

- 価格を下げても集客につながりにくい
- 給油後の顧客との接点が続かない
- 洗車やオイル交換の案内が埋もれてしまう
そんな課題を抱えるガソリンスタンドは少なくありません。
実際、店舗数の減少とセルフ化が進むなか、来店後も顧客との接点を保つ工夫が重要になっています。
そこで今回は、ガソリンスタンドにおけるLINE公式アカウントの活用術をはじめ、メンテナンス予約や会員ランク制度を仕組み化する方法を徹底解説。
SS業界の経営に悩む店長や担当者の方は、ぜひ参考にしてください。
目次
ガソリンスタンド・SS業界が抱える課題
SS業界では、集客や顧客との接点づくりを取り巻く環境が変化しています。
資源エネルギー庁や石油情報センターの資料を見ると、ガソリンスタンドの店舗数は長期的に減少傾向にあります。
一方で、セルフ給油所は増加しており、業界では店舗数の減少と運営形態の変化が同時に進んでいる状況です。

出典:全国石油商業組合連合会「SS業を取り巻く課題と全石連の取組」
こうした背景から、SS業界ではこれまで以上に、価格以外の強みを伝えながら、来店後も継続的に接点を築く工夫が求められています。
ガソリンスタンドが抱える集客課題は、以下のとおりです。
- 価格競争だけでは他店と差別化しにくい
近隣のガソリンスタンドと比較されやすい環境では、値引きだけで集客を続けるのは簡単ではありません。セルフ化が進むほど接客で差をつけにくくなり、価格以外の強みをどう伝えるかが重要になります。
- 給油客との接点が単発で終わりやすい
給油は短時間で完結するため、来店してもその場限りの利用で終わるケースが少なくありません。リピートにつなげる仕組みがなければ、常連化や会員化が進まず、関係を深めにくいのが現状です。
- 洗車やオイル交換などの案内が埋もれやすい
メンテナンスや洗車などは来店客に提案しやすいサービスですが、十分に内容を伝えられないまま機会を逃す場面もあります。店頭での声かけや掲示だけでは情報が流れやすく、必要な案内を継続して届ける工夫が欠かせません。
これらの課題を解決する手段として注目されているのが、LINEのビジネス用サービス「LINE公式アカウント」です。
ガソリンスタンドにLINEがおすすめな理由
近年ガソリンスタンドでは、集客の進め方や来店後の案内方法を見直す動きが広がっています。ここでは、LINE公式アカウントがおすすめな理由を3つ解説します。
- クーポン・割引施策で差別化しやすい
- 来店後も継続的に接点を持てる
- 必要な案内をわかりやすく届けやすい
順番に見ていきましょう。
クーポン・割引施策で差別化しやすい
LINE公式アカウントは、ガソリンスタンドの集客に役立つ機能を多く搭載しています。とくにクーポンは、来店のきっかけづくりや再来店の促進に活かしやすい機能です。
弊社の調査でも、LINE公式アカウントで嬉しい配信内容は「クーポンやセールなどお得な情報」と回答した人が、男女とも最多でした。

たとえば、以下のようなクーポン・割引施策が行えます。
- 初回来店向けの「友だち限定5円引きの給油クーポン」
- 期間限定で配信する「オイル交換10%OFFキャンペーン」
- ショップカードで10ポイント貯まると「洗車クーポンプレゼント」
こうした施策を組み合わせれば、継続利用を促しやすくなり、他店との差別化にもつながります。
来店後も継続的に接点を持てる
給油は短時間で終わるため、来店後も顧客とつながりを持つのは簡単ではありません。
LINE公式アカウントでは、一度友だち追加してもらえれば、来店後もキャンペーン情報や季節に合わせた案内を届けられます。
実際に「配信をきっかけに予約や来店・サービス利用につながった経験がある人」は65.7%にのぼり、LINEが行動の後押しになりやすいことがわかります。

友だち追加後は、梅雨前には撥水洗車、夏前にはエアコン点検の案内を送るといった流れもつくりやすいでしょう。
「今ちょうど必要だった」と感じてもらいやすくなり、リピートのきっかけにもなります。
必要な案内をわかりやすく届けやすい
ガソリンスタンドでは、洗車やオイル交換・車検など案内したい内容が多く、情報が埋もれやすい傾向があります。
とくにセルフ給油の店舗ではスタッフと会話する時間が短く、サービス案内まで手が回りにくい場面も少なくありません。
LINE公式アカウントなら、メッセージ配信やリッチメニュー※を使って、必要な情報を整理して案内できます。 ※画面下部に表示される固定メニュー
「洗車はこちら」「車検の相談はこちら」と導線を分けておけば、利用者も迷いにくいでしょう。必要な案内を見つけやすくなるため、問い合わせ対応の負担軽減にも役立ちます。
ガソリンスタンドのLINE公式アカウント活用方法
ガソリンスタンドでは、クーポン配信や再来店促進・予約案内・採用窓口まで、LINE公式アカウントを幅広く使えます。
ここでは、現場で取り入れやすい活用方法を5つ解説します。
- 初回来店特典や期間限定クーポンを配信する
- 洗車やオイル交換の案内を届ける
- ポイントやLINE会員特典でリピートを促す
- 問い合わせ対応や予約案内を効率化する
- 採用活動の案内窓口としても使える
詳しい内容を見ていきましょう。
初回来店特典や期間限定クーポンを配信する
ガソリンスタンドの集客では、来店を後押しする施策が欠かせません。LINE公式アカウントのクーポンを活用すると、「友だち追加しておくとお得」と伝えやすくなり、初回来店の促進にも役立ちます。
レジ横や給油機まわり・チラシ・レシート・SNSなどに友だち追加QRコードを設置し、初回特典の利用へつなげましょう。
特典は給油値引きに限らず、洗車無料やオイル交換割引なども効果的です。初回特典で来店を促し、友だち紹介クーポン※で新たな来店につなげる流れも作れます。
※友だち追加で「紹介した人」と「紹介された人」の両方が獲得できるクーポン

出典:LINEヤフー for Business「ユーザー同士で拡散!「友だち紹介クーポン」のメリットや活用のポイント」
さらに、友だち追加後は、あいさつメッセージ※でクーポンを配布して来店を後押しできます。 ※友だち追加後に自動で送信されるメッセージ

紙のクーポンより管理が簡単で、来店のきっかけを継続的に作りやすい点もメリットです。
洗車やオイル交換の案内を届ける
ガソリンスタンドでは、給油以外の利用を増やすうえで、洗車やオイル交換の案内も重要です。LINE公式アカウントなら、一斉配信でキャンペーン情報やおすすめ時期をまとめて届けられます。
たとえば、次のように季節や利用場面に合わせた案内が可能です。
- 梅雨前に撥水洗車キャンペーンを配信する
- 花粉や黄砂の時期に洗車メニューを案内する
- 夏前や長距離移動の前にオイル交換を促す

配信のタイミングを合わせれば「今ちょうど必要だった」と感じてもらいやすくなり、追加利用のきっかけにもつながるでしょう。
ポイントやLINE会員特典でリピートを促す
友だち追加した人向けに「LINE会員限定特典」を用意すると、再来店のメリットが伝わりやすくなります。
たとえばショップカード※を使えば、来店回数に応じて特典を付けられるため、継続利用を促せます。 ※LINE上で発行・管理できるポイントカード
ガソリンスタンドの特典設計の例は、以下を参考にしてください。
- 5回来店 :洗車5%オフクーポン
- 10回来店:給油3円/L引きクーポン

あと数回の来店で特典がもらえるとわかると「行こうかな」という気持ちになりやすく、リピーターを増やすのにも効果的な施策です。
問い合わせ対応や予約案内を効率化する
問い合わせや予約案内が電話に集中すると、現場対応の負担が大きくなりやすいものです。LINE公式アカウントなら、リッチメニューを活用し、案内先を整理できます。
ガソリンスタンドでは、次のような項目を設定すると使いやすいでしょう。
- 洗車予約
- オイル交換予約
- 車検・サービス相談
- 店舗情報
- お問い合わせ
- スタッフ募集

また、外部予約サイトやフォームと連携させる運用も可能です。「どこから連絡すればよいか」が伝わりやすくなるため、利用者も迷わず行動しやすくなるでしょう。
採用活動の案内窓口としても使える
人手不足が深刻なSS業界では、採用導線をわかりやすく整える工夫が大切です。LINE公式アカウントなら、応募前の不安を減らしながら、案内先を一本化しやすくなります。
具体的には、次のような活用が可能です。
- 採用専用アカウントを用意する
- リッチメニューに「スタッフ募集」ボタンを設置する
- 店頭ポスターや求人チラシ・SNSから友だち追加を促す
- 応募前の質問受付や面接日程の案内をチャットで行う

求人窓口をLINE公式アカウントに集約すれば、応募者とのやり取りを進めやすくなり、採用対応の負担軽減にもつながります。
ガソリンスタンドがLINE運用する際の注意点
LINE公式アカウントを運用すると効率的に集客が行えますが、標準機能だけでは対応しきれない場面も出てきます。
とくに、注意したい点は以下のとおりです。
- 顧客情報の取得が難しい
LINE公式アカウントでは、個人情報の取得が難しい仕様のため、友だち追加した人の興味や利用目的を把握しにくい傾向があります。統計データは確認できますが、誰がどのサービスに関心を持っているかまでは見えにくいのが課題です。
- 一斉配信だけでは顧客ごとの訴求を分けにくい
全員に同じ内容を送ると、自分に関係のない案内だと受け取られやすく、開封率や反応の低下につながりかねません。給油客・洗車利用者・車検検討者でニーズは異なるため、配信内容を細かく分ける工夫が必要です。
- 予約管理が煩雑になりやすい
メンテナンス予約や車検相談の受付をチャットで個別対応すると、確認漏れや返信遅れが起こりやすくなります。外部サイトと連携する場合も、予約状況の確認や案内先の行き来が増え、利用者にも運用担当者にも負担がかかりがちです。
- 常連客向けの特典設計を仕組み化しにくい
来店回数に応じて特典を変えたい場面でも、LINE公式アカウントだけでは管理が複雑になりやすいです。会員へ段階的にクーポンを出したり、案内内容を切り替えたりする運用には限界があります。
これらの課題は、LINE公式アカウントの機能を拡張できるツール「Lステップ」を活用すると解決します。
ガソリンスタンド集客の仕組み化はLステップ
Lステップとは、LINE公式アカウント専用のMA(マーケティングオートメーション)ツールです。

LINE公式アカウントだけでは難しい顧客情報の取得や配信の最適化・フォームの作成や予約管理の仕組みづくりも、Lステップなら実現できます。
フリープランから始められるため、まずは小さく試したいガソリンスタンドでも導入を検討しやすい点がメリットです。
ガソリンスタンドにおすすめのLステップ活用方法は、以下のとおりです。
- アンケートで顧客ニーズの把握
- 顧客のニーズに合わせて配信を最適化
- LINE上で予約受付・管理を完結
- 会員ランク制度で特典や案内の切り替え
詳しい内容を解説します。
アンケートで顧客ニーズの把握
ガソリンスタンドでは、顧客ごとに関心のあるサービスや受け取りたい情報が異なります。
Lステップの回答フォームを使えば、アンケートの回答を自動で取得し、顧客一人ひとりのニーズの把握が可能です。 ※アンケートや申し込みフォームなどを作成できる機能
たとえば、以下のような質問を設定すると、必要なデータを効率よく集められます。
- よく利用するサービス
- 受け取りたい情報
- もらってうれしい特典
- 気になるメンテナンス

店頭では聞き取りにくい内容も、アンケートなら把握しやすい点が特徴です。「誰に何を案内するか」を整理でき、友だち追加後の対応精度も高められます。
顧客のニーズに合わせて配信を最適化
ターゲットを絞らずに一斉配信ばかりに頼っていると、必要ない情報ばかり届くと思われ、ブロックされがちです。
Lステップのセグメント配信を活用すれば、回答フォームで取得した情報をもとに、一人ひとりに合った案内を届けられます。

たとえば「洗車キャンペーンの情報を受け取りたい」と回答した人には、洗車の案内を配信。オイル交換に関心がある人には、別の内容を送る設計も可能です。

配信内容を最適化すれば「自分に合った情報だ」と感じてもらいやすくなり、開封や来店の後押しにもつながります。
LINE上で予約受付・管理を完結
ガソリンスタンドのサービス予約を電話中心で受け付けていると、受付状況の把握や日程調整に手間がかかってしまいます。
Lステップのカレンダー予約を使えば、空き枠を表示しながらLINE上で予約受付を進められます。日時の変更やキャンセルもLINE上で簡単に操作でき、ユーザー側・運営側ともに負担がかかりにくい設計です。


各サービスには所要時間の設定も可能で、予約が入るとその時間帯には「×」が表示されるため、ダブルブッキングの防止にもつながります。
予約導線を一元化できるので、受付状況を整理しやすく、管理の効率化が図れます。
会員ランク制度で特典や案内の切り替え
来店回数や利用状況に応じて特典を変えたいなら、リッチメニューの切り替えを活用した会員ランク制度の設計が有効です。
LINE公式アカウントでは、全員に同じリッチメニューが表示されますが、Lステップなら会員ランクごとに表示内容を変えられます。
たとえば、来店時にQRコードを読み取ってもらい、回数をスコアリング※して、会員ランクを切り替える設計も可能です。 ※行動データで見込み客を点数化し、アプローチの重要度を可視化するための取り組み
【ブロンズ会員】

【シルバー会員】

【ゴールド会員】

ランクごとに、クーポンや特典内容を変えれば「ランクが上がるほどお得」と感じてもらえます。リピートの後押しにもつながる点も魅力です。
まとめ
ガソリンスタンドでLINE公式アカウントを活用すると、クーポン配信や予約案内・問い合わせ対応を効率化でき、来店促進やリピート施策を進めやすくなります。
さらに「Lステップ」を組み合わせれば、顧客ニーズの把握や配信の最適化・予約や会員管理まで、LINE上で一元管理が可能です。
ガソリンスタンドの集客を安定させるためにも、店舗の課題に合わせてLINEを上手に活用していきましょう。








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