
noteを活用して情報を発信する際、より多くの読者とつながり、関係を深めるためにはLINE公式アカウントとの連携が効果的です。しかし、noteとLINEを組み合わせて運用する方法が分からず、以下のように悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

- noteとLINEを連携させる方法が知りたい…
- noteからLINEに誘導させるコツは?
- 公式LINEのボタンをnoteに設置する方法って?
そんな悩みを解決するために、本記事ではnoteとLINE公式アカウントを連携させる具体的な方法や、読者をスムーズにLINEへ誘導するコツを解説します。
noteとLINE公式アカウントを連携させて、集客効果を向上させたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
noteとLINEの連携が注目されている理由
noteとLINE公式アカウントを連携すると、読者との継続的な接点を作れるため、ファンを育てやすくなります。
noteは、個人が情報発信するプラットフォームとして、経営者や企業担当者の声が読者に届きやすいのが特徴です。ただし、note単体では「一度記事を読んで終わり」になってしまいがち。
一方で、LINE公式アカウントにはメッセージ機能があり、友だち登録により定期的に情報を配信することが可能です。また、弊社の調べでは、8割以上の人がLINEのメッセージを「ほぼすべて」、または「80%程度」確認していることがわかっており、高い開封率を誇ります。
noteで紹介したサービスについて、LINEで追加の情報を送ったり、質問を受け付けたりすることで、読者の理解が深まります。その結果、読者がnoteのページをもう一度読む回数も増えるでしょう。
さらに、LINEのメッセージにnote記事のリンクを貼って案内すれば、興味を持った読者を自然にnoteに誘導できます。
このように、noteとLINEを組み合わせることで、読者とのつながりを強化しながら、記事の閲覧数アップにもつながります。
noteとLINEを連携させる方法
noteとLINE公式アカウントを連携させる方法を解説します。
LINEのリンクやQRコードの取得方法
最初に、連携の際に必要な下記の要素の取得方法について解説します。
- LINEのURLリンクの取得方法
- LINEの友だち追加ボタンの作成方法
- LINEのQRコードの取得方法
LINEのURLリンクの取得方法
LINE公式アカウントのURLの取得方法は、以下の通りです。
1. 管理画面にログインする
2. ホーム画面左の「友だちを増やす」から「友だち追加ガイド」をクリックする
3. 「オンラインで宣伝する」から「URLを作成」をクリックする
4. コピーボタンをクリックする
LINEの友だち追加ボタンの作成方法
LINEのURLのシェア画像を利用して、 noteの記事で友だち追加ボタンを表示させる方法を解説します。
1. 管理画面にログインする
2. ホーム画面左の「友だちを増やす」から「友だち追加ガイド」をクリックする
3. 「オンラインで宣伝する」から「URLを作成」をクリックする
4. 「オプション設定」から「シェア画像」の要素を選択し、URLをコピーする
URLを挿入すると、選択した内容に応じた友だち追加ボタンが表示されます。
LINEのQRコードの取得方法
LINEのQRコードを、画像として取得する方法を解説します。
1. 管理画面にログインする
2. 「友だちを増やす」から「友だち追加ガイド」をクリックする
3. 「オンラインで宣伝する」から「友だち追加QRコードを作成」をクリックする
4. 表示されたQRコードをダウンロードする
ダウンロードしたイメージを、画像としてnoteの記事上で表示させることが可能です。
noteとLINEの連携方法2つ
noteとLINE公式アカウントを連携させる方法は、以下の2通りです。
- プロフィール欄から連携
- 記事内に導線を設置
プロフィール欄から連携
noteのプロフィール欄に、LINE公式アカウントのURLを設定して連携できます。
連携方法は、以下の3ステップです。
1. クリエイターページの「設定」ボタンをクリックする
2. 「ソーシャルリンク」のLINEアイコンの下にURLを入力する
3. 「保存」をクリックしてリンクの設定が完了
プロフィール欄を確認して、LINEアイコンが表示されていればOKです。
記事内に導線を設置
noteの記事内に、導線を設置してLINE公式アカウントと連携することも可能です。最適なタイミングで導線を引けば、読者をスムーズに友だち登録へと誘導できます。
LINE公式アカウントとの連携するための導線要素は以下の通りです。
- URLリンク
- QRコード
また、noteの記事内にURLリンクを設置する際には「埋め込み」、QRコードを設置する際には「画像」から連携するのがおすすめ。
【埋め込み】
コピーしたURLを、noteの「埋め込み」を選択して貼り付けて、記事に挿入することが可能です。
【画像】
ダウンロードしたQRコードの画像を挿入すれば、記事内に表示されます。
リンクやQRコードが正しく機能するか、確認したうえで記事を公開しましょう。
noteとLINEを連携するメリット・効果7つ
noteとLINE公式アカウントを連携すると、主に下記のようなメリットや効果があります。
- LINEで記事更新を通知できる
- マネタイズの機会を増やせる
- SEOに左右されない発信ができる
- 読者のファン化・リピーター増加
- 効率的な配信で離脱率の低下
- 口コミや紹介が促進される
- 自動化で運営を効率化できる
具体的な例を挙げながら、連携効果・メリットについて解説します。
1. LINEで記事更新を通知できる
noteで新しい記事を公開した際、LINEを活用すれば高確率で読者へお知らせできます。弊社の調べでは、男女ともに約6割がLINEのメッセージを「ほぼすべて」確認することがわかっています。
noteのフォロワーには記事の更新通知が届きますが、多くの記事の中に埋もれやすく、すべての読者が気づくとは限りません。
一方で、LINEは開封率が高く、情報が届きやすいのが特徴です。「新しい記事を公開しました!」とLINEで通知し、記事のURLを添えるだけでnoteへの訪問を促せます。さらに、画像や記事にコメントを添えると、クリック率が向上しやすくなります。
noteとLINE公式アカウントを連携することで、より多くの読者にリーチできるのがメリットです。
2. マネタイズの機会を増やせる
noteとLINE公式アカウントを連携させると、記事の販売やサービスの申し込みにつなげやすくなります。note単体の訴求では、サービスが気になったとしても、購入まで至らないケースが多く見られます。
しかし、LINEでフォローすれば、繰り返し情報を届けられるので、購入してもらえる確率もグンとアップ。たとえば、LINEで限定オファーやキャンペーン情報を配信し、noteの有料記事や講座の購入を促すのも一つの手です。
また、複数のメッセージを段階的に自動送信できるステップ配信を活用すれば、読者の購入へのモチベーションも上がります。
さらに、条件分岐を設定することで、よりピンポイントな訴求ができ、スムーズにサービスや商品の販売につなげられます。
このように、noteとLINE公式アカウントの連携により、収益化の機会が増えるのもよい点です。
3. SEOに左右されない発信ができる
noteの記事は検索流入に依存しやすいですが、LINEを活用すれば安定した情報発信が可能になります。
SEOは、アルゴリズムの変化や競合の影響を受けやすいので、検索結果での表示が不安定になりがちです。しかし、検索エンジンを使わないLINEなら、直接読者へ情報を届けられます。
※SEOとは、検索エンジンでサイトを上位表示させるための施策のことです。
たとえば、noteで書いた記事が検索結果の1ページ目に表示されずに、SEOによる流入が思うように見込めなかったとしましょう。それでも、開封率の高いLINEのメッセージでnote記事へ誘導すれば、読者にリーチしやすくなります。
SEOに頼らず、確実に読者へ情報を届けるためには、noteとLINE公式アカウントを連携して発信の幅を広げるのが効果的です。
4. 読者のファン化・リピーター増加
noteとLINE公式アカウントを連携させると、読者との接点を増やし、リピーターを育てやすくなります。noteだけでは、一度記事を読んで終わりになるケースが多く、再度自分のページに訪れてもらうのは簡単なことではありません。
一方で、LINEを活用すれば、読者との関係性を構築できます。
たとえば、LINE限定でクーポンやセール情報を先行配信することにより、特別感が生まれ、エンゲージメント(コメントやアクション)が向上します。弊社の調査によると、LINE公式アカウントに対してお得な情報の配信を期待しているユーザーは、9割以上にのぼります。
さらに、リサーチ機能を活用してアンケートを実施すれば、ニーズの深堀りも可能に。
その結果、読者の心をつかめる記事が書けるようになり、リピーターも増えるでしょう。
noteとLINE公式アカウントを活用すれば、読者とのコミュニケーションが活性化し、ファンを増やせるのもメリットです。
5. 効率的な配信で離脱率の低下
noteの離脱率が高い場合は、記事内容や誘導などの改善が必要といえます。ただし、LINE公式アカウントと連携させることで、読者の興味に合った記事を配信し、関心を引き続けることが可能です。
そうすることにより、読者の満足度が向上し、結果的にnoteでの離脱を防ぎやすくなります。
具体的には、ステップ配信で条件分岐を設定すれば、ターゲットを絞って配信できます。
出典:LINEヤフー for business:メッセージ配信を自動化できる「ステップ配信」機能を紹介
性別や年齢などの条件分岐を設定し、読者の興味・関心に合わせた記事や商品情報を配信することも可能です。これにより、男性に対して女性向けの記事が届くというようなことがなくなり、離脱率の低下につながります。
noteとLINE公式アカウントを連携させれば、ターゲットに合った効率的な配信が行えるのもメリットです。
6. 口コミや紹介が促進される
noteの記事をより多くの人に届けるには、読者による口コミや紹介が欠かせません。とはいえ、note単体では拡散の仕組みが限られているため、自発的なシェアを促すのは難しい場合があります。
しかし、LINE公式アカウントで誘導すれば、読者が簡単に知人へシェアできるようになります。たとえば、「この記事が参考になったら、お友達にも共有してください」とメッセージを添えることで、自然な形で拡散を促せます。
このように、LINEを使えば口コミが生まれやすくなり、noteの記事やサービスが多くの人に届きやすいのもよい点です。
7. 自動化で運営を効率化できる
noteとLINE公式アカウントを連携すると、運営の負担を減らしながら効率的に情報発信ができます。LINEの自動応答やステップ配信の活用により、読者に適切なタイミングで情報を届けられます。
たとえば、noteの記事を読んだ後にLINEへ誘導し、登録者に自動で関連コンテンツを案内すれば、手間をかけずに読者との接点を増やせます。
自動化の例は、以下を参考にしてください。
- リッチメニュー(画面下部のボタン)に記事のテーマを設定
- リッチメニューのタップでメッセージと関連記事のURLを自動送信
また、noteの定期購読マガジンが期間限定で無料で読める、クーポンをLINEで発行するのもおすすめ。「クーポン」というキーワードの受信により、自動で割引クーポンが配信されるよう設定することも可能です。
ただし、LINE公式アカウントの自動化には限界があります。細やかな対応が求められる場面では、拡張ツールを利用するのも一つの手。適切に自動化を活用しつつ、読者との関係を深める工夫が大切です。
note⇔LINE間の誘導テクニック
noteとLINE公式アカウントの連携効果を最大限に活用するには、自然かつ魅力的な誘導をすることが重要です。ここでは、noteとLINE間に使える誘導テクニックについて、詳しく解説します。ぜひ参考にして、noteの記事やLINEのメッセージで活用してください。
note→LINE
noteからLINE公式アカウントへ誘導するテクニックを、以下の4つに分けて解説します。
- LINE登録特典を用意する
- CTA(行動喚起)を記事の最後に入れる
- noteの有料記事とLINEを連携
- 読者の悩みに答える形式でLINE誘導
LINE登録特典を用意する
読者をスムーズにLINE公式アカウントへ誘導するには、登録特典を用意するのが効果的です。読者にとって魅力的な特典があれば、登録率が向上します。
たとえば、記事中に「LINEの友だち登録をしてくれた方には、〇〇を特典として差し上げます!」といった文言を挿入します。
具体的な特典と誘導方法は、以下を参考にしてください。
- PDF資料のプレゼント:「LINE登録者限定!プロのノウハウで成約率倍増」
- 限定コンテンツの提供:「LINEだけで特別公開!音声コンテンツを配信」
- クーポンや特典の配布:「登録者限定の割引クーポンや先行販売情報をお届け」
このように、LINE登録特典を用意して読者の関心を引き、スムーズな導線を作りましょう。
CTA(行動喚起)を記事の最後に入れる
読者がnoteの記事を読み終えたタイミングは、「もっと知りたい」「次に進みたい」と思いやすい瞬間です。そのチャンスを活かすために、記事の最後にわかりやすい誘導メッセージ(CTA)を入れておきましょう。
こんなひと言があると効果的です。
- 「最新情報はLINEでお届けしています。こちらからどうぞ!」
- 「LINE登録者限定で、有料記事の一部を公開中!」
- 「質問や相談はLINEからお気軽にどうぞ」
「読んでよかった」で終わらせず、「次はLINE登録しよう」と思ってもらえるような“あと押し”をすることが大切です。
noteの有料記事とLINEを連携
noteの有料記事の販売を伸ばすには、LINEをうまく活用して誘導するのがおすすめです。記事の購入を迷っている読者に対し、興味を引くためのアプローチとしてLINEを使いましょう。
例としては、以下のような誘導ができます。
- 「LINE登録者限定で、有料記事の一部を無料公開!」
- 「購入者特典としてLINEで追加コンテンツを配信」
このように、読者にお得感をアピールしながら、noteの有料記事の販売とLINE公式アカウントへの誘導を行うと効果的です。
読者の悩みに答える形式でLINE誘導
noteからLINE公式アカウントへ誘導する際は、読者が知りたい情報を記事で提供し、自然にLINE登録へ誘導するのが理想です。記事内で「もっと詳しく知りたい」「個別に相談したい」と思わせる流れを作ることがポイント。
たとえば、以下のような誘導をするのも一つの手です。
- 「○○の解決方法を詳しく知りたい方は、LINEで限定情報をお届け!」
- 「LINEで質問受付中!個別にアドバイスします」
読者の悩みに寄り添いながら、スムーズにnoteからLINE公式アカウントへの導線を作りましょう。
LINE→note
LINE公式アカウントからnoteへ誘導するテクニックを、下記の4つにわけて解説します。
- リッチメニューにnote記事のリンクを設置
- ステップ配信でnote記事を紹介
- メッセージ内にnote記事のリンクを挿入
- LINE限定のnote記事を作成
リッチメニューにnote記事のリンクを設置
LINEからnoteへ誘導するには、リッチメニューを活用するのが効果的です。リッチメニューは、トーク画面の下部に常に表示されるため、読者が記事を見つけやすくなります。
リッチメニューの誘導例は、以下を参考にしてください。
- 「最新記事を読む」ボタンを設置し、定期的に更新する
- 「人気記事まとめ」メニューを作成し、複数の記事へ誘導する
- 「有料記事の購入はこちら」と明記し、販売促進につなげる
魅力的なリッチメニューを作成し、LINEからnoteへ遷移できるよう工夫しましょう。
ステップ配信でnote記事を紹介
LINE公式アカウントのステップ配信を活用することで、noteの記事を計画的に読者へ届けられます。一度設定すれば自動で記事を紹介できるため、効率的に誘導が行えます。
ステップ配信を活用した誘導の例は、以下の通りです。
- 1日目:「まずはこの記事をチェック!」と導入記事を送る
- 3日目:関連記事を紹介し、理解を深めてもらう
- 5日目:有料記事の購入やサービス案内につなげる
このように、段階的にnote記事を紹介し、読者の興味を引きながら誘導しましょう。
メッセージ内にnote記事のリンクを挿入
LINEのメッセージ内にnote記事のリンクを挿入すれば、読者をスムーズに記事へ誘導できます。テキストだけでなく、画像やボタンを活用すると、クリック率が向上します。
具体的には、以下のような誘導方法があります。
- 「本日のおすすめ記事はこちら!」とURLを添える
- 記事のポイントを簡単に紹介し、続きをnoteで読めるようにする
- ボタンリンクを設置し、視覚的にわかりやすくする
LINEのメッセージに工夫を加え、読者が自然とnoteを訪れたくなる導線を引きましょう。
LINE限定のnote記事を作成
LINE公式アカウントからnoteへスムーズに誘導するには、LINE限定のnote記事を作成するのが効果的です。他では読めない特別なコンテンツの配信により、読者の関心を引き、リンクのタップにつながります。
限定記事の誘導例は、以下を参考にしてください。
- 「最新記事をLINE登録者限定で先行公開中!今すぐチェックしてください」
- 「有料記事の一部を特別に無料公開!続きが気になる方は、こちらから→」
- 「LINEで寄せられた質問にお答えする特別記事を公開しました!」
LINE登録者限定の特典を用意することでプレミアム間を演出し、noteへの誘導を促しましょう。
LINE公式アカウントを活用するときの注意点
LINE公式アカウントとnoteを連携すれば、ビジネスの可能性が大きく広がります。ただし、利用の際には下記のように注意すべきポイントがあるのも事実です。
- LINEのステップ配信には制限がある
- セグメント配信の属性がやや限定される
- 詳細な行動データの取得が難しい
ビジネスの規模によっては、LINE公式アカウントを活用しきれないケースもありますので、事前によく理解しておきましょう。
LINEのステップ配信には制限がある
ステップ配信は便利な機能ですが、配信を開始する際に制限があります。ユーザーを絞り込む「オーディエンス」については、一部の条件で50人以上の対象者が必要です。
たとえば「資料請求者だけに3日後フォローメッセージを送りたい」と思っても、対象者が50人未満だと配信ができないケースがあります。
LINE公式アカウントの制限を理解した上で、自分のビジネスで活用できるのかを見極めましょう。
セグメント配信の属性がやや限定される
セグメント配信とは、一人ひとりの顧客の反応をもとに、細かく条件を分岐する配信方法です。カスタマイズした配信により、ニーズに踏み込んだ訴求が可能になります。
ただし、LINE公式アカウントの属性に関する条件分岐は、以下の5種類のみです。
- 友だち期間
- 年齢
- 性別
- OS
- 地域
そのため、Aの記事を読んだ人にはAの商品説明をするというような、細かな条件設定ができません。
また、年齢や性別などの属性の絞り込みに必要な配信人数はターゲットリーチ数が100人以上と決まっており、ある程度の登録者数がいなければ、効果的なセグメント配信を行うのは難しくなります。
反応に合わせたきめ細かなフォローや自由度の高い配信を行いたい場合は、LINE公式アカウントの拡張ツールを活用するのが有効です。読者の行動履歴をもとにした自動化が可能になり、LINEとnoteの連携効果も一段と高まります。
詳細な行動データの取得が難しい
LINE公式アカウントでは、メッセージの開封やタップなどの基本的な行動データは取得できます。ただし、詳細なタグ付けやアクションの設定には限界があります。
たとえば、有料記事の購読状況やお問い合わせ情報など、特定のアクションを細かく管理して、次の訴求につなげるような使い方は難しいのが現状です。
そのため、note読者の行動データを詳細に記録して、記事のテーマや訴求に活かしたい場合は、LINE公式アカウントの機能だけでは十分でないかもしれません。
note×Lステップの連携発信でファン獲得!
LINEの拡張ツールのLステップをnoteと連携させれば、一人ひとりにカスタマイズした配信により、多くのファンの獲得が期待できます。
Lステップとは?
Lステップとは、LINE公式アカウントに特化したMA(マーケティングオートメーション)ツールです。読者一人ひとりの興味や行動に応じて、情報を届けられるのが最大の特長。noteの読者に合わせた配信をしたい人にとって、便利な機能を多く搭載しています。
note×LINE運用で、こんな悩みありませんか?

- 1人の読者に対して、LINE公式アカウントのステップ配信って使える?
- 読者の好みや興味に合わせた記事をLINEでおすすめしたい…
- 友だち登録した読者のデータを細かく記録できる?
こうした細やかな配信が可能になるのが、Lステップの魅力です。次からは、実際の機能や活用方法を詳しく紹介していきます。
note×Lステップの効率的な使い方
noteとLステップを組み合わせた効率的な使い方について解説します。
セグメント配信でnote記事の自動レコメンド
Lステップのセグメント配信を活用すれば、読者ごとに最適なnote記事を自動でレコメンドできます。興味関心に合った記事を届けられるため、読者の満足度が向上し、noteへの誘導効果も高まります。
たとえば、以下のように属性を絞り込んで読者に合った記事のレコメンドが可能です。
- 限定記事を読んだ人→ 関連する深掘り記事や有料記事
- 商品を購入した人→ 商品の活用方法や成功事例の記事
- 記事リンクを2回以上タップした人→ 最新記事や特典付きコンテンツ
Lステップなら、セグメント配信の対象は1人からでも設定できるので、個人事業主や小規模ビジネスでも問題ありません。LINE公式アカウントとの違いは、以下の通りです。
Lステップでは、読者の行動(タップ・回答など)を自動で記録しておくことができます。
たとえば、
- 「限定記事を読んだ」→「限定タグ」を付与
- 「興味あり」とアンケートで回答 → 「興味がある」を友だち情報欄で保存し、メッセージへ活用
タグを使えば、「このタグがついている人だけに配信する」という設定が可能に。つまり、最適な配信対象者・内容で次のnote記事やサービスを案内することが可能です。
流入経路分析で友だち追加した記事を判別
流入経路分析とは、Lステップのプロプラン以上で使える機能で、読者がどの記事を経由してLINEに登録したのかを判別できます。流入経路となる記事をもとに、関連記事が配信されるようアクションを設定することも可能です。
流入経路分析の活用方法は、以下を参考にしてください。
- 流入が多い記事 → 検索ニーズの高い記事を優先的に配信
- 有料記事からの流入 → 購入者向けに関連コンテンツを提供
- キャンペーン記事経由 → 限定特典を活用し、購買行動を促進
流入経路を分析し、読者に最適な情報を届けることで、効率的なマーケティングが行えます。
シナリオ配信でnote有料記事への導線を強化
Lステップのシナリオ配信とは、登録済みのメッセージを好きなタイミングで順番に配信できる機能です。シナリオ配信を活用すれば、読者の関心に合わせてnote有料記事への導線を強化でき、購読意欲を高められます。
たとえば、以下のような配信スケジュールが設定可能です。
当日の15時: | 「〇〇の基本は無料記事でチェック、さらに詳しいテクニックや実例は有料記事で解説」 |
【無料記事をチェックした人】
3日後の20時: |
「有料記事購読者の感想を紹介!○○が学べて役立ったと好評です」 |
【有料記事をチェックした人】
3日後の21時: |
「続編も公開中!今回の内容を活かした実践ノウハウが学べます」 |
【有料記事をまだ読んでいない人】
5日後の19時: |
「見逃していませんか?スキルアップに直結するヒントを掲載中!」 |
メッセージ内にURLリンクを入れて、「その記事をタップした人だけに次のメッセージを送る」といったことができるのはLステップならでは。LINE公式アカウントのステップ配信ではできません。
シナリオ配信を活用して読者の興味を引き、行動に応じたフォローアップで有料記事への登録を促すことで、効率的にnote×Lステップを活用できます。
リマインダ配信でnote記事の再読を促す
Lステップのリマインダ配信とは、イベントやサービスの販売開始日などをゴール日として設定し、友だちにリマインドできる機能です。読者の中には、記事をよく読んでいなかったり、一度読んだ記事でも時間が経つと忘れたりする人も少なくありません。
適切なタイミングで再案内することで、継続的な接点を持てます。
たとえば、5日後に続編記事で商品を訴求したい場合、以下のようなリマインドが可能です。
- 4日前:「この記事、もう読みましたか?新たな発見があるかもしれません!」
- 3日前:「読者からの感想を紹介!あなたの意見もお聞かせください」
- 2日前:「まだ読んでいない方へ。続編前にぜひチェックしてください!」
- 前日:「 明日、いよいよ続編記事を公開!お見逃しなく」
- 当日:「続編記事を公開しました!合わせて読むと理解が深まります」
リマインダ配信機能を活用して、確実に読者が記事を読み、次のアクションにつながるよう工夫しましょう。
アンケートにより需要の高いテーマをnoteで執筆
Lステップの回答フォームでアンケートを作成すれば、読者の関心を把握し、需要の高いテーマでnote記事を執筆できます。読者の声を反映した記事は共感を生みやすく、継続的に読まれるコンテンツになりやすいです。
アンケート内容の例は、以下を参考にしてください。
- 「今、一番興味のあるテーマは?」 → 回答の多いテーマを次回の記事で解説
- 「過去の記事で特に役立ったものは?」 → 反響の大きかった記事を深掘り
- 「どんな情報をLINEで受け取りたいですか?」 → 回答の多い内容を記事化
アンケートで集めた声をもとに、noteの記事内容をブラッシュアップすれば、読者の満足度も上がり、記事からの集客効果も高まります。
Lステップを活用して、「ただ書く」から「求められる記事を書く」スタイルにシフトしていきましょう。