LINE公式アカウント(旧LINE@)の友だち数は増えている一方で、アクションをしてくれるユーザーが少ないことに課題を感じていませんか?
今回は LINE公式アカウントに友だち追加してくれたユーザーから、アクションをもらうコツを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
友だちからアクションをしてもらえないとどうなる?
LINE公式アカウントには、友だち追加してくれたユーザーから、何かしらのアクションをしてもらえないと使えない機能があります。
何かしらのアクションとは、fa-arrow-circle-rightメッセージやスタンプを送ってもらったり、リッチメニューをタップしてもらったりすることを指します。
アクションをしてもらえなければ使えない機能とは何か、具体的に紹介します。
チャットができない
LINE公式アカウントのチャット機能(旧1:1トーク)は、友だちからアクションをしてもらえないと使えません。
アクションのない友だちはチャットリストに表示されないため、個別メッセージを送ろうにも送れない仕様になっているからです。
これにより例えば店舗だと、来店後個別にお礼のメッセージを送ったり、次回使えるクーポンを送ったりすることができません。
細やかな対応がしたい事業者にとっては、物足りなさを感じるでしょう。
タグ付けができない
LINE公式アカウントには以下のように、ユーザーの特徴をラベリングできる「タグ機能」があります。
タグ付けをするメリットは、 タグで配信対象を絞り込み、メッセージ配信やステップ配信に活用できることです。
タグはチャットができるユーザーに対してのみ付与可能なので、チャットができない、つまりアクションがないユーザーには使えません。
ユーザー情報の編集ができない
チャット画面では、①対応ステータスをつけたり、②表示名を変更したり、③ノート(自由に記載できるメモ)を使ったりして、ユーザー情報の編集が可能です。
※編集した情報は、ユーザーからは見えません。
上記もチャットに付随する機能なので、アクションがないユーザーには使えません。
友だち追加後にアクションをしてもらうコツ3つ
友だち追加後にアクションをしてもらうコツを紹介します。
店舗で友だち追加してもらうなら、その場でアクションを促す
店舗で友だち追加してもらうなら、例えば「何でもいいので、ひとつスタンプを送ってください」と声かけをして、その場でアクションを促すのがおすすめです。
地道ですが、友だち追加してくれた人ならほとんど対応してくれるので、最も手堅い方法と言えます。
店舗なら接客後に来店のお礼メッセージを送ったり、次回使えるクーポンを送ってリピートを促したり、すぐにチャットを活用できるのも魅力です。
あいさつメッセージで特典をプレゼントする
あいさつメッセージで特典をプレゼントする流れから、アクションを促す方法もおすすめです。
特典をただプレゼントするだけではアクションにつながらないですが、特典をゲットするためにワンアクション必要な仕組みを作れば、自然とアクションを促すことが可能です。
本記事では以下2つの方法を解説しますので、参考にしてみてください。
- テキストメッセージと応答メッセージの組み合わせ
- カードタイプメッセージと応答メッセージの組み合わせ
1. テキストメッセージと応答メッセージの組み合わせ
テキストメッセージと応答メッセージの組み合わせとは、以下のようなイメージです。
①テキストメッセージで、特典を受け取るためのキーワードを案内する
➡️当該キーワードを応答メッセージに設定しておく
②ユーザーは指定されたキーワードを送信する
③応答メッセージが反応し、自動で特典が送られる
ユーザーがキーワードを送信したタイミングで、ユーザーの情報がチャットリストに反映され、チャット機能が使えるようになります。
なお、上記の設定方法は以下の通りです。
まず①応答メッセージの設定から行います。
②タイトルは管理用で、ユーザーからは見えないものなので、自分がわかりやすい名称を入力しましょう。
③ステータスは「オン」にします。
④期限を設ける場合はスケジュールを設定します。
⑤「キーワードを設定する」にチェックを入れ、あいさつメッセージで指定するキーワードを入力します。
⑥特典を設定します。上記例ではクーポンを特典に設定しています。
⑦変更を保存をクリック。
応答メッセージの設定が済んだら、後は対応するキーワードをあいさつメッセージに入力すれば完了です。
期限を設けた方が早めにアクションしてもらいやすくなるため、 特典が受け取れる期限を明記するのもおすすめです。
2. カードタイプメッセージと応答メッセージの組み合わせ
カードタイプメッセージと応答メッセージの組み合わせは、以下のようなイメージです。
①カードタイプメッセージに、テキストを設定する
➡️当該キーワードを応答メッセージに設定しておく
②ユーザーが①をタップすると、ユーザー側のメッセージとしてテキストが表示される
③応答メッセージが反応し、自動で特典が送られる
ユーザーのメッセージとしてテキストが表示されることにより、ユーザーからメッセージの送信があった、つまりアクションがあったと認識されるわけです。
前述したキーワードを送信してもらう方法よりユーザーの手間が少なく、視覚的にもわかりやすく訴求できるので、カードタイプメッセージの利用もおすすめです。
カードタイプメッセージの作り方は、以下をご確認ください。
ここでご紹介した2つの方法は、あいさつメッセージに限らず、その他の配信でも同様の使い方ができます。
ではなぜあいさつメッセージがおすすめなのかというと、ユーザーのアカウントに対する関心は友だち追加直後が最も高く、アクションしてもらいやすいからです。
より多くのアクションを促したい場合は、あいさつメッセージを活用しましょう。
リッチメニューと応答メッセージを組み合わせる
リッチメニューと応答メッセージの組み合わせで、アクションを促すこともできます。
①リッチメニューに、テキストを設定する
➡️当該キーワードを応答メッセージに設定しておく
②ユーザーが①をタップすると、ユーザー側のメッセージとしてテキストが表示される
③応答メッセージが反応し、自動で返信される
前述したカードタイプメッセージ同様の仕組みです。リッチメニューの作り方は、以下をご確認ください。
友だち追加後のアクションに関するよくある質問
次に、友だち追加後のアクションに関するよくある質問を紹介します。
アクションは何回してもらう必要がある?
アクションは1度してもらうだけでOKです。
1度でもアクションをしてもらえれば、ブロックされない限りずっと、チャット機能は使えます。
ちなみにブロックされると以下のように、表示名がUnknownに変わり、個別メッセージの送信はできなくなります。
メッセージはできなくなりますが、チャット履歴やノートに記載した情報は残ります。
また、ユーザーがブロックを解除したら表示名が元に戻り、個別チャットが可能になります。
認証済アカウントでも、アクションがないとチャット機能は使えない?
はい。認証済アカウントにしても、有料プランを利用していても、友だち追加後にユーザーからアクションをしてもらえなければ、チャット機能は使えません。
アクションなしですべての機能を利用する方法もある
このように思う方もおられるのではないでしょうか。
そんなあなたにおすすめなのは、 LINE公式アカウントの機能を拡張するマーケティングツール「Lステップ」の導入です。
Lステップを導入する(LINE公式アカウントに紐づける)と、友だち追加された時点で、チャット機能が使えます。
その他にも、タグ付けを自動化できたり、自由度の高いリッチメニューを作成できたり、できることの幅は大きく広がります。
まとめ
今回は、 LINE公式アカウントに友だち追加してくれたユーザーから、アクションをもらうコツを紹介しました。すぐに取り入れられる方法もあったと思いますので、早速試してみてくださいね。