物販やインストラクターなど、個人で仕事をしている人の中には、LINE公式アカウントに興味を持たれている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、LINE公式アカウントを個人で使うメリットや運用にかかるコスト、アカウントの作り方をまとめて紹介します。
目次
LINE公式アカウントは個人でも使える
ビジネス用のLINEアカウントですが、法人向けのサービスではないので、個人でもアカウントを開設できます。
ただし、出会い系やネットワークビジネスなど、LINE公式アカウントガイドラインに違反する業種・業態は利用できません。
仮にアカウントの開設ができたとしても、ガイドラインに反する情報発信をしていたら、強制的に利用停止になってしまいます。
LINEアプリのデータをLINE公式アカウントに移行できる?
LINEアプリですでに複数の顧客と繋がっている方の中には、LINEアプリのデータをLINE公式アカウントに移行させたいと思うかもしれません。
残念ながら、LINEアプリのデータをLINE公式アカウントに移行することはできません。
新規でLINE公式アカウントを開設して、そのアカウントに別途友だち追加してもらう必要があります。
LINE公式アカウントを個人で使うメリット6つ
LINE公式アカウントを個人で使うメリットを紹介します。
1.LINEは気軽に登録してもらえる
企業や店舗に会員登録する際は、メールアドレスに氏名、住所、電話番号など、あらゆる個人情報の提供が必要なケースがほとんどです。
一方LINEはQRコードを読み込むだけなので、個人情報の提供は最小限で済む上、単純に登録作業がラクです。
LINEの方が登録時の心理的なハードルが低いため、リストが集まりやすいことがメリットに挙げられます。
2.メルマガより大幅に開封率が高い
メルマガの開封率は3〜10%程度と言われているのに対し、LINEは約60%。その差は6〜20倍にもなります。※自社調べ
100人にメッセージを配信したら、メルマガの場合はよくて10人程度の閲覧ですが、LINEなら60人程度が閲覧する計算です。
LINEで情報発信した方が効率的なのは言うまでもありません。
ちなみになぜそんなにも差が出るのかというと、メールは以下のような理由により、そもそも配信に気付かれない可能性があるからです。
- 他のメールに埋もれてしまった
- 登録時にアドレスの入力間違いがあった
- サブアドレスを登録された
- 迷惑メールフォルダに分類されてしまった
- そもそもメールはほぼ確認していない
一方LINEはブロックされていない限り到達率は100%なので、開封率も高いわけです。
3.メルマガよりタイムリーな情報発信がしやすい
LINEはメルマガよりタイムリーな情報発信にも適しています。なぜならLINEは、メッセージ配信から開封までの時間が早いからです。
例えばメールは、受信から開封までに平均約5時間かかると言われますが、LINEは10分以内の開封が多いとされています。※自社調べ
なので例えば、雨の日限定の割引情報を発信したり、帰宅時間を見計らってタイムセールの情報を発信したり、タイムリーな情報発信もしやすいわけです。
4.LINE公式アカウントならではのメッセージ機能が使える
LINE公式アカウントには以下のような、LINEアプリにはないメッセージ機能があります。
- 一斉配信
- セグメント配信
- ステップ配信
- 自動応答メッセージ
- リッチメッセージ
わかりやすいところで言うと、一斉配信は文字通り、あるメッセージを友だち全員にまとめて配信できる機能です。
新商品・サービスの紹介やイベント情報など、友だち全員に告知したい内容がある時に、非常に便利な配信機能です。
また、ステップ配信や自動応答メッセージを使えば、一部配信の自動化もできます。
タスクが多い個人事業主にとって、配信の時短・自動化は大きな魅力になるでしょう。
5.リッチメニューやクーポンなどの便利機能も使える
LINE公式アカウントには前述したメッセージ機能の他にも、さまざまな便利機能があります。
■その1つが、リッチメニューです。リッチメニューとは、トーク画面下部に表示される固定メニューのことです。
上記イメージの他、よくある質問を設置したり、外部サイトに誘導するリンクを設置したり、デザインを変えたり、自由にカスタマイズ可能です。
■また、以下のようなクーポンをLINEで発行・配信することもできます。
リアル店舗で使えるクーポン以外に、ネットショップで使えるクーポンコードの発行もできるので、ほぼすべての業種で活用できます。
6.固定費ゼロで運用もできる
LINE公式アカウントはさまざまな便利機能が使えるにも関わらず、無料でアカウント開設が可能です。
アカウントには「未認証アカウント」と「認証済アカウント※」の2つありますが、どちらも無料で開設できます。
※認証済アカウントとは、LINEヤフー社の審査に通過したアカウントのこと。
詳しくは次で説明しますが、コミュニケーションプランを選べば月々のランニングコストもかからないので、固定費ゼロの運用も可能です。
これだけのツールをコストゼロで運用できるのは、非常に大きなメリットと言えます。
LINE公式アカウントの料金プラン
LINE公式アカウントの料金プランは以下の通りです。
無料プランと有料プランは、使える機能に差はありません。
料金プランの選び方は以下で解説していますので、参考にしてみてください。
LINE公式アカウントの作り方
次に、LINE公式アカウントの開設方法を紹介します。
PC版
まずはじめに、LINE公式アカウントの公式サイトを開きます。
①画面右上にある「アカウントの開設」をクリックします。
②画面左下に表示される「LINE公式アカウントをはじめる」をクリックします。
③「LINEアカウントでログイン」または「ビジネスアカウントでログイン」をクリックします。
※LINE公式アカウントにログインできない時の対処法はこちら
④アカウント作成ページに遷移するので、必要事項を入力します。※アカウント名は後から変更可能なので、仮でも大丈夫です。
⑤入力後に確認ボタンを押すと、アカウントの作成が完了します。
ベーシックIDがご自身のLINE公式アカウントのIDで、友だち検索する際に使うIDです。
友だち検索する際は、@から入力する必要がありますので、忘れないようご注意ください。
■なお、QRコードの確認や発行は、LINE公式アカウントの管理画面にログイン>ホーム>「友だち追加ガイド」>「友だち追加QRコードを作成」から可能です。
スマホアプリ版
LINE公式アカウントは、スマホアプリからの開設・操作も可能です。
■アプリでの操作を希望される方は、まずはアプリのダウンロードを行いましょう。
■アプリをダウンロードしたら開き、LINEアプリを使っている方は、LINEアプリで登録・ログイン>許可するの順で進みます。
LINEアプリを利用していない方は、メールアドレスで登録・ログインから進みます。
■PC版で作成したアカウントをスマホアプリで開きたい場合は、PC版で入力したメールアドレスを入力してログインします。
次に、確認をタップすると、自動的にLINEアプリを連動して、登録が完了します。
■LINE公式アカウントの友だちに、自分のLINEアカウントが反映されるので、自分のアカウントを相手にテストでいろいろ配信してみるといいでしょう。
■なお、作成したアカウントのQRコードは、友だちを増やす>QRコードから確認できます。
LINE公式アカウントを開設するならLステップもおすすめ
LINE公式アカウントを個人で利用される方に併せて知っていただきたいツールが、今話題の「Lステップ」です。
Lステップとは、LINE公式アカウント専用のマーケティングツールです。
一見便利な機能に溢れているLINE公式アカウントですが、意外とできないことも多いのが現状です。
ほんの一例を挙げると、LINE公式アカウントでは、友だち追加してもらうだけでは当該友だちと1:1の直接チャットはできません。
友だちから先に、メッセージやスタンプを送ってもらうなど何かしらアクションをしてもらえなければ、チャットができない仕様になっているからです。
一方Lステップを導入していると、友だち追加してもらった時点で直接のやりとりが可能です。
来店直後にお礼のメッセージを送ったり、次回使えるクーポンを送ったり、自分のタイミングでフォローできるわけです。
Lステップとはこのように、LINE公式アカウントではできないことを可能にするツールです。
またLステップは、初心者の方でもしっかり使いこなして成果が出せるよう、ご契約者様向けのサポートや特典を充実させています。
- Lステップ認定サポーターによる「スポットコンサル」が無料
- Lステップの操作方法がわかる「活用セミナー」何回でも無料で参加可能
- 最新のマーケティングセミナーや事例紹介セミナーなども無料で参加可能
- リッチメニューで使える画像を1000種類以上プレゼント
LINE公式アカウント運用には「Lステップ」がおすすめ
今回は、LINE公式アカウントを個人で使うメリットや運用にかかるコスト、アカウントの作り方を紹介しました。
繰り返しになりますが、LINE公式アカウントの運用には「Lステップ」を組み合わせるのがおすすめです。