

- 会員情報の管理に手間がかかる…
- エクセルでは限界を感じている…
そんな悩みを抱える団体やスクール・店舗・会社の担当者に役立つのが会員管理システムです。
近年は無料プランから利用できるサービスも増え、初期費用や月額料金の負担を抑えて始められるようになりました。
ただし、システムによってプラン内容や使える機能は異なるため、比較しながら選ぶことが重要です。
そこで本記事では、おすすめの会員管理システム10選をご紹介します。
さらに、LINE上で会員の管理からイベント予約・配信の自動化ができるツールも解説していますので、ぜひ参考にしてください。
目次
会員管理システムは無料で使える?
会員管理システムとは会員情報を一元管理し、入会手続きや会費の決済、イベント予約などを効率化する仕組みです。
無料プランやトライアル付きのサービスも多く、初期費用・月額料金を抑えて試せます。
一方で、無料プランは登録できる会員数や、使える機能が限定的なケースも少なくありません。
まずは無料で使って操作性を確認し、自社に必要な機能が固まった段階で有料プランを比較検討すると、導入後のミスマッチを防ぎやすいでしょう。
また最近は、LINE公式アカウントと連携した会員管理システムも注目を浴びています。
無料プランから試せるのはもちろん、LINEはメッセージの開封率が高く、会員とコミュニケーションを取りやすい点も見逃せません。
会員管理システムの種類【クラウド・アプリ・自作】
会員管理システムにはいくつかのタイプがあり、それぞれ特徴や強みが異なります。目的や規模に合った種類を理解して選ぶことが大切です。
ここでは無料、またはコストを抑えて使える3つのシステムについて解説します。
- クラウド型
- アプリ型
- 自作型
用途や予算に応じて、自社に最適な方法を検討しましょう。
クラウド型
クラウド型は、ソフトを自分のパソコンにインストールせず、インターネット経由で利用するタイプのサービスです。
担当者が複数いても同じデータを閲覧・編集することが可能で、情報をリアルタイムに共有できます。
たとえば、
- イベント予約を自動で会員データベースに反映する
- 会費の入金をリアルタイムで共有する
- 支店や別拠点のスタッフが同じ画面にアクセスする
といった運用が実現し、担当者の作業負担を大幅に減らせます。多くのシステムで無料プランやトライアルが用意されており、初期費用なしで導入を試せる点が魅力。
クラウド型は、企業やスクールなど幅広い規模の団体に適した会員管理システムです。
アプリ型
アプリ型は、スマホやタブレットに専用アプリをインストールして使うタイプのサービスです。
予約や会員情報の登録が数クリックで完結するなど、現場スタッフも迷わず直感的に操作しやすい設計です。
たとえば、次のような使い方があります。
- 予約状況や履歴をすぐに確認する
- 来店時にその場で会員登録を行う
- LINEやメールと連携し、自動で通知やメッセージを送信する
アプリ型は専門的な知識がなくても運用できるので、スタッフ教育の手間も少なく済みます。
クラウド型と比べて機能はシンプルですが、学習塾やジムなど小規模の会員制サービスには使いやすいシステムです。
自作型
自作型は、エクセルやプログラミングを使って、自分で管理システムを構築する方法です。関数やマクロを設定することで、ある程度の自動化も可能になります。
ただし、会員数が増えるとエクセルでは更新の手間が膨らみ、情報の一元管理が難しくなるケースも少なくありません。
自作型の会員管理システムは、人材や技術など十分なリソースを持つ企業向けといえるでしょう。
会員管理システム10選【無料やアプリで使えるツールあり】
会員管理システムは種類が多く、どれを選ぶべきか迷う方も多いはずです。
ここでは無料プランから始められる、クラウド型やアプリ型の代表的なシステム10選を紹介します。
- Lステップ|アプリあり
- MOSH
- SELECTTYPE
- STORES予約|アプリあり
- ぜぶらる
- SmartCore
- Salesforce|アプリあり
- Square予約|アプリあり
- freee予約|アプリあり
- HubSpot|アプリあり
自社の目的や業種に合ったシステムを選び、効率的な運営と会員満足度の向上につなげましょう。
会員管理システム①Lステップ|アプリあり
『Lステップ』は、LINE公式アカウントの機能を拡張できるMA(マーケティング・オートメーション)ツールです。
LINE上で会員管理や予約管理・マーケティングまで一貫して運用することが可能です。無料プランから始められるため、気軽に導入しやすいのも魅力といえます。
- LINE上で会員登録や予約受付・メッセージ配信などが完結する
- アンケートを作成して会員情報を自動で取得できる
- セグメント配信(条件を絞った配信)で興味に合わせたメッセージを届けられる
- 会員ランク制度を構築でき、ランクに応じて特典内容を変えられる
Lステップを使えば、名前や連絡先だけでなく「どのサービスに興味があるか」といったデータも自動で取得できます。
さらに蓄積した情報を活かせば、興味にあった商品の案内を送るなど、効果的なフォローアップにもつながるのが強み。
ターゲットの関心に合わせて配信先を絞り込めば、無駄なメッセージ消費を防いでコストを抑えられます。費用を抑えながら配信を強化したい店舗やスクールに最適な会員管理システムです。
| 月額費用 |
|
| 無料で使える
主な機能 |
|
| URL | https://linestep.jp/lp/01 |
会員管理システム②MOSH
『MOSH』は、オンラインレッスンやコンテンツなどの販売に特化した、アプリ感覚で使える会員管理システムです。
月額料金は無料で、決済のタイミングで手数料が発生する仕組みのため、固定費を気にせずに柔軟に活用しやすい点が魅力です。
- クレジットカード決済や分割払いで事前集金を行える
- スマホひとつで予約受付やキャンセル対応まで完結する
- サービス販売ページを手軽に作成できる
スマホひとつで予約から決済、顧客管理までワンストップで行えるので、集金や管理作業の負担を大きく減らせます。
利用頻度が低いフリーランスや小規模ビジネスでも、コストを抑えて活用できる会員管理システムです。
| 月額費用 |
|
| 無料で使える
主な機能 |
|
| URL | https://mosh.jp/ |
会員管理システム③SELECTTYPE
『SELECTTYPE』は、会員管理をはじめ、予約やサブスクの管理も一元化できる多機能型のサービスです。
マルチデバイスに対応し、オフィスではPC、移動中はスマホやiPadといったように状況に応じて使い分けられます。
- 会員専用ページにお知らせを3件まで掲載できる
- クラウド型とアプリ型を使い分けられる
- サブスク機能により決済から入金管理までを楽に行える
無料プランでは、「会員専用ページにお知らせを3件まで掲載」「メンバープラン※を1種類まで登録」といった基本機能に対応しています。 ※登録された会員をグループに分類できる仕組み。
運用イメージをつかんだうえで有料プランを検討したい人に向いており、クリエイターやフリーランスに適した会員管理システムです。
| 月額費用 |
|
| 無料で使える
主な機能 |
|
| URL | https://select-type.com/ |
会員管理システム④STORES予約|アプリあり
『STORES予約』は無料で開設でき、クラウドとアプリ両方に対応する会員管理システムです。
スクールやセミナー運営に特化した機能が豊富で、日々の予約や会員対応をスムーズに進められます。
なかでも「月額課金機能」は会費を自動回収できるため、管理の手間を大幅に減らせるのがメリットです。
- 月額課金機能により自動的に会費を回収できる
- QRコードの読み込みで会員登録(アプリへの追加)を行える
- レッスンレビューを記載できる
「レッスンレビュー」機能を使えば、受講者がレッスンの感想をアプリ上に書き込めるので、自然な口コミの広がりにつながります。
会費回収の自動化と口コミ効果で、スクールやセミナーを低コストで効率的に運営できる会員管理システムです。
| 月額費用 |
|
| 無料で使える
主な機能 |
|
| URL | https://stores.fun/reserve/functions |
会員管理システム⑤ぜぶらる
『ぜぶらる』は、無料から始められる次世代のクラウド型会員管理サービスです。業界や種別を問わずに利用可能で、顧客管理・決済・メッセージ配信をまとめて自動化できます。
さらに、会員登録と同時に専用マイページが作成される仕組みにより、利用者は情報や支払い履歴を確認しやすいのも強みです。
- 会員がマイページで情報管理をワンストップで行える
- Web会員証を種別ごとにカスタマイズできる
- 会員向けアンケートを自由に作れる
Web会員証は、オリジナルデザインの作成も可能で、会員に特別感を与えられるのが魅力。
無料ながら機能が充実しているため、低予算で会員管理を始めたい小規模コミュニティやスクール運営者に最適なシステムです。
| 月額費用 |
|
| 無料で使える
主な機能 |
※システム手数料が8,000円以下:400円(税別) 8,001円以上:決済の5%(税別) |
| URL | https://zebral.jp/ |
会員管理システム⑥SmartCore
『SmartCore』は、強固なセキュリティと柔軟なカスタマイズ性が魅力の会員管理システムです。
会員の個人情報保護を第一に考えており、アクセス制御やログイン認証といった、徹底した技術的対策を講じています。
ポータル運営に必要な「コアシステム」をベースに、CMS※やホームページなど、会員管理に役立つオプション機能を組み合わせることが可能です。※コンテンツ管理システム
- 会員数・ファイルやデータベースなどの容量を選び、経済的に運用できる
- 14日間の無料トライアルで使用感を試せる
- 万全のセキュリティ体制が整っている
14日間の無料トライアルが用意されているため、実際に社内での使い勝手を試したうえで導入を検討できます。
セキュリティ対策を重視しつつ、柔軟な会員管理を行いたい団体や企業にとって効果が期待できるシステムです。
| 月額費用 |
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| 無料で使える主な機能 |
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| URL | https://smartcore.jp/ |
会員管理システム⑦Salesforce|アプリあり
『Salesforce』は、CRM※の強みを活かし、会員データの詳細な分析に優れたクラウド・アプリ型の会員管理システムです。※顧客管理システム
無料プランの登録にはクレジットカードが不要なため、自動でサブスクに切り替わるといった不安を持たずに、操作感を試せます。
「Experience Cloud」をはじめとした独自機能を活用すれば、強固なセキュリティ環境下で会員専用のマイページやポータルサイトの構築が可能です。
- 会員データを一元管理できる
- CRMと連動した会員専用サイトの構築が行える
- 会員ランク制度が構築できる
さらに、蓄積したデータを活かし、会員ランクに応じたポイントプログラムの展開といった高度な施策にも対応しています。
本格的なデータ管理と最新AIを活用して、会員とのつながりを最大化したい企業に効果的な管理システムです。
| 月額費用 |
|
| 無料で使える主な機能 |
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| URL | https://www.salesforce.com/jp |
会員管理システム⑧Square予約|アプリあり
『Square予約』は、月額固定費なし・予約件数無制限の無料プランから手軽に始められるサービスです。予約から決済、会員管理までをオールインワンで備えています。
iOS用・Androidに対応するモバイルアプリもあるため、いつでもどこからでも会員のデータベースにアクセスできるのが強み。
- 予約件数が無制限の無料プランが使える
- 会員の来店履歴や好みを記録し、配信に活かせる
- PCとアプリのどちらからでも会員情報の確認ができる
システム上に会員の来店履歴や要望を細かく記録し、スタッフ間で共有すれば、質の高いフォロー配信が可能です。
コストを抑えつつ、店舗運営と会員管理を効率化したいスモールビジネスに最適なシステムです。
| 月額費用 |
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| 無料で使える主な機能 |
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| URL | https://squareup.com/jp/ja/appointments |
会員管理システム⑨freee予約|アプリあり
『freee予約(旧tol)』は、スマホやタブレットのアプリひとつで予約受付から顧客管理まで完結する便利なシステムです。
無料プランでは、使える機能の制限がないため、活用の幅も広がります。承認制の予約受付設定や自動応答メール・予約ページのQRコード作成など、会員管理に役立つ多くの機能を搭載。
- スマホアプリのみで予約・配信・支払いまで一元管理できる
- 無料プランで無制限に予約機能が使える
- 事前決済機能で無断キャンセルの防止につながる
また、予約が入ると自動で顧客リストが作成されるので、面倒な入力の手間を省けます。
パソコンを持たない個人事業主や、スマホで手軽に管理したい店舗にぴったりの会員管理システムです。
| 月額費用 |
|
| 無料で使える主な機能 |
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| URL | https://tol-app.jp |
会員管理システム⑩HubSpot|アプリあり
『HubSpot』は高機能なCRMをベースに、世界中で利用されている会員管理システムです。
無料プランでは、マーケティングやセールス・コンテンツといった多様なツールへアクセスができ、操作性を確認できます。
さらに、有料の「コンテンツHub Enterprise」プランでは、会員限定ブログや限定動画など、高度なメンバーシップ機能の利用が可能です。
- 無料プランでビジネスに役立つ多くのツールを試せる
- 有料プランで会員限定のウェブページを構築できる
- スマホアプリで外出先からでも情報の更新が行える
その他にも、SNSやGoogleアカウントを使ったログイン機能の利用など、本格的な会員管理システムの構築も行えます。
強固な顧客管理を基盤にしつつ、会員限定コンテンツを安全に提供したい企業におすすめの管理システムです。
| 月額費用 |
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| 無料で使える主な機能 |
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| URL | https://www.hubspot.jp |
会員管理システムの主な機能一覧
会員管理システムには、業務を効率化し、会員との関係性を深めるための機能が多く搭載されています。とくに活用度の高い基本機能は、以下の5つです。
- 会員データベース管理(顧客管理)
- イベント・予約管理
- 入金・会費管理
- 分析・レポート機能
- メール・LINE配信
ここでは、それぞれの特徴をくわしく解説します。
会員データベース管理(顧客管理)
会員管理システムの中心となるのが、会員情報を一カ所に集約したデータベースの管理機能です。
データを一元管理することで、紙やエクセルで起こりやすい入力ミスや更新漏れを防げます。
会員データベースで管理できる主な情報は、次のとおりです。
- 基本情報(氏名・住所・連絡先)
- 年代や性別などの属性データ
- 入退会履歴
- 来店・出席状況
- 会費や支払い履歴
蓄積されたデータは、会員一人ひとりがどのような人物なのかを深く理解するための重要な指標となります。
顧客情報を正しく整理すれば、運営の効率化と会員満足度の向上を両立しやすいでしょう。
イベント・予約管理
会員管理システムを導入すると、イベントやレッスンの予約を効率よく管理できます。
予約状況がリアルタイムで反映されるため、重複やダブルブッキングのリスクを防ぎやすい点が特徴です。
具体的には、以下のような機能が活用できます。
- 予約を受け付けて確認メッセージを送る
- 予約の変更やキャンセルに対応する
- リマインドメッセージを送る
これらの管理を自動化することにより、担当者の手作業を減らしつつ、利用者にとっても便利な予約体験が実現します。
さらに、会員の予約履歴を分析すれば、今後のイベント企画やマーケティング施策の精度向上につながるでしょう。
入金・会費管理
会員管理システムでは、入会金や月会費の管理が欠かせません。「誰が支払ったか、どこまで確認したか」を把握できるかどうかで、経理にかかる手間は変わります。
システムを導入すると、次のような管理が可能です。
- 月謝や年会費の入金状況をリアルタイムで反映する
- クレジットカード決済を自動で処理する
- 未入金者だけに自動でリマインドを送る
入金状況の確認からリマインドまでを一元化すれば、処理の効率がより向上します。入金データを可視化することで滞納を防ぎやすくなり、安定した運営につながります。
分析・レポート機能
「どの施策が効果的なのか?」を見極めるには、会員データの分析が大切です。レポート機能を使えば、入退会数や売上推移などをグラフで表示でき、次のアクションが判断しやすくなります。
とくに、役立つ分析機能は以下のとおりです。
- 流入経路分析:新規会員がどの経路から入会しているかを把握する
- ファネル分析:登録から継続利用までの過程で、離脱が多いポイントを特定する
- 売上分析 :会費や売上の推移を確認し、予算やキャンペーンに反映する
感覚ではなくデータに基づいた判断こそが、効率的な運営と長期的な会員維持を実現するコツといえるでしょう。
メール・LINE配信
メールやLINEを使った配信機能は、会員へのスムーズな情報発信に欠かせません。イベント案内やキャンペーン情報などを一括で送信でき、手間をかけずに会員との接点を作り出せます。
たとえば、次のような配信が可能です。
- 休眠会員に特別クーポンを送る
- 新規会員に入会特典を案内する
- 学習塾で保護者向けに進捗レポートを配信する
とくに近年は、メールに代わってLINEでのやりとりがビジネスの主流になりつつあります。
弊社の調査でも「よく使うメッセージツールはLINE」」という回答が最も多く、メールの2倍以上利用されている実態が明らかになりました。

日常的に利用されるLINEは会員管理システムとの相性が良く、効果的な情報発信を実現できる強力な発信手段といえます。
会員管理システム|無料と有料の違い
会員管理システムには、無料版と有料版があります。無料版は導入しやすい一方で、機能やサポートが限定的です。
有料版は月額費用がかかりますが、機能面やサポート体制が充実しています。
無料版と有料版の主な違いは以下のとおりです。
| 項目 | 無料版 | 有料版 |
| 月額料金 | 0円 | 3,000~50,000円程度 ※初期費用が発生する場合あり |
| 利用できる機能 | 基本的な機能に限定 (顧客管理・予約管理・配信機能など) |
プランに応じて機能が増える (分析機能・決済機能・スタッフ管理など) |
| サポート体制 | 基本サポート (チャット・メールサポートなど) |
基本サポート+導入支援や電話・オンラインサポートなど |
| データ容量 | 制限があるケースが多い | プランに応じて大容量データにも対応 |
無料版は小規模でシンプルに始めたい場合に向いており、有料版は機能を幅広く活用して本格的に運用したい場合に最適です。
会員管理システムの選び方・比較ポイント
会員管理システムは種類が多く、どれを導入すべきか迷う方も少なくありません。失敗を避けるためには、自社やサービスの状況に合わせた基準で比較検討するのが大切です。
ここでは、会員管理システムの選び方を以下の5つにわけて解説します。
- 目的に合ったツールか
- 必要な機能が揃っているか
- サポート体制は充実しているか
- 無料プランやトライアルはあるか
- 外部サービス・アプリと連携できるか
これらの比較ポイントを意識すれば、自社に最適な会員管理システムを選べます。
1. 目的に合ったツールか
会員管理システムを選ぶ際は、まず「導入の目的」を明確にすることが重要です。目的が曖昧なまま導入すると、機能が使いこなせずコストだけがかかるリスクがあります。
たとえば、次のような目的に合わせた選び方がおすすめです。
- 教室やスクール運営 → 予約・出欠管理が充実しているシステム
- サブスク型サービス → 決済・月額課金機能が搭載されたシステム
- コミュニティ運営 → 会員専用ページやWeb会員証に強いシステム
このように目的から逆算して選べば、ムダのない投資が実現できます。自社の運営スタイルと照らし合わせて、必要な機能や仕組みを見極めましょう。
2. 必要な機能はあるか
会員管理システムを選ぶときに確認すべきは、「自社の運営に欠かせない機能が備わっているか」です。
知名度が高いシステムでも、実用的でない機能ばかりだと十分に活用できません。
そこで、次のようなポイントをチェックしてみましょう。
- 会員情報の登録・検索・更新が簡単に行えるか
- 予約やイベント管理機能が搭載されているか
- 月額課金機能に対応しているか
- 会員限定のメール配信や通知が可能か
必要な機能をリスト化して比較すれば、導入後に「使えない」と後悔するリスクを減らせます。
あわせて、LINEのような外部サービスとの連携や、サブスク機能などの拡張性があるかどうかも確認しておくと安心です。
3. サポート体制は充実しているか
システム導入後に起こりがちなのが「使い方がわからない」「トラブルが解決できない」といった課題です。対策として、サポート体制の有無や質は比較時に必ず確認しましょう。
たとえば、以下のようなサポートがあると、もしものときにも対応しやすくなります。
- チャットや電話で迅速に問い合わせができる
- 導入時の初期設定サポートがある
- マニュアルや動画解説が用意されている
- オンライン活用セミナーが開催されている
特にITに不慣れなスタッフがいる場合は、対応が丁寧な運営会社を選ぶと安心です。充実したサポート体制が整っていれば、システムを日常業務に定着させやすいでしょう。
4. 無料プランやトライアルはあるか
会員管理システムは、最初から有料契約するのではなく、まずは無料プランやトライアルで試すのがおすすめです。
実際に使ってみて、操作感や画面の見やすさを事前に確認しましょう。
無料でシステムを試す方法は、以下のとおりです。
- フリープランで会員登録や予約受付を試す
- トライアル期間中に有料機能を一部体験する
- デモサイトで実際に使用感を試す
こうしたステップを踏めば、コストの心配をせずに自社のニーズに合うかどうかを見極められ、導入後のミスマッチを未然に防げます。
5. 外部サービス・アプリと連携できるか
会員管理システムは単体で使うのではなく、LINE公式アカウントやGoogleといった他のサービスと組み合わせて活用することでより便利に使えます。
たとえば、以下のような連携が可能かを確認しましょう。
- LINE公式アカウントやメール配信ツールと連携して通知を自動化
- ZoomやGoogleカレンダーと連携して予約を同期
- 会計ソフトや決済システムと接続して請求処理を効率化
LINE公式アカウントと連携する場合、会員へのお知らせを自動配信すれば、スタッフの入力作業の負担を減らせます。
こうした連携によって業務が効率化され、空いた時間を顧客対応やサービス改善に回せるのも魅力です。
会員管理システムを導入するメリット・目的
会員管理システムを導入するメリットを、以下の3つにわけて解説します。
- 会員情報を一元管理できる
- 業務の効率化につながる
- 集客力を強化できる
これらを理解すれば、導入効果を最大限に引き出せます。
会員情報を一元管理できる
会員管理システムを使えば、会員の基本情報や利用履歴をまとめて保存できるので、必要なときに検索や更新が可能です。
たとえば、イベントや誕生日に合わせてメッセージを送るなど、データを活用したきめ細かな対応もしやすくなります。
さらに、蓄積した情報を分析すれば、人気サービスの傾向や会員ごとの利用頻度がわかり、戦略的な運営にもつなげられます。
業務の効率化につながる
「予約管理や出欠確認に時間を取られている…」そんな現場でも、会員管理システムを導入すれば作業効率が上がります。
具体的には、予約やキャンセルの自動反映や入金状況の確認をまとめて管理できます。これにより作業工程が減り、業務のスピードアップが実現して時間にも余裕が生まれるでしょう。
集客力を強化できる
新規会員やリピーターの獲得など、集客力の強化を考えるなら、会員管理システムは効果的な手段です。
たとえば、友達紹介キャンペーンの運用やクーポンの配布を自動化することで、新規顧客を呼び込むことが可能です。
さらに、来店が減っている会員にはリマインド通知を送れば、再来店を後押しできます。
会員管理システム導入のデメリット・注意点
会員管理システムは便利な一方で、次のようなデメリットもあります。
- 無料プランは機能に制限がある
- 操作に慣れるのに時間がかかる
それぞれの課題を理解し、自社に合ったシステムを見極めることが重要です。
無料プランは機能に制限がある
会員管理システムの無料プランは、手軽に試せて便利ですが、使える機能が限られているケースも少なくありません。
たとえば、「外部ツールとの連携ができない」「データ分析機能が使えない」といった制約が代表例です。
無料プランで十分か、有料版が必要かをあらかじめ見極め、状況に応じてアップグレードも検討するとよいでしょう。
操作に慣れるのに時間がかかる
会員管理システムは多機能である反面、使い始めは操作に戸惑うケースが少なくありません。
「予約管理はできるけれど、検索や更新の操作に迷ってしまう」といった声もよく聞かれます。
とくにITに不慣れなスタッフがいると、入力や設定に時間を取られてしまい、本来の業務が滞るリスクもあります。
操作負担をできるだけ減らしたい場合は、日常的に使い慣れているツールを活用する方法も有効です。
たとえばLINEなら、新しい操作を覚える負担が少なく、スタッフも顧客も直感的に使いやすいでしょう。
会員管理システムにLINEがおすすめな理由
LINE公式アカウントとは、LINEのビジネス版ツールです。無料で開設できるため、小規模ビジネスや個人の経営者でも取り入れやすいのが特徴です。
LINE公式アカウントを会員管理システムとしておすすめする理由には、次の点が挙げられます。
- 会員に配信が届きやすい
- 会員もスタッフも直感的に操作できる
- 販促に役立つ機能が多い
クーポンやショップカード・ステップ配信※など、会員の獲得やリピート施策に役立つ機能を搭載しています。 ※複数のメッセージを指定した順番に配信する機能
このようにLINE公式アカウントだけでも十分に魅力的なツールですが、

- より細かく顧客情報を管理したい
- 予約からリマインド配信まで、LINE上で完結するよう自動化したい
という場合は、機能を拡張できるツール「Lステップ」との組み合わせがおすすめです。
Lステップを活用すれば、会員の情報取得・予約・リマインド・フォロー配信までの仕組み化が可能になり、より自由度の高い会員管理システムの構築が実現します。
さらに、Lステップにも無料プランがあるため、手軽にお試し運用が行えます。
LINE上で会員管理システムを仕組み化|Lステップ導入事例
最後に、独自の会員管理システムを構築したLステップの導入事例3社を紹介します。
業種や目的ごとの具体的な工夫について、順番に詳しく見ていきましょう。
会員ランク制度の構築でリピート率が向上したステーキハウス
ステーキハウスを運営する「株式会社ディーズプランニング」様は、リピート施策を強化するために、Lステップで会員ランクシステムを構築しました。

来店時に、NFC※タグにスマホをかざしてもらい、1ポイントを付与する仕組みです。
※10㎝程度の至近距離で無線通信を行う技術

獲得したポイント数に応じて、自動的に会員ランクが上がり、特典内容のレベルもアップします。
会員カードやランク別の特典は、リッチメニュー※の見やすい場所に配置し、利用者がいつでも確認できるようにしました。※トーク画面下部に表示される固定メニュー

会員特典には、ガチャやオリジナルグッズ・誕生日クーポンなどを用意し、ファンを増やす仕掛けを組み込んでいます。
【施策の成果】
- わずか3〜4カ月で200回以上来店する熱狂的なファンを獲得
- 最上位ランクの到達者がすぐに出たため、さらに上のランクを新設
- 会員カードやガチャ施策が来店のきっかけとなり、リピーターが増加
顧客の心をつかむゲーム感覚の仕組みと、会員ランク制度の構築の掛け合わせにより、リピート率の向上につながった事例です。
会員施策でリピート数が前年比133%を達成した美容サロン
アイラッシュサロン「FAST LASH」様は、従来のお得な価格設定だけでは客単価が約4,000円にとどまり、リピート施策に課題を抱えていたそうです。
そこで、優良顧客を育成するために、来店回数に応じた3段階の会員ランク制度を導入しました。



来店時にQRコードを読み込んでもらい、来店回数や最終施術日・経過日数などをLステップへ自動で反映させています。
蓄積したデータをもとに、メンテナンスに最適なタイミングでリマインドを配信し、自然にリピートを促す仕組みを構築しました。
【施策の成果】
- リピート数が前年比133%、売上が前年比240%へと大幅に増加
- 診断やクーポン施策との相乗効果で、客単価が7,900円台へ上昇
- スタッフの手間をかけずに、一人ひとりに合った来店促進を実現
顧客データに基づく細やかなフォローアップと自動化を組み合わせ、会員管理の質とサロンの実績を向上させた成功事例です。
決済前の離脱率が半減した会員制オンラインコミュニティ
フリーランスや副業向けのサービスを運営する「会員制オンラインコミュニティ」では、応募から入会までのフローに課題がありました。
応募者は順調に集まっていたものの、合格通知後に不安を感じる人が多く、離脱率の改善が大きなテーマでした。
課題の解決に向けて、実施した主な施策は以下のとおりです。
- アンケートの返信を自動化し、早めのフォローを実現
- サービスの内容をシナリオ配信※で伝え、入会後のイメージを見える化
※指定したタイミングで自動配信 - 個別メッセージ風の寄り添ったリマインドを送り、決済を後押し
実際のミーティングやチャットツールでのやり取りをスクリーンショットで公開し、コミュニティの中身をイメージしやすく工夫しています。

【施策の成果】
- 個別メッセージ風の配信により、リマインドの返信率が約20%に向上
- 決済前の離脱率が半減し、1通の配信で約100万円の売上アップに貢献
- 応募から入会までの流れがスムーズになり、作業工数を大幅に削減
Lステップを導入したことで、安心して参加を後押しする仕組みが整った事例です。
まとめ
会員管理システムは、無料プランやトライアルから始められるツールが多く、初期費用を抑えて手軽に導入しやすい点が大きな魅力です。
顧客データの一元管理や予約・決済の自動化によって、現場の業務負担を大きく軽減します。
さらに、会員ランク制度をはじめとした効果的な施策を組み合わせれば、リピート率の向上や強固な関係構築も実現可能です。
自社の課題に合ったシステムを選び、会員の満足度の向上と事業の成長につなげていきましょう。








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