Lステップの活用を考えている人から「LINE公式アカウントとの違いが分からない」という声をいただきます。
このような疑問を抱えていませんか?
この記事では、LステップとLINE公式アカウントの違いやLステップを使うメリットについて解説します。
目次
LINE公式アカウントとは?
LINE公式アカウントとは、個人事業主さんや企業、店舗がビジネスに活用するアカウントです。
個別のやりとりだけでなく、お買い得な案内や新商品の情報を、登録している複数のお客様(友だち)に効率的に配信することができます。
主な機能は以下の通りです。
- メッセージ配信:友だちに対してメッセージを配信できる
- チャット:友だちになってくれた人と個別チャットできる
- クーポン:クーポンの作成・配信ができる
- ショップカード:店舗独自のスタンプカードを作成できる
今の時代、企業や店舗が売上を伸ばすための必須のツールであり、活用する場も増えています。
Lステップとは?
Lステップとは、LINE公式アカウントと紐付けて使うことで、機能を追加できるツールです。
LINE公式アカウントを使ったビジネスを、さまざまな機能で加速させます。
- 自動で配信できるシナリオ、リマインダ配信
- 細かい条件分けで配信できるセグメント配信
- 特定のグループが作成できるタグ機能
- 個人単位で計測・管理ができるスコアリング機能
などマーケティングを行う上で欠かせない機能が備わっています。
特に、「YouTubeを見て友だち追加してくれた人」「A商品を購入してくれた人」など、条件を細かく絞ったセグメント配信も可能で、余計な配信を減らすことで配信コストの削減も期待できます。
LINE公式アカウントとLステップ、両方の契約が必要となりますが、配信数を削減しながら見込み度の高いお客様にアプローチ可能。LINE公式アカウント単体よりも売り上げアップが期待できます。
LINE公式アカウントとLステップの違い
LINE公式アカウントとLステップの違いについて詳しく解説していきます。
Lステップは、LINE公式アカウントの機能を拡張したツールです。
LINE公式アカウントのユーザーの属性や行動を詳しく分析でき、メールマーケティングを行う上で欠かせない機能が備わっています。
そこで、Lステップにはどんな機能があるのか詳しく解説します。
シナリオ(ステップ)配信
Lステップでは、属性を絞ったステップ配信ができます。
LINE公式アカウントでも、2021年からステップ配信が始まりましたが、配信時間は最短でも1日間隔、配信時間は最短1時間の範囲でしか設定できません。
またスタンプ購入履歴や行動履歴で「たぶん男性だろう」「20代の可能性が高い」など、みなし属性でしか分類できず、マーケティングには心もとない部分があります。
しかしLステップでは条件分岐が自由にでき、登録名から性別、年齢、地域の他にも細かく分岐させることができます。
例えば1日目の配信で「副業に興味ありますか?」と配信し「興味がある」と回答した人だけに、2日目以降のステップ配信を流す、といったことも可能です。
また「ステップ配信の2時間後に再度配信」「6日目の19時」といった細かい配信もできます。
さらに、3日目の配信を読んだ人に対して「3日目の配信を読んだ」というタグをつけ、タグがついている人だけに配信できるなど、自由度が高い配信がメリットです。
これにより、より反応率を上げることができ、配信コストの軽減に役立ちます。
細かなセグメント配信
Lステップでは、LINE公式アカウントより細かいリスト分けと絞り込み配信ができます。LINE公式アカウントでは、性別や年代、居住地(都道府県まで)のみなし属性までしか絞れません。
しかしLステップでは、設定した流入元に合わせて「Twitterから登録してステップ4まで見た男性」「Instagramから登録して副業に興味のある女性」といったように、顧客を細かいセグメントに分けることができます。
このセグメント機能を活用すれば、興味のある人にだけ配信ができるため、大幅なコストダウンが見込めます。
また、Lステップでは一斉配信やセグメント配信した友だちの一覧を確認することが可能です。
※2022年9月29日以降の配信が対象です。
LINE公式アカウントでは、一斉配信やセグメント配信をした時に、誰にどのメッセージを配信したかは分かりません。
一方Lステップでは、誰にどのメッセージを配信したかが一覧で確認でき、その一覧の友だちに対してタグ付け等をすることができます。
ユーザー管理
Lステップでは、ユーザーを細かく管理できます。LINE公式アカウントでは、性別や年代、居住地のみなし属性までで、誰が友だち追加してくれたかは分かりません。
これを複数人で管理するとなると、どんな友だちがいるのか、友だちの対応状況はどうなっているのか、何を見て友だち追加してくれたのかなどが分かりません。
一方、Lステップでは以下のように細かく分類できます。
- マガジン購読状況
- 対応ステータス
- 年齢
- 性別
- 住所
- 電話番号
- アドレス
- チャット履歴
- イベント参加状況
- 商品の購入履歴
- お問い合わせ情報
これもほんの一例ですが、このようにユーザーの属性を細かく分類でき、対応マークを付けたり、タグを付けたり、メモ機能で引き継ぎができたりするため、複数人での顧客管理がしやすくなるのです。
友だち登録者数が増えると複数人での管理が必要です。Lステップだとユーザーの情報や対応・メッセージ状況を細かく管理できるため、対応ミスや引き継ぎミスが減ります。
回答フォーム
回答フォームとは、アンケートや申し込みフォームなどを作成する機能です。
このような回答フォームを作成すれば、シナリオ配信の反応率アップにつながります。
例えば、
- 「自宅でエステ」を選んだ人には「エステ商品シナリオ」に変更
- 「自宅で筋トレ」を選んだ人には「筋トレサプリのシナリオ」に変更
これらの作業を自動的に行ってくれるのがLステップの魅力です。
その他にも、タグ付けやリッチメニューの変更、メッセージ配信なども設定できます。
リッチメニュー
リッチメニューとは、トークルームの下部に表示される固定メニューです。
友だちのボタン操作により表示させたり非表示にしたりできるメニューで、画像をタップするとサイトへの誘導や指定したメッセージの送信ができます。上手く活用すれば、売上アップや集客につながる大切な機能です。
LINE公式アカウントでは、リッチメニューを設定できます。しかし、レイアウトが固定されており、自由に組み替えることはできません。
しかしLステップなら、レイアウトを自由に組み立てることができます。
また以下の画像のように、「ホーム」と「物件検索」とタブ分けして表示できるのもメリットです。
領域設定(タップした時の反応する箇所)が最大20個まで指定できたり、友だち毎に出し分けしたりと、自由度が高いリッチメニューを作成できます。
予約管理機能
Lステップには、予約管理機能が備わっています。LINE公式アカウントでもチャットで予約対応できますが、一人ひとりに対応していると手間がかかります。
メッセージが増えるほど時間がかかり、予約の変更やキャンセルの対応を考えると、人件費のコストはバカになりません。お客様にとっては便利ですが、LINEを運用する側としては、時間とお金を消耗してしまいます。
しかしLステップの予約管理機能なら、それらを全て解決できます。予約管理機能を使えば、LINE上で予約できるだけでなく、変更やキャンセルも全て自動で対応してくれます。
また予約の前日や数日前に、自動でメッセージを送る機能もあります。
など予約に合わせてメッセージが送れ、予約忘れやキャンセルの予防にもつながります。
オペレーター機能
オペレーター機能とは、1対1の「個別トーク」の管理画面を発行できる機能です。オペレーターとして採用された人が、管理画面にログインし、権限で許可された範囲の友だちとメッセージをやり取りできます。
閲覧・編集範囲の制限がかけられるため、オペレーターのアルバイトを採用して、特定の範囲だけ対応してもらえます。企業の情報を守りつつ、コストを抑えた運用ができるのがメリットです。
Lステップを使うメリット
Lステップを使うメリットを紹介します。
メルマガよりも到達率が高い
LINEはメルマガよりも到達率が高いのがメリットです。メルマガの到達率が10〜30%なのに対し、 LINEならブロックされているアカウントを除くとほぼ100%到達します。
またメルマガは開封率も3〜10%と低く、ほとんどゴミ箱に入れられます。
しかしLINEのメッセージの開封率は約60%。1000件のメッセージを送信したら、600件は開封してくれる計算です。
そのため、企業は LINE公式アカウントの活用がおすすめです。
その上で、さらに開封率を高めたいならLステップを導入しましょう。
Lステップなら、友だちの属性に合わせてシナリオ配信やセグメント配信ができるため、LINE公式アカウントより開封率の高いメッセージも作れます。
ブロック率を減らし、クリック率や成約率を自動で高めてくれるのもポイントです。
コスト削減につながる
Lステップを導入すると大幅なコスト削減につながります。
Lステップには月額5,000円〜の費用がかかります。LINE公式アカウントを契約しないとLステップは使えないため、「余計に費用がかかってしまう」という声もあります。
しかしLステップは、友だちの属性を絞ってメッセージを配信できるメリットがあります。LINE公式アカウントでは、みなし属性でしか友だちを絞れないため、より多くのメッセージが必要となり、配信コストを圧迫します。
一方Lステップなら、LINE公式アカウントで1,000件の配信が必要な場面でも、属性を絞って100人への配信で、配信数を抑えることができます。
そのため、LINE公式アカウントだけで配信を行うより、Lステップと合わせて使う方がコスト削減につながる場合があります。友だちの人数が多いアカウントならなおさらです。
また、LINE公式アカウントでは友だち登録後に、友だちから何かしらのメッセージやスタンプなどの反応がなければ個別でのメッセージ配信はできません。
一方Lステップなら、友だち登録後に友だちからの反応がなくても、個別でのメッセージ配信が可能です。
LINE公式アカウント運用では登録者の約10%が登録後に無反応のために、何もメッセージができないリスト登録者となると言われていますが、Lステップではそれを防ぐことができます。
LINE公式アカウントの友だち登録で1人当たり2,000円で獲得していた場合、1人につき10%の200円を更に捨てていることになるので、実質の友だち登録1人当たりの獲得費用が高くなります。
Lステップを使用することでこの10%へセールスアプローチができ、売上は今よりも10%上回りますので、損失を無くし利益をもたらします。
コストを削減したい方は、Lステップの活用がおすすめです。
ユーザーの行動が分かる
Lステップはユーザーの行動を可視化できます。友だちがどの動画を見たか、どのメッセージに反応したか、どのイベントに申し込みしたか、など細かく分析できるのがポイントです。
また友だち毎に「動画を見た人」「イベントに参加した人」とタグ付けやグループ分けができ、より開封率の高い配信を作成できます。
充実したサポート体制
Lステップの活用方法を解説してきましたが、「使いこなせるのか不安」「操作が難しそう」という声もあります。
そこでLステップでは、充実したサポート体制を整えています。
- LINE公式アカウント説明会
- Lステップ説明会
- 無料個別相談
- スポットコンサル
- 無料活用セミナー
- チャットでの相談
その他、Lステップ公式TwitterやYouTube活用チャンネルもあります。
このように、Lステップだけでなく、LINE公式アカウントの使い方から丁寧に説明いたします。またLステップ導入後も、担当スタッフと1対1で相談できるスポットコンサルなど、サポート体制が充実しています。
LINE公式アカウントで十分な人の特徴3つ
LINE公式アカウントで十分な人の特徴を紹介します。
一斉配信だけで済む人
友だちを分けなくてもいい人や、情報を届けたいだけの人はLINE公式アカウントで十分です。
一斉配信で情報を送る場合は、友だちの属性や配信数を気にする必要はありません。
例えば、回転の早い飲食店なら「今月の新メニューです」「10月のクーポンはこちら」といった案内だけで済みます。このように、新規客とリピート客を分けなくてもいい人は、LINE公式アカウントで事足ります。
またLINE公式アカウントでは、友だちの年代や性別、居住地といった「みなし属性」を判別できます。「男性だけに配信」「30代女性にクーポン配布」といった応用も可能です。
ただし「URLをクリックした人に自動でタグ付けして顧客管理」「無料会員と有料会員で配信を分ける」などの細かい配信は、LINE公式アカウントにはできません。
みなし属性をさらに細分化して配信したい人は、Lステップの活用をおすすめします。
友だち・配信数が少ない
友だちや配信数が少ない場合は、LINE公式アカウントで十分です。
LINE公式アカウントのコミュニケーションプランは、200通までメッセージが無料です。そのままコストゼロで運用したい人は、Lステップの導入は必要ありません。
今後、友だちの数や配信数が増えてきた時にLステップをご検討ください。
クーポンやポイントカードの利用のみ
クーポンやポイントカードなど、シンプルな配信ならLINE公式アカウントで対応できます。特にポイントカードは配信数を消費しないため、友だち数が多くても配信コストを圧迫しません。
ただし友だちが何ポイント貯まっているか知りたい場合は、Lステップでポイント管理することで来店回数などの把握が可能です。
ポイント数が分かれば、ポイントに応じて会員ランクをつけたり、来店を促すメッセージを送ったりできます。
そのため、友だちのポイント数を活用して販促につなげたい人は、Lステップの活用がおすすめです。
Lステップの導入がおすすめな人の特徴3つ
次に、Lステップの導入がおすすめな人の特徴を解説します。
自動化して運用コストを減らしたい
Lステップを導入すれば、LINE公式アカウントの運用コストが減らせます。
例えば、予約管理機能を使うと、自動で友だちの予約を管理してくれるため、わざわざメッセージや電話で対応する必要もありません。またオペレーター機能を活用すれば、アルバイトを雇って個別トークの対応もできます。
金銭的なコストだけでなく、スタッフの負担も軽減されるのがメリットです。自動化したい経営者の方は、導入を検討してみてください。
配信コストを減らしたい
Lステップは、配信コストを減らしたい人におすすめです。
LINE公式アカウントでは、メッセージの配信数によってプランが分かれています。
- 1ヶ月の配信数が200通以内 月額無料
- 1ヶ月の配信数が5,000通以内 月額5,000円(税別)
- 1ヶ月の配信数が30,000通以内 月額15,000円(税別)
配信数が少なければ、低コストで運用できますが、友だち数が増えれば増えるほど配信コストがかかる仕組みです。
一方Lステップを活用すれば、友だちの属性を絞った配信ができます。
多くの友だち登録があっても、アクティブな友だちは10%〜20%です。 それを直近1ヵ月で反応があった人にだけ絞り込んでメッセージを送れば無駄な配信が減らせて、反応を落とさずに大幅なコストダウンが見込めます。
友だちを細かく分析したい
会社にとって顧客分析は必要不可欠です。
Lステップには、メッセージ内で送ったURLのクリック数を計測できるクリック計測やHP・ブログへのアクセス遷移数、商品購入率、サイト滞在時間、動画視聴時間などを細かく分析できるクロス分析など、マーケティングに必要な機能が備わっています。
そのデータを元にステップ配信を組めば、開封率も上がり売上アップを期待できます。自社の商品やサービスを効率的に宣伝したいなら、Lステップの活用がおすすめです。
Lステップを導入して、LINEをビジネスにフル活用しよう
Lステップは、ただのLINE配信ツールではありません。
CRM(顧客管理システム)でもあり、MA(マーケティングオートメーション)ツールでもあるので、導入すると配信が楽に、便利になるだけでなく、顧客管理や業務の一部自動化もLステップで実現できるわけです。
LINEをビジネスにフル活用したい方は、Lステップを導入しましょう。
まとめ
今回は、LステップとLINE公式アカウントの違いについて解説してきました。特に運用コストを下げたい人は、Lステップの活用がおすすめです。
導入に悩まれる方は、Lステップ認定サポーターと1対1で会話ができる「無料個別相談」を活用ください。具体的なアドバイスをさせていただきます。