

- 対面のカウンセリングにつながりにくい
- カウンセリング予約の受付や調整が難しい…
- 保護者からの相談窓口が分かりづらい
このような課題を感じている学校・スクールは多いのではないでしょうか。
とくに、生徒は相談への心理的ハードルが高く、悩みを抱え込みやすい傾向があります。そのような中で、相談の入口として注目されているのが、生活に浸透している連絡ツール・LINEです。
ただし、運用設計が不十分だと、メッセージのやり取りや予約調整が増え、対応の効率化が進みにくくなります。
そこで本記事では、学校・スクールカウンセリングにおけるLINE公式アカウントの活用方法を徹底解説。
あわせて、LINE上でアンケートを行う設計や、カウンセリング予約を自動化する方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
学校・スクールカウンセリングの課題とは?
学校・スクールカウンセリングは重要な支援ですが、相談への抵抗感や運用負担が影響し、十分に機能しにくいケースも見られます。
主に、現場が直面する課題は以下のとおりです。
- 生徒が相談しづらく、悩みを抱え込みやすい
生徒にとって、対面や電話での相談は緊張しやすい行動です。そのため、周囲に助けを求めづらく、こころの不調やいじめのサインが表面化しにくいケースがあります。
- 相談対応が属人化し、教員・カウンセラーの負担が大きい
生徒や保護者からの相談対応が特定の教員・カウンセラーに偏り、負担が増えやすいのが実情です。属人化が進むと、対応品質のばらつきや引き継ぎの難しさにもつながります。
- 電話や対面中心のため、対応できる時間帯や担当者が限られやすい
電話や対面のみのカウンセリングでは、放課後や休日など、相談対応の時間が限られます。結果として、緊急度の高い相談でも初動が遅れやすいのが課題です。
このような状況では、生徒のSOSが表に出にくく、早期対応や解決が難しくなります。相談のきっかけを増やす方法として、今注目されているのがLINEを活用した相談やカウンセリングです。
学校・スクールでLINEカウンセリングを行うメリット
学校・スクールカウンセリングにLINEを取り入れると、相談につながる導線を広げながら、運用面の負担も減らせます。
LINEカウンセリングを導入すると得られる代表的なメリットは、以下のとおりです。
- 生徒や保護者が相談しやすい環境を整えられる
- 24時間・無料相談の予約窓口を用意できる
- 継続的な支援体制を構築しやすい
それぞれのポイントを具体的に解説します。
生徒や保護者が相談しやすい環境を整えられる
学校やスクールでLINEカウンセリングを取り入れると、相談へのハードルを下げやすくなります。
生徒や保護者が日常的に使うSNSで、メッセージの開封率も高いため、やり取りをスムーズに進められるのがメリットです。
弊社の調査では、LINEメッセージの確認割合は「ほぼすべて:59.6%」「80%程度:24.8%」で、8割以上が高頻度で開封することが分かっています。

チャットなら、生徒は自分のペースで落ち着いてやり取りでき、カウンセラーや相談員も状況を整理しやすいでしょう。
本格的なカウンセリングの入り口として、LINE上で匿名の無料相談を用意すれば、生徒の悩みも拾いやすくなります。
24時間・無料相談の予約窓口を用意できる
学校やスクールでLINE公式アカウントを導入すると、24時間いつでもチャットの受信やカウンセリングの予約受付が行えます。
夜間・休日であっても、生徒や保護者が「今なら相談できそう」と感じた時間を逃しにくいのが良い点です。電話対応のように、受付時間を気にする必要もありません。
具体的には、自動応答の活用や外部予約フォームとの連携により、緊急性の高い相談を早めに把握しやすくなります。
つねに予約の窓口があるため、取りこぼしを防ぎつつ、初期対応までのスピードも高められます。
継続的な支援体制を構築しやすい
LINEを使ったカウンセリングは、一度きりの対応で終わらず、継続的な支援につなげやすい点も強みです。
チャット履歴を通じて、相談内容や経過を時系列で追えるため、状況の共有や引き継ぎがスムーズになります。
さらに、定期的なメッセージ配信と個別のやりとりを組み合わせれば、相談後の見守りにも目が届きます。
必要に応じて対面カウンセリングや外部団体・センターとの連携も視野に入り、学校全体の支援体制を整えやすくなるでしょう。
学校・スクールカウンセリングのLINE公式アカウント活用法
学校・スクールカウンセリングでLINE公式アカウントを取り入れると、相談の入口づくりから運用の効率化まで整えられます。
ここでは、以下の5つにわけて活用方法を解説します。
- QRコードの設置で友だち追加を促進
- チャットで気軽に悩み相談に対応
- 自動応答で相談・カウンセリングの案内
- ステップ配信で段階的に悩み相談を後押し
- LINEでカウンセリング予約を24時間受付
導入後に運用が滞らないよう、具体的な設計ポイントもあわせて確認しましょう。
QRコードの設置で友だち追加を促進
校内で悩みの相談導線を広げるには、QRコードの設置場所と接点数を増やす工夫が欠かせません。校内掲示物や配布資料、校内ポータルに同じQRコードを掲載し、目に入る回数を増やしましょう。
案内文には「相談専用LINE」「匿名OK」「受付時間」を明記し、安心感を与える工夫が大切です。

友だち追加後は、あいさつメッセージ※で使い方を説明し、「相談」「予約」「緊急連絡先」のアクセス方法も記載すると迷いません。※友だち追加後に自動で送信されるメッセージ

LINEにつながった後の導線を短くすると、相談・カウンセリングへ進みやすくなります。
チャットで気軽に悩み相談に対応
電話や対面で行うカウンセリングに、抵抗を感じる生徒は少なくありません。
一方、LINE公式アカウントのチャット※を活用した相談なら、緊張や不安を和らげながら、自分のペースで気持ちを言葉にしやすい点が魅力です。※友だちと1:1でメッセージのやりとりができる機能

匿名でやりとりできる導線も設計しやすく、相談の第一歩を後押しします。
また、チャットでのコミュニケーションを通じて感情の整理や言語化が進み、状況把握にも役立つはずです。
まずはチャットで初期のヒアリングを行い、必要に応じて対面カウンセリングへつなぐ流れを用意すると、無理のない支援につながります。
自動応答で相談・カウンセリングの案内
初めて相談する生徒や保護者にとって、受付時間や相談の流れが分からないと、なかなか次の行動に進めません。
LINE公式アカウントでは、自動応答メッセージ※を使って「まず何をすればよいか」を最初に示せます。※メッセージを受信した時に自動で送信する機能
たとえば、「相談」「カウンセリング」などの“キーワード”をあらかじめ設定しておけば、受信をきっかけに自動で案内を返せます。

返信の目安を先に伝えておくと、生徒や保護者は「いつ返事がくるのだろう…?」といった不安を抱えにくいでしょう。
さらに、すべてのメッセージに対して自動返信する“一律応答”の設定も可能です。初回の説明に自動応答を活用すれば、カウンセラー側も説明の工数を減らせます。
ステップ配信で段階的に悩み相談を後押し
学校側から情報や声かけを段階的に届けると、「話してもいいかも」と生徒が思えるタイミングが生まれやすいです。
LINE公式アカウントのステップ配信※を使えば、無理のないアプローチで距離を少しずつ縮められます。※事前に作成した複数メッセージをスケジュール通りに自動配信する機能
たとえば友だち追加後は、次のように配信すると自然です。
- 1日後 16:00:あいさつ+「今すぐ話さなくてOK」
- 3日後 16:00:悩み例の提示+短文返信OK
- 7日後 16:00:一言促し+必要なら予約案内
【1日後】

【3日後】

【7日後】

段階を踏んで届けると、相談の“きっかけ”を増やしつつ、初期対応から継続的な支援へつなげられます。
LINEでカウンセリング予約を24時間受付
LINE公式アカウントにカウンセリングの予約導線を用意すると、生徒や保護者が「直接会って相談したい」と思い立ったタイミングで手続きを進められます。
夜間や早朝でも受付できるため、時間に縛られにくく、予約の取りこぼしも抑えやすいでしょう。
運用では、リッチメニュー※に外部の予約フォームを連携し、「予約する」ボタンからすぐ入力できる導線を整えます。※画面下部に表示される固定メニュー

フォームには希望日時に加えて、連絡先や相談の概要を入れると、予約当日の初期対応がスムーズです。
さらに、LINEの機能を拡張できるツールを使えば、LINE上で一貫して予約管理が行えます。受付からリマインドまで一連の流れを整理でき、カウンセラーの対応負担の軽減にもつながります。
LINEでスクールカウンセリングを行う際の注意点
LINEを相談チャネルとして用意すれば、生徒が声をあげやすい環境が用意できます。ただし、運用設計が甘いと現場の負担が増える場合もあります。
導入前に、つまずきやすいポイントをチェックしておきましょう。
- 生徒や保護者の情報の取得・整理が難しい
チャット履歴は残りますが、LINE公式アカウント単体では学年や相談内容といったデータの自動取得や整理が難しいのが課題です。情報が散らばると、引き継ぎや状況確認に手間がかかります。
- 相談内容に合わせた配信やフォローを設計しづらい
悩みの種類や緊急度に応じて、生徒や保護者への案内や声かけを変える必要があります。全員を対象としたステップ配信が中心だと、ミスマッチが起きやすく、フォローも難しいのが実情です。
- 予約管理・リマインドを一元化できない
LINE公式アカウントには、「LINEで予約」はありますが、飲食店に限定したサービスのため、カウンセリングには利用できません。予約の受付が外部フォーム、連絡がLINEに分かれると管理が煩雑になり、確認漏れやリマインド忘れが起きやすくなります。
これらの注意点を踏まえると、情報取得・配信設計・予約管理をセットで考える視点が重要です。LINE公式アカウントの機能を拡張できるツール「Lステップ」を使えば、データの取得や配信・予約を自動化し、一元管理が可能になります。
Lステップで学校のLINEカウンセリングを仕組み化
Lステップは、LINE公式アカウント専用のMA(マーケティングオートメーション)ツールです。
LINE上での情報の自動取得や活用、カウンセリングの予約の仕組み化ができるため、運用の手間を抑えつつ、相談の流れを整えられます。
無料プランから始められるので、導入しやすい点も魅力です。
学校・スクールにおすすめのLステップ活用方法は、以下のとおりです。
- アンケートや診断で悩みを可視化
- 生徒・保護者で案内メニューを変更
- 配信を最適化・段階的に悩み相談を後押し
- LINEカウンセリングの予約・リマインドを自動化
順に詳しく解説します。
アンケートや診断で悩みを可視化
相談前にアンケートや診断を行うと、悩みの種類や緊急度が可視化でき、配信設計の軸が定まりやすいです。
Lステップの回答フォーム※なら、デザインや質問項目、回答形式まで自由に組み立てられます。※アンケートや申し込みフォームなどを作成できる機能
【アンケート】

【診断コンテンツ】


回答内容はタグ付け※しておくと、後から配信や管理に活かせます。
※友だちを分類するためのラベル
「株式会社ファミリータイズ」様の事例では、以下の3つの診断コンテンツを用意し、リッチメニューからアクセスできるように設定しています。
- 親タイプ診断
- 子育てお疲れ度チェック
- 子ども伸び代診断

アンケートや診断で悩みに関する情報を自動で取得しておけば、相談対応の優先度やフォロー方針も決めやすいでしょう。
生徒・保護者で案内メニューを変更
生徒と保護者では、知りたい情報や相談・カウンセリングの進め方が異なるため、同じメニューを見せ続けると迷いが生まれやすくなります。
LINE公式アカウントでは、全員へ同じメニューが表示されますが、Lステップのリッチメニューなら、友だちごとに画面の切り替えが可能です。
たとえば、回答フォームで生徒/保護者を選択してもらえば、その情報をもとにリッチメニューの表示を変えられます。
- 生徒向け :相談/相談の流れ/予約/緊急連絡先
- 保護者向け:相談・連絡/予約/カウンセリング案内/よくある質問
【生徒向け】

【保護者向け】

このように、生徒と保護者で案内を変えれば、必要な情報に迷わずたどり着け、相談や予約までの流れもスムーズになります。
配信を最適化・段階的に悩み相談を後押し
友だち追加をしても、なかなか悩みを打ち明ける決心がつかない生徒もいるでしょう。
そのような生徒の背中を押すのに役立つのが、Lステップのシナリオ配信(ステップ配信)です。※複数メッセージを自由なタイミングでスケジュール通りに配信できる機能
たとえば以下の事例では、5日間にわけて、不登校の改善に向けた情報を配信しました。
【株式会社ファミリータイズ様】

メッセージの最後に関連動画を添え、理解を深める導線も用意しています。
さらにLステップでは、シナリオ配信とセグメント配信※を組み合わせ、友だちごとに内容を最適化できます。※友だちの属性や行動データをもとに、配信を絞り込む機能
具体的には、次のような条件でシナリオの内容調整が可能です。
- 生徒向け/保護者向けで配信テーマを切り替える
- 悩みの種類(友だち・勉強など)に合わせて案内や声かけを変える
- 緊急度が高い層には、予約や緊急連絡先の導線を早めに提示する
配信内容には、カウンセリングの案内に加えて、気持ちの整理に役立つ短い動画やセルフケアの資料を添付するのもひとつの手です。
「まずは読んでみよう」「よければ返信してみて」と段階を踏むと、相談のきっかけが生まれやすくなるでしょう。
LINEカウンセリングの予約・リマインドを自動化
カウンセリング運用で負担が増えやすいのが、予約調整とリマインド対応です。
Lステップのカレンダー予約を活用すると、LINE上で空き枠の提示から予約確定・変更・キャンセル・リマインドまでの流れを仕組み化できます。

変更やキャンセルも画面の案内に沿って進められるため、担当者側の対応も軽減しやすいです。
さらに、前日や当日にリマインドを設定すると、予約忘れや直前キャンセルの防止にもつながります。
Lステップでカウンセリングの予約管理を行えば、業務負担を減らしながら、相談機会を取りこぼさない運用に近づけられるでしょう。
まとめ
学校・スクールでLINE公式アカウントを使えば、相談のきっかけを広げながら、案内や予約対応の負担も軽くできます。
さらにLステップを組み合わせると、アンケートや診断による情報取得・メニューや配信の最適化・カウンセリングの予約まで、LINE上で一元管理が可能です。
生徒や保護者が相談しやすい導線を整えつつ、現場の体制に合う形でLINEをうまく活用していきましょう。








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