LINE公式アカウントを始めたものの、友だち数が伸びず、悩まれている方は少なくありません。
- LINE登録者数を増やしたい!
- LINEに登録してもらう方法は?
そんな悩みを持つ方に向けて、LINE公式アカウントの友だちを増やすコツやメリットを解説します。
LINEの友だち数を増やし、業務に役立てていきましょう。
目次
LINE公式アカウントの友だちとは?
LINE公式アカウントに追加してくれたユーザーを「友だち」と言います。
LINE公式アカウントからのメッセージ配信は、友だちになってくれたユーザーのみが対象になります。なので、友だちが増えなければ情報発信はできません。
つまり、LINEでユーザーとコミュニケーションを取るためには、まずは友だちを増やす必要があるのです。
また、友だち追加してくれても、自分に必要なLINE公式アカウントだと思われなければブロックされる可能性があります。
そのため、ブロックされないよう工夫したり、定期的に友だちを増やしたりしないと、友だち数は減少していってしまうでしょう。
LINE公式アカウントの友だち確認方法
LINE公式アカウントの友だちを確認する方法は、下記の通りです。
- 友だちがチャットで反応(メッセージやスタンプ送信など)した場合
- Messaging APIやLステップ(※)などの拡張ツールを利用している場合
※Messaging APIやLステップは、LINE公式アカウントの基本機能を拡張できるツール。Lステップについての詳細は後述します。
<確認方法>
友だち数の確認は、「分析」>「友だち」から確認可能です。
友だち情報は、「友だち」>「チャット」
「連絡先アイコン」から確認できます。
- アイコン
- 名前(LINEアカウント表示名)
- タグ
- ユーザーのタイプ
- 前回のチャット日
- チャットの内容
LINE公式アカウントの友だちを増やすコツ10選
それでは、LINE公式アカウントの友だちを増やすコツを紹介します。
1. 友だち限定の魅力的な特典(オファー)を用意する
友だち追加したくなるオファー、つまり友だち追加によって得られる”魅力的な特典”を用意しましょう。
LINE追加の作業自体はQRコードを読み込むだけなので、ほんの一瞬でできることですが、ユーザーには心理的なハードルがあります
- 登録する意味あるの..?
- 企業のラインに登録したら、たくさん連絡がきそう...
- 個人情報の流出が心配...
日頃から情報をチェックするお気に入りのブランドでもない限り、オファーによるメリットがなければ心理的なハードルを超えられず、友だち追加してもらえません。
友だち追加時に特典をプレゼントする施策は多くの企業が採用しています。そのため「特典がある」ということ自体に特別感はなく、中途半端な特典ではなかなか響かないのが現状です。
そこで「友だち追加しないともったいない」と思われるようなオファーを考えてみましょう。
また、最初の特典だけでは途中でブロックされる可能性が高くなります。なので、継続的に有益な情報を配信したり、特典を紹介したりしてリピーターを増やしてみてください。
2. 友だち追加を条件に使う
LINE公式アカウントの友だち追加を条件にすると、追加のハードルが下がります。
友だち追加を条件に使うとは、以下のようなイメージです。
- 友だち追加したら、キャンペーンに応募できる
- 友だち追加したら、セミナーに参加できる
- 友だち追加したら、限定の情報を受け取れる
- 友だち追加したら、特典をもらう資格が得られる
クローズドな企画や情報提供は、友だち追加を誘導しやすくておすすめです。
3. 店内POPや販促物にLINEのQRコードを設置する
店舗がある事業者であれば、店内POPやポスター、チラシなどにLINEのQRコードを設置して、LINE公式アカウントの存在を知らせるのも有効です。
ただ、単に「友だち追加してね!」といったコメントの横にQRコードを設置するだけだと、友だちになる必要性を感じられません。
- 友だち追加時に特典がもらえる
- LINEで営業日がわかる
- 新作の情報がいち早く受け取れる
など、友だち追加することによって得られるメリットや利便性の記載をおすすめします。
参考例)SUZU CAFE
4. 店舗でスタッフが直接声かけをして友だち追加を促す
店舗で直接声かけをして、友だち追加を促すのも効果的です。
オファーを用意して店内POPやポスターを貼り出しても、きちんと見てない人はたくさんいるからです。
飲食店ではLINE追加でドリンク1杯無料クーポンを用意して、オーダーを取る際にLINE追加を促しているところはよく見かけます。
またスポーツジムやスクールでは、入会特典を用意して、入会案内の時に友だち追加を促すケースが多いです。
上記のように、自然な流れで訴求できるクーポンや特典を用意した上で声かけをすると、スムーズに友だち数を増やせるでしょう。
5. LINEショップカードを活用する
カフェや美容院、ネイルサロンのような業態では、LINEショップカードの活用がおすすめです。
LINEショップカードとは、LINEで発行・管理ができるポイントカードのことです。
LINEで来店ポイントが貯められて、ポイントに応じた特典がもらえるのであれば、友だち追加するメリットは十分感じられるでしょう。
また、ショップカードがあれば継続的にLINE登録してくれやすくなり、ブロック率が下がります。
ショップカードがあるとお会計の際に、自然とLINE追加に誘導しやすいのも魅力です。
6. ホームページやSNSにLINE追加の導線を設置する
ホームページやTwitter、InstagramなどのSNSに、LINE追加の導線を設置するのもおすすめです。
ホームページやSNS経由で、LINEの友だち数を増やしている事例はたくさんあります。
例えば、LINE登録すると「ブログの更新をお知らせできます」や「抽選でクーポン配信します」など、LINEの特徴や機能を利用してみてください。
店内POPや販促物にQRコードを設置して誘導する場合と同じく、友だち追加することで得られるメリットや利便性を訴求するのがポイントです。
7. LINE VOOMを活用する
LINE VOOM(ラインブーム)とは、ショート動画などが楽しめるプラットフォームです。
LINE VOOMの活用をおすすめする理由は、以下の通りです。
- ショート動画以外に、クーポンやショップカードなどの投稿もできる
- 無料で何度でも投稿できる
- 友だち以外の目に触れる可能性もある
- シェア機能があるので拡散性がある
LINE VOOMはおすすめが表示されたり検索ができたり、フォローしているアカウント以外の投稿も見れます。お得な情報や限定イベントの案内など、ニーズのある発信を続けていれば、徐々に友だちは増えるでしょう。
8. LINEプロモーションスタンプを使う
LINEプロモーションスタンプとは、簡単にいうとLINEスタンプを使った広告です。
いくつか活用法やプランはありますが、わかりやすい例は、友だち追加のインセンティブとして、LINEスタンプを無料でプレゼントするやり方です。
LINEクリエイターがスタンプの制作代行もしているので、スタンプや自社キャラクターを持っていなくても利用できます。
※プレミアムアカウント、もしくは認証済アカウントが対象となります。
9. 友だち追加広告を使う
友だち追加広告とは文字通り、友だち追加を目的とした広告です。
エリアや年代、性別、興味関心などで広告を表示するターゲットを絞り込み、LINEトークやLINE NEWSの中に広告を表示できます。
※引用:LINEヤフー fot Business「友だち追加広告・LINE広告(友だち追加)」
一気に友だち数を増やしたい場合におすすめの方法です。
なお、友だち追加広告は、未認証アカウントおよびLINEヤフー社認定セールスパートナーが開設・管理しているアカウントは提供対象外です。
現在未認証アカウントで、友だち追加広告に興味がある方は、認証済アカウントに申請してから利用しましょう。
10. 認証済アカウントにして検索結果に表示させる
認証済アカウントにして、検索結果に表示させる方法もあります。
LINE公式アカウントの検索機能とは、個人のLINEから公式アカウントを検索したときに表示させるか否かを設定できるものです。
役立つアカウントがないか検索する人は多いので「自分に必要だ」と思わせられるLINE公式アカウントであれば、友だち登録されやすいです。
検索機能では、キーワード検索ができるため、プロフィール欄に関連のある文言を設定してみてください。
LINE公式アカウントの友だちが増えるメリット4つ
LINE公式アカウントの友だちが増えるメリットを解説します。
1. より多くの人に情報発信ができるようになる
友だちが増えることで、単純にメッセージ配信の対象者が増えます。
新商品やキャンペーンの案内、イベント告知をするにも、対象者が多ければ多いほど反響が期待できるのは言うまでもありません。
また、LINEは10分以内(※自社調べ)に開封される場合が多いとされるほど開封スピードが早いので、 当日限定のタイムリーな情報発信がしやすくなるのもメリットです。
2. 売上の増加が期待できる
友だちが増えると、売上増加が期待できるようになります。
LINE公式アカウントをわざわざ登録してくれる人は、アカウントの店舗やブランドに対する関心度が高い傾向があります。
そのため、クーポンや有益な情報を定期的に配信し続けることにより、ユーザーとの距離を縮められるでしょう。
また、友だちが増えることによって、アプローチしたいタイミングでアプローチできる人が増えていきます。
例えば、
- 普段来客が少ない曜日や時間帯に使えるクーポンを配信する
- 客足が遠のく雨の日にゲリラクーポンを配信する
といった施策がより多くの人にできるようになるので、売上増加が期待できるわけです。
3. 絞り込み配信ができるようになる
LINE公式アカウントには、年代や性別などでユーザーの属性を絞り込み、対象者にだけメッセージ配信を行う「絞り込み配信」機能があります。
絞り込み配信は、ターゲットリーチ数※が100人を超えると使えるので、友だちが増えると配信のバリエーションを増やすことも可能です。
※ターゲットリーチ数とは、年代や性別などの属性がわかっていて、ブロックしていない友だちの合計数。
例えば「配信したメッセージを開封した人/男性」のように、配信対象を絞り込めます。
配信対象を絞れば、メッセージを受け取った人は自分事として感じるため、配信内容に興味を持ってくれるでしょう。
4. 分析できるようになる
LINE公式アカウントには分析機能があります。確認できる内容は「友だちの年齢/性別/居住地域」といった属性情報※や、「友だち追加した経路の特定/ショップカードの利用状況」などです。
※属性情報は、みなし属性(推定の情報)となります。
ただ、あまりに少ない母数で分析しても信頼度は低く、一定数以上友だちがいなければ確認できないデータもあります。
友だちが増えれば自社アカウントを正しく分析できるため、新たな施策を実施するためのヒントが得られる期待があります。
LINEは友だち追加してもらった後が大切
友だち追加してくれる人が増えても、入口のキャンペーンやクーポンだけを利用して、すぐにブロックされてしまうようでは意味がありません。
ブロック率を抑え、友だち数を底上げしていくためには、長期的に友だちでいてもらうための施策が必要です。
そのためには以下のような、友だち1人1人に合った情報提供が欠かせません。
- 年代や性別、家族構成に合う情報を提供する
- 興味や悩みに合う情報を提供する
- 求めている情報を提供する
誰しもそうであるべきだと思うような内容だと思います。しかしながら、LINE公式アカウント単体の運用では、実現が難しいのが現状です。
なぜなら、ユーザーと行動履歴の紐付けができないからです。
具体的には、LINE公式アカウントではリサーチ(アンケート)ができますが、誰が何と回答したかは見えない仕様になっています。
従って、ユーザーに直接属性や要望、悩みを聞いても、配信への活用はできません。
――友だち1人1人に合った情報提供は、どうすれば実現できるのでしょうか?
それは、LINE公式アカウントの機能を拡張したマーケティングツール「Lステップ」の導入により実現できます。
Lステップを導入すると、LINE公式アカウント単体の運用ではできない、さまざまなことができるようになります。
わかりやすいところでは、アンケートで誰が何と回答したかがわかるようになるため、友だち1人1人に合った情報提供がしやすくなります。
その他、LINE公式アカウントではすべての友だちに同じリッチメニューの表示しかできませんが、Lステップでは友だちによって表示を変えられます。
このように、One to Oneのコミュニケーションができるのが、Lステップです。LINEを本格的にビジネス利用したい方に、とてもおすすめのツールです。
まとめ
今回は、LINE公式アカウントの友だちを増やすコツを解説しました。
友だち追加を誘導する導線は、Webやリアルにいくらでもあるので、まずは友だち追加したくなるようなオファーを検討されることをおすすめします。