

- セミナーの予約管理でミスが多い…
- 参加者対応の手間を減らしたい…
こうした悩みは、現場でよく耳にします。
セミナー運営をスムーズに進めるには、専用の予約システムを活用し、受付からフォローまでを一元管理することが大切です。ただし、数多くの予約システムがあり、機能や費用なども異なるため、どれを選ぶべきか迷う方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、おすすめセミナー予約システムを厳選し、5つご紹介します。なかでも注目したいのが、無料プランから手軽に試せるLINE公式アカウントの拡張ツール『Lステップ』です。
予約管理や参加後のフォローまでをLINE上で完結でき、業務効率化とマーケティング施策の自動化にも役立ちます。
さっそくLINEで完結するセミナー予約システムについて知りたい方は、以下よりサービス資料をご確認ください。
目次
LINEを活用したセミナー運営の可能性とは?
近年、セミナー参加者とのやり取りはメールや電話よりも、LINEが主流になりつつあります。弊社の調査でも「よく使うメッセージツールはLINE」という回答が最も多く、日常生活はもちろんビジネスでも欠かせない連絡手段です。
さらにLINEは開封率が高く、通知がリアルタイムに届くため、セミナーの事前案内や当日のリマインドにも効果的です。こうした特性を最大限に活かすには、専用ツールとの組み合わせが欠かせません。
LINE公式アカウントと「イベント予約」機能を備えたLステップを連携すれば、予約受付からフォローアップまで一元化できます。
無料プランで使えるセミナー予約システムについて具体的に知りたい方は、以下のサービス資料をご覧ください。
セミナー予約に関するよくある課題とは?
セミナー運営では、予約に関してさまざまなミスやトラブルが発生しがちです。自社が抱える課題を明確にすれば、最適な解決策や予約システムの選定につながります。
セミナー予約でよく起こり得る課題は、次の5つです。
- 予約受付ミスや抜け漏れが発生しやすい
- 予約日程の調整に手間がかかる
- キャンセル対応でトラブルが起こる
- 予約のドタキャンが多い
- 予約システムの費用が高い
ひとつずつ詳しく解説します。
1. 予約受付ミスや抜け漏れが発生しやすい
「セミナー参加の申し込みを、担当者が見落としてしまった…」このような予約受付ミスや抜け漏れは、珍しくありません。原因は、メールやExcel・紙台帳といった複数の手作業ツールに情報が分散しているためです。
たとえば、
- 申込メールが迷惑フォルダに振り分けられて気づかない
- 複数人で管理していて更新連絡が共有されていない
- 同じ参加者が重複して登録されてしまう
こうしたミスは運営に対する信頼の低下を招き、キャンセルやクレームの引き金にもなります。予約受付ミスや抜け漏れは、安定したセミナー運営を守るうえで見過ごせない課題といえるでしょう。
2. 予約日程の調整に手間がかかる
日程の調整だけで、1日が終わってしまった経験はありませんか?とくに、メールや電話でのやり取りはレスポンス待ちが発生し、スケジュール確定までに時間がかかります。
たとえば、
- 希望日が直前に変更される
- 参加者の都合と講師や会場の空きが合わない
- 複数人の予定を同時に調整しなければならない
このような調整の繰り返しは、担当者の負担だけでなく、参加者の満足度低下にもつながります。スケジュール調整におけるやりとりは、運営効率が下がる大きな要因です。
3. キャンセル対応でトラブルが起こる
キャンセル対応は、セミナー運営において予想以上に神経を使う業務です。とくに、会場や資料の準備、講師のスケジュールなどに大きな影響を及ぼします。
具体的には、
- 直前の連絡で代わりの参加者が見つからない
- 返金条件をめぐり意見が食い違う
- 複数の連絡経路から情報が入り、対応が混乱する
こうした認識のずれや連絡手段のばらつきは、参加者とのトラブルを招く原因となり、運営側の信用低下にもつながります。その結果、参加者の満足度を下げるだけでなく、次回以降の集客にも悪影響を及ぼしかねません。
4. 予約のドタキャンが多い
「直前になって参加をキャンセルされた…」そんな経験は、セミナー運営者にとって珍しくないはずです。ドタキャンは、準備や会場手配にかけた労力を無駄にし、さらに空席による機会損失も招きます。
たとえば、
- 当日朝に体調不良を理由に連絡が入る
- 無断欠席で資料や席がそのまま残る
- グループ参加の一部だけが急に欠席する
こうした事態が頻発すると、運営の士気が下がり、参加者全体の評価が低下してしまいます。個別の出来事に見えても、実際には全体の運営効率や収益性をおびやかす大きな課題といえるでしょう。
5. 予約システムの費用が高い
セミナー予約システムは便利ですが、「思った以上に料金がかかる…」と感じる方も少なくありません。とくに有料プランでは月額数千円〜数万円のコストが発生し、長期的に見ると、大きな負担になりやすいです。
たとえば、
- 参加人数に応じて費用が上がる「従量課金制」が採用されている
- 無料プランでは使える機能が限られている
こうしたケースでは、最低限の機能で十分なのに、高いプランを選ばざるを得ない状況に陥りがちです。費用の高さは、運営者に「コストに見合った効果が出るのか」という不安を抱かせ、予約システムの導入を迷わせる要因となります。
セミナーの種類と特徴
セミナーには「オフライン型」と「オンライン型」の2種類があり、目的や対象に応じて使い分けることで、より効果的に実施できます。ここからは、それぞれのセミナーの特徴を詳しく解説します。
オフラインセミナー
オフラインセミナーは、対面でのやり取りが可能なため、参加者の反応を直接感じられるのが大きな魅力です。
具体的には、以下のような内容のセミナーがあります。
- 体験会
- 説明会
- 定期開催の講座
- 社内研修
- 個別相談
体験会や説明会では、商品やサービスを実際に体感してもらいやすく、信頼関係の構築につながります。また、定期開催の講座は継続的な学びを提供できるので、参加者との関係を深めやすいです。
その一方で、オフラインセミナーは会場費や移動コストといった負担が発生します。開催前に予算や場所の条件を検討し、無理のない計画を立てることが大切です。
オンラインセミナー
オンラインセミナーは、PCやスマホがあれば自宅や出張先など、場所を問わずに参加できるのが最大の強みです。
オンラインセミナーの代表的な例は次のとおりです。
- ウェビナー(Web上で開催する一斉ライブ配信)
- 個別オンライン面談
- 録画配信
- 海外参加対応の配信
ウェビナーは、数百人規模の参加者に同時に情報を届けられるため、大規模イベントや商品発表にも適しています。また、録画配信を活用すれば「当日は都合が合わなかった」という参加者にも、視聴のチャンスを提供できます。
一方でオンラインセミナーは、通信環境や操作トラブルが発生しやすい点は注意が必要です。 事前に接続テストを行い、安定した回線を準備しましょう。加えて、参加者への案内や当日のサポート体制を整えておけば、不安を最小限に抑えられます。
無料のセミナー予約システムはある?
無料で使えるセミナー予約システムはあります。フリープランや無料トライアルを提供するサービスを活用すれば、コストを抑えつつ運営の効率化を体験できます。
たとえば、
- フリープランで基本的な予約受付や顧客管理を利用できるシステム
- 有料プランと同等の機能を一定期間試せる無料トライアル
といった形で提供されていることが多いです。まずは小規模セミナーや短期イベントで、機能性や使いやすさを試してみるとよいでしょう。
フリープランや無料トライアルは機能に制限がありますが、実際に使ってみて、自社に合うかどうかを判断する目安として最適です。
セミナー予約システムで使える主な機能
セミナー予約システムには、運営を効率化するための便利な機能がそろっています。ここでは代表的な機能を以下の6つにわけてご紹介します。
- 予約受付
- スケジュール調整
- Zoom連携
- 支払い・決済
- LINE連携
- 顧客管理
1. 予約受付
予約受付は、セミナー運営の出発点となる重要な機能です。メールや電話で対応していると、確認漏れや重複登録といったミスが発生しがちです。しかし、予約システムを導入すれば、こうしたトラブルを未然に防げます。
たとえば、フォーム入力を自動でデータベース化する仕組みを利用することで、担当者の作業負担やヒューマンエラーの削減にもつながります。さらに、参加者にとっても「いつでも簡単に申し込める」という利便性が高まり、集客数の増加が期待できるでしょう。
2. スケジュール調整
セミナーのスケジュール調整は、もっとも手間がかかる作業のひとつといえます。複数人の予定を合わせる必要があり、担当者に大きな負担がかかりやすいです。ただし、予約システムを導入すれば、参加者自身が希望する日時を選べる仕組みが整います。
たとえば、
- 複数の日程を自動表示する
- 講師や会場の空き状況をリアルタイムで反映する
これらの機能を活用することで、日程調整のメールや電話でのやり取りが大幅に減ります。担当者は余った時間を参加者への案内やフォローに回せるため、運営の質が自然と高まるでしょう。
3. Zoom連携
オンラインセミナーを実施する場合、ZoomのようなWeb会議ツールとの連携は欠かせません。予約システムから直接ZoomのURLを自動発行・送信できるため、主催者の手間を大きく減らせます。
たとえば、参加者は「予約完了メール内のリンクをクリックするだけ」で迷わずセミナーに参加することが可能です。主催者にとってもURLの送り忘れや重複送信といったトラブルを防げます。
オンラインの需要が高まっている今、Zoom連携は円滑なセミナー運営のための必須機能といえるでしょう。
4. 支払い・決済
セミナー運営で避けられないのが参加費の徴収です。従来は銀行振込や当日の現金払いが中心でした。しかし、近年では予約システムと決済を連携させれば、事前にオンラインで支払い手続きが完了します。
たとえば、
- クレジットカードやコンビニ払いに対応する
- 入金状況を自動で反映する
このような仕組みによって、未入金や当日精算のトラブルを防ぎ、スムーズな運営が可能になります。参加者にとっても「申し込みと同時に支払い完了」という安心感が得られるのは大きなメリットといえるでしょう。
5. LINE連携
LINE公式アカウントと予約システムを連携させれば、『通知を忘れていた…』といった心配がなくなり、参加者への案内やフォローを自動化できます。
LINEは他のSNSと比べて、開封率が非常に高いのが特徴です。自社の調査では、約6割の人がLINEのメッセージを「ほぼすべて」、約2割が「80%程度」確認しているという結果が出ています。
そのため、セミナーに関する重要な案内を高い確率でユーザーに届けやすいのが強みです。
たとえば、
- 予約完了メッセージを即時送信
- 開催前日にリマインド通知
- 終了後にアンケートや次回案内を配信
このようにLINE連携を行えば、参加者がメールを開かずに忘れてしまう心配を減らし、運営側の工数も削減できます。普段から利用されているツールだからこそ、参加者との距離を縮められる点が魅力といえるでしょう。
6. 顧客管理
セミナー運営では、参加者の情報をしっかり管理できるかどうかが、その後のフォローや次回集客に直結します。予約システムを使えば参加者のデータを自動で一元化し、そこから多彩な活用が可能です。
たとえば、
- 過去の参加履歴をもとに、次回の案内を送信する
- アンケート結果を蓄積し、改善点を分析する
- 参加者の流入経路を把握し、プロモーション戦略に反映する
このように顧客管理を効率化すれば、参加者ごとに最適な情報配信がしやすくなり、リピート率や満足度向上にもつながります。
セミナー予約システムの選び方5つ
セミナー予約システムを選ぶ際に大切なポイントを、以下の5つにわけて解説します。
- 料金体系(無料/有料)
- 操作性とUI
- 外部ツールとの連携性
- サポート体制
- 機能の拡張性とカスタマイズ性
1. 料金体系(無料/有料)
セミナー予約システムを選ぶときに、最初に確認すべきは料金体系です。費用をかけずに試せるフリープランや無料トライアルは、小規模イベントや短期の利用にも最適です。
一方、有料プランでは決済や顧客管理といった便利な機能などがあり、当日対応や事務作業を減らして運営を効率化できます。
また、料金は従量課金制か月額固定かによっても変動します。開催が不定期なら従量課金制のほうが無駄なコストを抑えられ、利用頻度が高い場合は月額固定のほうが安定しやすいでしょう。
まずはフリープランで使いやすさを確かめ、必要に応じて有料プランへ移行するのがおすすめです。
2. 操作性とUI
セミナー予約システムを選ぶうえで、操作性やUI(ユーザーインターフェース)の分かりやすさも大きなポイントです。UIが複雑だと入力ミスや離脱が増え、申し込み数が伸びません。
とくに確認すべき点は以下のとおりです。
- フォームの入力が直感的であるか
- スマホ・タブレットでも崩れないデザインか
- 主催者側がリアルタイムで状況を把握しやすいか
UIが整っていれば、参加者も安心してセミナーを申し込みやすく、主催者も入力や集計の手間を減らせるので管理がスムーズです。
3. 外部ツールとの連携性
セミナー運営を効率化するには、外部ツールとの連携が欠かせません。スケジュール管理や配信ツール・決済システムなどに接続すれば、準備から当日運営までを自動化できます。
たとえば、以下のような連携が可能です。
- Zoomと連携 → 予約完了時に自動で参加URLを発行する
- 決済サービスと連携 → 参加費の支払いから入金確認まで自動処理を行う
- LINEやメールと連携 → リマインド通知や事前アンケートを送信する
このように、外部ツールをうまく活用すれば、主催者の負担を大幅に減らせます。参加者にとっても、申し込みからセミナー参加までの流れがスムーズになり、安心できる点が大きなメリットです。
4. サポート体制
長く予約システムを活用するためには、便利な機能だけでなく充実したサポートがあるかどうかも重要です。仮にセミナーの直前にトラブルが発生したときでも、すぐ解決できる体制が整っているかを事前に確認しましょう。
具体的なチェックポイントは以下のとおりです。
- チャットや電話で即時対応してもらえるか
- 導入マニュアルやFAQが充実しているか
- セキュリティやシステム障害時のサポートがあるか
こうしたサポートが備わっていれば、連絡の未達や決済処理の不具合といった、万一のトラブル時にも落ち着いて対応できるでしょう。
5. 機能の拡張性とカスタマイズ性
セミナー予約システムを選ぶ際には、将来の規模拡大に備えた機能の拡張性とカスタマイズ性があるかどうかが大切です。これらが不足していると、使い勝手が制限されて長く利用するのが難しくなります。
そこで、次のような拡張や調整が可能なシステムを選ぶと安心できます。
- 顧客データを細かく分類し、配信内容を最適化する
- アンケートを自動収集し、次回の改善に活用する
- 参加者の流入経路を分析し、マーケティング施策に反映する
柔軟性の高いシステムであれば、会社の成長やニーズの変化にも対応しやすく、長期的なパートナーとなるでしょう。
【無料あり】セミナー予約システムおすすめ5選
セミナー予約システムは、申込受付や日程調整などを自動化できる便利なツールです。ここでは無料で使えるものも含めて、運営の効率化につながるおすすめのシステム5選をご紹介します。
- Lステップ(エルステップ)
- AirRESERVE(エアリザーブ)
- RESERVA(レゼルバ)
- SELECTTYPE(セレクトタイプ)
- STORES(ストアーズ)予約
Lステップ
『Lステップ』は、LINE公式アカウントの機能を拡張できるMA(マーケティング・オートメーション)ツールです。予約から顧客管理・マーケティングまでをLINE上でワンストップで完結することが可能です。
フリープランで利用可能な「イベント予約」機能を備えており、セミナーの運用コストを抑えながら予約管理を始められます。
- 予約の申し込みや変更・キャンセル受付がLINEで完結する
- イベントごとに顧客情報を自動で取得できる
- 無料で最大150件の予約枠が作れる
Lステップを使えば、名前や住所をはじめ「A商品に興味がある」といった顧客情報も自動で取得できます。これらの情報を活用し、セミナー終了後におすすめ商品の訴求や関連情報の送信といった、フォローアップに活かせる点が強みです。
LINEを活用してセミナー運営を効率化したい店舗やスクールにとって、Lステップは最適な予約システムといえるでしょう。
月額費用 |
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主な機能 |
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URL | https://linestep.jp/lp/01 |
AirRESERVE(エアリザーブ)
『AirRESERVE』は、株式会社リクルートが提供する予約管理システムです。オンライン決済機能を標準搭載しており、決済手数料は3.24%と業界最安水準です。クレジットカードを事前登録してもらえば、参加者は当日の支払いをスムーズに済ませられます。
- スマホから予約・確認・キャンセルが行える
- 独自のビジネスツールと連携して顧客情報を一元管理できる
- 決済手数料が3.24%と安い
さらに、キャンセル料を自動で請求できるため、無断キャンセルの防止にも効果的です。キャンセル対応やコスト削減が課題の会社にとって、最適な選択肢といえるでしょう。
月額費用 |
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主な機能 |
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URL | https://airregi.jp/reserve |
RESERVA(レゼルバ)
『RESERVA(レゼルバ)』は、多機能かつ大規模対応が可能な予約管理システムです。予約数が最大4,000件の有料プランもあり、就活セミナーや企業説明会のように参加者が集中するイベントでも安心して利用できます。
- 最大4,000件の予約受付に対応している
- 団体予約や抽選制予約など多彩な予約形式から選べる
- 複数店舗の予約・売上情報を一括管理できる
さらに、複数料金設定やセルフチェックインなど、柔軟な運用を支える機能もそろっています。大規模なセミナー運営を行う企業にとって、利便性の高いセミナー予約システムです。
月額費用 |
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主な機能 |
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URL | https://reserva.be |
SELECTTYPE(セレクトタイプ)
『SELECTTYPE(セレクトタイプ)』は、予約システムに加えて会員管理やサブスク機能を備えた多機能型のサービスです。
予約フォーム上で会員登録を開始設定すれば、Web会員システムを簡単に構築できます。登録後は名前や住所などの基本情報が自動入力されるため、参加者は次からの予約作業が簡単です。
- 簡単な設定で会員システムを作れる
- Web会員の登録後は基本情報が自動入力される
- メンバープラン機能により会員をランク分けできる
さらに「メンバープラン機能」を使えば、会員をランクごとに分類し、月ごとの予約回数を制限することも可能です。定期利用の管理を効率化でき、リピーター施策やサブスク運営の基盤として活用しやすいセミナー予約システムです。
月額費用 |
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主な機能 |
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URL | https://select-type.com |
STORES(ストアーズ)予約
『STORES予約』は、定期開催のセミナーや講座に対応する予約管理システムです。とくに「月額課金機能」が強みで、有料セミナーや定期講座の参加費を自動で回収できるため、請求や入金確認の手間を減らせます。
- 月額課金機能でセミナー参加費や講座料を自動回収できる
- 外部サイトとの連携が充実している
- オンライン回数券を使える
月額課金の仕組みにより、会員制スクールでは「月4回まで」「週2回まで」などの制限を設けられるほか、複数の月謝プランを作成して柔軟な運営が行えます。
また、大手予約ポータルサイトやスタッフシフトとの連携が可能です。そのため、予約受付から日々の運営までをまとめて管理しやすいのが魅力。定期的にセミナーを開催する主催者にとって、決済を効率化できる心強い予約システムです。
月額費用 |
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主な機能 |
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URL | https://stores.fun/reserve |
セミナー予約システムを導入するメリット3つ
セミナー予約システムを導入するメリットは、以下の3つです。
- 予約受付の自動化で業務の負担が減る
- セミナー参加率が上がる
- 顧客データを管理して集客に活かせる
予約受付の自動化で業務の負担が減る
予約システムを導入すれば、申し込みやキャンセル対応など多くの業務を自動化でき、担当者の負担の軽減につながります。
たとえば、以下のような設定が可能です。
- 複数の日程を自動表示
- キャンセル処理をシステムが自動対応
- 受付完了やキャンセル通知を自動送信
こうした自動化の仕組みによって、参加者とのメールや電話でのやり取りを大きく減らせます。その分、スタッフはセミナーの準備や参加者のフォローなど、本来注力すべき業務に時間を割けるのがメリットです。
セミナー参加率が上がる
予約システムを使うと、リマインド通知を自動送信できるため、参加率の向上につながります。人は忙しい日常の中で予定を忘れがちですが、前日や当日の通知があれば参加を思い出しやすくなります。
たとえば、次のようなリマインドが可能です。
- 開催3日前→「セミナー開催が近づいています。詳細はこちら」
- 開催前日 →「明日のセミナーは〇時からです」
- 当日朝 →「本日開催です。会場はこちら」
さらに、LINEやその他のSNSなど、参加者が普段使うツールで通知できるため、開封率も高まりやすいです。結果として、セミナーの欠席者を減らし、より多くの人を集められます。
顧客データを管理して集客に活かせる
予約システムでは、参加者の名前や連絡先だけでなく、参加履歴やアンケート結果も自動で記録できるケースが一般的です。これにより、参加者の過去の行動を把握し、関心に応じた案内を送れます。
顧客データの活用例は、以下のとおりです。
- 初心者向けセミナーの参加者→「次のステップ講座」を案内
- 自社製品に興味を示した人 →体験会や説明会へ招待
たとえば、LINE公式アカウントの機能を拡張できる「Lステップ」のイベント予約を使えば、参加者に「参加済み」「未参加」などのタグを自動で付与することが可能です。取得したタグを使って、関心ジャンルや申し込み回数に応じてセグメント配信(条件を絞った配信)を行えば、より響くメッセージを届けられます。
このように、データを活用したフォローアップを習慣化すれば、次回以降のリピートや顧客ロイヤルティの強化にもつながるでしょう。
予約システム導入の5ステップ
セミナーやイベントを効率的に運営するには、予約システムの導入を計画的に進めることが大切です。ここでは、導入から運用開始までの流れを、以下の5つのステップに分けて解説します。
- 目的と運用イメージの明確化
- ツールを比較・選定
- アカウント登録&初期設定
- テスト&社内確認
- 公開&運用スタート
順序を押さえて進めれば、スムーズに導入を完了できます。
目的と運用イメージの明確化
まずは「なぜ予約システムを導入するのか」を明確にしましょう。目的が曖昧なままだと必要な機能が不足したり、不要な機能にコストがかかったりするリスクがあります。
運用目的の例をあげると、
- 予約業務の効率化
- 顧客データの蓄積と活用
- 決済やリマインド通知までの一元化
このような観点を整理しておけば、「顧客データを活用したいから、MA(マーケティング・オートメーション)機能が充実した予約システムを選ぶ」といった判断がしやすいです。目的に適した予約システムを選べば、社内運用もスムーズに進みます。
ツールを比較・選定
セミナーの運用目的が定まったら、それに沿った予約システムを比較・選定します。料金体系や機能・外部ツールとの連携・UIの操作性などを多角的に確認することが大切です。
選定条件の中でもとくに重要な機能においては、以下のポイントをチェックしましょう。
- 予約枠の上限数
- キャンセル受付
- 自動リマインド
- 顧客情報の取得
- 分析
無料で使える機能をはじめ、有料オプションやアップグレードプランも確認したうえで、自社の規模や予算に最適な予約システムを選びましょう。
アカウント登録&初期設定
セミナー予約システムの導入を決めたら、まずアカウントを作成し、ユーザーIDやパスワード登録などの初期設定を行いましょう。多くのシステムは、フォーム作成や予約枠の設定を直感的に扱えるよう設計されています。
フォーム作成時には、
- 予約可能な日時や定員数の登録
- セミナー内容や講師情報
- 自動返信メールやリマインド通知の文面作成
といった項目を正確に用意しておくことがポイントです。初期段階でていねいに準備すれば、公開後の修正やトラブルを防ぎ、セミナー運営を効率よく進められます。
テスト&社内確認
セミナー予約システムを公開する前には、必ずテストを行い社内で確認しましょう。キャンセル処理や自動返信メールが正しく動作するか、実際に申し込みを行って検証します。
テストケースの例は以下のとおりです。
- 予約フォームからの申し込みが正しく反映されるか
- キャンセル手続きがシステム上で完了するか
- 自動返信メールやリマインド通知が正しく届くか
さらに、運営メンバー全員が操作手順を理解しているかを確認し、マニュアル化して共有しておくことも大切です。準備段階で検証を済ませておけば、当日の対応に追われず、参加者のフォローやセミナーの進行に集中できます。
公開&運用スタート
テストと社内確認を終えたら、いよいよセミナー予約システムを公開して運用を始めます。公開直後はアクセス集中や操作ミスが起こりやすいため、事前確認の徹底が重要です。
公開時に確認しておきたいポイントは、以下を参考にしてください。
- 予約ページのURLを公式サイトやSNSで告知できているか
- 案内メールやリマインド配信が自動で稼働しているか
- 問い合わせ窓口が明示されているか
- 当日の運営スタッフがシステム操作に慣れているか
また、問題が起きたときの対応フローもマニュアル化しておくと、緊急時も落ち着いて行動できます。公開後は参加者のフィードバックや利用状況を定期的に確認し、必要に応じて改善を重ねましょう。
セミナー予約システム活用事例【Lステップ】
最後に、セミナー予約システムの活用事例をご紹介します。
女性向けコミュニティ「ララ・コンシェルジュ」を運営する代表の長橋さんは、Lステップを導入し、イベントやセミナーの予約管理を効率化しました。
導入前は一つずつ手作業で行っていたため、参加者への案内やキャンセル対応・入会前後のやり取りなど、大きな負担になっていたそうです。
Lステップの導入により、LINE公式アカウントのリッチメニューに「イベント参加」や「開催セミナー」などのボタンを設置。入会後には自動的に閲覧できるよう設定し、会員は必要な情報にアクセスしやすくなりました。
さらに、LINE上でそのままセミナーを予約でき、顧客情報はLステップに自動的に保存されます。
- リッチメニューにイベント参加・セミナー予約ボタンの設置(入会後に閲覧可能)
- 予約フォームからの申し込み〜キャンセルまでを自動化
- リマインド通知をLINEで自動送信
- 会員属性や参加履歴をタグ付けで管理
- 入会前後の案内も自動配信化
「ララ・コンシェルジュ」では、Lステップ導入後に業務工数を約80%削減することに成功しました。会員数も導入前の33名から125名へと増加し、わずか1年5カ月で92名の新規会員を獲得。以前は一人ずつ案内していた作業も「LINEでこちらをご確認ください」と伝えるだけで済むようになり、運営負担が大幅に軽減された事例です。
まとめ
セミナー運営の効率化には、受付やキャンセル対応・フォローまでを一元管理できる予約システムが欠かせません。マーケティング施策の最適化につながり、参加者満足度も高まります。目的や規模に合わせて最適なツールを選び、成果につながるセミナー運営を実現しましょう。