
本記事では、Lステップを導入して成果を上げている小売店の事例を10個紹介します。
- 客数を増やしたい
- 高単価の商品を売り込みたい
- スタッフの業務負担を減らしたい
- LINE公式アカウントをうまく活用したい
これらに当てはまる人は、この記事が課題解決のヒントになるはずです。実際の構築内容や活用方法を参考に、具体的な改善イメージをつかみましょう。
目次
- 1 小売店のLステップ導入事例10選
- 1.1 内定辞退を83%も減少させた「スーパーマーケット」
- 1.2 公開3ヶ月で月商平均を約200万円増加させた「鮮魚店」
- 1.3 配信1通で売上100万円超えを達成した「輸入洋酒販売会社」
- 1.4 フリープランで工数削減と売上増を両立させた「精肉店」
- 1.5 激戦区でオープン前から友だち登録400人を達成した「パン屋さん」
- 1.6 友だちの20%がリピーターになった「めだか屋」
- 1.7 業務効率化と売上アップを実現した「ペットショップ」
- 1.8 来店予約の約90%がLINE経由になった「呉服店」
- 1.9 公開1ヶ月で工数削減と予約数の増加に成功した「呉服店」
- 1.10 顧客管理と対応を効率化し作業工数を削減した「ガラス工房」
- 2 小売店の成功事例を参考に「Lステップ」を運営しよう
- 3 まとめ
小売店のLステップ導入事例10選
内定辞退を83%も減少させた「スーパーマーケット」
北海道の道央エリアでスーパーマーケットを展開する「株式会社ラルズ」様は、人材確保の難しさや採用管理システムのコスト面に課題を抱えていました。
その解決策として、総合職(店舗運営スタッフ)の採用活動に、2023年10月からLステップを活用されています。
【Lステップ導入前の課題】
- 既存の採用管理システムが使いにくく、費用負担も大きかった
- メールの返信がほとんど返ってこなかった
- 内定者の辞退が多かった
【Lステップで行った施策】
1.「3つの属性別リッチメニュー」で動線設計
応募者を3つの属性に分類し、それぞれに合うリッチメニューを出し分けました。
【属性➀:アルバイト従業員以外の大学・専門学生】
会社を初めて知る学生向けに、選考会やインターンシップのエントリーだけでなく、採用デジタルパンフレット、先輩社員紹介などのコンテンツを用意しています。

【属性➁:大学・専門学生アルバイト従業員】
アルバイトとして働いている学生には、「キャリアトークカフェ」という先輩社員との意見交換の場を案内。
すでに職場で働いている経験をもとに、自分のキャリアをより具体的にイメージできるように設計しました。

【属性➂:高校生アルバイト従業員】
高校生はインターンに参加する際、ハローワークを通す必要があります。
そのため、職場見学や募集要項などの採用情報を中心に作成しています。


2.タグ情報を活用し、個別にアプローチしやすい体制を構築
株式会社ラルズ様では、学生からのメールの返信率が低く、インターンシップへのエントリーも少ないことが、採用活動の課題になっていたそうです。
そこで、LINE上でのつながりをもとに、個別にアプローチできる体制を整えました。
アンケート回答やイベント参加の有無にかかわらず、タグを付けて学生の情報を見える化。
採用担当が、店長にアルバイト学生との面談を、店長に依頼しやすくしました。
現場と連携しながら、接点を持つべき学生に、LINEを活用してピンポイントにアプローチできるようになっています。
3.企業らしさが伝わる配信コンテンツの設計
インターンシップを中心にした配信設計にこだわり、企業の魅力を伝えるコンテンツ作りに取り組みました。
たとえば食肉部門では、「お肉を食べながら学ぶ」仕事体験型インターンのように、スーパーならではの体験コンテンツをLINEで案内しています。

さらに画像を使った配信では、店舗の雰囲気が伝わるように工夫を凝らしました。
使用する画像は、株式会社ラルズ様の担当者が1枚ずつ思いを込めて作成し、Lステップ認定コンサルタントが配信の方向を調整しながらサポートする体制で進めています。

【Lステップ導入後の成果】
Lステップ導入後、内定辞退が12名から2名に減少し、83.3%の改善を達成できました。
学生からの返信もメールでは反応が少なかったのですが、LINEに変更してから返信率が増加。自然なコミュニケーションが生まれています。
LINE公式アカウントは画像を使ってアプローチしやすく、メールでは伝えきれなかった「企業の雰囲気・魅力」も、効果的に発信できるようになりました。
さらに、Lステップによって、内定者のフォローもこれまで以上に密に行えるようになり、その結果、内定承諾率も向上しています。
公開3ヶ月で月商平均を約200万円増加させた「鮮魚店」
北海道函館市にある「有限会社マルショウ小西鮮魚店」様は、2023年3月からLステップを導入しました。
【Lステップ導入前の課題】
- LINE公式アカウントは運用していたが、オペレーション負荷が高かった
- 顧客情報の紐づけが不十分で、注文内容を毎回確認する必要があった
【Lステップで行った施策】
1.リッチメニューの自動切り替え
顧客がよく求める情報(注文内容・送料・取引条件・店舗情報など)をリッチメニューにまとめて配置しました。
【小西鮮魚店様のリッチメニュー】


また、月ごとに内容が自動で切り替わる仕組みを作り、季節のおすすめ商品がひと目でわかるように工夫しました。
トーク画面からワンタップですぐに商品情報を確認できるように設計しています。

2.顧客情報の整理
友だち追加直後にアンケートを実施し、「プロ(飲食店・小売店などの事業者)」「一般のお客様」をタグ付けしています。

プロと回答した人は店舗登録フォームへ誘導し、注文に必要な詳細情報を入力するフローを作り、確認作業を削減しました。

さらに、伝える情報はセグメント配信で一般向け・プロ向けに出し分け、ブロックされにくいように工夫しています。
【プロ向けの配信内容】

3.シナリオ配信で「強み・こだわり」を訴求
競合と比べた強みやこだわり、メディア掲載実績、取引先からのクチコミなどをシナリオ配信で自動的に届ける仕組みを構築しました。

小西鮮魚店様は画像と動画を活用し、目で見て価値が伝わるコンテンツ作りを徹底しています。


その結果、配信頻度は週4~5回と高いものの、ブロック率は11%台に抑えられています。(2023年6月現在)
【Lステップ導入後の成果】
アカウント公開後3ヶ月で、月商の平均が約200万円増加しました。
注文導線をわかりやすくしたことで、新規注文増加につながったと考えられます。
一般・プロの判別と店舗登録フォームの導入により、住所・電話番号・定休日などの確認作業が不要になりました。
これにより、コミュニケーション工数を大幅に削減できました。
さらに、アカウントの見やすさ・使いやすさに関するアンケートでは、100点満点中89.7点と高く評価されています。
配信1通で売上100万円超えを達成した「輸入洋酒販売会社」
兵庫県にある「コートーコーポレーション」様は、海外からワインやスピリッツ、リキュールなどを輸入し、販売している企業です。
2021年12月頃にLステップを導入しました。
【Lステップ導入前の課題】
- 新規営業のリソースが不足していた
- 既存顧客へのアプローチ力の低下していた
【Lステップで行った施策】
1.LINEを使った営業のハイブリッド化
アナログな営業手法に多くの時間が取られ、売上や新規顧客獲得に直結する業務に、十分な時間と人員が割けていませんでした。
そこで、FAX・紙中心だった従来の営業手法を、Lステップを軸にした効率的な仕組みへ変更。
- FAXよりも開封率が高く反応が計測できるLINEによる情報発信
- 消費者や飲食店と直接コミュニケーションが取れる環境作り
- カタログや営業資料代わりにLINEを活用した、見込み客へのアプローチ
人にしかできない業務と、LINEに置き換えられる業務を明確に分け、効率的な営業活動を目指しました。
2.LINEを軸にした顧客接点作りと育成
試飲会・催事では、QRコードを用いてLINEの友だち追加を提案しやすい導線を整えました。
リッチメニューにカタログ・取扱店・「AIバーテンダー」など、さまざまなコンテンツを集約。
【リッチメニュー】

AIバーテンダーは約20種類のカクテルからおすすめを紹介してもらえるコンテンツで、「このカクテルを飲んでみたい」と思わせるきっかけ作りに役立っています。
【AIバーテンダー】


このような魅力的なコンテンツを用意することで、友だち追加をおすすめしやすいように工夫しました。
追加後はLステップを使ってタグ付けし、プロと一般ユーザー向けでメッセージ内容を分けたセグメント配信を実施しています。
たとえば催事案内では、初回の流入経路によって、見込みがありそうな人に優先的に送られるようにしました。
3.EC・SNSと連動したBtoC販路の構築
放置されていたECサイトとLステップを組み合わせ、LINEの配信からそのまま購入できる導線を設計しました。
さらに、XやInstagramなども運用し、インフルエンサーを活用した施策やSNSへの投稿キャンペーンなどにより、ECサイトや取扱店での注文増加につなげています。
【インフルエンサーとのコラボ企画】

Xでは営業担当が、自社で取り扱っている商品に関するすべての投稿を引用リポストしています。
【引用リポスト】

これらの取り組みによって、従来BtoBが中心だった販路に、BtoCの新しい流れを生み出しました。
【Lステップ導入後の成果】
Lステップ導入から約2年で、友だちの数が4,100人以上に増えました。(2023年12月時点)
さらに、1通の配信で100万以上の売上があがることもあり、単価8,000円前後の商品が飛ぶように売れています。
また、AIバーテンダーはエンドユーザーだけでなく、プロのバーテンダーからも高評価を得られています。

その影響もあって、酒屋・飲食店からも注文が増えました。
Lステップを使った取り組みによって、今まで接点がなかった見込み客ともつながれるようになっています。
フリープランで工数削減と売上増を両立させた「精肉店」
千葉県勝浦市にある「由基屋精肉店」様は、創業114年を誇る地域に根ざした精肉店です。
2025年の7月にLステップを導入しました。
【Lステップ導入前の課題】
- LINE公式アカウントの注文受付がアナログで時間がかかっていた
- アカウントに友だちが一定数いるのに、うまく活用できていなかった
- Webサイトに商品情報がほとんど掲載されていなかった
【Lステップで行った施策】
1.注文対応の効率化
由基屋精肉店様では、Webサイトに商品情報がほとんど掲載されていませんでした。
そのため、注文を受ける際には、商品の説明や注文内容の確認など、すべてのやりとりを個別チャットで行っていました。
そこで、Lステップの回答フォームを使った注文フォームを作成し、商品一覧や注文方法を整理しています。


LINE上に必要な情報をまとめて掲載することで、個別チャットでの質問対応や確認作業が減り、業務の効率化を実現できました。
2.ポイントカードの導入
1回の購入ごとにスタンプが1つもらえる仕組みを作りました。スタンプが5つ貯まると、クーポンが自動配布されます。
由基屋精肉店様はフリープランで運用されているため、Lステップのリッチメニュー※は利用できません。
※フリープランではLステップ仕様のリッチメニューは使えませんが、LINE公式アカウント仕様のリッチメニューは利用可能です。
そのため、ポイント数に応じて異なる画像を用意しています。
たとえば、1ポイントなら画像A、3ポイントなら画像Bというように、条件分岐して画像を表示しています。
【1ポイント時の画像A】

【3ポイント時の画像B】

また、4ポイント貯まったタイミングでリマインドを配信し、お客様のリピート利用を促しています。

3.診断コンテンツの構築
リッチメニューに「おすすめ肉診断」というコンテンツを配置しました。

このコンテンツは、贈答用のお肉を選ぶときや食べ方に悩む友だちのために設けたものです。
診断の結果に応じて、おすすめの商品や食べ方を提案します。

また、診断結果からそのまま該当商品の注文フォームへ移動できる導線も整えました。
【Lステップ導入後の成果】
注文数が前年比で約1.8倍に増えました。
前年7月~9月:17件
今年7月~9月:30件(+13件)
これまでチャットで行っていた注文の受付を、回答フォームにまとめることで、お客様対応の工数を大きく削減。
さらに、フリープランで使える機能が制限されている中、ポイントカードなどのリピート施策も自動化できました。
フリープランをうまく活用して、「工数削減」「注文数増加」「月額コストゼロ」を同時に実現できた事例です。
激戦区でオープン前から友だち登録400人を達成した「パン屋さん」
横浜県青葉区にあるパン屋さんでは、2021年9月からLステップを導入しました。
2021年11月のオープン日に向けて、その2ヶ月前から運用を始めています。
【Lステップ導入前の課題】
- オープン前の知名度アップが必要だった
- オープン後のリピーター・ファンを作りたかった
- 忙しい現場で、お問い合わせ対応に割く余裕がない
【Lステップで行った施策】
1.QRコードを使ってオープン前から友だち追加を促進
工事中の店舗の外壁にLINEのQRコードを掲示し、オープン前から友だちの追加を呼びかけました。
「あと一週間です」「いよいよ明日です」など、オープン日までのカウントダウンに合わせたシナリオ配信も実施。
お客様にオープンを楽しみにしてもらえるよう、気持ちが高まる内容でメッセージを配信しました。
2.リピート・単価アップにつながるコンテンツを構築
友だち限定のクーポンや診断コンテンツに加えて、新商品の案内などを配信しました。
新メニューを配信すると、紹介したパンを求めてお客様が来店され、その日の購入数が増えた日もあります。
さらに、おみくじ型クーポンを作り、参加したくなる工夫も取り入れました。


3.役割を分けたリッチメニューの活用
リッチメニューは、「お店情報」と「遊ぶ」の2つのタブを組み合わせて運用しています。
現場スタッフの負担を減らすため、営業時間や衛生情報などの「よくある質問」をまとめて掲載しました。
【「お店情報」のリッチメニュー】

パンに関するクイズをゲーム感覚で楽しめるコンテンツを用意しました。
【「遊ぶ」のリッチメニュー】


全体のトーンやデザインは親しみやすさを重視し、「気軽に立ち寄れるパン屋さん」の雰囲気を、LINE上でも再現しています。
【Lステップ導入後の成果】
工事中の外壁QRコードとシナリオ配信により、店舗のオープン前にもかかわらず、友だちを400人以上集めることに成功しました。
その結果、オープン日には行列ができるほどの反響があったそうです。
また、リッチメニューも役割を分けて設定したことで、問い合わせの件数が減少しました。
さらに、遊び心がある診断コンテンツも好評です。
おみくじクーポンは開封率だけでなく、利用率も高く、来店するきっかけとなっています。
- 通常クーポンの開封率:約25.7%
- おみくじクーポンの開封率:42~50%
福袋の販売でもLINEを活用し、予約受付を効率化できました。在庫のロスを出すことなく、完売につなげています。
友だちの20%がリピーターになった「めだか屋」
福島県にある「めだかのグッドラック」様は、めだかの販売や、めだかすくいイベントの開催などをしています。
Lステップは、2023年の4月から導入しました。
【Lステップ導入前の課題】
- 新規集客とリピーターを増やしたい
- 販路拡大にEC販売も始めたい
【Lステップで行った施策】
1.リピート促進の仕組みを構築
めだかのシーズン中(4~10月)は、月に2~4回の頻度で配信し、イベント情報のお知らせや来店の呼びかけを実施しました。

友だち登録時に簡単なアンケートを実施し、回答者には
- めだかすくい1回無料チケット
- オンライン購入時に使える10%OFF券
などの特典を配布しています。

店頭でLINEに登録したほうがお得になる仕組みを作ることで、登録のハードルを下げる工夫をしました。
さらに、Lステップでポイントカードも導入。来店回数に応じて特典を用意し、再来店につなげています。

2.EC販売の導線を配置
Instagramのフォロワーが2,000人以上いたことを活用し、プロフィールにLINEのリンクを設置。

オンラインで購入を希望する人には、まずLINEに登録してもらう流れを作りました。
また、LINEのリッチメニューに「オンライン商店」のボタンを配置して、タップすると販売サイトへ遷移するようにしています。
これにより、LINEを通じてECサイトで購入できるようになりました。

3.ファン化コンテンツの作成
Lステップを活用しためだかクイズでは、登録者の約30%が挑戦しました。

全問正解者にはプレゼントを用意して、楽しみながら関係性を深めるコンテンツになっています。
そのほかにも、店主ご夫婦の人柄や店名の由来など、ストーリー性のある内容をLINEで配信し、ファン化の促進を図りました。

【Lステップ導入後の成果】
アカウント公開から1年で、友だち数は約630人まで増えました。
お客様から「LINEでこの前配信していためだかはありますか」と聞かれる機会が増え、LINEが集客の柱として機能しています。
さらに、Lステップで作成したポイントカードの利用率は約20%となっており、友だちの約2割がリピーター化する状態を実現しました。
LINEを使った集客がうまくいったこともあり、シーズン中の月商は50万円規模を維持。
また、ご夫婦の挨拶動画をLINEで配信したところ、視聴率は約20%を達成するなど、LINEを使った関係性の構築にも成功した事例です。
業務効率化と売上アップを実現した「ペットショップ」
猫専門のペットショップ「ビークラブ猫店」様では、2024年頃からLステップを導入しています。
【Lステップ導入前の課題】
- ・の個別相談が多すぎて、通常業務に影響が出てしまっていた
- 子猫の出産予約を受けても、引き渡しまでに5~6割のキャンセルがあった
- ECサイトの商品数が多く、「何を選べばいいかわからない」という声が多かった
【Lステップで行った施策】
1.無料の飼育相談を有料サービスへ変更
無料で提供していた飼育相談を、「ニャンでも相談室」として有料サービスに切り替えました。
また、リッチメニューには相談窓口を常設し、タップすると相談フォームへ移動できるように設定しています。

【ニャンでも相談室】


フォーム送信後は「Stripe」による決済ができる仕組みを導入しました。
2.診断コンテンツによる導線設計
始めは5~6個あった診断コンテンツの候補から、
- 実現可能か
- 売上につながるか
- 代表の沢辺様がやりたい内容か
を基準に、「サークル診断」と「幸福度診断」の2つに絞り込みました。
【サークル診断】


【幸福度診断】


どちらの診断コンテンツにも、結果表示後に売上につながる導線を設けています。
- サークル診断:結果ページからECサイトの該当商品へ誘導
- 幸福度診断 :診断結果から、必要に応じて「ニャンでも相談室」へ誘導
このように、それぞれの診断結果から次のアクションへスムーズに進めるように工夫しました。
3.子猫の出産予約~引き渡しまでシナリオ配信で熱量を維持
LINEから出産予約フォームへ直接アクセスできる仕組みを作りました。
予約が完了すると、自動でステップ配信が始まるように設定しています。
数ヶ月の待機期間でも熱量を保てるように、子猫を迎えるための準備や心構えといった情報を、段階的に配信しています。
また、沢辺様が運営しているYouTubeの動画も有効的に活用し、お客様に必要な情報が届くようにしました。
【通常配信】

【Lステップ導入後の成果】
これまで手作業だった配信や商品案内などの煩雑な作業が、ほとんどなくなりました。
また、飼育相談の有料化で、本気度の高いお客様だけが申し込むようになり、効率よく売上につながる窓口になっています。
さらに、サークル診断の利用者のうち、約60%がECサイトへ遷移しており、高い水準を達成しています。
加えて、子猫の出産予約の離脱率が減りました。ここは単価の大きい部分であるため、売上アップにつながっています。
このように、不要な作業がなくなったことで、売上につながる業務や新サービス展開に、より力を入れられるようになりました。
来店予約の約90%がLINE経由になった「呉服店」
「きもの乙」様は、神奈川県の伊勢原駅前に店舗を構える呉服店です。
新店舗オープンに合わせて、2024年6月にLステップを導入されました。
【Lステップ導入前の課題】
- 毎月開催される大売出しなどのイベント予約がアナログで管理が煩雑だった
- 見込み顧客をファン化させるための仕組みを作りたかった
【Lステップで行った施策】
1.受付予約・管理の完全自動化
予約受付からリマインド、顧客管理までを、Lステップで完結できるようにしました。


その結果、紙や口頭で対応していた受付業務をLINEで実施できるようになり、効率化を実現しています。
2.集客コストの削減
配信は月2回、「大売出し」と「乙和会」の前に案内を送るスケジュールで運用。

LINEでの案内に切り替えたことで、DMの印刷や発送などの集客作業が不要になりました。
また、ランク分け機能を利用して、顧客の見込み度合がわかるようになりました。
そのため、反応のよい顧客に重点的にアプローチできるようになっています。
3.顧客属性に基づいた配信内容の最適化
「きもの乙」様では、アンケートを実施した結果、導入初期の想定と友だちの実態が違っていることがわかりました。
- 着物初心者が多いと想定していたが、8割が着付けできる人だった
- 登録者の年齢層を50代以上と想定していたが、20代~30代も多かった
そこで、着付け教室だけでなく、5%OFFクーポンも配布するように提案を変更しています。
【導入初期の着付け教室案内】

【修正後の配信内容】


このように、アンケートや流入経路のデータを活用し、顧客ごとに最適な配信内容へ調整しました。
また、登録者の年齢層が高めであることをふまえ、タップ率を高めるために写真を多く、文章を少なくした配信を意識しています。
【Lステップ導入後の成果】
来店予約の約90%、イベント予約の約70%がLINE経由となり、予約受付・管理の大部分の自動化に成功。
その結果、イベント関連の業務フローが大きく効率化されました。
さらに、LINEを使った告知がメインになったことで、DMにかかる費用をほぼカットできました。姉妹店に比べて「1人あたり月120円」のコスト削減を実現しています。
また、わかりやすさを意識した作りが功を奏し、友だちの数約150名に対して、ブロックはわずか2名程度。とても低いブロック率で推移しています。
営業時間外もLINEで気軽にやり取りできるようになり、イベントに関わる業務全般がスムーズになりました。
公開1ヶ月で工数削減と予約数の増加に成功した「呉服店」
愛媛県松山市にある「塩屋呉服店」様は、創業200年以上の歴史を持つ老舗呉服店です。
2024年6月1日からLステップを運用しています。
【Lステップ導入前の課題】
- ご案内を自動化し、LTVを向上させたい
- デジタル化により業務を効率化したい
【Lステップで行った施策】
1.案内・予約導線の集約
塩屋呉服店様では、これまで各種イベントの案内を個別に手動で配信していたため、工数が膨らんでいたようです。
そこで、イベント情報や浴衣キャンペーンなどをLINEのリッチメニューに集約し、友だちが知りたい情報にアクセスしやすい仕組みに改良しました。

また、従来は口頭で行っていた告知も、Lステップによる一斉配信へと移行しています。
さらに、動画リンクなどをタップした人にのみ配信する仕組みも取り入れ、必要な情報を確実に届けられるようにしました。
2.顧客管理業務のデジタル化
以前は手動で行っていたタグ付けや、予約当日までのリマインドをLステップで自動化しました。
また、紙で実施していたアンケートを回答フォームに変更し、取得したお客様の属性情報に応じて、セグメント配信できるようにしています。


3.夏場の売上向上に向けた商品訴求
暑い時期には振袖よりも、浴衣の販売・着付けなどを強く訴求し、10代の若年層が入りやすいエントリー商品として活用しています。

一度浴衣でご利用いただいたお客様が、その後の振袖や他サービスも使いやすくなる設計にしました。
4.友だち追加の導線を設置
HPとInstagramから、「着物診断」「着物カタログ」をフックにした友だち追加の導線を設置しました。

「振袖診断」は、母親が自分の娘さんに合わせて回答できるコンテンツ内容にしています。


さらにシーン別の紹介項目では、実際に来店したお客様の写真を活用し、地元の友だちが自分のことのようにイメージしやすい配信となっています。

【Lステップ導入後の成果】
アカウント公開から1ヶ月で、29名がLINEを通じて来店予約を行いました。
従来の電話やHP・個別のメッセージ対応と比べて、予約対応の工数を大幅に削減しています。
さらに、予約リマインドの自動化により、成人式当日までの個別リマインドが不要になり、スタッフの業務負担軽減につながりました。
また、アンケート回答率は既存客で77.6%、新規客で43%と高水準を達成しました。
取得した情報をそのままセグメント配信に活用することで、興味関心に合った案内が届けられるようになっています。
顧客管理と対応を効率化し作業工数を削減した「ガラス工房」
「ガラス工房Merhaba(メルハバ)」様は、グラスや花瓶、照明など、さまざまなガラス工芸を製造・販売しています。
2022年7月頃からLステップを導入しました。
【Lステップ導入前の課題】
- LINE公式アカウントは使っていたものの、活用しきれていなかった
- オーダー管理がほぼできておらず、リピート客にも連絡先を都度確認していた
- 代表1人が全業務を担っており、顧客管理業務まで手が回らなかった
【Lステップで行った施策】
1.リッチメニューに導線を集約
リッチメニューの上部に「オーダー相談」「作品の修理依頼」ボタンを配置し、メイン業務への導線を明確にしました。

また、「展示会情報」や「インスタグラム」などの最新情報も加えることで、お客様が必要な情報にアクセスしやすくしています。
展示会情報では、詳細なスケジュールを公開しており、出張イベントの告知もLINEでできるようになりました。

2.回答フォームで制作に必要な顧客情報を自動収集
オーダー・修理依頼は、それぞれ回答フォームに入力してもらう仕様に変更しました。

郵送に必要な個人情報をフォームで取得し、Lステップで友だちの情報へ自動で蓄積される仕組みです。


Lステップによって、友だちの名前をLINE名から本名表示へ変更し、管理のしやすさも向上しました。
3.オーダー内容に写真を追加し、工数を削減
オーダー内容を「文章+写真」で送ってもらうフローへ変更し、事前にイメージを共有できるようにしています。

あらかじめイメージを確認した上でお客様とやり取りできるようになり、聞き取り回数の削減に成功しました。
【Lステップ導入後の成果】
顧客情報やオーダー情報が自動で蓄積されるようになり、手作業での情報管理や個別のやり取りの手間が省け、業務効率化につながっています。
代表1人で切り盛りする中で、自分がやらなくてもよい作業をLステップで自動化できたため、制作などのクリエイティブ業務に時間を割けるようになりました。
さらに、イベント情報をLINEで確実に届けられるようになったほか、展示会での案内をきっかけに友だち追加も増加しています。
小売店の成功事例を参考に「Lステップ」を運営しよう
小売店の成功事例を紹介しましたが、課題解決のヒントは得られましたか。
ここで紹介したのは、あくまでほんの一例です。
より網羅的に成功事例を学びたい人は、弊社が無料で提供する、「成功事例に学ぶ LINEの自動化・仕組み化セミナー」へご参加ください。
本セミナーではさまざまな成功事例を交えつつ、LINE公式アカウントとLステップの活用法を学べます。
【Lステップ導入事例】

まとめ
今回は、小売店の成功事例を10個紹介しました。
この記事を参考に、効率的にLINEを活用してみてください。



















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