テスト配信を行えば健全な運用に役立ちます。
LINE公式アカウントから複数の友だちに一斉配信をした場合、メッセージの取り消しはできません。そうならないためにも、「自分のみ」もしくは「担当者のみ」に配信できるテスト配信がおすすめです。
この記事では、LINE公式アカウントのテスト配信の設定方法や、テストができない時の対処法について解説します。
目次
LINE公式アカウントのテスト配信とは?
LINE公式アカウントのテスト配信とは、友だちに送信したいメッセージを、あらかじめ特定のアカウントに送信して確認できる機能です。
テスト配信されたメッセージは、
- 管理者
- 運用担当者
- 運用担当者(送信権限なし)
のいずれかの権限が付与されたLINEアカウントに送信できます。
テスト配信できるのは「一斉送信」と「ステップ配信」の2つ。自身のLINEアカウントにメッセージをテスト配信すれば、友だちの目線で内容を確認できます。
テスト配信の方法
それではテスト配信の設定方法を解説します。
PC版
■LINE公式アカウントの管理画面にログインして「メッセージを作成」を選択。
■①メッセージの内容を作成して②「下書き保存」③「テスト配信」の順番に選択。
※「下書き保存」をしなくても直接テスト配信は行えます。状況に応じて、ご活用ください。
■配信先を「自分のみ」「すべての管理者と運用担当者」から選んで「配信」を選択。
■配信先のLINEアカウントにメッセージがテスト配信されました。テスト配信では、メッセージの下に「テスト配信」というメッセージが自動的に送られます。
スマホアプリ版
続いて、スマホアプリでのテスト配信方法を解説します。
■ホーム画面から「メッセージを配信する」をタップ。
■作成から「追加」をタップ。
■「テキスト」をタップ。
※ここでは例として「テキスト」を選択してますが、テキスト以外もテスト配信が可能です。
■送信したいメッセージを作成し、「下書き保存」をタップ。
※下書き保存せずに直接テスト配信をしたい場合は「次へ」をタップしてください。
■下書き保存したメッセージをタップ。
■「テスト配信」をタップ。
■テスト配信したいLINEアカウントを選択して「配信」をタップ。
■テスト配信の確認画面が表示されるので問題なければ「OK」をタップ。
■配信先のLINEアカウントにメッセージがテスト配信されました。PC版と同様に、メッセージの下に「テスト配信」というメッセージが自動的に送られます。
テスト配信が届かない(できない)時の原因と対処法
テスト配信が「できない」「届かない」という場合の原因と対処法を解説します。
受信権限が付与されていない
LINE公式アカウントには「受信権限」が設定されています。受信権限が付与されていないと、テスト配信は届きませんので注意してください。
LINEヤフー社の規定では以下のように定められています。
fa-arrow-circle-right管理者、運用担当者、運用担当者(送信権限なし)のいずれかの権限が付与されていること
メッセージが届かない場合は、権限を付与した上でテスト配信を行いましょう。
LINE公式アカウントの管理者の追加方法は、以下をご参照ください。
LINEと提携していない
テスト配信を受信できるのは、LINEと提携を済ませているLINEアカウントのみです。
LINEヤフー社の規定では、
fa-arrow-circle-rightテスト配信を行うLINE Business IDにLINEアカウントが登録されていること
fa-arrow-circle-rightテスト配信を行うLINE Business IDに登録されているLINEアカウントにてLINE公式アカウントを友だち追加していること
このように定められています。
LINE提携は、PC管理画面の右上にあるアカウント名をクリックし、その中の「設定」から行えますので、ぜひお試しください。
電波の不具合
電波の不具合によって、テスト配信が届かない場合もあります。またLINE公式アカウント側で不具合が発生した事例もありました。
そういった場合は、時間を空けてテスト配信を行ってください。
テスト配信でよくある質問
LINE公式アカウントのテスト配信でよくある質問に回答します。
リッチメニューもテストできる?
LINE公式アカウントでは、リッチメニューのテストはできません。テスト配信できるのは「一斉送信」と「ステップ配信」のみです。
リッチメニューをテストしたい方は、LINE公式アカウントの機能を拡張したツール「Lステップ」がおすすめです。
Lステップでは、メッセージだけでなくリッチメニューも事前にテストして確認できます。
※リッチメニューの設定はスタンダードプラン以上の契約が必要です。
LINE公式アカウントの運用において、リッチメニューは重要な役割を果たしています。リッチメニューのテストを行いたい方は、Lステップをご検討ください。
テスト配信は通数にカウントされる?
LINE公式アカウントでのテスト配信は通数にカウントされません。
配信前には必ずテスト配信をして、誤字脱字や文章の改行などをチェックするようにしましょう。
テストアカウントを作っていろいろ試したいです
LINE公式アカウントは、未認証・認証済に関わらず、1つのLINEビジネスIDにつき100アカウントまで作成できます。引用:LINEヤフー for Business よくある質問
そのため、テスト配信以外にもLINE公式アカウントを触ってみたい人におすすめです。
まとめ
今回はLINE公式アカウントのテスト配信の方法について解説してきました。
テスト配信を行えば、メッセージの誤送信や内容確認のチェックに役立ちます。ぜひ本記事を参考に、テスト配信を試してみましょう。