LINE公式アカウントの運用を考えている方は、無料で始められるのか気になると思います。
- 無料プランと有料プランの違いは?
- 無料プランの使い方を知りたい
- 無料で使える機能は?
このような疑問を持った人もいると思います。
この記事では、LINE公式アカウントの無料プランの使い方や有料プランとの違い、無料で使える機能について解説します。
目次
無料プランと有料プランの違い
LINE公式アカウントの無料プランと有料プランの違いや特徴をまとめてみました。
LINE公式アカウントの料金プランは以下3つです。
LINE公式アカウントには「無料プラン」があります。よって費用をかけずに、LINE公式アカウントをスタートすることが可能です。
200通までは無料でメッセージを送信できるため、友だち数が少ないアカウントであれば十分に活用できるでしょう。
またスタンダードプランでは月額料金に加え、メッセージ通数に応じた「従量課金制度」が採用されています。従量課金制度とは、無料メッセージ通数を使い切ると、超過した分だけ料金を支払う仕組みです。
無料プランでできること
無料プランと有料プランでは、使える機能に違いがあるのか気になりますよね。
結論からお話しすると、無料プランでも全ての機能を利用できます。
そこでLINE公式アカウントで使える機能をまとめてみました。
メッセージ配信
メッセージ配信では、友だち追加したユーザーにメッセージを送ることができます。
メッセージは3つの吹き出しまで1配信とカウントされます。よって文章だけでなく、画像やスタンプも一緒に送って、友だちが興味を持ちやすいメッセージを作成するのがコツです。
ちなみに、友だち追加時に送信できる「あいさつメッセージ」は、5つの吹き出しまで1配信のカウントです。
ショップカード
ショップカードは、LINE上でポイントカードを発行できる機能です。
店舗でポイントを付与できるQRコードを用意し、ユーザーが読み取るとポイントが加算され、特典が付与できます。
ショップカードでは、カード1つにつき1〜50ポイントまで設定できます。
例えば、画像のように5ポイントごとに特典を設定することも可能です。特典の設置場所や数も自由に選べるので、店舗のLINE公式アカウントを運用されている方は、ぜひ活用してみてください。
クーポン
店舗で利用できるクーポンを作成し、メッセージとして配信できます。
紙のクーポンを発行すると、印刷代などのコストがかかります。しかしLINE公式アカウントなら、電子クーポンを無料で発行でき、コスト面でも大きなメリットがあります。
実店舗だけでなくオンライン店舗でも適用できるため、活用の幅が広い機能といえるでしょう。
チャット
チャットとは、LINEのトークと同じように友だちと1:1でメッセージのやりとりができる機能です。
ただしチャット機能は、友だちから反応(メッセージやスタンプなど)をもらわないと使えません。
※未認証アカウント場合
反応がくれば「チャット」と「連絡先」に表示され、個別で返信できるようになります。
よって、友だち追加時の「あいさつメッセージ」で、「スタンプを送ってみてね」「挨拶してくれると嬉しいです」など、アクションを促すといいでしょう。
チャットを活用すれば、問合せや予約の対応が受け付けられます。急な予約電話に対応することなく、隙間時間でメッセージ対応できるのは大きなメリットです。
LINEコール
「LINEコール」とは、友だち側からLINE公式アカウントに無料で電話できる機能です。
※企業・店舗からユーザーに電話をかけることはできません。
チャットでは伝えづらい会話や、急ぎの用件を伝える時に役立ちます。
LINE公式アカウントの有料プラン(ライトプラン/スタンダードプラン)を利用している場合は、LINEコールの着信を店舗の電話に転送することも可能です。
ポスター
LINE公式アカウントを開設すると、管理画面からポスターデータを無料でダウンロードできます。
引用:LINEヤフー for Business 友だち追加ガイド
ポスターから友だち追加された数も確認できるため、マーケティング効果を測定するのにもおすすめ。
また認証済アカウントなら、キャラクターデザイン入りのデザインを使用できます。
リッチメニュー
リッチメニューとは、友だちのトーク画面下部に表示されるメニューです。
Webサイトに誘導したり、ショップカードを表示させたりと、さまざまなアクションを設定できます。
リッチメニューはメッセージ通数を消費しないため、効率良く情報発信できるのがメリットです。
プロフィール
プロフィールとは、ユーザーが友だち追加する際に表示されるプロフィール画面です。最初に表示されるものなので、興味を引くような情報を設定しましょう。
また設定したプロフィールは、LINE公式アカウントの友だち以外のユーザーも閲覧可能。LINEアプリの検索窓でアカウント名やキーワードを入力すると、検索結果として表示されます。
ただし、検索結果に表示されるのは認証済アカウントのみですので注意してください。
ステップ配信
ステップ配信とは、設定した条件に一致した友だちに対して、複数のメッセージを自動で配信できる機能です。
条件は友だち追加日からの経過日数や経路別、みなし属性(性別・年代・OSなど)が設定できます。
ステップ配信は、適切なタイミングで友だちに合わせたメッセージを送り分けられるのがメリット。また従来のメッセージ配信のように手動で設定する必要がないため、運用コスト削減にも役立ちます。
応答メッセージ
応答メッセージとは、友だちからメッセージを受信した際に、自動で送信されるメッセージです。
あらかじめキーワードを設定し、友だちがキーワードを含んだメッセージを送信した際に、どのような返信をするか設定できます。
※自動応答はメッセージ通数にカウントされません。
例えば、上記のように「営業時間」というキーワードに対して、返信内容を設定しておけば、運用コスト削減につながります。
リサーチ
リサーチ機能とは、投票やアンケートで、ユーザーの意見を集計できるリサーチページを作成・配信できる機能です。
作成したリサーチは、メッセージ配信やLINE VOOM(旧:タイムライン)に投稿して、集計できます。
例えば、飲食店なら「人気メニュー投票」「新メニュー開発のアンケート」など、ユーザー参加型のアンケートを作成すれば、サービス向上や顧客満足度アップにつながります。
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分析
分析機能では、LINE公式アカウントの友だちの反応を分析できます。友だち追加数やブロック数、属性情報などの数値データの確認が可能です。
例えば、「追加経路」では、ユーザーが友だち追加した経路や、ブロックした経路を確認できます。期間を選択すると各グラフに反映され、最大90日まで選択可能。
友だちの反応を知れば、今後の発信活動の改善に役立つでしょう。
LINE VOOM
LINE VOOM(旧タイムライン)とは、LINEアプリの真ん中のタブにあるショート動画などを楽しめる動画プラットフォームです。動画だけでなくテキストや写真などの投稿もできます。
LINE VOOM投稿は、友だち追加ではなく、フォローしてもらう必要性があります。友だち追加とフォローは連動していないので注意が必要です。
またLINE VOOMは、フォローしているアカウント以外の投稿も閲覧できるのがメリット。狙いたいキーワードに対する投稿を行えば、新規ユーザーにリーチできる可能性があります。
LINEを活用するなら「Lステップ」もおすすめ
LINE公式アカウントを活用したい方におすすめなのが「Lステップ」です。Lステップとは、LINE公式アカウントに紐付けて使えるマーケティングツールです。
そして、Lステップを導入すると配信コストを抑えられる可能性があります。
LステップはLINE公式アカウントより細かいリスト分けと絞り込み配信が可能です。
LINE公式アカウントでは、性別や年代、居住地(都道府県まで)の「みなし属性」まで。一方、Lステップは「Instagramから登録した男性」「指定のURLをクリックした人」といったように、友だちを細かくセグメント分けできます。
そのため興味を持ってくれている友だちのみに配信できるのがメリットです。
またLINE公式アカウントは、メッセージ通数に応じた「従量課金制度」です。よって友だち数が増えるほど、メッセージ通数を節約しなければなりません。
LINE公式アカウントのメッセージ配信数を削減したい方は、Lステップをご検討ください。