
LINE公式アカウントを始めたものの、友だち数が伸びず、悩まれている方は少なくありません。そこで今回は、LINE公式アカウントの友だちを増やすコツを解説します。
LINE公式アカウントの友だちとは?
LINE公式アカウントに追加してくれたユーザーを「友だち」と言います。
LINE公式アカウントからのメッセージ配信は、友だちになってくれたユーザーのみが対象になるため、友だちが増えなければ情報発信はできません。
つまり、LINEでユーザーとコミュニケーションを取るためには、まずは友だちを増やす必要があるのです。
LINE公式アカウントの友だちを増やすコツ9選
さっそく、LINE公式アカウントの友だちを増やすコツを紹介します。
友だち限定の魅力的な特典を用意する
友だち追加したくなるオファー、つまり友だち追加によって得られる”魅力的な特典”を用意しましょう。
LINE追加の作業自体はQRコードを読み込むだけなので、ほんの一瞬でできることですが、ユーザーには心理的なハードルがあります。


自分が好きで日頃から情報をチェックするブランドのような存在でなければ、オファーによるメリットがないと心理的なハードルを超えられず、友だち追加してもらえません。
また、友だち追加時に特典をプレゼントする施策は多くの企業が採用しているため、それ自体に特別感はなく、中途半端な特典ではなかなか響かないのが現状です。
fa-arrow-circle-right「友だち追加しないともったいない」と思われるようなオファーを考えてみましょう。
友だち追加を条件に使う
友だち追加を条件に使うとは、以下のようなイメージです。
- 友だち追加したら、キャンペーンに応募できる
- 友だち追加したら、セミナーに参加できる
- 友だち追加したら、限定の情報が得られる
クローズドな企画や情報提供は、友だち追加を誘導しやすくておすすめです。
店内POPや販促物にLINEのQRコードを設置する
店舗がある事業者であれば、店内POPやポスター、チラシなどにLINEのQRコードを設置して、LINE公式アカウントの存在を知らせるのも有効です。
ただ、単に「友だち追加してね!」といったコメントの横に、QRコードを設置するだけだと、友だちになる必要性を感じられません。
- 友だち追加時に特典がもらえる
- LINEで営業日がわかる
- 新作の情報がいち早く受け取れる
など、友だち追加することによって得られるメリットや利便性の記載をおすすめします。
参考例)SUZU CAFE
店舗でスタッフが直接声かけをして友だち追加を促す
店舗で直接声かけをして、友だち追加を促すのも効果的です。
オファーを用意して店内POPやポスターを貼り出しても、きちんと見てない人はたくさんいるからです。
飲食店ではLINE追加でドリンク1杯無料クーポンを用意して、オーダーを取る際にLINE追加を促しているところはよく見かけます。
またスポーツジムやスクールでは、入会特典を用意して、入会案内の時に友だち追加を促すケースが多いです。
上記のように、自然な流れで訴求できるクーポンや特典を用意した上で声かけをすると、スムーズに友だち数を増やせるでしょう。
LINEショップカードを活用する
カフェや美容院、ネイルサロンのような業態では、LINEショップカードの活用がおすすめです。
LINEショップカードとは、LINEで発行・管理ができるポイントカードのことです。
LINEで来店ポイントが貯められて、ポイントに応じた特典がもらえるのであれば、友だち追加するメリットは十分感じられるでしょう。
ショップカードがあるとお会計の際に、自然とLINE追加に誘導しやすいのも魅力です。
ホームページやSNSにLINE追加の導線を設置する
ホームページやTwitter、InstagramなどのSNSに、LINE追加の導線を設置するのもおすすめです。
ホームページやSNS経由で、LINEの友だち数を増やしている事例はたくさんあります。
店内POPや販促物にQRコードを設置して誘導する場合と同じく、友だち追加することで得られるメリットや利便性を訴求するのがポイントです。
LINE VOOMを活用する
LINE VOOM(ラインブーム)とは、前はタイムラインと呼ばれていた機能で、ショート動画などが楽しめるプラットフォームです。
LINE VOOMの活用をおすすめする理由は、以下の通りです。
- ショート動画以外、クーポンやショップカードなどの投稿もできる
- 無料で何度でも投稿できる
- 友だち以外の目に触れる可能性もある
- シェア機能があるので拡散性がある
LINE VOOMはおすすめが表示されたり検索ができたり、フォローしているアカウント以外の投稿も見れるため、お得な情報や限定イベントの案内など、ニーズのある発信を続けていれば、徐々に友だちは増えるでしょう。
LINEプロモーションスタンプを使う
LINEプロモーションスタンプとは、簡単にいうとLINEスタンプを使った広告です。
いくつか活用法やプランはありますが、わかりやすい例は、友だち追加のインセンティブとして、LINEスタンプを無料でプレゼントするやり方です。
LINEクリエイターがスタンプの制作代行もしているので、スタンプや自社キャラクターを持っていなくても利用できます。※プレミアムアカウント、もしくは認証済アカウントが対象となります。
友だち追加広告を使う
友だち追加広告とは文字通り、友だち追加を目的とした広告です。
エリアや年代、性別、興味関心などで広告を表示するターゲットを絞り込み、LINEトークやLINE NEWSの中に広告を表示することができます。
※引用:LINE fot Business「友だち追加広告・LINE広告(友だち追加)」
一気に友だち数を増やしたい場合におすすめの方法です。
なお友だち追加広告は、未認証アカウントおよびLINE社認定セールスパートナーが開設・管理しているアカウントは提供対象外です。
現在未認証アカウントで、友だち追加広告に興味がある方は、認証済アカウントに申請しましょう。
LINE公式アカウントの友だちが増えるメリット
LINE公式アカウントの友だちが増えるメリットを解説します。
より多くの人に情報発信ができるようになる
友だちが増えることで、単純にメッセージ配信の対象者が増えます。
新商品やキャンペーンの案内、イベント告知をするにも、対象者が多ければ多いほど反響が期待できるのは言うまでもありません。
またLINEは、10分以内に開封される場合が多いとされるほど開封スピードが早いので、 当日限定のタイムリーな情報発信がしやすくなるのもメリットと言えます。
絞り込み配信ができるようになる
LINE公式アカウントには、年代や性別などでユーザーの属性を絞り込み、対象者にだけメッセージ配信を行う「絞り込み配信」機能があります。
絞り込み配信は、ターゲットリーチ数※が100人を超えると使えるので、友だちが増えると配信のバリエーションを増やすことも可能です。
※ターゲットリーチ数とは、年代や性別などの属性がわかっていて、ブロックしていない友だちの合計数。
分析できるようになる
LINE公式アカウントには分析機能があり、友だちの年齢や性別、居住地域といった属性情報や、友だち追加した経路の特定、ショップカードの利用状況などが確認できます。
ただ、あまり少ない母数で分析しても信頼度は低いですし、一定数以上友だちがいければ確認できないデータもあります。
友だちが増えれば自社アカウントを正しく分析できるため、新たな施策を実施するためのヒントが得られる期待があります。
LINEは友だち追加してもらった後が大切
友だち追加してくれる人が増えても、入口のキャンペーンやクーポンだけ利用して、すぐにブロックされてしまうようでは意味がありません。
ブロック率を抑え、友だち数を底上げしていくためには、長期的に友だちでいてもらうための施策が必要です。
友だち追加直後の「あいさつメッセージ」を活用し、今後どのような配信があるかを伝えて期待値を上げて、定期的に配信を行いましょう。
その他、絞り込み配信を活用するなどして、ユーザーの属性に合った配信を心がけるのも非常に重要です。
また、One to Oneマーケティングを強化したい方には、LINE公式アカウントに紐づけて使うマーケティングツール「Lステップ」の導入もおすすめです。
Lステップを導入すると細かな絞り込み配信設定ができるなど、LINE公式アカウントよりはるかにきめ細やかな対応が可能になります。
まとめ
今回は、LINE公式アカウントの友だちを増やすコツを解説しました。
友だち追加を誘導する導線は、Webやリアルにいくらでもあるので、まずは友だち追加したくなるようなオファーを検討されることをおすすめします。